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公開番号
2025016721
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-04
出願番号
2024194043,2020143674
出願日
2024-11-06,2020-08-27
発明の名称
ゴム発泡体、及び積層体
出願人
株式会社イノアックコーポレーション
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
C08J
9/04 20060101AFI20250128BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】ハロゲン系難燃剤を用いることなく、高い難燃性を有し、低密度であり、アクリル系樹脂を含有する粘着剤層に対する高い密着性を有するゴム発泡体を提供する。
【解決手段】ゴム発泡体1は、EPDMと、EVAと、発泡剤と、架橋剤と、金属水酸化物と、脂肪酸エステルと、窒素系難燃剤と、を含有する組成物の発泡体である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
EPDMと、EVAと、発泡剤と、架橋剤と、金属水酸化物と、脂肪酸エステルと、窒素系難燃剤と、を含有する組成物の発泡体であり、
前記組成物には、プロセスオイルが含まれ、
前記プロセスオイルの量は、前記EPDMと前記EVAとの合計を100質量部とした場合に、3質量部以上30質量部以下である、ゴム発泡体。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
前記組成物は、更に、リン系難燃剤を含有する、請求項1に記載のゴム発泡体。
【請求項3】
ASTM D 1056に準じて測定した吸水率が0%以上30%以下であり、
独立気泡構造を有する、請求項1又は請求項2に記載のゴム発泡体。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のゴム発泡体に、粘着剤層が積層された積層体。
【請求項5】
前記粘着剤層は、アクリル系ポリマーを含有している、請求項4に記載の積層体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ゴム発泡体、積層体、及びゴム発泡体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、難燃性を有するゴム発泡体には、クロロプレンゴム(CR)等のハロゲン系のポリマーや、臭素系ハロゲンを分子内に有するハロゲン系難燃剤が用いられてきた。ハロゲン系難燃剤は、その配合量が少なくても、高い難燃性が得られる。このため、ハロゲン系難燃剤を用いれば、低密度で、高い難燃性を備えたゴム発泡体を得ることは、比較的容易であった。
例えば、特許文献1では、ハロゲン系難燃剤であるデカブロモジフェニルエーテルと、三酸化アンチモンと、を併用したゴム発泡体が知られている。
ところが、このようなハロゲン系難燃剤を用いたゴム発泡体は、火災の際、有毒ガスを発生するおそれがある。
そこで、近年は、ハロゲン系難燃剤を含まないノンハロゲン系難燃剤のゴム発泡体が望まれている。
ノンハロゲン系難燃剤のゴム発泡体においては、低密度にすることと、難燃性を高めることは、以下の理由から相反することが知られている。すなわち、ノンハロゲン系難燃剤の配合量を少なくすれば、高密度のノンハロゲン系難燃剤の少量配合によってゴム発泡体を低密度にできるが、難燃剤が少なく難燃性は低くなる。他方、ノンハロゲン系難燃剤の配合量を多くすれば、難燃剤が多く配合されるので難燃性は高くなるが、高密度のノンハロゲン系難燃剤の多量配合によってゴム発泡体は高密度となってしまう。
従って、ノンハロゲン系充填剤を用いて、低密度で、かつ高い難燃性を備えたゴム発泡体を得ることは困難とされていた。
ところで、ゴム発泡体をシール材として用いる場合には、車両又はパネル等へ貼りつけて固定するために、ゴム発泡体にアクリル系樹脂を含有する粘着剤層を形成する接着加工を施している。
従来、シール材に用いるゴム発泡体には、ゴム成分としてクロロプレンゴムが一般的に用いられてきた。ところが、昨今の環境問題への配慮のため、クロロプレンゴムに代わるハロゲンフリーのゴム発泡体を用いることが検討されている。このようなゴム発泡体のゴム成分としては、エチレン-プロピレン-ジエンゴム(EPDM)が検討されている。
しかし、EPDMを用いたゴム発泡体は、アクリル系樹脂(アクリル系ポリマー)を含有する粘着剤層に対して密着性(接着性)が良くなく、剥離するおそれがあった。
そこで、EPDMを用いたゴム発泡体において、アクリル系樹脂を含有する粘着剤層に対する密着性を改良する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-211119号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ハロゲン系難燃剤を用いることなく、高い難燃性を有し、低密度であり、アクリル系樹脂を含有する粘着剤層に対する高い密着性を有するゴム発泡体を提供することを目的とする。また、本開示は、ハロゲン系難燃剤を用いることなく、高い難燃性を有し、低密度であり、ゴム発泡体と粘着剤層との密着性が高い積層体を提供することを目的とする。
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
〔1〕EPDMと、EVAと、発泡剤と、架橋剤と、金属水酸化物と、脂肪酸エステルと、窒素系難燃剤と、を含有する組成物の発泡体である、ゴム発泡体。
【発明の効果】
【0006】
本開示のゴム発泡体は、ハロゲン系難燃剤を用いることなく、高い難燃性を有し、低密度であり、アクリル系樹脂を含有する粘着剤層に対する高い密着性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
ゴム発泡体及び積層体を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
ここで、本開示の望ましい例を示す。
〔2〕前記組成物は、更に、リン系難燃剤を含有する、〔1〕に記載のゴム発泡体。
【0009】
〔3〕前記窒素系難燃剤は、メラミン系難燃剤であり、
前記EPDMと前記EVAとの合計を100質量部とした場合に、前記窒素系難燃剤は、50質量部以上150質量部以下である、〔1〕又は〔2〕に記載のゴム発泡体。
【0010】
〔4〕ASTM D 1056に準じて測定した吸水率が0%以上30%以下であり、
独立気泡構造を有する、〔1〕から〔3〕のいずれか一項に記載のゴム発泡体。
(【0011】以降は省略されています)
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