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公開番号2025016895
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2023119688
出願日2023-07-24
発明の名称活性エネルギー線硬化型導電性ペーストおよび配線板
出願人artience株式会社
代理人
主分類H01B 1/22 20060101AFI20250129BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】
基材に対する密着性が良好であり、導電性と硬化性を両立する活性エネルギー線硬化型導電性ペーストおよび配線板の提供を目的とする。
【解決手段】
厚さが0.5~5μmでありアスペクト比1~20であるフレーク状導電性微粒子、アミン変性多官能オリゴマー(A)および脂環式炭化水素基を有する単官能(メタ)アクリレート(B)、並びに重合開始剤を含む活性エネルギー線硬化型導電性ペーストであって、ペースト総質量中にフレーク状導電性微粒子を50~95質量%含有する活性エネルギー線硬化型導電性ペースト。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
厚さが0.5~5μmであり、かつアスペクト比1~20であるフレーク状導電性微粒子、アミン変性多官能オリゴマー(A)、脂環式炭化水素基を有する単官能(メタ)アクリレート(B)、および重合開始剤を含む活性エネルギー線硬化型導電性ペーストであって、ペースト総質量中にフレーク状導電性微粒子を50~95質量%含有する、活性エネルギー線硬化型導電性ペースト。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
脂環式炭化水素基を有する単官能(メタ)アクリレート(B)が、多環の脂環式炭化水素基を有する単官能(メタ)アクリレートを含む、請求項1に記載の活性エネルギー線硬化型導電性ペースト。
【請求項3】
アミン変性多官能オリゴマー(A)と、脂環式炭化水素基を有する単官能(メタ)アクリレート(B)との質量比率((A):(B))が、95:5~5:95である、請求項1に記載の活性エネルギー線硬化型導電性ペースト。
【請求項4】
アミン変性多官能オリゴマー(A)が、水酸基を有し、かつ重量平均分子量が500~2000である、請求項1に記載の活性エネルギー線硬化型導電性ペースト。
【請求項5】
更にシクロオレフィン構造、トリメチロールプロパン由来構造、エポキシ由来構造、ペンタエリスリトール由来構造およびグリセリン由来構造より選ばれる少なくとも一種の構造を有するモノマー(C)(ただし前記オリゴマー(A)および単官能(メタ)アクリレート(B)は含まない)を含有する、請求項1に記載の活性エネルギー線硬化型導電性ペースト。
【請求項6】
スクリーン印刷用である、請求項1に記載の活性エネルギー線硬化型導電性ペースト。
【請求項7】
基材上に、請求項1~6いずれかに記載の活性エネルギー線硬化型導電性ペーストから形成された導電層を有する配線板。
【請求項8】
請求項7記載の配線板を具備してなる電子デバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、活性エネルギー線硬化型導電性ペーストおよびそれを用いた配線板に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
プリント配線板の信号配線の形成に使用する材料として導電性ペーストが知られている。
導電性ペーストの中でも活性エネルギー線硬化型導電性ペーストは、熱硬化型導電性ペーストとは異なり高温での硬化工程が不要であるため、高温でダメージを受け易いポリエチレンテレフタレートフィルム等のプラスチックフィルムを基材とした配線板用途に使用されている。紫外線や電子線などの活性エネルギー線によって硬化/乾燥が可能な活性エネルギー線硬化型導電性ペーストは、加熱の必要が少なく工業的に有用である。
【0003】
当該導電性ペーストに使用される導電性粉末としては、空気中で酸化しない金、白金、銀、パラジウムなどの金属を用いることができるが、一般に銀または銀化合物が多く用いられる。なお、導電性粉末の粒子同士の接触により導通をより得やすくするためフレーク状の導電性粒子を使用する場合がある。例えば、特許文献1では銀微粒子、ウレタンアクリレート、窒素含有単官能モノマー、重合開始剤を含む活性エネルギー線硬化型導電性ペーストが開示されている。
【0004】
しかしながら、導電性を向上させるためにフレーク状の導電性微粒子を使用すると、活性エネルギー線である紫外線の透過性が低下し、導電性ペーストからなる信号配線の硬化性が低下するという問題があった。また、更に従来の活性エネルギー線硬化型導電性ペーストは、硬化による体積収縮が大きく基材に対する密着性が低いという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-119682号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、ITO(インジウム-スズ-オキサイド)蒸着基材はもとよりガラスに対して非常に密着性に優れ、さらに耐久性が良好であり、導電性と硬化性を両立する活性エネルギー線硬化型導電性ペーストおよび配線板を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は厚さが0.5~5μmであり、かつアスペクト比1~20であるフレーク状導電性微粒子、アミン変性多官能オリゴマー(A)、脂環式炭化水素基を有する単官能(メタ)アクリレート(B)、および重合開始剤を含む活性エネルギー線硬化型導電性ペーストであって、ペースト総質量中にフレーク状導電性微粒子を50~95質量%含有する活性エネルギー線硬化型導電性ペーストに関する。
【0008】
また、本発明は、脂環式炭化水素基を有する単官能(メタ)アクリレート(B)が、多環の脂環式炭化水素基を有する単官能(メタ)アクリレートを含む前記活性エネルギー線硬化型導電性ペーストに関する。
【0009】
また、本発明は、アミン変性多官能オリゴマー(A)と、脂環式炭化水素基を有する単官能(メタ)アクリレート(B)との質量比率((A):(B))が、95:5~5:95である前記活性エネルギー線硬化型導電性ペーストに関する。
【0010】
また、本発明は、アミン変性多官能オリゴマー(A)が、水酸基を有し、かつ重量平均分子量が500~2000である、前記活性エネルギー線硬化型導電性ペーストに関する。
(【0011】以降は省略されています)

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