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公開番号2025016482
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-04
出願番号2024174781,2021534989
出願日2024-10-04,2019-12-13
発明の名称後ろ側に少なくとも1つの型要素が備えられた型ライニングを含む型枠システム
出願人ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア,BASF SE
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E04G 17/00 20060101AFI20250128BHJP(建築物)
要約【解決手段】型ライニング及び型要素は、3Dプリンティング法により製造されている。このことは好ましくは共通の3Dプリンティング工程によって行われるがしかし型ライニング及び型要素は、別個の3Dプリンティング工程によって製造されることも可能であり型要素は次いで型ライニングの後ろ側に備えられる。このことは少なくとも1つの第1の固定要素を使用して行われる。これとは対照的に型ライニング及び型要素が共通の3Dプリンティング工程で製造される場合型要素を型ライニングに固定するための第1の固定要素の追加的な使用は必要とされない。
【効果】本発明に従えば型要素及び任意に第1の固定要素はこれらが型ライニングの前側と接触しないか又は貫通することがないように型ライニングの後ろ側に備えられる。本発明はまたこのような型枠システムを例えば、コンクリートで作られた構造要素の製造に使用する方法にも関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
-前側(3)及び後ろ側(4)を有する型ライニング(2)、
-型ライニング(2)の後ろ側(4)に備えられた、少なくとも1つの型要素(10)、
を含み、
i)型ライニング(2)及び型要素(10)は、3Dプリンティング法により製造されており、ii)型要素(10)は、任意に少なくとも1つの第1の固定要素(50)を使用することによって、型ライニング(2)の後ろ側(4)に備えられ、及びiii)型要素(10)及び任意に第1の固定要素(50)は、型要素(10)及び任意に使用される第1の固定要素(50)が、型ライニング(2)の前側(3)と接触しないか、又は貫通することがないように、型ライニング(2)の後ろ側(4)に備えられており、
型枠システム(1)は、少なくとも1つの第2の固定要素(20)を使用することによって、基礎部(30)の少なくとも1つのサブ領域に留められており、基礎部(30)は、完全に木材から製造されている、ことを特徴とするコンクリートで作られた構造要素を製造するための型枠システム(1)。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
型ライニング(2)及び少なくとも1つの型要素(10)が、共通の3Dプリンティング工程で製造されていることを特徴とする請求項1に記載の型枠システム(1)。
【請求項3】
型ライニング(2)及び少なくとも1つの型要素(10)が、別個の3Dプリンティング工程で製造されており、及び型要素(10)が次いで、少なくとも1つの第1の固定要素(50)を使用して、型ライニング(2)の後ろ側(4)に備えられることを特徴とする請求項1に記載の型枠システム(1)。
【請求項4】
少なくとも1つの型要素(10)が、接着接合、ネジ留め、くぎ留め、及び/又はリベット留めによって、型ライニング(2)の後ろ側(4)に備えられ、及び/又は、第1の固定要素(50)として、接着剤、ネジ、くぎ、及び/又はリベットが使用されることを特徴とする請求項3に記載の型枠システム(1)。
【請求項5】
前記少なくとも1つの型要素(10)は、
i)少なくとも1つの開口部(11)を、好ましくは円形状の穴、スロット又は切り欠きの形状で有し、及び/又は
ii)少なくとも1つのラッチングラグ(13)を有し、及び/又は
iii)少なくとも1つの補強リブ(12)
を有することを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載の型枠システム(1)。
【請求項6】
基礎部(30)は、木製格子構造、又はクリート構造であることを特徴とする請求項1~5の何れか1項に記載の型枠システム(1)。
【請求項7】
