TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025016342
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2024069710,2023118823
出願日
2024-04-23,2023-07-21
発明の名称
HIFU照射装置
出願人
ソニア・セラピューティクス株式会社
代理人
弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類
A61N
7/00 20060101AFI20250124BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本発明の目的は、HIFU照射装置について、治療用超音波の焦点の位置を治療部位に合わせる操作を容易にすることである。
【解決手段】振動子制御部18は、凹面30に沿って配置された複数の超音波振動子32を制御する。データ取得部16は、凹面30の中心軸40上に配置された超音波プローブ12によってBモード画像データを取得する。コントローラ22は、振動子制御部18およびデータ取得部16を制御する。コントローラ22は、複数の超音波振動子32に超音波を送信させているときに、複数の前記超音波振動子のそれぞれから発せられる超音波の遅延時間を調整しながら、Bモード画像データが示すBモード画像上で、複数の超音波振動子32から発せられる超音波の焦点Fを探索する処理を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
凹面に沿って配置された複数の超音波振動子を制御する振動子制御部と、
前記凹面の中心軸上に配置された超音波プローブによってBモード画像データを取得するデータ取得部と、
前記振動子制御部および前記データ取得部を制御するコントローラと、を備え、
前記コントローラは、
複数の前記超音波振動子に超音波を送信させているときに、複数の前記超音波振動子のそれぞれから発せられる超音波の遅延時間を調整しながら、複数の前記超音波振動子から発せられる超音波の焦点であって、前記Bモード画像データが示すBモード画像に輝度の強弱によって現れる焦点を、前記Bモード画像データに基づいて探索する処理を実行することを特徴とするHIFU照射装置。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のHIFU照射装置であって、
前記焦点が検出されたときの前記遅延時間で、複数の前記超音波振動子のそれぞれから超音波を発生させた状態から、さらに、複数の前記超音波振動子のそれぞれから発せられる超音波の遅延時間を調整して、前記中心軸に前記焦点を近付け、または、前記中心軸上に前記焦点を位置させることを特徴とするHIFU照射装置。
【請求項3】
凹面に沿って配置された複数の超音波振動子と、
前記凹面の中心軸上に配置された超音波プローブによってBモード画像データを取得するデータ取得部と、を備えるHIFU照射装置の焦点調整方法であって、
前記HIFU照射装置は、さらに、
複数の前記超音波振動子を制御する振動子制御部を備え、
前記振動子制御部および前記データ取得部を制御するコントローラが、
複数の前記超音波振動子に超音波を送信させているときに、複数の前記超音波振動子のそれぞれから発せられる超音波の遅延時間を調整しながら、複数の前記超音波振動子から発せられる超音波の焦点であって、前記Bモード画像データが示すBモード画像に輝度の強弱によって現れる焦点を、前記Bモード画像データに基づいて探索するステップ、を実行することを特徴とする焦点調整方法。
【請求項4】
請求項3に記載の焦点調整方法であって、
前記コントローラが、
前記焦点が検出されたときの前記遅延時間で、複数の前記超音波振動子のそれぞれから超音波を発生させた状態から、さらに、複数の前記超音波振動子のそれぞれから発せられる超音波の遅延時間を調整して、前記中心軸に前記焦点を近付け、または、前記中心軸上に前記焦点を位置させるステップを実行することを特徴とする焦点調整方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、HIFU照射装置とその焦点調整方法に関し、特に、Bモード画像を用いた焦点の位置の調整に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
強力集束超音波(High Intensity Focused Ultrasound)を用いた治療装置が広く用いられている。この治療装置は、HIFU照射装置あるいはHIFU照射システムと称され、治療部位に集束超音波を照射して生体組織を壊死させる。
【0003】
