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公開番号
2025016609
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-04
出願番号
2024189676,2022151221
出願日
2024-10-29,2015-11-06
発明の名称
癌療法用途のためのマイクロニードルアレイ
出願人
ユニバーシティ オブ ピッツバーグ - オブ ザ コモンウェルス システム オブ ハイヤー エデュケイション
,
University of Pittsburgh - Of the Commonwealth System of Higher Education
,
カーネギー メロン ユニバーシティ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
9/00 20060101AFI20250128BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】1種または複数種の化学療法剤を有するマイクロニードルアレイを形成するステップを含みうるマイクロニードルアレイを形成する方法を提供すること。
【解決手段】マイクロニードルアレイは、基部、および基部から延在する複数のマイクロニードルを含むことができ、1種または複数種の化学療法剤は、基部より複数のマイクロニードル内での方が高い濃度で存在し得る。本明細書に開示されるシステムおよび方法は、ヒト皮膚への生物学的に活性な分子の効率的で正確で再現可能な送達をもたらしうる溶解可能マイクロニードルアレイに基づく皮膚送達プラットフォームを含む。マイクロニードルアレイ送達プラットフォームは、がん治療用途のための本明細書に記載される化学療法剤を含め、患者に広い範囲の生物活性成分を送達するのに使用することができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
標的皮膚領域における皮膚がんを処置するためのマイクロニードルアレイであって、
中に組み込まれたカーゴを有するマイクロニードルアレイマトリックスであって、前記カーゴは、溶解性生体適合性材料および治療有効量の少なくとも2種の化学療法剤を含み、前記少なくとも2種の化学療法剤は、細胞傷害性剤および免疫刺激剤を含む、マイクロニードルアレイマトリックスと、
基部と、
前記基部から延在する複数のマイクロニードルと
を含み、
前記少なくとも2種の化学療法剤は、前記複数のマイクロニードル内に位置しており、前記基部は、前記少なくとも2種の化学療法剤を含まず、
皮膚がんを有する対象が選択され、前記マイクロニードルアレイは前記対象の前記標的皮膚領域に挿入されることを特徴とし、
マイクロニードルアレイを挿入する前記作用は、前記少なくとも2種の化学療法剤を表皮および/または真皮に送達するために角質層を貫通させることを含み、全身暴露を伴わずに前記治療有効量の前記少なくとも2種の化学療法剤の前記対象への局所的皮膚送達を提供し、
前記処置は、前記皮膚がんにより引き起こされた前記標的皮膚領域における1つまたは複数の確立された皮膚腫瘍の退縮を誘導する、
マイクロニードルアレイ。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記細胞傷害性剤が、治療有効量のドキソルビシンを含む、請求項1に記載のマイクロニードルアレイ。
【請求項3】
前記少なくとも2種の化学療法剤が、ドキソルビシンおよび第2の化学療法剤を含む、請求項1に記載のマイクロニードルアレイ。
【請求項4】
前記溶解性生体適合性材料が、カルボキシメチルセルロースである、請求項1に記載のマイクロニードルアレイ。
【請求項5】
前記少なくとも2種の化学療法剤が、ドキソルビシンを含み、少なくとも1種の他のアントラサイクリン系薬剤をさらに含む、請求項1に記載のマイクロニードルアレイ。
【請求項6】
前記1種または複数種の免疫刺激剤が、少なくとも1種のアジュバントを含む、請求項1に記載のマイクロニードルアレイ。
【請求項7】
前記1種または複数種の免疫刺激剤が、少なくとも1種のTLRアゴニストを含む、請求項1に記載のマイクロニードルアレイ。
【請求項8】
前記1種または複数種の免疫刺激剤が、リボヌクレオチドまたはデオキシリボヌクレオチドの少なくとも1種を含む、請求項1に記載のマイクロニードルアレイ。
【請求項9】
前記1種または複数種の免疫刺激剤が、少なくとも1種のdsRNAを含む、請求項1に記載のマイクロニードルアレイ。
【請求項10】
前記1種または複数種の免疫刺激剤が、少なくとも1種のポリ(I:C)誘導体を含む、請求項1に記載のマイクロニードルアレイ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
(関連出願への相互参照)
本出願は、2014年11月6日に出願された米国仮出願番号第62/076,385号の利益を主張しており、この仮出願の内容は、その全体が参考として本明細書中に援用される。
続きを表示(約 3,200 文字)
【0002】
分野
本開示は、経皮薬物送達のためのシステムおよび方法、特に、溶解可能マイクロニードルアレイを作製および使用するためのシステムおよび方法に関する。
【0003】
政府支援の承認
本発明は、国立衛生研究所により授与された認可番号EB012776、AI076060、およびCA121973の下での政府支援で行われた。政府は、本発明におけるある特定の権利を有する。
【背景技術】
【0004】
背景
皮膚の際立った物理的バリア機能は、経皮薬物送達に対する重要な課題を有する。この課題に対処するために、様々なマイクロニードルアレイベース薬物送達デバイスが開発されてきた。例えば、一従来法は、活性成分をまったく含まない固体または中空マイクロニードルアレイを使用する。このようなマイクロニードルアレイは、生物製剤担体または伝統的なパッチを局部適用する前に経皮的薬物浸透を増強するために、角質層および表皮の上層を穿孔することによって皮膚を前処理することができる。この方法は、皮膚の浸透性を著しく増大させることが示されているが、送達される薬物またはワクチンの投与量および量を制御するのに限られた能力しかもたらさない。
