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公開番号
2025016375
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2024114752
出願日
2024-07-18
発明の名称
乳剤性ローション剤
出願人
マルホ株式会社
代理人
弁理士法人NSI国際特許事務所
主分類
A61K
8/73 20060101AFI20250124BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】乳化安定性などに優れた、硫酸化多糖類またはその塩を含有する新たな水中油型乳剤性ローション剤を提供すること。
【解決手段】本発明として、例えば、硫酸化多糖類またはその塩(特にヘパリン類似物質)、およびミリスチルアルコールまたはオレイルアルコールを含有することを特徴とする水中油型乳剤性ローション剤を挙げることができる。
本発明に係る水中油型乳剤性ローション剤は、少なくとも粘度や乳化粒子径において従来のものと比べ同等以上に優れる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
硫酸化多糖類またはその塩、およびミリスチルアルコールまたはオレイルアルコールを含有することを特徴とする、水中油型乳剤性ローション剤。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
硫酸化多糖類が、ムコ多糖の多硫酸化物である、請求項1に記載の水中油型乳剤性ローション剤。
【請求項3】
ムコ多糖の多硫酸化物が、ヘパリン類似物質である、請求項2に記載の水中油型乳剤性ローション剤。
【請求項4】
さらに、界面活性剤、炭化水素系基剤、保湿剤、増粘剤、pH調節剤、安定化剤および保存剤からなる群から選択される1種以上の成分を含有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の水中油型乳剤性ローション剤。
【請求項5】
さらに、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、グリセリン脂肪酸エステル、炭化水素、ポリオール、アルカノールアミン、カルボキシビニルポリマー、およびパラオキシ安息香酸エステルからなる群から選択される1種以上の成分を含有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の水中油型乳剤性ローション剤。
【請求項6】
さらに、ポリオキシエチレンセチルエーテル、モノステアリン酸グリセリン、白色ワセリン、スクワラン、グリセリン、アルカノールアミン、カルボキシビニルポリマー、およびパラオキシ安息香酸エステルからなる群から選択される1種以上の成分を含有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の水中油型乳剤性ローション剤。
【請求項7】
ヘパリン類似物質、セタノール、ミリスチルアルコール、ポリオキシエチレンセチルエーテル、モノステアリン酸グリセリン、白色ワセリン、スクワラン、グリセリン、ジイソプロパノールアミン、カルボキシビニルポリマー、およびパラオキシ安息香酸エステルを含有することを特徴とする、水中油型乳剤性ローション剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、医薬品、医薬部外品等として有用な、硫酸化多糖類を有効成分として含む水中油型の乳剤性ローション剤に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
ローション剤とは、一般に、有効成分を水性の液中に溶解または微細均等に分散して製した皮膚に塗布する液状の外用剤である。そして、その状態によって、懸濁性ローション剤、乳剤性ローション剤、あるいは溶液性ローション剤に分類される。特に、乳剤性ローション剤は、別名乳液と呼ばれることもあり、その使用感の良さから水中油型のものが好まれている。
水中油型の乳剤性ローション剤は、水中油型乳剤性軟膏(クリーム剤)と同様に乳化系であるため、基本的には油性成分、水性成分、および界面活性剤(乳化剤)を構成成分とするが、同じ乳化系であっても外相(水相)が固化していないためにそのエマルションの安定化は困難とされている。その解決方法としては外相の粘度を高める方法が知られており、カルボキシビニルポリマー、ヒドロキシプロピルセルロース等に代表される水溶性高分子を増粘剤として添加する方法が一般的に用いられている。
【0003】
硫酸化多糖、その中でもヘパリン類似物質は、例えば、クリーム剤(O/W型、W/O型)、ローション剤、フォーム剤、スプレー剤といった剤型で血行促進・皮膚保湿剤として使用されている。硫酸化多糖の塩を含有する製剤としては、コンドロイチン硫酸エステルの多硫酸エステルを有効成分とする皮膚用保湿剤が特許文献1に開示されている。かかる特許文献においては、当該皮膚用保湿剤の剤型として、洗浄料、クリーム類、化粧水類、オシロイ類および口紅が挙げられている。今日の剤型分類に従った場合のローション剤に分類されるものとしては、化粧水類に分類されているところの植物汁液性化粧水、アルカリ性化粧水、アストリンジェントローション、ハンドローション、乳液、ファンデーションローションおよびクレンジングローションが該当するが、水中油型乳剤性ローション剤におけるエマルションの安定化技術を必要としない溶液性ローション剤がその中心である。また、乳液、即ち乳剤性ローション剤の安定性についても特に触れられていない。
【0004】
コンドロイチン硫酸エステルの多硫酸エステルのような硫酸化多糖類またはその塩を含有する乳剤性ローション剤を、上記したようなエマルションの安定化手法、即ち水溶性高分子を添加することにより安定化することも考えられるが、硫酸化多糖類またはその塩は水溶性高分子による増粘効果を阻害する傾向があり、硫酸化多糖類またはその塩を含有する水中油型乳剤性ローション剤においては、かかる方法によるエマルションの安定化は困難である。
【0005】
また、一般に、乳剤性のローション剤は、他の外用剤(油脂性軟膏及び乳剤性軟膏)と比較して配合される油性成分が少ないことから、使用感に優れており、同時に皮膚への残り感が少ないという利点を有しているが、皮膚被覆性が乏しいことに起因した効力の持続化に問題があるとされている。
【0006】
硫酸化多糖類またはその塩を含有する水中油型の乳剤性ローション剤に関する上記のような問題点に対して、還元ラノリンのような乳化安定化剤を配合する発明が開示されている(特許文献2)。かかる特許文献によれば、還元ラノリンのような乳化安定化剤を配合することにより、エマルションの安定性を確保すると共に、皮膚の保湿効果が乳剤性軟膏(クリーム)と同等に優れた水中油型乳剤性ローション剤を得ることができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開昭60-112708号公報
特開平11-180821号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記水中油型の乳剤性ローション剤におけるエマルションの安定性等の課題は、乳剤性ローション剤において一般に求められる課題である。他の含有成分との組合せや経済性等、将来を含めた諸事情の可能性を考慮すれば、一通りに限らず多様な解決策が提供されることが社会的に好ましい。
【0009】
本発明は、乳化安定性などに優れた、硫酸化多糖類またはその塩を含有する新たな水中油型乳剤性ローション剤を提供することを主な課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、一定の高級脂肪族アルコールを乳化安定化剤として配合することにより、上記課題を解決しうることを見出し、本発明を完成するに到った。
(【0011】以降は省略されています)
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