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公開番号2025016756
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-04
出願番号2024195180,2021568039
出願日2024-11-07,2020-05-05
発明の名称外科用ステープラのアクチュエータ保持器
出願人シラグ・ゲーエムベーハー・インターナショナル,Cilag GMBH International
代理人個人
主分類A61B 17/072 20060101AFI20250128BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】外科用ステープラのアクチュエータ保持器を提供する。
【解決手段】外科用ステープラにおいて、発射アセンブリは、(i)第1の連結機構224を含む摺動部214、及び(ii)ユーザによって選択的に作動されるように構成されたアクチュエータ216を含み、、アクチュエータは、アクチュエータが摺動部に対して移動するときに摺動部の第1の連結機構を概ね囲むように構成された第2の連結機構226を含み、第2の連結機構がC形状の連結機構であり、C形状の連結機構が、空洞232内に、第1の連結機構を確実に受容及び維持するように構成された、C形状の連結機構における文字Cの2つの先端部に相当する部分において突出する、対向する第1の保持機構266及び第2の保持機構268を含む。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
外科用ステープラであって、
(a)アンビル表面を支持する遠位部分を有する、第1の細長い部材であって、前記アンビル表面が、複数のステープル形成ポケットを含む、第1の細長い部材と、
(b)ステープルカートリッジを受容するように構成された遠位部分を有する、第2の細長い部材と、
(c)前記第1の細長い部材を前記第2の細長い部材に対して解放可能にクランプするように動作可能なクランプ部材と、
(d)発射アセンブリであって、前記発射アセンブリは、前記第1の細長い部材が前記第2の細長い部材に対してクランプされたときに、前記ステープルカートリッジを発射するために、第1の長手方向位置から第2の長手方向位置まで並進可能であり、前記発射アセンブリが、
(i)第1の連結機構を含む摺動部、及び
(ii)ユーザによって選択的に作動されるように構成されたアクチュエータであって、前記アクチュエータは、前記アクチュエータが前記摺動部に対して移動するときに前記摺動部の前記第1の連結機構を概ね囲むように構成された第2の連結機構を含む、アクチュエータ、を含む、発射アセンブリと、を備え、
前記第2の連結機構がC形状の連結機構であり、前記C形状の連結機構が文字Cに包囲される空洞を含む中実部分であり、前記空洞が前記第1の連結機構を受容するように構成されており、
前記C形状の連結機構が、前記空洞内に、前記第1の連結機構を確実に受容及び維持するように構成された、前記C形状の連結機構における文字Cの2つの先端部に相当する部分において突出する、対向する第1の保持機構及び第2の保持機構を含む、外科用ステープラ。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記摺動部の前記第1の連結機構は、上方に突出する第1の突出部と、下方に突出して前記第1の突出部に対向する第2の突出部とを含む、請求項1に記載の外科用ステープラ。
【請求項3】
対向する前記第1の突出部及び前記第2の突出部は、前記アクチュエータの前記C形状の連結機構の前記空洞の上部及び下部に嵌合するようにサイズ決めされ、構成されている、請求項2に記載の外科用ステープラ。
【請求項4】
前記C形状の連結機構の対向する前記第1の保持機構と前記第2の保持機構との間の相対的な間隔が、前記空洞内に、前記第1の連結機構を確実に受容及び維持するように構成されている、請求項1に記載の外科用ステープラ。
【請求項5】
前記C形状の連結機構が、単一部品としてともに一体的に形成されている、請求項1に記載の外科用ステープラ。
【請求項6】
前記摺動部の前記第1の連結機構が、前記摺動部の第1の外側部と前記摺動部の第2の外側部との間で前記C形状の連結機構を誘導するように構成されている、請求項1に記載の外科用ステープラ。
【請求項7】
前記摺動部が、第1の本体部分及び第2の本体部分を含む、請求項1に記載の外科用ステープラ。
【請求項8】
前記第1の本体部分が、上部本体部分であり、前記第2の本体部分が、下部本体部分である、請求項7に記載の外科用ステープラ。
【請求項9】
前記第1の連結機構が、前記第1の本体部分及び前記第2の本体部分の第1の連結部分及び第2の連結部分を含む、請求項7に記載の外科用ステープラ。
【請求項10】
前記第1の連結部分及び前記第2の連結部分が、前記第2の連結機構の前記空洞内に受容される、対向する第1の保持機構及び第2の保持機構を含む、請求項9に記載の外科用ステープラ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【背景技術】
【0001】