前記少なくとも1つの型要素(10)が、少なくとも1つの開口部(11)、好ましくは円形状の穴又はスロットを有し、及び少なくとも1つの第1の第2の固定要素(20)、好ましくはワイヤ(21)、ケーブル又はスチールストリップ、特にワイヤ(21)が、その1つのサブ領域を経由して開口部(11)内に挿入され、又は部分的に引っ張られ、及び第1の第2の固定要素(20)が、その他のサブ領域を経由して、少なくとも1つの第2の第2の固定要素(20)、好ましくはネジ又はくぎを使用して、基礎部(30)に留められていることを特徴とする請求項1に記載の型枠システム(1)。
【請求項8】
少なくとも1つの型要素(10)が、少なくとも1つの開口部(11)を有し、及び型要素(10)が、少なくとも1つの第1の第2の固定要素(20)を使用して基礎部(30)に留められ、及び
i)第1の第2の固定要素(20)が、少なくとも1つの第2の第2の固定要素(20)、好ましくはネジ(22)又はくぎを任意に使用して、基礎部(30)に留められ、及び/又は
ii)第1の第2の固定要素(20)が、好ましくは穿孔されたストリップ(27)であり、及び穿孔されたストリップ(27)は、ボルト(26)を任意に使用して、型要素(10)に留められている、
ことを特徴とする請求項1に記載の型枠システム(1)。
【請求項9】
少なくとも1つの第1の型要素(10)及び少なくとも1つの第2の型要素(10)が、基礎部(30)のサブ領域との両側連結を設けるために、型ライニング(2)の後ろ側(4)に備えられ、及び好ましくは、第1の型要素(10)の第2の型要素(10)に対する配置構成が、対称性、好ましくは(基礎部(30)の位置に対して)ミラー反転である、ことを特徴とする請求項1に記載の型枠システム(1)。
【請求項10】
第1及び第2の型要素(10)が、それぞれ単一の第2の固定要素(20)のサブ領域に連結され、及びこの第2の固定要素(20)の更なるサブ領域が、基礎部(30)に留められており、及び
好ましくは、
i)基礎部(30)が、少なくとも1つの開口部及び/又は切り欠きを有し、これを通して第2の固定要素(20)を引っ張るか又は部分的に挿入することが可能であり、及び/又は
ii)第2の固定要素(20)が、ストリップ、ケーブル又は穿孔したストリップであり、及び/又は
iii)第2の固定要素(20)が、追加的に、張力機構(24)、特に偏心器を有する、
ことを特徴とする請求項9に記載の型枠システム(1)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、型ライニング(2)及び型ライニング(2)の後ろ側(4)に備えられた、少なくとも1つの型要素(10)を含む型枠システム(1)に関する。型ライニング(2)及び型要素(10)は、3Dプリンティング法によって製造されている。これは好ましくは、共通の3Dプリンティング工程で行われ、しかしながら、型ライニング(2)及び型要素(10)は、別個の3Dプリンティング工程で製造されることも可能であり、ここで型要素(10)は、型ライニング(2)の後ろ側(4)に備えられる。このことは、少なくとも1つの第1の固定要素(50)を使用して行われる。一方、型ライニング(2)及び型要素(10)が共通の3Dプリンティング工程で製造された場合には、型要素(10)を型ライニング(2)に留めるために、第1の固定要素(50)を追加的に使用する必要はない。本発明に従えば、型要素(10)及び任意に第1の固定要素(50)は、これらが型ライニング(2)の前側(3)と接触しないか、又は貫通することがないように型ライニング(2)の後ろ側(4)に備えられる。本発明はまた、このような型枠システム(1)を、例えばコンクリートで作られた構造要素の製造に使用する方法にも関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【0002】
コンクリーで作られた構造要素を製造するための型枠は、コンクリートの高密度による小さな変形を伴う内部圧力に耐えることが可能でなければならない。更に、製造されるコンクリート構造要素について、乱れのない、均一な表面を得ると共に、所望の理想的には途切れることのない質感を得ることに高い要求がある。均一で、乱れがなく、目に見える固定要素、例えばネジの無い型枠表面は、型枠及びプレキャストコンクリート部分を修正(rework)する労力を低減させる。実際に、型枠システムは通常、例えばネジ又は他の固定要素を使用して、対応する構造の固定を達成するために、コンクリートに向き合う面から開始して、この面を通って基礎部に留められている。しかしながら、実際に広く行われているこの方法では、使用される固定要素が、製造されるコンクリート構造要素の表面上で明らかに目に見えてしまい、従って手直し(再加工)が必要であるという重要な不利な点がある。例えば、使用するネジに、その頭部にフィラーが備えられている場合、表面上の染み、及び/又は望ましくない変形/落ち込み(depression)が、対応するコンクリート構造要素に見られ得るものである。
