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公開番号2025016907
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2023119712
出願日2023-07-24
発明の名称電気コネクタ、接続構造、及び接続方法
出願人住友電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01R 12/62 20110101AFI20250129BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電気信号の伝送品質の劣化を抑制することができる、電気コネクタ及び接続構造を提供する。
【解決手段】電気コネクタは、それぞれが第1方向に沿って延在する複数の電線と、複数の電線をそれぞれ保持する複数の保持部を有するハウジングと、を備える。複数の保持部は、複数の電線の各先端部がハウジングの前面において露出するように複数の電線をそれぞれ保持する。複数の電線の各導体の先端は、それぞれハウジングの前面から突出すると共に弾性変形可能に構成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
それぞれが第1方向に沿って延在する複数の電線と、
前記複数の電線をそれぞれ保持する複数の保持部を有するハウジングと、を備え、
前記複数の保持部は、前記複数の電線の各先端部が前記ハウジングの前面において露出するように前記複数の電線をそれぞれ保持し、
前記複数の電線の各導体の先端は、前記ハウジングの前面から突出すると共に弾性変形可能に構成されている、電気コネクタ。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記先端は、弾性変形可能となるように屈曲している、請求項1に記載の電気コネクタ。
【請求項3】
前記先端は、V字状に折り返すように屈曲している、請求項2に記載の電気コネクタ。
【請求項4】
前記先端は、螺旋状に延在している、請求項1に記載の電気コネクタ。
【請求項5】
前記先端は、弾性変形可能となるように環状に形成されている、請求項1に記載の電気コネクタ。
【請求項6】
前記先端は、導電層によって被覆されている、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電気コネクタ。
【請求項7】
前記複数の保持部は、それぞれが前記第1方向に沿って延在して前記ハウジングを貫通する複数の貫通孔である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電気コネクタ。
【請求項8】
前記複数の電線は、フレキシブルフラットケーブルの複数の電線である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電気コネクタ。
【請求項9】
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電気コネクタと、
基板本体と前記基板本体の主面に設けられる複数の電極パッドとを有し、前記電気コネクタが接続される基板と、を備え、
前記複数の電線の各導体の前記先端は、弾性変形した状態で、前記複数の電極パッドのうち対応する電極パッドに接触する、接続構造。
【請求項10】
前記ハウジングは、前記基板に対する前記電気コネクタの位置決めを行うための位置決め構造を更に有し、
前記基板は、前記位置決め構造と嵌合可能となるように構成されている相手側コネクタを更に有する、請求項9に記載の接続構造。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電気コネクタ、接続構造、及び接続方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、相手側コネクタと嵌合する電気コネクタを開示している。この電気コネクタは、電線と、電線に電気的に接続した端子とを有する。この電気コネクタが相手側コネクタと嵌合した場合、電気コネクタの端子が相手側コネクタの端子に接触することによって、電気コネクタの電線と、相手側コネクタが設けられた基板上の配線とが互いに電気的に接続する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-059372号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された電気コネクタでは、電気コネクタの電線と、相手側コネクタが設けられた基板上の配線との間において導体同士の接続点が複数生じる。例えば、電気コネクタでは、電線と端子との間に接続点が生じる。相手側コネクタでは、相手側コネクタの端子と基板上の配線との間に接続点が生じる。電気コネクタと相手側コネクタとの間では、端子同士の接続点が生じる。このような場合、電気コネクタの電線と基板上の配線との間における各接続点において、信号線とグランド線との間の電気的な結合状態が変化してしまい、特性インピーダンスが予定した値から変化してしまう。その結果、電気信号の伝送品質が劣化する場合がある。
【0005】
また、導体同士の接続点において、信号伝送に用いられる電線は、接続先の基板に対して電線の断面のサイズに合わせた接合部品を介し、接合部品と基板間で半田付けされることが一般的である。このような場合、特許文献1に記載された電気コネクタでは、電極パッドのサイズが、電線の断面、端子、及び配線の断面のサイズより大きくなる。例えば、電極パッドは、電線との接続を目的として、幅が広い又は面積が大きい導体として構成されることがある。したがって、信号線とグランド線との間の電気的な結合状態が各接続点において変化してしまい、特性インピーダンスが予定した値から変化してしまう。これにより、電気信号の伝送品質が劣化する場合がある。
【0006】
本開示は、電気信号の伝送品質の劣化を抑制することができる、電気コネクタ、接続構造、及び接続方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、一側面として、電気コネクタに関する。この電気コネクタは、それぞれが第1方向に沿って延在する複数の電線と、複数の電線をそれぞれ保持する複数の保持部を有するハウジングと、を備える。複数の保持部は、複数の電線の各先端部がハウジングの前面において露出するように複数の電線をそれぞれ保持する。複数の電線の各導体の先端は、ハウジングの前面から突出すると共に弾性変形可能に構成されている。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、電気信号の伝送品質の劣化を抑制することができる、電気コネクタ、接続構造、及び接続方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態に係る接続構造を示す斜視図である。
図2は、一実施形態に係る電気コネクタを示す斜視図である。
図3は、図1に示す電気コネクタの分解斜視図である。
図4の(a)部、(b)部及び(c)部は、図1に示す接続構造のIV-IV線に沿った模式的な断面の例をそれぞれ示す図である。
図5の(a)部、(b)部及び(c)部は、図4の(a)部に示す複数の第1電線及び複数の第2電線の先端を形成する方法を説明するための図である。
図6の(a)部及び(b)部は、それぞれ変形例に係る接続構造を示す模式的な断面図である。
図7の(a)部及び(b)部は、それぞれ別の変形例に係る接続構造を示す模式的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に、本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
[1]本開示の一実施形態に係る電気コネクタは、それぞれが第1方向に沿って延在する複数の電線と、複数の電線をそれぞれ保持する保持部を有するハウジングと、を備える。複数の保持部は、複数の電線の各先端部がハウジングの前面において露出するように複数の電線をそれぞれ保持する。複数の電線の各導体の先端は、ハウジングの前面から突出すると共に弾性変形可能に構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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