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公開番号2025015754
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024201210,2022532089
出願日2024-11-19,2020-12-02
発明の名称薬送達用の医療装置、及び関連の使用方法
出願人ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッド,BOSTON SCIENTIFIC SCIMED,INC.
代理人個人,個人,個人
主分類A61B 17/00 20060101AFI20250123BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】一例として止血薬の送達を簡便且つ迅速に達成すること。
【解決手段】医療用のシステムが開示される。本システムは、カテーテルを含む医療装置と、医療装置の外側に配置されるとともにカテーテルに流体結合される薬送達装置と、医療装置の外側に配置されるとともにカテーテルに流体結合される流体送達装置とを備える。薬送達装置は、薬を保管するように構成され、かつ、薬を医療装置に向けてカテーテルの中に送達するように構成される。流体送達装置は、流体を保管するように構成され、かつ、流体を医療装置に向けてカテーテルの中に送達するように構成される。医療装置は、カテーテルの遠位端が標的組織に配置されている際に、当該医療装置が薬送達装置から受け入れた薬と流体送達装置から受け入れた流体とを、当該カテーテルを介して標的組織に向けて送達可能に構成される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
システムであって、
本システムは、カテーテルを含む医療装置を備え、
本システムは、前記医療装置の外側に配置されるとともに前記カテーテルに流体結合される薬送達装置を備え、前記薬送達装置は、薬を保管するように構成され、かつ、前記薬を前記医療装置に向けて前記カテーテルの中に送達するように構成され、
本システムは、前記医療装置の外側に配置されるとともに前記カテーテルに流体結合される流体送達装置を備え、前記流体送達装置は、流体を保管するように構成され、かつ、前記流体を前記医療装置に向けて前記カテーテルの中に送達するように構成され、
前記医療装置は、前記カテーテルの遠位端が標的組織に配置されている際に、当該医療装置が前記薬送達装置から受け入れた薬と前記流体送達装置から受け入れた流体とを、当該カテーテルを介して標的組織に向けて送達可能に構成される、システム。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記薬は、第1の成分の薬と第2の成分の薬とを含む多成分の薬である、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記薬送達装置は、前記第1の成分の薬と前記第2の成分の薬のそれぞれを収納するように構成される、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記薬送達装置は、当該薬送達装置の内部で多成分の薬を生成するように前記第1の成分の薬と前記第2の成分の薬とを互いに混合できるように構成される、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記薬送達装置は、前記第1の成分の薬を前記第2の成分の薬と混合した上で当該多成分の薬を前記医療装置に送達するように構成される、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記薬送達装置は、薬を保管する容器と、当該薬を前記薬送達装置の外に送達するために前記容器から当該薬を選択的に放出するように構成されるアクチュエータとを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記医療装置は、ハンドルと、前記ハンドルのポートと、前記ハンドルから遠位に延びる前記カテーテルとを含み、
前記ポートは、前記カテーテルと流体流通している、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記薬送達装置と前記流体送達装置のそれぞれは、コネクタを介して前記ハンドルの前記ポートと流体結合される、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記コネクタは、Y型コネクタを含み、
前記薬送達装置は、第1のチューブを介して前記Y型コネクタと流体結合されており、前記流体送達装置は、第2のチューブを介して前記Y型コネクタと流体結合されており、前記医療装置は、第3のチューブを介して前記Y型コネクタと流体結合される、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記流体送達装置はシリンジを含み、前記医療装置は内視鏡を含む、請求項8に記載のシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、加圧流体/薬(agents)を送達するための医療システム及び医療装置、より詳細には、医療装置のチャンネルを通して流体/薬を送達するための装置、方法及び器具に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
いくつかの医療処置では、体内での出血を止めるか又は最小限にすることが必要とされ得る。例えば、内視鏡的医療処置は、胃腸管内での、例えば食道、胃、又は腸における出血組織の止血を必要とし得る。
【0003】
内視鏡的処置の最中、使用者は、内視鏡のシースを患者の体管腔へ挿入する。使用者は、処置の最中、内視鏡のハンドルを用いて内視鏡を制御する。器具は、例えば、ハンドルにあるポートを経由して、内視鏡の作業チャンネルを通過させられ、内視鏡の遠位端の近くの処置部位において治療を実施する。処置部位は、オペレータから離れている。
【0004】