【0003】
特許文献1(WO95/02101)には、慣用の型枠システム(これらをライニングボードと表している)が開示されており、該型枠システムでは、断面が略U字形の支持梁が、型ライニングのコンクリートから背を向ける側に備えられている。特許文献1には、型ライニングを形成する材料、又は型ライニングを製造する方法についての特定の情報は、何ら記載されていない。断面が略U字形の支持梁は、例えばシート状の金属から製造可能である。
【0004】
特許文献2(DE-A102016119365)は、コンクリート要素を製造するためのモジュール式の型枠システムに関するものである。添付された図は特に、最初に、オーダーメイドの型枠システムを使用し、次いで支持構造体、又は基礎部に留められた(固定された)型枠システムを使用して、どのようにしてコンクリート要素が実際に製造されるのかを示している。アルミニウム型枠パネルはしばしば実際に使用されるものであるが、この文献では、コンクリート表面上の質感(テキスチャー)の問題から、不利な点を有するものとして記載されている。この文献に開示されているモジュール式の型枠システムは、この替わりに、複数の個々の型で構成されており、この個々の型は、少なくともコンクリートに向いた面上で、層状に硬化するブラスチック(合成物質)から製造されている。この表面は、次いで、(個別の)基礎プレートに与えられ、該基礎プレートは例えばアルミニウムから製造可能である。実際の使用では、この多くの個別の型で構成されたモジュール式の型枠システムは、次に、型枠、又は後ろ側、すなわちコンクリートから背いた側の基礎部に留められる。この目的のために、個々の要素を固定するための、例えばアルミニウムから製造された基礎プレートの後ろ側に別個に備えらえた装置が通常使用される。
【0005】
特許文献3(CN105926935A)は、3Dプリンティングに基づくコンクリート配置用の統合化カラムテンプレートを開示しており、ここでの統合化カラムテンプレートは、3Dプリンティングによって形成されたチューブ状構造を有しており、該チューブ状構造は、チューブ壁及び任意に補強リブから構成されている。
【0006】
特許文献4(KR101539186B1)は、特定の外側表面を備えた、コンクリートを注ぎ込むための型枠配置構成に関するもので、この型枠配置構成は、フレーム及び注ぎ込むコンクリートの外側表面に対応する対応部分を含んでいる。
【0007】
特許文献5(CN108797892A2)は、自由に除去することが可能なコンクリートカラム型を開示しており、このコンクリートカラム型は、ガラスファイバーメッシュで補強されており、カラム型は、中空状の超高性能コンクリート層及びガラスファイバーメッシュを含んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
WO95/02101
DE-A102016119365
CN105926935A
KR101539186B1
CN108797892A2
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、コンクリートで作られた構造要素を製造するのに適切な、新しい型枠システムを提供することに基づいている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この目的は、
-前側(3)及び後ろ側(4)を有する型ライニング(2)、
-型ライニング(2)の後ろ側(4)に備えられた、少なくとも1つの型要素(10)、
を含み、
i)型ライニング(2)及び型要素(10)は、3Dプリンティング法により製造されており、ii)型要素(10)は、任意に少なくとも1つの第1の固定要素(50)を使用することによって、型ライニング(2)の後ろ側(4)に備えられ、及びiii)型要素(10)及び任意に第1の固定要素(50)は、型要素(10)及び任意に使用される第1の固定要素(50)が、型ライニング(2)の前側(3)と接触しないか、又は貫通することがないように、型ライニング(2)の後ろ側(4)に備えられている、型枠システム(1)によって達成される。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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