胃腸吻合術などの一部の外科手術では、1つ又は2つ以上の組織層をクランプし、クランプされた層を切断し、層を通してステープルを同時に駆動することによって、切断された端部の近くで、切断された組織層同士を互いに実質的に封止することが望ましい場合がある。かかる手術で使用され得るこのような器具の1つは、線状外科用ステープラであり、「線状カッタ」とも称される。線状外科用ステープラは、一般に、ステープルカートリッジ(又は「リロード」)を支持するように構成された遠位ジョーを有する、第1の半体(「カートリッジ半体」又は「リロード半体」と称される)と、ステープル形成機構を有するアンビル表面を支持する遠位ジョーを有する、第2の半体(「アンビル半体」と称される)と、を含む。ステープラは、ステープラ半体をともに解放可能にクランプするように構成された移動可能なクランプレバーを更に含む。ステープラ半体は、クランプレバーが閉じられたときに、2つの遠位ジョーの間に組織を受容し、クランプするように、互いに対して枢動するように構成される。ステープラの発射アセンブリは、クランプされた層を切断するように作動し、切断線の両側の組織を通してステープルを同時に駆動するように構成される。ステープラを発射した後、クランプレバーを開放し、ステープラ半体を分離して、切断されステープル留めされた組織を解放することができる。
続きを表示(約 4,000 文字)【0002】
様々な種類の外科用ステープル留め器具及び関連構成要素が作製され使用されてきたが、本発明者ら以前には、添付の特許請求の範囲に記載されている発明を誰も作製又は使用したことがないものと考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0003】
本明細書に組み込まれ、かつその一部をなす添付の図面は、本発明の実施形態を例示するものであり、上記の本発明の一般的な説明、及び以下の実施形態の詳細な説明とともに、本発明の原理を説明する役割を果たすものである。
例示的な線状外科用ステープラの遠位斜視図を描写し、ステープラのカートリッジ半体及びアンビル半体が完全閉鎖位置にあるカートリッジ半体のクランプレバーと互いに連結された状態を示す。
図1の線状外科用ステープラの分解斜視図を描写する。
図1の線状外科用ステープラのステープルカートリッジアセンブリの断面斜視図を描写する。
図1の線状外科用ステープラの断面側面図を描写し、ステープラ半体がそれらの近位端部で開放位置にあるクランプレバーと互いに連結された状態を示す。
図1の線状外科用ステープラの断面側面図を描写し、ステープラ半体が部分的閉鎖位置にあるクランプレバーとともに連結された状態を示す。
図1の線状外科用ステープラの断面側面図を描写し、ステープラ半体が完全閉鎖位置にあるクランプレバーと互いに連結された状態を示す。
図1の線状外科用ステープラの遠位斜視図を描写し、近位側の発射前位置にあるステープラのアクチュエータを示す。
図1の線状外科用ステープラの遠位斜視図を描写し、遠位側の発射位置にあるアクチュエータを示す。
中央本体部分、上部本体部分、下部本体部分、及びアクチュエータを含む、図1の線状外科用ステープラの発射アセンブリの斜視図を描写する。
図6の発射アセンブリの分解斜視図を描写する。
図1の線状外科用ステープラの近位部分の近位斜視図を描写するが、アクチュエータは最近位位置にある。
図8の9-9線による図8の線状外科用ステープラの断面図を描写し、アクチュエータの遠位連結機構と係合するC形状の連結機構を含む中央本体部分を含むように図6の発射アセンブリを示している。
図8の10-10線による図8の線状外科用ステープラの断面図を描写し、アクチュエータの遠位連結機構と係合するC形状の連結機構を集合的に形成する、上部本体部分及び下部本体部分を示している。
中央本体部分、上部本体部分、下部本体部分、及びアクチュエータを含む、代替の例示的な発射アセンブリの斜視図を描写する。
図11の発射アセンブリの分解斜視図を描写する。
図7と同様であるが、図11の発射アセンブリを含む、線状外科用ステープラの断面図を描写し、中央本体部分の近位連結機構が、アクチュエータの遠位連結機構と係合されている。
図13の拡大部分13Aを描写し、中央本体部分の連結機構が、アクチュエータの遠位連結機構と係合されている。
図8と同様であるが、図11の発射アセンブリを含む、線状外科用ステープラの断面図を描写し、上部本体部分及び下部本体部分によって集合的に形成された近位連結機構が、アクチュエータの遠位連結機構と係合されている。
図13の拡大部分14Aを描写し、上部本体部分及び下部本体部分の近位連結機構が、アクチュエータの遠位連結機構と係合されている。
上部本体部分及び下部本体部分を含む第2の例示的な代替の発射アセンブリの断面斜視図を描写し、上部本体部分及び下部本体部分が、第1のケーシング及び第2のケーシングとオーバーモールドされた第1の基材及び第2の基材を含む。
図15の拡大部分16Aの拡大断面斜視図を描写し、第1のケーシング及び第2のケーシングとオーバーモールドされた第1の基材及び第2の基材を示す。
図15の拡大部分16Bの拡大断面斜視図を描写し、上部本体部分と下部本体部分との間に配設された固着機構を示す。