遠隔部位での止血を達成するために、内視鏡の作業チャンネル内に挿入された装置によって、止血薬が送達され得る。薬送達は、例えば機械的なシステムによって達成され得る。しかしながら、そのようなシステムは、送達を達成するために多数のステップ又は作動を必要としたり、処置時間を長くしたり、薬の所望の送達速度若しくは薬の所望の投与量を達成しなかったり、装置が作業チャンネルを通過できるようにするために内視鏡の位置を再調整するために使用者を必要としたり、送達装置に、薬が詰まる部分を生じたり、薬の投与量を一貫性のないものにしたり、又は薬がGl管の奥深くにある治療部位に到達しなかったりすることもある。本開示は、これらの課題のうちの1つ以上又は当業界における他の課題を解決し得る。
【発明の概要】
【0005】
本開示の例は、特に、薬送達装置に関する。本明細書で開示する例のそれぞれは、開示した例に関連して説明した特徴のうちの1つ以上を含み得る。
送達装置は、医療装置のチャンネルを通して標的組織へ薬を送達するように構成され得る。送達装置は、本体と、薬源と、加圧流体源とを含み得る。該本体は(a)医療装置のハンドルに取り外し自在に取り付けるように構成された結合領域と、(b)チャンネルのポートと整合するための出口ポートを含む結合器とを含み、結合器は、チャンネルのポートとに接続されるように構成される。本体、薬源、及び加圧流体源は、チャンネルを通して送達用の出口ポートへ薬と加圧流体とを送達するように配置され得る。
【0006】
本明細書で開示するシステム及び装置のいずれかは、以下の特徴のうちのいずれかを有し得る。結合領域はU字形状の表面を含み得、該U字形状の表面は、医療装置のハンドルと接続されるように構成される。U字形状の表面は、U字形状の表面と医療装置のハンドルとの間の動きを阻止するための起伏を含み得る。結合領域は、医療装置のハンドルにスナップ嵌めするように構成され得る。結合領域は、医療装置のハンドルの周りに巻き付くように構成されたストラップを含み得る。医療装置のハンドルは第1のハンドルとし得るとともに、本体は第2のハンドルを含み得る。第2のハンドルは、加圧流体容器を受容するように構成された内部を含み得る。送達装置が第1のハンドルに結合された場合に、第2のハンドルの長手方向軸線は、第1のハンドルの長手方向軸線に対して概ね平行に延び得る。送達装置が第1のハンドルに結合された場合に、第2のハンドルは第1のハンドルから離間され得る。第2のハンドルは、複数の溝を含み得る。該複数の溝は、使用者の手の指に適応するように構成されるとともに、複数の溝を通って延びる軸線は、第1のハンドルの軸線に対して概ね平行とし得る。結合器は、出口ポートがチャンネルに流体接続されるように、チャンネルのポートと流体密封シールを形成するように構成され得る。結合器は、ポートと流体密封シールを形成するようにポートに圧入するように構成された圧入結合器とし得る。結合器は第1の結合器とし得るとともに、出口ポートは第1の出口ポートとし得る。それとともに、装置は、第1の端部において第1の結合器に流体結合された第1のカテーテルと、第1のカテーテルの第2の端部に流体結合されたY型コネクタと、Y型コネクタに流体結合されたシリンジと、チャンネルのポートと整合するための第2の出口ポートを含む第2の結合器と、をさらに含み得る。第2の出口ポートは、第1のカテーテル、Y型コネクタ、及びシリンジに流体接続され得る。第2の結合器は、チャンネルのポートと接続されるように構成され得る。装置は第2のカテーテルをさらに含み得、該第2のカテーテルは第3の結合器を含む。第2のカテーテルは、Y型コネクタに流体接続され、第2の結合器に結合される。第3の結合器は、チャンネルのポートと接続されるように構成される。医療装置のハンドルは第1のハンドルとし得るとともに、本体は、第2のハンドルを含む第1の近位部分、第1の遠位部分、及び結合領域を含む第2の近位部分を含み得る。第1の近位部分、第2の近位部分、及び第1の遠位部分は、U字形状を形成し得る。
【0007】
送達装置は、医療装置のチャンネルを通して標的組織へ薬を送達するように構成され得る。送達装置は、1)本体を含み得る。該本体は(a)医療装置のハンドルに取り外し自在に取り付けるように構成された結合領域と(b)チャンネルのポートと整合するための出口ポートを含む結合器とを含み、結合器は、チャンネルのポートと接続されるように構成され得る。送達装置は、2)本体内にあるエンクロージャを含み得る。該エンクロージャは、薬を保管し、加圧流体を受け入れ、且つ加圧流体と薬との組み合わせを、出口ポートを通して放出するように構成される。送達装置は、3)本体内にあり、且つエンクロージャへの加圧流体の送達を制御するように構成された調整器を含み得る。該調整器は流体入力ポートを含み、加圧流体容器を流体入力ポートに結合すると、加圧流体及び薬は、エンクロージャから出口ポートまで流れる。
【0008】
本明細書で開示するシステム及び装置のいずれかは、加圧流体容器内に全体積の加圧流体を有し得、予め設定された量の薬を、チャンネルを通して送る(deploy)ように構成される。
【0009】
他の例において、システムは、医療装置のチャンネルを通して標的組織へ薬を送達するように構成される。同システムは、ハンドル、チャンネル、及びチャンネルの端部にポートを含む医療装置と、送達装置と、を含み得る。送達装置は、本体と、薬源と、加圧流体源とを含み得る。該本体は、(a)ハンドルに取り外し自在に取り付けるように構成された結合領域と、(b)ポートと整合するための出口ポートを含む結合器とを含む。該結合器は、ポートと接続されるように構成される。本体、薬源、及び加圧流体源は、標的組織へ送達するための出口ポート及びチャンネルへ薬と加圧流体とを送達するように配置され得る。
【0010】
本明細書で開示するシステム及び装置のいずれかは、以下の特徴のうちのいずれかを有し得る。送達装置は、薬と加圧流体とを、チャンネルを通して送達して、薬がチャンネルの内面に接触するように構成され得る。システム又は装置は、医療装置の外面及びチャンネルの内面を覆うライナーを含み得る。
(【0011】以降は省略されています)

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