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公開番号2025016179
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023119293
出願日2023-07-21
発明の名称医用画像処理装置、医用画像処理方法及びプログラム、画像診断システム
出願人富士フイルム株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61B 5/055 20060101AFI20250124BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】医用画像の3つ以上の画質パラメータの種類のそれぞれの値を直観的に短時間で決定することができる医用画像処理装置、医用画像処理方法及びプログラム、画像診断システムを提供する。
【解決手段】一方の画質パラメータの種類のそれぞれ異なる複数の候補値と他方の画質パラメータの種類のそれぞれ異なる複数の候補値とをそれぞれ組み合わせて医用撮像データを画像処理した複数の候補画像を選択可能に二次元に配置し、選択された候補画像に対応する一方の画質パラメータの種類の候補値と他方の画質パラメータの種類の候補値とのうちの少なくとも一方を画質パラメータの種類の設定値として決定する処理を、3つ以上の画質パラメータの種類のうちの優先順位の高い順に行う。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つのプロセッサと、
前記プロセッサに実行させるための命令を記憶する少なくとも1つのメモリと、
を備え、
前記プロセッサは、
医用撮像データを取得し、
前記医用撮像データから生成される医用画像の画質に関する3つ以上の画質パラメータの種類のうちの2つの画質パラメータの種類のパラメータ種類セットについて、一方の画質パラメータの種類のそれぞれ異なる複数の候補値と他方の画質パラメータの種類のそれぞれ異なる複数の候補値とをそれぞれ組み合わせて前記医用撮像データを画像処理した複数の候補画像を、前記一方の画質パラメータの種類を一方の軸、前記他方の画質パラメータの種類を他方の軸として二次元に配置したプレビュー画像を表示装置に表示させ、
前記プレビュー画像から1つの前記候補画像の選択操作を受け付け、
前記選択操作された前記候補画像に対応する前記一方の画質パラメータの種類の前記候補値と前記他方の画質パラメータの種類の前記候補値とのうちの少なくとも一方を前記画質パラメータの種類の設定値として決定する、
医用画像処理装置であって、
前記3つ以上の画質パラメータの種類はそれぞれ優先順位が付与されており、
前記優先順位が第1位である第1の画質パラメータの種類と第2位である第2の画質パラメータの種類とを含む第1のパラメータ種類セットについて前記設定値を決定した後に、前記第1のパラメータ種類セットとは異なる第2のパラメータ種類セットについて前記設定値を決定し、
前記3つ以上の画質パラメータの種類のそれぞれの前記設定値を適用して前記医用撮像データを画像処理して医用画像を生成する、
医用画像処理装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記プロセッサは、前記第1のパラメータ種類セットについて前記第1の画質パラメータの種類の前記設定値と前記第2の画質パラメータの種類の前記設定値とを決定し、
前記第2のパラメータ種類セットは、前記優先順位が第3位である第3の画質パラメータの種類と第4位である第4の画質パラメータの種類とを含む、
請求項1に記載の医用画像処理装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記第1のパラメータ種類セットについて前記第1の画質パラメータの種類の前記設定値を決定し、
前記第2のパラメータ種類セットは、前記第2の画質パラメータの種類と前記優先順位が第3位である第3の画質パラメータの種類とを含む、
請求項1に記載の医用画像処理装置。
【請求項4】
前記第2のパラメータ種類セットの前記第2の画質パラメータの種類の前記複数の候補値の範囲は、前記第1のパラメータ種類セットの前記第2の画質パラメータの種類の前記複数の候補値の範囲よりも相対的に狭く、かつ前記第1のパラメータ種類セットの前記選択操作された前記候補画像に対応する前記第2の画質パラメータの種類の前記候補値を含む、
請求項3に記載の医用画像処理装置。
【請求項5】
前記3つ以上の画質パラメータの種類の過去に決定されたそれぞれの前記設定値を保持する記憶部を備え、
前記プロセッサは、
前記プレビュー画像において、前記一方の画質パラメータの種類の過去に最も多く決定された前記設定値と前記他方の画質パラメータの種類の過去に最も多く決定された前記設定値との組み合わせに対応する第1の候補画像を前記第1の候補画像とは異なる第2の候補画像よりも相対的に強調する、
請求項1に記載の医用画像処理装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、
前記医用撮像データの撮像部位を取得し、
前記撮像部位に応じて前記3つ以上の画質パラメータの種類を取得する、
請求項1に記載の医用画像処理装置。
【請求項7】
前記優先順位は、過去に決定された前記設定値のばらつきが相対的に大きい前記画質パラメータの種類ほど相対的に高く付与されている、
請求項1に記載の医用画像処理装置。
【請求項8】
前記第1のパラメータ種類セットは、さらに、前記優先順位が第3位である第3の画質パラメータの種類を含み、
前記プロセッサは、
前記第1の画質パラメータの種類のそれぞれ異なる複数の候補値と第2の画質パラメータの種類のそれぞれ異なる複数の候補値と第3の画質パラメータの種類のそれぞれ異なる複数の候補値とをそれぞれ組み合わせて前記医用撮像データを画像処理した複数の候補画像のうち、前記第3の画質パラメータの種類の第1の候補値の前記複数の候補画像を二次元に配置した第1のプレビュー画像を表示装置に表示させ、
前記第3の画質パラメータの種類の前記候補値を切り替えるための切替操作を受け付け、
