TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025017145
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2023120057
出願日2023-07-24
発明の名称分極用電圧パルスの判定方法、及び超音波診断装置
出願人富士フイルム株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類A61B 8/00 20060101AFI20250129BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】超音波振動子の分極を強めることが可能な電圧パルスを特定することを目的とする。
【解決手段】電圧パルスが超音波振動子10に印加される。超音波振動子10に電圧パルスを印加したときの電圧波形と電流波形とが測定される。電流波形に基づいて電荷波形が算出される。電荷波形が示す電荷の値の符号に基づいて、電圧パルスが超音波振動子10の分極を強める電圧パルスであるか否かが判定される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
超音波振動子に電圧パルスを印加し、
前記超音波振動子に前記電圧パルスを印加したときの電圧波形と電流波形とを測定し、
前記電流波形に基づいて電荷波形を算出し、
前記電荷波形が示す電荷の値の符号に基づいて、前記電圧パルスが前記超音波振動子の分極を強める電圧パルスであるか否かを判定する、
ことを特徴とする分極用電圧パルスの判定方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の分極用電圧パルスの判定方法において、
前記電荷波形が示す電荷の値の符号が、前記超音波振動子の残留分極値の符号と同じである場合、前記電圧パルスが前記超音波振動子の分極を強める電圧パルスであると判定する、
ことを特徴とする分極用電圧パルスの判定方法。
【請求項3】
請求項2に記載の分極用電圧パルスの判定方法において、
前記超音波振動子に印加される電圧パルスは、超音波診断装置が出力可能な1又は複数の電圧パルスの中から選択される電圧パルスであり、
前記超音波診断装置は、前記超音波振動子を含む超音波プローブが接続される装置である、
ことを特徴とする分極用電圧パルスの判定方法。
【請求項4】
請求項3に記載の分極用電圧パルスの判定方法において、
前記電圧パルスの周波数特性は、前記超音波診断装置によって超音波診断が行われるときに前記超音波振動子に印加される電圧パルスの周波数特性と重複する、
ことを特徴とする分極用電圧パルスの判定方法。
【請求項5】
超音波振動子と、
前記超音波振動子に電圧パルスを印加することで前記超音波振動子から超音波を出力させる送信回路と、
を含む超音波診断装置において、
前記超音波振動子の分極処理を行う場合、前記送信回路は、請求項3又は請求項4に記載の分極用電圧パルスの判定方法によって前記超音波振動子の分極を強めると判定された電圧パルスを分極用電圧パルスとして、前記超音波振動子に印加する、
ことを特徴とする超音波診断装置。
【請求項6】
請求項5に記載の超音波診断装置において、
前記送信回路は、超音波診断の前に、前記分極用電圧パルスを前記超音波振動子に印加する、
ことを特徴とする超音波診断装置。
【請求項7】
請求項6に記載の超音波診断装置において、
前記送信回路は、分極が飽和するまで前記分極用電圧パルスを前記超音波振動子に印加する、
ことを特徴とする超音波診断装置。
【請求項8】
請求項7に記載の超音波診断装置において、
前記超音波振動子に印加される電圧と電流とに基づいて、前記超音波振動子の分極の状態を判定する、
ことを特徴とする超音波診断装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、分極用電圧パルスの判定方法、及び超音波診断装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
超音波振動子の分極が劣化した場合、超音波診断装置に搭載されたパルス発生回路から超音波振動子に電圧パルスを印加することで、分極を強めることがある(特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-605号公報
特開2022-40175号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
分極を強めるためだけの電圧パルス(つまり、再分極専用の電圧パルス)を、超音波診断装置に搭載されたパルス発生回路から発生させるためには、そのための特別な設計等をパルス発生回路に施す必要がある。又は、再分極専用の電圧パルスを発生させる特別なパルス発生回路を超音波診断装置に搭載する必要がある。例えば、超音波診断用の周波数帯域とは異なる周波数帯域を有する電圧パルス(例えば低周波の電圧パルス)を超音波振動子に印加する場合、そのための特別な設計を行ったり、特別なパルス発生回路を超音波診断装置に設けたりする必要がある。
【0005】
再分極専用の電圧パルスや特別なパルス発生回路を用いずに、超音波診断用の周波数帯域を有する電圧パルスを超音波振動子に印加することで超音波振動子の分極を強めることが考えられる。こうすることで、特別な設計を行ったり、特別なパルス発生回路を超音波診断装置に搭載したりする必要がない。
【0006】
しかし、一般的に、超音波診断装置は複数種類の電圧パルスを出力することが可能である。そのため、ユーザ(例えば、超音波診断装置を用いて超音波検査を行う検査者や、超音波診断装置のメンテナンスを行う作業者等)にとって、当該複数種類の電圧パルスのうちどの電圧パルスが超音波振動子の分極を強めることが可能な電圧パルスであるのかを特定することは困難である。
【0007】
本開示の目的は、超音波振動子の分極を強めることが可能な電圧パルスを特定することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の1つの態様は、超音波振動子に電圧パルスを印加し、前記超音波振動子に前記電圧パルスを印加したときの電圧波形と電流波形とを測定し、前記電流波形に基づいて電荷波形を算出し、前記電荷波形が示す電荷の値の符号に基づいて、前記電圧パルスが前記超音波振動子の分極を強める電圧パルスであるか否かを判定する、ことを特徴とする分極用電圧パルスの判定方法である。
【0009】
前記電荷波形が示す電荷の値の符号が、前記超音波振動子の残留分極値の符号と同じである場合、前記電圧パルスが前記超音波振動子の分極を強める電圧パルスであると判定してもよい。
【0010】
前記超音波振動子に印加される電圧パルスは、超音波診断装置が出力可能な1又は複数の電圧パルスの中から選択される電圧パルスであり、前記超音波診断装置は、前記超音波振動子を含む超音波プローブが接続される装置であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
健康器具
6日前
個人
鼾防止用具
2日前
個人
錠剤撒き器
5か月前
個人
歯茎みが品
1か月前
個人
歯の掃除具
3か月前
個人
脈波測定方法
9日前
個人
身体牽引装置
3か月前
個人
マッサージ機
17日前
個人
乗馬テラピー
4か月前
個人
塗り薬塗り具
2か月前
個人
導電香
23日前
個人
脈波測定方法
2日前
個人
健康器具
2か月前
個人
クリップ
1か月前
個人
収納容器
2か月前
個人
発熱器具
3か月前
個人
染毛方法
3か月前
個人
片足歩行支援具
1か月前
株式会社コロナ
脱臭機
5か月前
個人
動体視力強化装置
4か月前
個人
口内洗浄具
9日前
個人
眼科診療車
1か月前
個人
磁器治療器
4か月前
個人
挟圧手工爪矯正具
5か月前
個人
鼻腔拡張具
6か月前
東レ株式会社
下肢着用具
4か月前
株式会社ナカニシ
生検針
4か月前
株式会社コーセー
化粧料
1か月前
株式会社 MTG
浴用剤
24日前
株式会社コーセー
美爪料
1か月前
個人
口腔ケア用歯ブラシ
6か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
3か月前
個人
除菌システム
1か月前
個人
避難困難者救出台車
1か月前
個人
血管硬化度算出方法
4か月前
株式会社MIC
陰茎補助具
2か月前
続きを見る