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公開番号
2025016518
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-04
出願番号
2024179399,2021537795
出願日
2024-10-11,2019-12-30
発明の名称
クラミドモナス・アシドフィラの抽出物、それを調製するための方法ならびにそれを含んでなる化粧用組成物および皮膚用組成物
出願人
ラボラトワール エクスパンシアンス
代理人
個人
,
個人
主分類
C07K
4/08 20060101AFI20250128BHJP(有機化学)
要約
【課題】化粧用または皮膚用組成物としての、微小藻類クラミドモナス・アシドフィラ(Chlamydomonas acidophila)のペプチド抽出物、およびそれを調製するための方法を提供する。
【解決手段】微小藻類クラミドモナス・アシドフィラの抽出物、およびそれを調製するための方法であって、抽出物の総重量に対して表されるパーセンテージとして少なくとも20重量%のペプチドを含んでなる、少なくとも1つの酵素加水分解工程を含んでなる調製方法により得られる微小藻類クラミドモナス・アシドフィラのペプチド抽出物を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
抽出物の総重量に対して表されるパーセンテージとして少なくとも20重量%のペプチドを含んでなる少なくとも1つの酵素加水分解工程を含んでなる調製方法により得られる微小藻類クラミドモナス・アシドフィラのペプチド抽出物。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
抽出物の総重量に対して表されるパーセンテージとして20重量%~90重量%、有利には20重量%~75重量%、一般に30重量%~70重量%のペプチドを含んでなる、請求項1に記載の抽出物。
【請求項3】
前記ペプチドが3500ダルトン(Da)未満の分子量を有する、請求項1または2に記載の抽出物。
【請求項4】
少なくとも80重量%のペプチドが1000Da未満の分子量を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の抽出物。
【請求項5】
少なくとも30重量%、有利には少なくとも35重量%のペプチドが500Da未満の分子量を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の抽出物。
【請求項6】
少なくとも1つの酵素加水分解工程を含んでなる、クラミドモナス・アシドフィラのペプチド抽出物を調製するための方法。
【請求項7】
前記酵素加水分解が少なくとも1種類のプロテアーゼ、有利には少なくとも1種類のアルカリ性プロテアーゼの存在下で行われる、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
少なくとも以下の工程:
a)微小藻類クラミドモナス・アシドフィラの水相分散;
b)工程a)で得られた水相分散の、有利には少なくとも1種類のプロテアーゼの存在下での酵素加水分解、
c)工程b)で得られた混合物の熱処理、および
d)工程c)の終了時のペプチド抽出物の回収
を含んでなる、請求項6または7に記載の方法。
【請求項9】
工程c)とd)の間に配置される付加的濾過または遠心分離工程と、場合によりその後に限外濾過、ダイアフィルトレーション、またはナノフィルトレーションを含んでなる、請求項6~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
工程c)とd)の間、または付加的濾過もしくは遠心分離工程の後に行われる15kDaの限外濾過の工程をさらに含んでなる、請求項6~9のいずれか一項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、微小藻類クラミドモナス・アシドフィラ(Chlamydomonas acidophila)のペプチド抽出物およびこのような抽出物を含んでなる化粧用、皮膚用または医薬組成物に関する。本発明はまた、クラミドモナス・アシドフィラのペプチド抽出物を抽出するための方法、および前記方法により得ることができる抽出物にも関する。本発明はまた、皮膚、粘膜もしくは皮膚付属器の障害もしくは病態の予防もしくは治療において使用するため、血管障害の予防もしくは治療において使用するため、または脂肪組織の変性の予防もしくは治療において使用するための組成物またはこのような抽出物にも関する。最後に、本発明はまた、皮膚、粘膜または皮膚付属器の、それらの状態または外観を改善することを目的とする美容ケアのための方法であって、そのような組成物またはそのような抽出物を投与することからなる方法にも関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
微小藻類
微小藻類は、光合成を行い、従って、高等植物と同様に、リン、硝酸塩などの他の栄養素に加えて、空気からのCO
2
を代謝において使用することができる単細胞の真核生物である。微小藻類は、地球上に定着した最初の種の1つであった。約30000種が記載されているが、もっと多いと考えられる。微小藻類は、世界中の淡水、汽水および塩水中に天然状態で見られる。
【0003】
微小藻類は、光リアクターなどの光、pHおよび栄養素が制御された環境で、当業者に公知の方法に従って培養することができ、多くの生産物がある。微小藻類は、高等生物と同様に、タンパク質、炭水化物および脂質を合成することができる。一部の脂質は、特定の生物学的特性を有する複合脂肪酸または色素(キサントフィル)など、独特のものである。これらの脂質は生物燃料の生産の可能性に関して注目の的となり、バイオリアクターでのそれらの生産が拡がっている。他の生産物は多様であり、魚の餌(アクアリウムおよび養殖)、食品およびヒトの健康(ヘマトコッカス藻(Haematococcus pluvialis)から抽出されるアスタキサンチンであるスピルリナタンパク質)および化粧品工業におけるいくつかの生産物がある。
【0004】
従来技術
-クラミドモナス・アシドフィラ
緑藻綱(Chlorophyceae)(クラミドモナス科(Chlamydomonadaceae))のクラミドモナス・アシドフィラは、強酸性水(pH2.3~3.4)で増殖し、重金属を含む環境に適応している緑色の淡水微小藻類である。特に、クラミドモナス・アシドフィラは、アルゼンチンの火山湖で初めて特定され、採種された。クラミドモナス・アシドフィラは、金属をキレート化することができる特定の構造であるフィトケラチン、およびカロテノイド(β-カロテン、ルテイン)が豊富であるとされている。その培養および発達条件に関する(極限pHおよび重金属に対する耐性)に関する公表を除いて、その組成および使用に関するものはほとんどない。その「近縁の」コナミドリムシ(Chlamydomonas reinhardtii)は、遺伝学などの種々の化学分野でモデル生物として使用されている。
【発明の開示】
【0005】
本出願者は、微小藻類クラミドモナス・アシドフィラのペプチド抽出物は、これまでには記載されたことがなかった化粧的、薬理学的および皮膚科的特性を示すことを発見した。特に、このようなクラミドモナス・アシドフィラ抽出物がそれ自体、それらの特定の特性のために使用されるのは初めてのことである。
【0006】
本発明は、微小藻類クラミドモナス・アシドフィラのペプチド抽出物に関する。
【0007】
本発明に関して、「ペプチド抽出物」は、主としてペプチドを含んでなる抽出物を意味する。
【0008】
本発明に関して、「ペプチド」は、ペプチド結合によって相互に連結されたアミノ酸のポリマーを意味する。ペプチドは、特に、200~10000ダルトン(Da)の分子量を特徴とする。
【0009】
有利には、本発明によるクラミドモナス・アシドフィラ抽出物は、抽出物の総重量に対して表されるパーセンテージとして少なくとも20重量%のペプチドを含んでなる。特に、本発明による抽出物は、抽出物の総重量に対して表されるパーセンテージとして20重量%~90重量%、有利には20重量%~75重量%、より有利には30重量%~70重量%、一般に65重量%のペプチドを含んでなる。
【0010】
有利には、本発明によるクラミドモナス・アシドフィラ抽出物は、タンパク質、特に、残留天然タンパク質を実質的に含まない。他のものの中でもこれはアレルギー性反応を回避し、本発明による抽出物の溶解度およびバイオアベイラビリティを改善する。
(【0011】以降は省略されています)
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