前記切替操作に応じて前記第3の画質パラメータの種類の前記第1の候補値とは異なる第2の候補値の前記複数の候補画像を二次元に配置した第2のプレビュー画像を表示させ、
前記第1のプレビュー画像又は前記第2のプレビュー画像から1つの前記候補画像の選択操作を受け付け、
前記選択操作された前記候補画像に対応する少なくとも前記第1の画質パラメータの種類の前記候補値を前記第1の画質パラメータの種類の設定値として決定する、
請求項1に記載の医用画像処理装置。
【請求項9】
前記プロセッサは、
前記選択操作された前記候補画像に対応する前記第2の画質パラメータの種類の前記候補値を前記第2の画質パラメータの種類の設定値として決定し、
前記選択操作された前記候補画像に対応する前記第3の画質パラメータの種類の前記候補値を前記第3の画質パラメータの種類の設定値として決定する、
請求項8に記載の医用画像処理装置。
【請求項10】
前記候補画像は3次元画像であり、
前記プロセッサは、
前記複数の候補画像のそれぞれの第1のスライス位置のスライス画像を二次元に配置した第3のプレビュー画像を表示させ、
前記複数の候補画像のスライス位置を切り替えるための切替操作を受け付け、
前記切替操作に応じて前記第1のスライス位置とは異なる第2のスライス位置のスライス画像を二次元に配置した第4のプレビュー画像を表示させ、
前記第3のプレビュー画像又は前記第4のプレビュー画像から1つの前記候補画像の選択操作を受け付ける、
請求項1に記載の医用画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は医用画像処理装置、医用画像処理方法及びプログラム、画像診断システムに係り、特に医用画像の画質パラメータの種類の値を決定する技術に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
MRI(Magnetic Resonance Imaging)画像処理装置において、ユーザは撮像後に画像処理を行って画質の調整を行っている。このような画質調整のパラメータは、患者毎、疾患毎に変更する必要がある。
【0003】
画質調整のパラメータとしては、例えばデノイズ処理の強度である。また、デノイズ処理の強度以外にもユーザの好みの画質を選択したいという要望があるが、好みの画質を作成するためのパラメータの種類があまりにも多いため,パラメータの種類の値を短時間で調整することは困難である。
【0004】
従来技術として、2つのパラメータの種類のそれぞれの値について変化させた画像を表示し,ユーザが画像を見ながら選択できる技術が知られている(特許文献1、2、3参照)。また,3つ以上のパラメータの種類について,過去画像を用いてあらかじめパラメータの好みの値を抽出する技術が知られている(特許文献4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-284705号公報
特開平2-260073号公報
特開2019-188031号公報
特開2002-183725号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1~3には、3つ以上のパラメータの種類のそれぞれの値の選択方法については記載がない。上述したように、特にMRI画像ではパラメータ種類が多岐に渡るため、特許文献1~3に記載の技術では対応が難しいという問題点があった。
【0007】
また、特許文献4には、新たに撮像した画像を見ながら、パラメータの値を調整する方法については記載がない。そのため,過去画像に無い希少な症例等の画像には対応が難しいという問題点があった。
【0008】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、医用画像の3つ以上の画質パラメータの種類のそれぞれの値を直観的に短時間で決定することができる医用画像処理装置、医用画像処理方法及びプログラム、画像診断システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本開示の第1態様に係る医用画像処理装置は、少なくとも1つのプロセッサと、プロセッサに実行させるための命令を記憶する少なくとも1つのメモリと、を備え、プロセッサは、医用撮像データを取得し、医用撮像データから生成される医用画像の画質に関する3つ以上の画質パラメータの種類のうちの2つの画質パラメータの種類のパラメータ種類セットについて、一方の画質パラメータの種類のそれぞれ異なる複数の候補値と他方の画質パラメータの種類のそれぞれ異なる複数の候補値とをそれぞれ組み合わせて医用撮像データを画像処理した複数の候補画像を、一方の画質パラメータの種類を一方の軸、他方の画質パラメータの種類を他方の軸として二次元に配置したプレビュー画像を表示装置に表示させ、プレビュー画像から1つの候補画像の選択操作を受け付け、選択操作された候補画像に対応する一方の画質パラメータの種類の候補値と他方の画質パラメータの種類の候補値とのうちの少なくとも一方を画質パラメータの種類の設定値として決定する、医用画像処理装置であって、3つ以上の画質パラメータの種類はそれぞれ優先順位が付与されており、優先順位が第1位である第1の画質パラメータの種類と第2位である第2の画質パラメータの種類とを含む第1のパラメータ種類セットについて設定値を決定した後に、第1のパラメータ種類セットとは異なる第2のパラメータ種類セットについて設定値を決定し、3つ以上の画質パラメータの種類のそれぞれの設定値を適用して医用撮像データを画像処理して医用画像を生成する、医用画像処理装置である。
【0010】
本開示の第2態様に係る医用画像処理装置は、第1態様に係る医用画像処理装置において、プロセッサは、第1のパラメータ種類セットについて第1の画質パラメータの種類の設定値と第2の画質パラメータの種類の設定値とを決定し、第2のパラメータ種類セットは、優先順位が第3位である第3の画質パラメータの種類と第4位である第4の画質パラメータの種類とを含むことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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