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公開番号
2025007786
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023109409
出願日
2023-07-03
発明の名称
セグメント継手及びセグメント継手のセグメント埋設構造
出願人
戸田建設株式会社
,
日本ヒューム株式会社
代理人
あいわ弁理士法人
主分類
E21D
11/04 20060101AFI20250109BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約
【課題】構造が簡単で加工しやすく、セグメントに強固に定着され、セグメントの接合強度が高まるセグメント継手を提供すること。
【解決手段】他のセグメント継手に連結させる連結部と、セグメント2に埋設されるアンカー部44,54と、板状体と、を備えるセグメント継手3であって、板状体は、板状体の連結部の反対側が板状体の延伸方向に沿う軸を中心に回転されて形成されるねじり部440,540と、ねじり部440,540に設けられ補強筋を貫通させることが可能な貫通孔441,541と、を備え、ねじり部440,540はアンカー部44,54である。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
他のセグメント継手に連結させる連結部と、セグメントに埋設されるアンカー部と、板状体と、を備えるセグメント継手であって、
前記板状体は、前記板状体の前記連結部の反対側が前記板状体の延伸方向に沿う軸を中心に回転されて形成されるねじり部と、
前記ねじり部に設けられ補強筋を貫通させることが可能な貫通孔と、を備え、
前記ねじり部は前記アンカー部である
ことを特徴とするセグメント継手。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記ねじり部は、前記板状体の前記連結部側の反対側が前記板状体の延伸方向に沿う軸を中心に90度回転されて形成される
ことを特徴とする請求項1に記載のセグメント継手。
【請求項3】
前記板状体の前記連結部の反対側が前記板状体の延伸方向に沿って複数の細片に分割され、前記複数の細片が前記ねじり部と前記貫通孔と、を備えている
ことを特徴とする請求項1に記載のセグメント継手。
【請求項4】
前記ねじり部は、前記板状体の前記連結部側の反対側が前記板状体の延伸方向に沿う軸を中心に90度回転されて形成される
ことを特徴とする請求項3に記載のセグメント継手。
【請求項5】
前記複数の細片の前記ねじり部は、同じ角度で回転されて形成されていることを特徴とする請求項3に記載のセグメント継手。
【請求項6】
前記複数の細片の前記ねじり部は、異なる角度で回転されて形成されていることを特徴とする請求項3に記載のセグメント継手。
【請求項7】
他のセグメント継手に連結させる連結部と、セグメントに埋設されるアンカー部と、板状体と、を備えるセグメント継手のセグメント埋設構造であって、
前記板状体は、前記板状体の前記連結部の反対側が前記板状体の延伸方向に沿う軸を中心に回転されて形成されるねじり部と、
前記ねじり部に設けられ補強筋を貫通させることが可能な貫通孔と、を備え、
前記ねじり部の回転されない部分は、前記セグメントの周面に沿って設けられるとともに、前記ねじり部のもっとも回転される部分は、前記セグメントの周面に沿う方向に交差する方向に沿って設けられており、
前記貫通孔には、前記補強筋が貫通されて配置されている
ことを特徴とするセグメント継手のセグメント埋設構造。
【請求項8】
前記ねじり部のもっとも回転される部分は、前記セグメントの周面に沿う方向に直交する方向に沿って設けられており、
前記貫通孔には、前記補強筋が前記セグメントの周面に沿う方向に貫通されて配置されている
ことを特徴とする請求項7に記載のセグメント継手のセグメント埋設構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シールドトンネルの施工において、セグメント同士を連結するのに好適なセグメント継手に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
セグメントの継手構造として、接合すべき両セグメントにおいて、一方のセグメントの接合面に固定されたウェブ部に楔部を設けるとともに、この楔部をセグメントに備わる凹部に露出させた継手と、他方のセグメントの接合面から突出するウェブ部に楔部を設けた継手とから構成され、セグメント接合面から突出している楔部を凹部に露出している楔部に噛合して継手同士を結合することにより、各セグメントにおけるセグメント間の接合を行う継手構造が知られている(特許文献1)。
【0003】
特許文献1に記載の継手構造は、継手をセグメントから引き抜こうとする力に対向するために、ウェブのセグメント埋設部分に貫通孔を形成し、この貫通孔に充填されたコンクリートによってせん断抵抗を発揮し、貫通孔を貫くよう鉄筋を配置してせん断抵抗をさらに大きくしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-104278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に記載のようなセグメントの継手構造は、継手のウェブがセグメントの周面に沿う方向と略平行な平板状なので、ウェブに形成された貫通孔に通す鉄筋を直線状に延長させようとすると、セグメントの厚さ方向に延びることになり、鉄筋の長さをセグメントの厚さ以上にすることはできない。
一方、直線状の鉄筋をセグメントの周面に沿う方向に配置しようとすると、継手の平板状のウェブに鉄筋を設けるため突起などの別の部材を設ける必要があり構造が複雑になり、加工手間やコストがかかる。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、構造が簡単で加工しやすく、セグメントに強固に定着されて高い引き抜き抵抗が得られ、セグメントの接合強度が高まるセグメント継手及びセグメント継手のセグメント埋設構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願請求項1に係る発明は、他のセグメント継手に連結させる連結部と、セグメントに埋設されるアンカー部と、板状体と、を備えるセグメント継手であって、前記板状体は、前記板状体の前記連結部の反対側が前記板状体の延伸方向に沿う軸を中心に回転されて形成されるねじり部と、前記ねじり部に設けられ補強筋を貫通させることが可能な貫通孔と、を備え、前記ねじり部は前記アンカー部であることを特徴とするセグメント継手である。
【0008】
本願請求項2に係る発明は、前記ねじり部は、前記板状体の前記連結部側の反対側が前記板状体の延伸方向に沿う軸を中心に90度回転されて形成されることを特徴とする請求項1に記載のセグメント継手である。
【0009】
本願請求項3に係る発明は、前記板状体の前記連結部の反対側が前記板状体の延伸方向に沿って複数の細片に分割され、前記複数の細片が前記ねじり部と前記貫通孔と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載のセグメント継手である。
【0010】
本願請求項4に係る発明は、前記ねじり部は、前記板状体の前記連結部側の反対側が前記板状体の延伸方向に沿う軸を中心に90度回転されて形成されることを特徴とする請求項3に記載のセグメント継手である。
(【0011】以降は省略されています)
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