一般に、HIFU照射装置は、凹面に沿って配置された治療用の複数の超音波振動子を備えている。複数の超音波振動子は、それぞれから発せられた超音波が一点に照射され焦点を形成するように配置されている。治療の際には、焦点の位置が治療部位に合わせられ超音波が照射される。照射位置の確認には、超音波画像上に焦点を表す超音波診断装置が用いられる。
【0004】
以下の特許文献1には、Bモード画像(断層画像)を表示する超音波診断装置を用いて焦点の位置を観測する超音波治療装置が記載されている。この装置では、組織に影響のない弱いレベルの超音波が治療用の超音波振動子から発せられると共に、超音波イメージングプローブによる超音波の送受信によって断層画像が表示される。患者の組織の音響特性は組織の温度変化に応じて変化するため、断層画像には焦点の位置が輝度の強弱によって示される。また、非特許文献1に示されているように、患者の組織には超音波の照射によって変位が生じるため、断層画像には焦点の位置が輝度の変化によって示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平8-71069号公報
【非特許文献】
【0006】
ARFIを利用した組織硬度測定インターネット<https://www.innervision.co.jp/sp/ad/suite/siemens/technical_notes/140368>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
強力集束超音波を用いた治療では、音響特性が周囲と異なる領域が患者の組織にあると、治療用の超音波振動子から発せられる超音波の屈折によって、音響特性が一様な場合に対して焦点の位置がずれてしまうことがある。これによって、超音波の焦点がBモード画像上に現れず、治療用超音波の焦点の位置を治療部位に合わせる操作が困難となることがある。
【0008】
本発明の目的は、HIFU照射装置について、治療用超音波の焦点の位置を治療部位に合わせる操作を容易にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の関連技術に係るHIFU照射装置は、凹面に沿って配置された複数の超音波振動子を制御する振動子制御部と、前記凹面の中心軸上に配置された超音波プローブを、前記中心軸の周りで回転させるプローブ駆動部と、前記超音波プローブによってBモード画像データを取得するデータ取得部と、前記振動子制御部、前記プローブ駆動部および前記データ取得部を制御するコントローラと、を備え、前記コントローラは、複数の前記超音波振動子に超音波を送信させているときに、前記中心軸周りの前記超音波プローブの回転角度位置を変化させながら、前記Bモード画像データが示すBモード画像上で、複数の前記超音波振動子から発せられる超音波の焦点を探索する処理と、前記焦点が検出されたときの前記回転角度位置で、前記超音波プローブを静止させる処理と、を実行する。
【0010】
望ましくは、前記コントローラは、前記焦点が検出されたときの前記回転角度位置で前記超音波プローブを静止させた状態で、複数の前記超音波振動子のそれぞれから発せられる超音波の遅延時間を調整して、前記中心軸に前記焦点を近付け、または、前記中心軸上に前記焦点を位置させる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
健康器具
7日前
個人
歯茎みが品
1か月前
個人
歯の掃除具
3か月前
個人
鼾防止用具
3日前
個人
塗り薬塗り具
2か月前
個人
マッサージ機
18日前
個人
乗馬テラピー
4か月前
個人
導電香
24日前
個人
脈波測定方法
10日前
個人
身体牽引装置
3か月前
個人
脈波測定方法
3日前
個人
片足歩行支援具
1か月前
個人
収納容器
2か月前
個人
発熱器具
3か月前
個人
健康器具
2か月前
個人
クリップ
1か月前
個人
染毛方法
3か月前
個人
口内洗浄具
10日前
個人
眼科診療車
1か月前
個人
動体視力強化装置
4か月前
個人
磁器治療器
4か月前
東レ株式会社
下肢着用具
4か月前
個人
血管硬化度算出方法
4か月前
個人
避難困難者救出台車
1か月前
株式会社ナカニシ
生検針
4か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
3か月前
個人
除菌システム
1か月前
株式会社コーセー
美爪料
1か月前
株式会社 MTG
浴用剤
25日前
株式会社コーセー
化粧料
1か月前
大正製薬株式会社
内服液剤
4か月前
個人
尿バッグカバー
25日前
株式会社ニデック
眼科装置
1か月前
株式会社ファンケル
化粧料
2か月前
株式会社ニデック
眼科装置
4か月前
株式会社ファンケル
化粧料
3か月前
続きを見る
他の特許を見る