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公開番号
2025015857
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2024203930,2023156587
出願日
2024-11-22,2018-03-23
発明の名称
放射線撮影システム
出願人
コニカミノルタ株式会社
代理人
弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類
A61B
6/00 20240101AFI20250123BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】無線シリアル撮影を安定して実施できるようにする。
【解決手段】放射線撮影システムは、放射線照射装置による放射線照射を制御する放射線制御装置と、放射線制御装置と同期をとるための少なくとも一つの同期方法で通信可能な放射線撮影装置と、撮影方法を選択する撮影方法選択手段と、撮影方法選択手段により選択された撮影方法に基づいて、放射線制御装置と放射線撮影装置の同期方法を選択する同期方法選択手段と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
放射線照射装置による放射線照射を制御する放射線制御装置と、
前記放射線制御装置と同期をとるための少なくとも一つの同期方法で通信可能な放射線撮影装置と、
撮影方法を選択する撮影方法選択手段と、
前記撮影方法選択手段により選択された撮影方法に基づいて、前記放射線制御装置と前記放射線撮影装置の同期方法を選択する同期方法選択手段と、を備える放射線撮影システム。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
計時部と、発振器と、を備え、
前記同期方法は、前記計時部の精度低下の影響または前記発振器の周波数の誤差の影響を受け難い第1の同期方法と、前記第1の同期方法とは異なる第2の同期方法を含む請求項1に記載の放射線撮影システム。
【請求項3】
前記放射線照射装置と前記放射線撮影装置は、無線または有線で通信可能である請求項2に記載の放射線撮影システム。
【請求項4】
前記撮影方法は、前記放射線照射装置と前記放射線撮影装置との無線通信により1枚の放射線画像を生成する無線静止画撮影と、前記放射線照射装置と前記放射線撮影装置との無線通信により1枚以上の放射線画像を生成する無線シリアル撮影と、を含み、
前記同期方法選択手段は、前記撮影方法が前記無線静止画撮影の場合は前記第1の同期方法を選択し、前記撮影方法が前記無線シリアル撮影の場合は前記第2の同期方法を選択する請求項3に記載の放射線撮影システム。
【請求項5】
前記撮影方法は、前記放射線照射装置と前記放射線撮影装置との無線通信により1枚の放射線画像を生成する無線静止画撮影と、前記放射線照射装置と前記放射線撮影装置との無線通信により1枚以上の放射線画像を生成する無線シリアル撮影と、を含み、
前記同期方法選択手段は、前記撮影方法が前記無線静止画撮影または前記無線シリアル撮影の場合は前記第2の同期方法を選択する請求項3に記載の放射線撮影システム。
【請求項6】
前記撮影方法は、前記放射線照射装置と前記放射線撮影装置との有線通信により1枚以上の放射線画像を生成する有線シリアル撮影と、前記放射線照射装置と前記放射線撮影装置との無線通信により1枚以上の放射線画像を生成する無線シリアル撮影と、を含み、
前記同期方法選択手段は、前記撮影方法が前記有線シリアル撮影の場合は前記第1の同期方法を選択し、前記撮影方法が前記無線シリアル撮影の場合は前記第2の同期方法を選択する請求項3に記載の放射線撮影システム。
【請求項7】
前記放射線撮影装置は放射線検出素子を備え、
前記第1の同期方法は、前記放射線照射装置から前記放射線撮影装置に、前記放射線検出素子の信号の読み出し開始タイミングを有線で通知する請求項3に記載の放射線撮影システム。
【請求項8】
前記撮影方法選択手段は、撮影オーダー情報に基づいて前記撮影方法を選択する請求項1に記載の放射線撮影システム。
【請求項9】
前記放射線撮影装置は、有線ケーブルの接続状態を検知する検知部を備え、
前記撮影方法選択手段は、検知部により検知された前記有線ケーブルの接続状態に基づいて前記撮影方法を選択する請求項1に記載の放射線撮影システム。
【請求項10】
前記撮影方法選択手段は、前記有線ケーブルが接続されている場合は前記放射線照射装置と前記放射線撮影装置との有線通信により1枚以上の放射線画像を生成する有線シリアル撮影を選択し、前記有線ケーブルが接続されていない場合は前記放射線照射装置と前記放射線撮影装置との無線通信により1枚以上の放射線画像を生成する無線シリアル撮影を選択する請求項9に記載の放射線撮影システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、放射線撮影システム及び放射線撮影方法に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
撮影装置で撮影を行うには、放射線制御装置の曝射タイミングと撮影装置の読出しタイミングの整合をとる必要がある。パルス照射にあわせて複数フレームの画像を生成する連続撮影(以降、シリアル撮影と称す)では、フレーム間の間隔が短くなるほど撮影装置の蓄積期間が短くなるため、照射タイミング及び読出しタイミングの高精度(場合によっては数ms~数百μsオーダー)な制御が求められる。
タイミングの同期は、撮影装置と放射線制御装置との間で、曝射と読出しに関わるタイミング情報をやりとりすることで行われるのが一般的である。放射線制御装置と撮影装置間の通信が専用線による有線通信にすると、高精度なタイミング制御が可能であるという利点を有する反面、撮影装置を患者下に直接入れて撮影する際に、撮影装置の取回しが悪く撮影を行いにくいという欠点があった。
