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公開番号
2025028792
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-04
出願番号
2023133716
出願日
2023-08-19
発明の名称
トンネルインバートの排水管の設置方法
出願人
岐阜工業株式会社
代理人
個人
主分類
E21D
11/10 20060101AFI20250225BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約
【課題】充填剤の供給や排出、支持材の設置等の手間を要さず、重量物のハンドリングの必要もないトンネルインバートの排水管の設置方法を提供する。
【解決手段】トンネル内の既設のインバートコンクリートY1内に埋設された排水管1の開口11内に一定長のガイドパイプ2の他端24を挿入し、当該ガイドパイプ2の一端22から必要数の新たな一定長の管体12を当該ガイドパイプ2の外周へ嵌装して既設の排水管1に連結し、ガイドパイプ2の一端22を、着脱可能な保持装置3によって保持し位置決めした状態で、管体12の周囲に新たなインバートコンクリートY2を打設する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
トンネル内の既設のインバートコンクリート内に埋設された排水管の開口内に一定長のガイド棒の他端を挿入し、当該ガイド棒の一端から必要数の新たな一定長の管体を当該ガイド棒の外周へ嵌装して既設の排水管に連結し、前記ガイド棒の他端を、着脱可能な保持手段によって保持し位置決めした状態で、前記管体の周囲に新たなインバートコンクリートを打設するトンネルインバートの排水管の設置方法。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
前記ガイド棒として、前記既設の排水管の内径よりやや小さい外径のガイドパイプを使用した請求項1に記載のトンネルインバートの排水管の設置方法。
【請求項3】
前記保持手段は、前記ガイド棒の他端外周を挿入する保持空間を備える保持台車を有し、当該保持台車を正逆移動させることで、前記ガイド棒の一端を前記保持空間内に相対的に進入ないしこれから退出させる請求項1又は2に記載のトンネルインバートの排水管の設置方法。
【請求項4】
前記保持台車上に所定重量のウエイトを載設した請求項3に記載のトンネルインバートの排水管の設置方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はトンネルインバートの排水管の設置方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
トンネルインバートの中央にトンネル長手方向へ延びる排水管を設置することがある。この場合、下方へ円弧状に掘り下げたコンクリート打設空間内へのインバートコンクリートの打設に先立ち、コンクリート内に埋設される排水管を予め敷設しておくが、打設されるコンクリートに比して、樹脂管等を使用する排水管の比重は非常に小さいためにコンクリート打設時に排水管が浮いてしまうという問題がある。
【0003】
そこで排水管の浮き上がりを防止するために従来はアンカー等が使用されているが、例えば特許文献1では、ゴムチューブ等の先端閉鎖の長尺袋体を、棒材等を使用して排水管内へ挿入し、当該袋体の基端開口からホースを差し入れて水等の比重の大きい充填剤を袋体内に充填して浮上防止体とし、コンクリート打設時の排水管の浮き上がりを防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6932283号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記の排水管設置方法では、排水管内へ挿入した袋体への充填剤の供給や排出に手間取る上に、排水管の高さ調整のための支持材の設置にも手間を要するという問題がある。なお、浮上防止体として十分な重量のある鋼管等の使用も提案されているが、この場合は重量物のハンドリングに難渋するという問題が生じる。
【0006】
そこで、本発明はこのような課題を解決するもので、充填剤の供給や排出、支持材の設置等の手間を要さず、重量物のハンドリングの必要もないトンネルインバートの排水管の設置方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本第1発明では、トンネル内の既設のインバートコンクリート(Y1)内に埋設された排水管(1)の開口(11)内に一定長のガイド棒(2)の他端(24)を挿入し、当該ガイド棒(2)の一端(22)から必要数の新たな一定長の管体(12)を当該ガイド棒(2)の外周へ嵌装して既設の排水管(1)に連結し、前記ガイド棒(2)の一端(22)を、着脱可能な保持手段(3)によって保持し位置決めした状態で、前記管体(12)の周囲に新たなインバートコンクリート(Y2)を打設する。
【0008】
本第1発明において、インバートコンクリートを打設すると、管体には大きな浮力が作用するが、管体はガイド棒に嵌装されて位置決めされており、かつガイドパイプは一端が保持手段によって位置決めされ、他端は既設の排水管内に挿入されて位置決めされているから、管体は打設されたインバートコンクリートの浮力に十分対抗して確実に位置決めされる。本第1発明では従来のような充填剤の供給や排出、支持材の設置等の手間を必要とせず、しかもガイド棒自体を必要以上に重くする必要が無いから、重量物のハンドリングをする必要もない。
【0009】
本第2発明では、前記ガイド棒として、前記既設の排水管(1)の内径よりやや小さい外径のガイドパイプ(2)を使用する。
【0010】
本第2発明では、必要径のガイド棒を軽量に実現できる。
(【0011】以降は省略されています)
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