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公開番号2025016703
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-04
出願番号2024193619,2023168822
出願日2024-11-05,2018-05-07
発明の名称医療用チューブ位置確認システム
出願人株式会社大塚製薬工場,大塚クリニカルソリューションズ株式会社,株式会社PAX
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61J 15/00 20060101AFI20250128BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】端部を胃に留置し経管的に栄養を体内に補給するための医療用チューブの位置を確認する医療用チューブ位置確認システムを提供する。
【解決手段】入射端部(20I)から入射する光を導光して出射端部から出射するように構成された導光体(20)であって、出射端部(20E)が胃(S)の内部に配置されるように医療用チューブ内に挿入可能に構成される導光体と、導光体の入射端部に光学的に接続され、生体を透過する波長を含む光を発する光源(10)と、を備えることを特徴とする医療用チューブ位置確認システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
端部を胃に留置し経管的に栄養を体内に補給するための医療用チューブの位置を確認する医療用チューブ位置確認システムであって、
入射端部から入射する光を導光して出射端部から出射するように構成された導光体であって、前記出射端部が胃の内部に配置されるように医療用チューブ内に挿入可能に構成される導光体と、
前記導光体の前記入射端部に光学的に接続され、生体を透過する波長を含む光を発する光源と、
を備えることを特徴とする医療用チューブ位置確認システム。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記光源は、胃の内部から体外へ光が透過するために必要な第1強度以上であって、且つ、肺及び気管の内部から体外へ光が透過するために必要な第2強度より小さい強度の光を発するように制御可能である、請求項1に記載の医療用チューブ位置確認システム。
【請求項3】
前記導光体の前記出射端部から出射されて生体を透過した光に少なくとも基づいて生体を撮像する撮像部を更に備える、請求項1又は2に記載の医療用チューブ位置確認システム。
【請求項4】
前記撮像部が生体を撮像することにより生成された画像データを記憶する画像データ記憶部を更に備える、請求項3に記載の医療用チューブ位置確認システム。
【請求項5】
端部を胃に留置し経管的に栄養を体内に補給するための医療用チューブの位置を確認する方法であって、
入射端部から入射する光を導光して出射端部から出射するように構成された導光体を、前記出射端部から先に所定の長さだけ前記医療用チューブ内に挿入するステップと、
生体を透過する波長を含む光を発する光源を、前記導光体の前記入射端部に光学的に接続するステップと、
前記光源を発光させるステップと、を含むことを特徴とする方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医療用チューブ位置確認システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来より医療現場において、飲食物の経口摂取が困難な患者に対して、経鼻経管栄養と呼ばれる方法によって飲食物を直接胃に供給することが行われている。具体的には、患者の鼻腔から柔らかな経鼻チューブを挿入し、その先端部を胃まで到達させ、このチューブの基端部から、流動食や栄養剤を注入するといったものである。
【0003】
このような経鼻経管栄養においては、潤滑ゼリーを塗布した経鼻チューブを鼻孔に挿入し、少しずつ経鼻チューブの先端部を奥へ送りながら、患者に嚥下動作を繰り返してもらい、経鼻チューブの先端部を食道側へ導いて胃に到達させる方法で行われる。
【0004】
しかしながら、人間の喉の奥は、気管と食道の二つの流路に分岐しているため、このような経鼻チューブの挿入作業は非常に難しく、飲食物等が肺に入ってしまった場合には、誤嚥性肺炎等を起こしてしまうこともある。そのため、経鼻チューブの先端部が胃まで到達したことの確認作業が必須となっている。
【0005】
特許文献1には、対の絶縁電線とその先端に形成されたセンサ部とを有する検知線が開示されている。検知線は医療用チューブに挿入され、センサ部が胃液に接触すると対の絶縁電線の間の抵抗値が変化する。これにより、対の絶縁電線の間の抵抗値の変化を検出することで、センサ部が胃液に接触したことを判定でき、以て医療用チューブが正しく胃に到達していることを判定できる。
【0006】
また、特許文献2には、筐体と、筐体から外部に連通し且つ患者の体内に挿入される経鼻チューブの基端側と接続される接続部と、筐体内に配置されるセンサエレメントと、電子回路と、表示手段とを備える経鼻チューブ先端位置確認装置が開示されている。電子回路は、センサエレメントが受ける空圧変化を電気信号として出力し、表示手段は、電子回路からの出力を受けて空圧変化を認識可能状態に表示する。これにより、患者の腹部を外部から押圧することにより胃に空圧変化を生じさせ、センサエレメントが空圧変化を受けたことを表示手段に表示させることにより経鼻チューブが適切な位置に挿入されたか否かを判別することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2016-77450号公報
特許第6245870号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1のように検知線を用いる方法では、胃液が適切な場所で分泌されていることが必要であるため、適用できる患者の様態も制限があり、また、医療用チューブの位置判定の精度にもとる。また、特許文献2のように空圧変化を利用する方法では、空圧を制御するために構成が複雑となり、製造コストも高くなる。
【0009】
そこで、本発明は、医療用チューブの位置をより簡便に確認することができる医療用チューブ位置確認システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様に係る医療用チューブ位置確認システムは、端部を胃に留置し経管的に栄養を体内に補給するための医療用チューブの位置を確認する医療用チューブ位置確認システムであって、入射端部から入射する光を導光して出射端部から出射するように構成された導光体であって、出射端部が胃の内部に配置されるように医療用チューブ内に挿入される導光体と、導光体の入射端部に光学的に接続され、生体を透過する波長を含む光を発する光源と、を備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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