TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025016457
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-04
出願番号
2024171298,2021549516
出願日
2024-09-30,2019-02-26
発明の名称
三元カソード材料を製造するための方法及び装置
出願人
リンデ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
,
Linde GmbH
代理人
弁理士法人浅村特許事務所
主分類
H01M
4/525 20100101AFI20250128BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】より良好なリチウム電池を提供するための三元カソード材料を製造する方法を提供する。
【解決手段】焙焼窯(120)において原材料(110)を焙焼することにより、リチウム電池用三元カソード材料(130)を製造する方法であって、焙焼窯(120)に雰囲気が提供され、雰囲気のガス成分(a)の焙焼窯(120)への注入は、測定されている少なくとも1つのプロセス影響パラメータ、並びに三元カソード材料(130)を製造するための装置に基づいて、閉ループ制御方式で制御される、方法とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
焙焼窯(120)において原材料(110)を焙焼することにより、リチウム電池用三元カソード材料(130)を製造する方法であって、前記焙焼窯(120)に雰囲気が提供され、
前記雰囲気のガス成分(a)の前記焙焼窯(120)への注入が、測定されている少なくとも1つのプロセス影響パラメータに基づいて閉ループ制御方式で制御されることを特徴とする、
方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、焙焼窯中の原材料を焙焼することによってリチウム電池用三元カソード材料を製造するための方法及び装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
電気自動車及びハイブリッド自動車の市場は急速に成長している。これにより、自動車産業で一般的に使用されるリチウム又はリチウムイオン電池に対する需要が高まっている。リチウム電池は、他の成分の中でもとりわけカソード材料及びアノード材料を含有する。これらの材料及びそれらの成分を製造するプロセスは、一般的には、酸素、窒素、及びアルゴンなどのガスを使用する。
【0003】
長距離電気自動車及びハイブリッド自動車に対する要求により、リチウム電池産業は、より高いエネルギー比のカソード材料及び対応する解決策を追求することが求められている。より高いエネルギー密度を有するいわゆる三元カソード材料は、この業界における趨勢となっている。リチウム電池用のこのような三元カソード材料は、一般的には、焙焼窯内に雰囲気を提供する、焙焼窯の中で原材料を焙焼することによって製造される。
【0004】
本発明は、焙焼窯で焙焼された原材料から生成物を得る可能性を改善し、したがって、より良好なリチウム電池を提供することを目的とする。
【0005】
この目的は、独立請求項による方法及び装置を提供することによって達成される。
【0006】
本発明による方法は、焙焼窯内で原材料を焙焼することにより、リチウム電池(又はリチウムイオン電池)用の三元カソード材料を製造するための方法であって、焙焼窯内には雰囲気が提供される。焙焼窯としては、連続ローラーハース窯又はプッシャ窯を用いることが好ましい。一般的かつ好ましい三元カソード材料は、ニッケルコバルトマンガン及びニッケルコバルトアルミニウムである。このような焙焼プロセスに使用される一般的な温度は、700℃から1000℃の間であり、焙焼プロセスは、一般的には10時間から18時間の間持続する。
【0007】
その焙焼プロセスで生じる化学反応は、以下の式によって説明することができ、式中、Mは、Ni(ニッケル)、Mn(マンガン)、Co(コバルト)及び/又はAl(アルミニウム)を表す。
M(OH)
2
+0.5Li
2
CO
3
+0.25O
2
=L
i
MO
2
+0.5CO
2
+H
2
O
M(OH)
2
+LiOH.H
2
O+0.25O
2
=LiMO
2
+2.5H
2
O
【0008】
特に、酸素は、例えばNi
2+
をNi
3+
に酸化するのに役立つため、そのプロセスにおいて重要な役割を果たす。しかしながら、Ni
3+
は、焙焼窯に行き渡る温度が高過ぎると分解の問題に直面する。したがって、三元カソード材料は、高温又は高過ぎる温度で容易に分解され得る。そのため、焙焼プロセスは、Ni
3+
が分解を受けないことを確実にするために、その温度を可能な限り低く保つべきである。更に、窯内のすべての原材料を同一のプロセス条件に曝すことを可能にするために、窯内の均一な温度分布及び/又は均一な雰囲気を提供することが目的となる。
【0009】
本発明によれば、雰囲気、好ましくは酸素のガス成分を焙焼窯に注入することは、閉ループ制御方式で、すなわち測定される少なくとも1つのプロセス影響パラメータに基づいて閉ループ制御によって制御される。特に、閉ループ制御は、制御モジュールなどによって自動的に実行される。
【0010】
このようなプロセス影響パラメータは、プロセスに影響を与える任意のパラメータであり得る。好ましくは、少なくとも1つのプロセス影響パラメータは、原材料、例えば、原材料の具体的な組成を特徴付けるパラメータ、及び/又は、雰囲気、例えば、存在するガス成分(酸素、二酸化炭素など)とそれらの具体的な比率若しくは湿度を特徴付けるパラメータ、及び/又は、三元カソード材料、例えば、その具体的な組成を特徴付けるパラメータから選択される。そのようなパラメータを測定するために、対応する測定及び/又は分析手段を適切な位置に提供することができる。
(【0011】以降は省略されています)
特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
テーブルタップ
21日前
三洋化成工業株式会社
軟磁性材料
11日前
キヤノン株式会社
電子機器
21日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
21日前
株式会社ヨコオ
同軸コネクタ
17日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
21日前
古河電池株式会社
制御弁式鉛蓄電池
17日前
株式会社ユーシン
スイッチ装置
21日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
11日前
個人
六角形パネル展開アレーアンテナ
21日前
株式会社ユーシン
スイッチ装置
21日前
株式会社ヨコオ
ソケット
4日前
日新電機株式会社
変圧器
5日前
株式会社半導体エネルギー研究所
電池
10日前
TDK株式会社
コイル部品
17日前
ローム株式会社
半導体装置
21日前
三洲電線株式会社
撚線導体
11日前
住友電装株式会社
コネクタ
17日前
株式会社デンソー
半導体装置
21日前
大和電器株式会社
コンセント
17日前
トヨタバッテリー株式会社
二次電池
4日前
富士電機株式会社
半導体装置
21日前
株式会社デンソー
半導体装置
21日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
17日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
21日前
三洋化成工業株式会社
リチウムイオン電池
11日前
日産自動車株式会社
電子機器
24日前
オムロン株式会社
リード線整列治具
21日前
シャープ株式会社
アンテナ装置
4日前
個人
ユニバーサルデザインコンセントプラグ
21日前
TDK株式会社
電子部品
17日前
株式会社村田製作所
コイル部品
3日前
トヨタ自動車株式会社
非水系二次電池
24日前
株式会社村田製作所
電池パック
11日前
日本無線株式会社
モノポールアンテナ
21日前
ローム株式会社
半導体発光装置
17日前
続きを見る
他の特許を見る