【0005】
表面被覆された固体微細針または生物製剤のリザーバーに取り付けられた中空微細針を使用する従来法は、薬物と投与量との組合せならびにいくつかの場合には複雑な製作手順および特殊な適用設定に関する限定を含めた、重大な限定事項を有する。生分解性および溶解可能であるいくつかの固体微細針アレイが開発されているが、これらのシステムの使用は、有効かつ効率的な様式でアレイ中に包埋されうる活性成分において制限される製作プロセスによって制限されてきた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、マイクロニードルアレイベースデバイスを使用する生物製剤の経皮送達は、普及している経口および針ベース薬物送達法に比べて魅力的な理論的利点を提供するが、相当な実用的な限定事項が、従来のプロセスを使用して構築されるマイクロニードルアレイに関連した設計および製作において存在する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
要旨
本明細書に開示されるシステムおよび方法は、ヒト皮膚への生物学的に活性な分子の効率的で正確で再現可能な送達をもたらしうる溶解可能マイクロニードルアレイに基づく皮膚送達プラットフォームを含む。マイクロニードルアレイ送達プラットフォームは、がん治療用途のための本明細書に記載される化学療法剤を含め、患者に広い範囲の生物活性成分を送達するのに使用することができる。
【0008】
開示される実施形態の前述および他の目的、フィーチャおよび利点は、添付の図面を参照して進行する以下の詳細な説明からより明らかとなる。
本発明の実施形態において、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
患者に経皮挿入するための溶解可能マイクロニードルアレイであって、
少なくとも1種の化学療法剤を含む、治療有効量の1種または複数種の生物活性成分、
基部、および
前記基部から延在する複数のマイクロニードル
を含み、
前記1種または複数種の生物活性成分の実質的にすべてが、前記基部がいずれの生物活性成分もその中に含有せずに実質的に形成されるように、前記複数のマイクロニードル内に位置している、マイクロニードルアレイ。
(項目2)
前記1種または複数種の生物活性成分がドキソルビシンを含む、項目1に記載のマイクロニードルアレイ。
(項目3)
ドキソルビシンの量が約50~200マイクログラムである、項目2に記載のマイクロニードルアレイ。
(項目4)
前記1種または複数種の生物活性成分が少なくとも2種の異なる化学療法剤を含む、項目1に記載のマイクロニードルアレイ。
(項目5)
前記2種の異なる化学療法剤がドキソルビシンおよび少なくとも1種の他のアントラサイクリン系薬剤を含む、項目4に記載のマイクロニードルアレイ。
(項目6)
前記少なくとも1種の化学療法剤が細胞傷害性剤および免疫刺激剤を含む、項目1に記載のマイクロニードルアレイ。
(項目7)
前記免疫刺激剤が少なくとも1種のアジュバントを含む、項目6に記載のマイクロニードルアレイ。
(項目8)
前記免疫刺激剤が少なくとも1種のTLRアンタゴニストを含む、項目6に記載のマイクロニードルアレイ。
(項目9)
前記免疫刺激剤が少なくとも1種のリボヌクレオチドまたはデオキシリボヌクレオチドを含む、項目6に記載のマイクロニードルアレイ。
(項目10)
前記免疫刺激剤が少なくとも1種のdsRNAを含む、項目6に記載のマイクロニードルアレイ。
(項目11)
前記免疫刺激剤が少なくとも1種のポリ(I:C)誘導体を含む、項目6に記載のマイクロニードルアレイ。
(項目12)
前記免疫刺激剤がポリ(I:C)を含む、項目6に記載のマイクロニードルアレイ。
(項目13)
前記免疫刺激剤がポリICLCを含む、項目6に記載のマイクロニードルアレイ。
(項目14)
前記細胞傷害性剤がドキソルビシンであり、前記免疫刺激剤がポリ(I:C)を含む、項目6に記載のマイクロニードルアレイ。
(項目15)
前記細胞傷害性剤がドキソルビシンであり、前記免疫刺激剤がポリICLCを含む、項目6に記載のマイクロニードルアレイ。
(項目16)
前記1種または複数種の生物活性成分が、前記1種または複数種の生物活性成分が、前記マイクロニードルアレイのそれぞれのマイクロニードルの上半分のみに一般に存在するように前記複数のマイクロニードル内に局所的に集中している、項目1に記載のマイクロニードルアレイ。
(項目17)
前記複数のマイクロニードルが、頂部に第1の断面寸法、底部に第2の断面寸法、および中間部に第3の断面寸法を含む形状を有するように事前形成されており、前記中間部が、前記頂部と前記底部の間に位置しており、前記第3の断面寸法が、前記第1および第2の断面寸法より大きい、項目1に記載のマイクロニードルアレイ。
(項目18)
前記1種または複数種の生物活性成分が、前記中間部における領域またはそれより上の領域内に実質的に集中している、項目17に記載のマイクロニードルアレイ。
(項目19)
各マイクロニードルが一般に、前記中間部より上にある点へと先細になっており、各マイクロニードルが一般に、前記中間部より下でより小さい断面寸法へと先細になっている、項目18に記載のマイクロニードルアレイ。
(項目20)
各マイクロニードルが、溶解性生体適合性材料の複数の層を含む、項目1に記載のマイクロニードルアレイ。
(項目21)
前記溶解性生体適合性材料がカルボキシメチルセルロースである、項目20に記載のマイクロニードルアレイ。
(項目22)
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、例示的なマイクロニードルおよびこれらの寸法を示す図である。
【0010】
図2は、例示的なマイクロニードルアレイおよびその寸法を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)
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