【0004】
図面は、いかなる方式でも限定することを意図しておらず、本発明の様々な実施形態は、図面に必ずしも描写されていないものを含め、他の様々な方式で実施し得ることが企図される。本明細書に組み込まれ、かつその一部をなす添付図面は、本発明のいくつかの態様を例示するものであり、説明とともに本発明の原理を説明する役割を果たすものである。しかしながら、本発明が、示される正確な配置に限定されない点は理解される。
【発明を実施するための形態】
【0005】
本発明の特定の実施例の以下の説明文は、本発明の範囲を限定する目的で用いられるべきではない。本発明の他の実施例、特徴部、態様、実施形態、及び利点は、本発明を実施するために想到される最良の形態の1つを実例として示す以下の説明文より、当業者には明らかとなろう。理解されるように、本発明は、いずれも本発明から逸脱することなく、他の異なるかつ明白な態様が可能である。したがって、図面及び説明は、限定的な性質のものではなく、例示的な性質のものとみなされるべきである。
【0006】
本開示の明瞭さのために、「近位」及び「遠位」という用語は、遠位外科用エンドエフェクタを有する外科用器具を握持する外科医又は他の操作者に対して本明細書で定義される。「近位」という用語は、外科医のより近くに配置された要素の位置を指し、「遠位」という用語は、外科用器具の外科用エンドエフェクタのより近くにかつ外科医からより遠くに配置された要素の位置を指す。また、図面を参照して「上部」、「下部」、「垂直」、「水平」などの空間的用語が本明細書で使用される限り、このような用語は例示的な記述目的にのみ使用されて、限定も絶対も意図していないことが理解されるであろう。その点において、本明細書に開示されるものなどの外科用器具を、本明細書で図示及び記載するものに限定されない様々な配向及び位置で使用され得ることが理解される。
【0007】
本明細書で使用される場合、任意の数値又は範囲の「約」又は「およそ」という用語は、構成要素の部分又は集合が、本明細書で記載されているその本来の目的のために機能することを可能とするような好適な寸法の許容範囲を示すものである。
【0008】
I.例示的な線状外科用ステープラ
A.線状外科用ステープラの概説
図1及び図2は、胃腸吻合処置などの様々な切断及びステープル留め処置で使用するのに好適な、例示的な線状外科用ステープラ(10)(「線状カッタ」とも称される)を示す。線状外科用ステープラ(10)は、それらの間に組織をクランプするために解放可能にともに連結するように構成されたカートリッジ半体(12)(「リロード半体」とも称される)及びアンビル半体(14)を含む。カートリッジ半体(12)は、発射アセンブリ(34)の一部分を摺動可能に保持する近位フレーム部分(18)と、ステープルカートリッジ(80)(又は「リロード」)を支持する遠位ジョー部分(20)と、それらの間に内側に配置された一対の直立側部フランジ(22)と、を有する、細長いカートリッジチャネル(16)を含む。
【0009】
カートリッジ半体(12)は、側部フランジ(22)とほぼ整列してカートリッジチャネル(16)の下面に枢動可能に連結されたクランプレバー(24)を更に含む。クランプレバー(24)は、自由近位端と、枢動ピン(28)を用いてカートリッジチャネル(16)に枢動可能に連結された遠位端と、を有する、細長いレバーアーム(26)を含む。一対の対向するジョー(30)は、カートリッジチャネル(16)のフランジ(22)に沿ってレバーアーム(26)の遠位端から遠位方向に延在する。各ジョー(30)は、閉鎖近位端及び開放遠位端を有し、アンビル半体(14)の対応のラッチ突出部(56)と係合するように構成された上側及び下側カム表面を画定する、対応の細長いスロット(32)を含む。以下に記載されるように、クランプレバー(24)は、開放位置と閉鎖位置との間でカートリッジチャネル(16)に対して枢動して、アンビル半体(14)をカートリッジ半体(12)に対して解放可能にクランプし、それによって、それらの間に組織層を捕捉するように動作可能である。
【0010】
図2に最もよく示されるように、カートリッジ半体(12)の発射アセンブリ(34)は、カートリッジチャネル(16)の近位フレーム部分(18)内に摺動可能に保持され、概略的に示されている摺動部(36)と、摺動部(36)と移動可能に連結されたアクチュエータ(38)(又は「発射ノブ」)と、摺動部(36)から遠位方向に延在し、ステープルカートリッジ(80)内に収容されたスレッド(100)(図3を参照)と連結するように構成された細長い作動ビーム(図示せず)と、を含む。本実施例のアクチュエータ(38)は、カートリッジ半体(12)の近位端の周りを枢動して、ステープラ(10)の「両側発射」を提供するように構成されている。具体的には、アクチュエータ(38)は、遠位発射ストロークを実行するためにカートリッジ半体(12)のいずれかの外側部に沿って位置付けられ得、それにより、ステープラ(10)は、外科処置中に様々な配向で好都合に発射され得る。
(【0011】以降は省略されています)

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