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公開番号2025015768
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024201498,2021104181
出願日2024-11-19,2021-06-23
発明の名称端子金具
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 13/11 20060101AFI20250123BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子金具の円筒部の合わせ目からの開きを抑制することができる。
【解決手段】端子金具10は、円筒部20と、円筒部20から片持ち状に延出する複数の弾性接触片31と、を備える。円筒部20は、第2合わせ目22が外周面に露出するように板材を曲げ加工した形態をなしている。円筒部20は、第2合わせ目22を挟んで隣り合う第1部位24及び第2部位25を有している。第1部位24には、第2部位25の外面に当接する開き防止部50が設けられている端子金具。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
円筒部と、前記円筒部から片持ち状に延出する複数の弾性接触片と、を備え、ハウジングに組み付けられる端子金具であって、
前記円筒部は、合わせ目が外周面に露出するように板材を曲げ加工した形態をなし、
前記円筒部は、前記合わせ目を挟んで隣り合う2つの部位を有し、
一方の前記部位には、他方の前記部位の外面に当接、又は近接して対向する開き防止部が設けられており、
前記開き防止部は、前記円筒部の軸方向から見て屈曲しており、
前記開き防止部は、前記端子金具を前記ハウジングに組み付ける際に、前記ハウジングに設けられた溝部に挿入される端子金具。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
円筒部と、前記円筒部から片持ち状に延出する複数の弾性接触片と、を備える端子金具であって、
前記円筒部は、合わせ目が外周面に露出するように板材を曲げ加工した形態をなし、
前記円筒部は、前記合わせ目を挟んで隣り合う2つの部位を有し、
一方の前記部位には、他方の前記部位の外面に当接、又は近接して対向する開き防止部が設けられており、
前記開き防止部は、前記円筒部の軸方向において、前記弾性接触片に接触する相手側端子の先端の近傍の位置まで立ち上がっている端子金具。
【請求項3】
前記開き防止部は、他方の前記部位の外面に対して傾斜する傾斜部を有している請求項1又は請求項2に記載の端子金具。
【請求項4】
前記開き防止部には、他方の前記部位の外面に食い込む突部が設けられている請求項1又は請求項2に記載の端子金具。
【請求項5】
ハウジングに組み付けられる端子金具であって、
前記円筒部において一方の前記部位の外面又は一方の前記部位の近傍の外面に、前記ハウジングに圧入される突起部が設けられている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の端子金具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、端子金具に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の端子金具は、プレス加工によって周状に湾曲させ、端面を突き合せた円筒部分を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-165321号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の円筒部分では、突き合わせた端面が外側へ動き、円筒部分が開いてしまうおそれがある。その結果、端子金具の相手側端子との接続時に、接触荷重が弱くなったり、意図しない接続姿勢になったりして、接続信頼性が低下するおそれがある。
【0005】
本開示は、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、端子金具の円筒部の合わせ目からの開きを抑制することができる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の端子金具は、
円筒部と、前記円筒部から片持ち状に延出する複数の弾性接触片と、を備える端子金具であって、
前記円筒部は、合わせ目が外周面に露出するように板材を曲げ加工した形態をなし、
前記円筒部は、前記合わせ目を挟んで隣り合う2つの部位を有し、
一方の前記部位には、他方の前記部位の外面に当接、又は近接して対向する開き防止部が設けられている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、端子金具の円筒部の合わせ目からの開きを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施例1における端子金具の斜視図である。
図2は、端子金具の正面図である。
図3は、端子金具の背面図である。
図4は、端子金具の右側面図である。
図5は、端子金具の平面図である。
図6は、図1の端子金具の円筒部及びその周辺を拡大して示す拡大図である。
図7は、図5のA-A断面図である。
図8は、図2のB-B断面図である。
図9は、端子金具の製造工程において、第1部位を第2部位に合わせる工程を説明する斜視図である。
図10は、図9の端子金具における図8相当図である。
図11は、ハウジングに組み付けられた端子金具を説明する斜視図である。
図12は、図11のハウジング及び端子金具を背面側から見た断面図である。
図13は、他の実施例における端子金具の円筒部を拡大して示す拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
本開示の端子金具は、
(1)円筒部と、前記円筒部から片持ち状に延出する複数の弾性接触片と、を備える端子金具であって、
前記円筒部は、合わせ目が外周面に露出するように板材を曲げ加工した形態をなし、
前記円筒部は、前記合わせ目を挟んで隣り合う2つの部位を有し、
一方の前記部位には、他方の前記部位の外面に当接、又は近接して対向する開き防止部が設けられている。
本開示の構成によれば、円筒部の一方の部位に設けられる開き防止部が、合わせ目を挟んで一方の部位に隣り合う他方の部位の外面に当接、又は近接して対向する。そのため、円筒部の他方の部位が開き防止部に接触することで、他方の部位の径方向外側への変位が抑制される。したがって、円筒部の合わせ目からの開きを抑制できる。
(2)ハウジングに組み付けられる端子金具であって、前記開き防止部は、前記円筒部の軸方向から見て屈曲していることが好ましい。
この構成によれば、開き防止部の剛性を高めることができる。そのため、剛性の高い開き防止部が円筒部の他方の部位に接触することで、他方の部位の径方向外側への変位がより一層抑制される。したがって、円筒部の合わせ目からの開きをより一層抑制できる。
(3)前記開き防止部は、前記端子金具を前記ハウジングに組み付ける際に、前記ハウジングに設けられた溝部に挿入されることが好ましい。
この構成によれば、ハウジングに対する端子金具の回転を防止できる。
(4)前記開き防止部は、他方の前記部位の外面に対して傾斜する傾斜部を有していることが好ましい。
この構成によれば、開き防止部が他方の部位の外面に対して平行な面で面接触する構成に比べて、開き防止部が他方の部位の外面に接触する位置が定まり易くなる。そのため、端子金具の形状のばらつきを低減できる。
(5)前記開き防止部には、他方の前記部位の外面に食い込む突部が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、開き防止部と他方の部位とが位置ずれしにくくなり、他方の部位の径方向外側への変位がより一層抑制される。そのため、円筒部の合わせ目からの開きをより一層抑制できる。
(6)前記開き防止部は、前記円筒部の軸方向において、前記弾性接触片に接触する相手側端子の先端の近傍の位置まで立ち上がっていることが好ましい。
この構成によれば、開き防止部によって、円筒部周辺のインピーダンスを変化させることができる。そのため、端子金具において相手側端子が隣接する部分と、相手側端子が隣接しない部分と間のインピーダンスの整合を取ることができる。
(7)ハウジングに組み付けられる端子金具であって、前記円筒部において一方の前記部位の外面又は一方の前記部位の近傍の外面に、前記ハウジングに圧入される突起部が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、突起部がハウジングに圧入されることで、円筒部の一方の部位が径方向外側に動き難くなる。そのため、他方の部位に対する開き防止部の接触状態を維持し易くなり、他方の部位の径方向外側への変位がより一層抑制される。したがって、円筒部の合わせ目からの開きをより一層抑制できる。
【0010】
[本開示の実施形態の詳細]
[実施例1]
本開示の端子金具を具体化した実施例1を、図1~図12を参照して説明する。本実施例1において、上下の方向については、図1~図4、図6、図7、図9、図11、図12にあらわれる向きを、そのまま上方、下方と定義する。前後の方向については、図4にあらわれる左方、右方を、それぞれ前方、後方と定義する。左右の方向は、図2、図5、図8、図10にあらわれる向きを、そのまま左方、右方と定義する。
(【0011】以降は省略されています)

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