そこで、撮影装置を無線にすることが求められているのだが、放射線制御装置と撮影装置との間の通信方式が、IEEE802.11等のCSMA/CA方式によるベストエフォート型の調停を用いる無線通信規格を用いる場合、パケット送信の調整時間が不定である為、通信遅延にバラツキが生じ、高精度なタイミング制御の実現に課題がある。
こうした課題に対応するために、以下のような技術が提案されている。
【0003】
特許文献1には、無線通信規格のビーコン信号に応じてリセットされ計数を再開する第一のカウンタが規定時間になると読出しを開始する撮影装置と、ビーコン信号に応じてリセットされ計数を再開する第二のカウンタが規定時間になると曝射の開始を指示する放射線制御装置と、を備えた撮影システムについて記載されている。
また、特許文献1には、IEEE802.11等のCSMA/CA方式によるベストエフォート型の調停を用いる無線通信規格ではビーコン発信タイミングのずれが発生することがあり、所望のタイミングで曝射および読出しができない問題があるため、ビーコン信号発信時に自システムの無線通信を停止することでビーコン発信タイミングのずれを防止することについても記載されている。
【0004】
特許文献2には、第一計時手段が予め定められた時間になったら曝射の開始を指示する放射線制御装置と、撮影装置は第二計時手段が予め定められた時間になったら読出しを開始する撮影装置と、を備えた撮影システムにおいて、第一計時手段の時間と第二計時手段の時間とを同期させることで曝射と読出しのタイミングの整合をとることについて記載されている。
なお、静止画撮影では、放射線センサーによる照射検知タイミングから読出しタイミングを決定する方式が広く普及している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-186439号公報
特開2010-081960号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載された技術は、ビーコン信号発信時に自システムの無線通信を停止することでビーコン信号の通信遅延のばらつきは防止できるとしている。しかし、特許文献1に記載の技術が採用しているIEEE802.11という通信規格は、非常に多くの機器に採用されている。また、テザリングの普及により親機として機能する機器が増えてきている。このため、特許文献1に記載された撮影システムの周囲には、当該システムが制御できない無線通信が様々なタイミングで発生することとなり、自システムの無線通信を停止するだけではビーコン信号の通信遅延のばらつきを防ぐことはできず、安定したタイミングで曝射制御を行うことは困難である。
つまり、特許文献1に記載された撮影システムによる同期制御は、一般的な無線通信環境に耐えることができないと言える。
【0007】
また、特許文献2に記載された技術は、撮影装置の第一計時手段と放射線制御装置の第二計時手段の時間を同期させ、各計時手段の時間を用いて曝射および読出しを開始するため、時間の同期精度が十分高く維持されていれば、曝射と読出しタイミングの整合をとることができる。
しかし、一連の曝射と読出しを繰り返している最中に、時間同期機能に異常が発生する(例えば、放射線制御装置と撮影装置以外の第三の装置が持つ時間に第一計時手段と第二計時手段を同期させる構成において、第三の装置に電源オフや再起動が起き、時間が急激に変化する)と、時間の同期精度が低下し、曝射と読出しのタイミングが合わなくなり、撮影がうまくいかなくなってしまう。
【0008】
また、静止画撮影では、放射線センサーによる照射検知タイミングから読出しタイミングを決定する方式が普及しているが、放射線センサーに到達する線量が低いと、検知できない、又は、検知に時間(例えば、照射開始から検出まで10ms程度)がかかることがある。シリアル撮影では多くの枚数を撮影するため、1フレームあたりの線量を静止画1枚の線量より低く抑えることが多く、放射線センサーを用いた方法では、必要なタイミング精度を実現することが困難である。
一方、高感度の放射線センサーを採用するという手もあるが、放射線センサーは感度が上がる程高価になるため、撮影システムの製造原価が高くなってしまう。
【0009】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、複数の計時手段を用いて放射線照射装置と放射線撮影装置との同期をとる放射線撮影システムにおいて、シリアル撮影を安定して実施できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記の問題を解決するために、本発明に係る放射線撮影システムは、
放射線照射装置による放射線照射を制御する放射線制御装置と、
前記放射線制御装置と同期をとるための少なくとも一つの同期方法で通信可能な放射線撮影装置と、
撮影方法を選択する撮影方法選択手段と、
前記撮影方法選択手段により選択された撮影方法に基づいて、前記放射線制御装置と前記放射線撮影装置の同期方法を選択する同期方法選択手段と、を備える。
また、本発明に係る放射線撮影方法は、
撮影方法を選択するステップと、
前記選択された撮影方法に基づいて、放射線撮影装置による放射線の照射を制御する放射線制御装置と、前記放射線制御装置と同期を取るための少なくとも1つの同期方法で通信可能な放射線撮影装置と、の同期方法を選択するステップと、を備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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