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公開番号
2025017359
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-05
出願番号
2024118616
出願日
2024-07-24
発明の名称
乾式現像用トナーの製造方法
出願人
花王株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
9/08 20060101AFI20250129BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】光沢性と耐ホットオフセット性の両立が可能な乾式現像用トナーの製造方法に関すること。
【解決手段】非晶性ポリエステル樹脂Aを含有する乾式現像用トナーの製造方法であって、前記非晶性ポリエステル樹脂Aがアルコール成分とカルボン酸成分とポリエチレンテレフタレートとの重縮合物であり、前記非晶性ポリエステル樹脂Aを含有する混合物を、オープンロール型二軸混練機を用いて溶融混練する工程、得られた混練物を粉砕・分級して、トナー母粒子を得る工程、及び得られたトナー母粒子と外添剤を混合する工程を含む、乾式現像用トナーの製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
非晶性ポリエステル樹脂Aを含有する乾式現像用トナーの製造方法であって、前記非晶性ポリエステル樹脂Aがアルコール成分とカルボン酸成分とポリエチレンテレフタレートとの重縮合物であり、前記非晶性ポリエステル樹脂Aを含有する混合物を、オープンロール型二軸混練機を用いて溶融混練する工程、得られた混練物を粉砕・分級して、トナー母粒子を得る工程、及び得られたトナー母粒子と外添剤を混合する工程を含む、乾式現像用トナーの製造方法。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
非晶性ポリエステル樹脂Aにおいて、ポリエチレンテレフタレートの含有量が、テレフタル酸-エチレングリコールのユニットを1モルとして、アルコール成分とカルボン酸成分とポリエチレンテレフタレートの合計量中、5モル%以上75モル%以下である、請求項1記載の乾式現像用トナーの製造方法。
【請求項3】
ポリエチレンテレフタレートのIV値が、0.40以上0.80以下である、請求項1又は2記載の乾式現像用トナーの製造方法。
【請求項4】
非晶性ポリエステル樹脂Aが、軟化点の異なる2種の非晶性ポリエステル樹脂を含有する、請求項1又は2記載の乾式現像用トナーの製造方法。
【請求項5】
オープンロール型二軸混練機が、周速度の異なる2本のロールを備えた混練機であり、周速度の高いロールが加熱ロール、周速度が低いロールが冷却ロールである、請求項1又は2記載の乾式現像用トナーの製造方法。
【請求項6】
請求項1又は2記載の方法により得られた乾式現像用トナーを、熱と圧力により媒体に定着させる、トナーの定着方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真法、静電記録法、静電印刷法等において形成される潜像の乾式現像に用いられる乾式現像用トナーの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真の分野においては、電子写真システムの発展に伴い、さらなる高画質化に対応するために、グロス(光沢度)の高い画像が得られる静電荷像現像用トナーの開発が求められている。
【0003】
一方、静電荷像現像用トナーの結着樹脂に用いられるポリエステル樹脂として、原料モノマーとともにポリエチレンテレフタレートを用いた樹脂が検討されている。
【0004】
特許文献1には、結着樹脂と着色剤を含有するトナー粒子、分散剤、及び絶縁性液体を含有する液体現像剤であって、前記結着樹脂が、アルコール成分、カルボン酸成分、及びポリエチレンテレフタレートを含む原料の重縮合物であるポリエステル樹脂であり、該ポリエステル樹脂の酸価が15mgKOH/g以上70mgKOH/g以下であり、前記分散剤のアミン価が50mgKOH/g以上300mgKOH/g以下である、液体現像剤が開示されている。
【0005】
特許文献2には、結着樹脂と着色剤を含有したトナー粒子が絶縁性液体中に分散した液体現像剤であって、前記結着樹脂がポリエステル樹脂を含有し、前記絶縁性液体が、飽和脂肪族炭化水素を50質量%以上含有し、前記絶縁性液体の初留点の温度が190℃以上240℃以下、初留点と乾点の差が15℃以下である、液体現像剤が開示されており、アルコール成分とカルボン酸成分の一部として、ポリエチレンテレフタレートを用いてもよいことが記載されている。
【0006】
特許文献3には、非晶質樹脂及び結晶性樹脂を含有するトナー用結着樹脂組成物であって、前記非晶質樹脂が、第二級炭素原子に結合した水酸基を有する脂肪族ジオールを含むアルコール成分とカルボン酸成分とポリエチレンテレフタレートとの重縮合物であるポリエステル系樹脂Aを含み、前記結晶性樹脂が、エチレングリコールを50モル%以上100モル%以下含むアルコール成分とカルボン酸成分との重縮合物であるポリエステル系樹脂Cを含み、前記非晶質樹脂と前記結晶性樹脂との質量比(非晶質樹脂/結晶性樹脂)が65/35以上95/5以下である、トナー用結着樹脂組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2021-56477号公報
特開2020-86376号公報
特開2019-66536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
光沢性は、主要な定着性能の1つである耐ホットオフセット性と相反する関係にあり、これらを両立するトナーが要求されるが、特許文献1、2に記載の液体現像剤は、バーコーターで塗工した後、熱により絶縁性液体を乾燥させて画像を定着させているため、ホットオフセットに対する課題自体が生じない。また、特許文献3は、光沢性と耐ホットオフセット性の両立については検討されておらず、改善の余地がある。
【0009】
本発明は、光沢性と耐ホットオフセット性の両立が可能な乾式現像用トナーの製造方法に関する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、
〔1〕 非晶性ポリエステル樹脂Aを含有する乾式現像用トナーの製造方法であって、前記非晶性ポリエステル樹脂Aがアルコール成分とカルボン酸成分とポリエチレンテレフタレートとの重縮合物であり、前記非晶性ポリエステル樹脂Aを含有する混合物を、オープンロール型二軸混練機を用いて溶融混練する工程、得られた混練物を粉砕・分級して、トナー母粒子を得る工程、及び得られたトナー母粒子と外添剤を混合する工程を含む、乾式現像用トナーの製造方法、並びに
〔2〕 前記〔1〕記載の方法により得られた乾式現像用トナーを、熱と圧力により媒体に定着させる、トナーの定着方法
に関する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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