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公開番号2025017696
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023120867
出願日2023-07-25
発明の名称RBMS3遺伝子発現亢進剤
出願人ポーラ化成工業株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類A61K 36/185 20060101AFI20250130BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】RBMS3遺伝子の発現を亢進するための技術を提供することを課題とする。
【解決手段】アルテアエキス、セイヨウニワトコエキス、フユボダイジュエキス、アルニカエキス、月桃エキス、ユーカリエキス、レモングラスエキス、及びマジョラムエキスからなる群から選択される少なくとも一を含有する、RBMS3遺伝子発現亢進剤により、RBMS3遺伝子の発現を亢進するための技術が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
アルテアエキス、セイヨウニワトコエキス、フユボダイジュエキス、アルニカエキス、月桃エキス、ユーカリエキス、レモングラスエキス、及びマジョラムエキスからなる群から選択される少なくとも一を含有する、RBMS3遺伝子発現亢進剤。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
アルテアエキス、セイヨウニワトコエキス、フユボダイジュエキス、アルニカエキス、月桃エキス、ユーカリエキス、レモングラスエキス、及びマジョラムエキスからなる群から選択される少なくとも一を含有する、RBMS3遺伝子発現亢進用の皮膚外用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はRNA-binding motif single-stranded-interacting protein 3(以降、RBMS3と記す)遺伝子発現亢進剤に関し、さらにこれを含有するRBMS3遺伝子発現亢進用の皮膚外用組成物に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
RBMS3遺伝子は、c-myc遺伝子一本鎖結合タンパク質ファミリーに属するRNA結合タンパク質(RBMS3)をコードする遺伝子として知られており、従来、上咽頭がん(非特許文献1)や乳がん(非特許文献2、非特許文献3)などの種々のがんの抑制遺伝子として知られている。
【0003】
一方、本発明で用いられる植物エキスの用途としては、例えば、アルテアエキスに関してはエラスチン産生促進剤(特許文献1)が、セイヨウニワトコエキスに関してはGLUT1発現促進剤(特許文献2)が、フユボダイジュエキスに関しては皮脂分泌促進剤(特許文献3)が報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-056933号公報
特開2021-091652号公報
特開2017-066106号公報
【非特許文献】
【0005】
Chen J, et al., PLOS ONE, volume 7, 1-12 (2012)
Wang C. et al., Technology in Cancer Research & Treatment, volume 20, 1-9 (2021)
C. James Block et al., Oncogene, volume 40, 6430-6442 (2021)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、アルテアエキス等の植物エキスがRBMS3遺伝子の発現を亢進する作用を有することは知られていない。そこで、本発明は、RBMS3遺伝子の発現を亢進するための技術を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、アルテアエキス、セイヨウニワトコエキス、フユボダイジュエキス、アルニカエキス、月桃エキス、ユーカリエキス、レモングラスエキス、及びマジョラムエキスがRBMS3遺伝子の発現を亢進することを見出し、本発明を完成させた。
【0008】
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1]アルテアエキス、セイヨウニワトコエキス、フユボダイジュエキス、アルニカエキス、月桃エキス、ユーカリエキス、レモングラスエキス、及びマジョラムエキスからなる群から選択される少なくとも一を含有する、RBMS3遺伝子発現亢進剤。
[2]アルテアエキス、セイヨウニワトコエキス、フユボダイジュエキス、アルニカエキス、月桃エキス、ユーカリエキス、レモングラスエキス、及びマジョラムエキスからなる群から選択される少なくとも一を含有する、RBMS3遺伝子発現亢進用の皮膚外用組成
物。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、RBMS3遺伝子の発現を亢進させる成分が提供される。また、本発明者らは、RBMS3遺伝子の発現が亢進されるとシミやソバカスの発生が抑制され得ることを見出し、本発明がシミやソバカスの予防等に用いられ得ることを見出した。
【図面の簡単な説明】
【0010】
アルテアエキスを添加又は非添加してインキュベートしたときの線維芽細胞におけるRBMS3遺伝子の発現量を表すグラフ。発現量は溶媒コントロールを100としたときの相対量である。
セイヨウニワトコエキスを添加又は非添加してインキュベートしたときの線維芽細胞におけるRBMS3遺伝子の発現量を表すグラフ。発現量は溶媒コントロールを100としたときの相対量である。
フユボダイジュエキスを添加又は非添加してインキュベートしたときの線維芽細胞におけるRBMS3遺伝子の発現量を表すグラフ。発現量は溶媒コントロールを100としたときの相対量である。
アルニカエキスを添加又は非添加してインキュベートしたときの線維芽細胞におけるRBMS3遺伝子の発現量を表すグラフ。発現量は溶媒コントロールを100としたときの相対量である。
月桃エキスを添加又は非添加してインキュベートしたときの線維芽細胞におけるRBMS3遺伝子の発現量を表すグラフ。発現量は溶媒コントロールを100としたときの相対量である。
ユーカリエキスを添加又は非添加してインキュベートしたときの線維芽細胞におけるRBMS3遺伝子の発現量を表すグラフ。発現量は溶媒コントロールを100としたときの相対量である。
レモングラスエキスを添加又は非添加してインキュベートしたときの線維芽細胞におけるRBMS3遺伝子の発現量を表すグラフ。発現量は溶媒コントロールを100としたときの相対量である。
マジョラムエキスを添加又は非添加してインキュベートしたときの線維芽細胞におけるRBMS3遺伝子の発現量を表すグラフ。発現量は溶媒コントロールを100としたときの相対量である。
メラノサイトに、RBMS3遺伝子をノックダウンした線維芽細胞の培養上清を添加したときの、メラニン量の変化を表すグラフ。メラニン量はコントロールを100とした時の相対量である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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