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公開番号
2024126624
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023035132
出願日
2023-03-08
発明の名称
水噴霧設備
出願人
能美防災株式会社
代理人
個人
主分類
E21F
5/00 20060101AFI20240912BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約
【課題】冷却効果を効率的に向上させた水噴霧設備を提供する。
【解決手段】本発明に係る水噴霧設備1は、火災時に水が供給される水噴霧用配管8と、水噴霧用配管8に設けられた複数の水噴霧ノズル5とを備え、火災が生じた際に防護対象領域に水を噴霧するものであって、水噴霧ノズル5の近傍に配設された複数のミスト噴霧ノズル9と、ミスト噴霧ノズル9に、水噴霧ノズル5へ供給する水よりも高圧の水を供給するミスト噴霧用配管11とを備え、水噴霧ノズル5からの水噴霧と同時期に、ミスト噴霧ノズル9からミストを噴霧可能に構成されていることを特徴とするものである。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
火災時に水が供給される水噴霧用配管と、該水噴霧用配管に設けられた複数の水噴霧ノズルとを備え、火災が生じた際に防護対象領域に水を噴霧する水噴霧設備であって、
該水噴霧ノズルの近傍に配設された複数のミスト噴霧ノズルと、
該ミスト噴霧ノズルに、前記水噴霧ノズルへ供給する水よりも高圧の水を供給するミスト噴霧用配管とを備え、
前記水噴霧ノズルからの水噴霧と同時期に、前記ミスト噴霧ノズルからミストを噴霧可能に構成されていることを特徴とする水噴霧設備。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
軸方向に区画分けされたトンネルの各区画に、
トンネル軸方向に延在するように設けられた水噴霧用配管と、該水噴霧用配管に設けられた複数の水噴霧ノズルとを備え、
前記トンネル内で火災が生じた際に火災位置に該当する区画の前記水噴霧ノズルから水噴霧を行う水噴霧設備において、
前記水噴霧ノズルの近傍に配設された複数のミスト噴霧ノズルと、
該ミスト噴霧ノズルに、前記水噴霧ノズルへ供給する水よりも高圧の水を供給するミスト噴霧用配管とをさらに備え、
前記水噴霧ノズルからの水噴霧と同時期に、水噴霧を行っている区画と同一区画の前記ミスト噴霧ノズルからミストを噴霧可能に構成されていることを特徴とする水噴霧設備。
【請求項3】
前記ミスト噴霧用配管は前記水噴霧用配管に供給する水の一部を前記ミスト噴霧ノズルに供給するものであり、
該ミスト噴霧用配管には、水を昇圧する昇圧ポンプが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の水噴霧設備。
【請求項4】
前記昇圧ポンプは、
前記水噴霧用配管に供給する水の流れによって回転する駆動用羽根車と、
該駆動用羽根車と連結され、該駆動用羽根車に連動する加圧部と、を有し、
前記加圧部によって前記ミスト噴霧用配管に供給する水を昇圧することを特徴とする請求項3記載の水噴霧設備。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、火災が生じた際に防護対象領域に水を噴霧する水噴霧設備に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば自動車専用道路等のトンネル内には、火災時にトンネル内に水を噴霧する水噴霧設備が設置されている。この水噴霧設備は、トンネル内で発生した火災の熱によってトンネルの内壁が損傷するのを防ぐために設置されるものであり、火災時にトンネル内に水を噴霧することでトンネル内壁やトンネル内空間を冷却し、トンネル躯体を保護している。
図3は、トンネルに設置される一般的な水噴霧設備27を模式的に示したものである。以下図3に基づいてその概要を説明する。
【0003】
トンネル3には、トンネル3の軸方向に沿って配水本管15が設けられており、火災時には図示しない貯水槽から給水ポンプによって配水本管15に水が供給される。
配水本管15には、トンネル内壁に沿って立ち上がる立上り管7がトンネル軸方向一定の間隔毎に接続され、各立上り管7の上端にはトンネル軸方向に延びる水噴霧用配管8が接続されている。そして、水噴霧用配管8には複数の水噴霧ノズル5が設けられている。
また、立上り管7の途中には水噴霧用配管8への給水を制御する自動弁装置17が設けられている。
【0004】
トンネル3内で火災が発生すると、火災が発生した区画の自動弁装置17が開放され、当該区画の水噴霧ノズル5から車道やトンネル天井面に向けて水が噴霧される。
従来の水噴霧設備27では、上記立上り管7、自動弁装置17、水噴霧用配管8及び複数の水噴霧ノズル5をトンネル軸方向に所定間隔で設けることにより、トンネル3内をトンネル軸方向に区画分けし、区画単位で水噴霧を実施できるようにしている。
【0005】
このようなトンネル内に水を噴霧する水噴霧設備の一例が、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1の「トンネル内消火システム」は、火災発生時にトンネル内壁に対して水を噴射することでトンネル内壁を冷却するトンネル内壁冷却手段を備えており、火炎や熱によるトンネル内壁の損傷を防止するとしている。
【0006】
また、特許文献2には、水噴霧設備の他の例として、トンネル空間内に微小水滴(ミスト)を噴霧して水滴の蒸散時の気化熱を利用することにより、トンネル内空間の温度を低下させる「トンネル内降温用噴霧システム」が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2003-278500号公報
特許第5420776号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1のような一般的な水噴霧設備の場合、噴霧する水の粒子径が大きいため冷却効果に限界があり、さらなる冷却効果の向上が求められていた。
【0009】
これに対し、特許文献2のように、粒子径が小さいミストを用いた冷却方法の場合、高い冷却効果が期待できる。
しかし、粒子径が小さいミストは遠方まで届きにくく、トンネル3の片側の側壁から噴霧した場合、トンネル3の横断面全体にミストを拡散させることが難しかった。
また、ミストを発生させるためには、一般的な水噴霧設備よりも高圧の水を必要とするため、一般的な水噴霧設備に用いられるポンプよりも高圧のポンプを別途設ける必要もあった。
【0010】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、冷却効果を効率的に向上させた水噴霧設備を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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