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公開番号
2025015746
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2024200920,2021086312
出願日
2024-11-18,2021-05-21
発明の名称
静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
出願人
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
G03G
9/093 20060101AFI20250123BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】細線再現性の高い静電荷像現像用トナーの提供。
【解決手段】個数平均粒径1μm以上の大径粒子を有するコア粒子と、非晶性樹脂を含有する2以上の樹脂層からなり前記コア粒子の表面を被覆するシェル層であって、前記2以上の樹脂層のうち最外層が前記非晶性樹脂からなる樹脂層である、シェル層と、を有するトナー粒子を含む、静電荷像現像用トナー。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
個数平均粒径1μm以上の大径粒子を有するコア粒子と、
非晶性樹脂を含有する2以上の樹脂層からなり前記コア粒子の表面を被覆するシェル層であって、前記2以上の樹脂層のうち最外層が前記非晶性樹脂からなる樹脂層である、シェル層と、
を有するトナー粒子を含み、
前記シェル層は、非晶性樹脂を含有する3以上の樹脂層からなり、
前記3以上の樹脂層のうち最内層が前記非晶性樹脂からなる樹脂層であり、
前記3以上の樹脂層のうち最外層及び最内層以外の層である中間層として、前記非晶性樹脂と、離型剤、結晶性樹脂、及び着色剤からなる群より選択される少なくとも1種と、を含有する樹脂層を含み、
前記大径粒子は、鱗片状粒子を含む、静電荷像現像用トナー。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
1個の前記コア粒子は、1個の前記大径粒子からなる、請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項3】
1個の前記コア粒子は、2個以上の前記大径粒子と非晶性樹脂とを含有する、請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項4】
前記コア粒子全体に対する前記大径粒子の含有量は、50質量%以上である、請求項3に記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項5】
非晶性樹脂を含有し前記大径粒子を含有しない樹脂単独粒子を含まないか、又は、前記樹脂単独粒子の含有量が静電荷像現像用トナー全体の80個数%以下である、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項6】
個数平均粒径1μm以上の大径粒子を有するコア粒子が分散されたコア粒子分散液を準備するコア粒子分散液準備工程と、
前記コア粒子分散液に非晶性樹脂粒子を添加し前記コア粒子に前記非晶性樹脂粒子を付着するように凝集させる操作により、前記コア粒子の表面に樹脂粒子層を形成させる樹脂粒子層形成工程と、
前記操作をさらに1回以上繰り返す工程であり、最後の前記操作において添加する粒子を前記非晶性樹脂粒子のみとすることで、前記コア粒子の表面に2以上の樹脂粒子層を有し前記2以上の樹脂粒子層のうち最外層が前記非晶性樹脂粒子からなる凝集粒子を形成する繰り返し工程と、
前記凝集粒子が分散された凝集粒子分散液に対して加熱をし、凝集粒子を融合・合一してトナー粒子を形成する融合・合一工程と、
を有し、
前記樹脂粒子層形成工程において添加する粒子が前記非晶性樹脂粒子のみであり、
前記繰り返し工程は、前記操作をさらに2回以上繰り返す工程であり、最後の前記操作を除く1回以上の前記操作において添加する粒子が、前記非晶性樹脂粒子と、離型剤粒子、結晶性樹脂粒子、及び着色剤粒子からなる群より選択される少なくとも1種と、を含むことで、前記コア粒子の表面に3以上の樹脂粒子層を有し、前記3以上の樹脂粒子層のうち最内層が前記非晶性樹脂粒子からなり、前記3以上の樹脂粒子層のうち最外層および最内層以外の層である中間層が前記非晶性樹脂粒子と、前記離型剤粒子、前記結晶性樹脂粒子、及び前記着色剤粒子からなる群より選択される少なくとも1種と、を含有する凝集粒子を形成する工程であり、
前記大径粒子は、鱗片状粒子を含む、静電荷像現像用トナーの製造方法。
【請求項7】
1個の前記コア粒子は、1個の前記大径粒子からなる、請求項6に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
【請求項8】
1個の前記コア粒子は、2個以上の前記大径粒子と非晶性樹脂とを含有する、請求項6に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
【請求項9】
前記コア粒子全体に対する前記大径粒子の含有量は、50質量%以上である、請求項8に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
【請求項10】
前記樹脂粒子層形成工程と前記繰り返し工程の全操作とにおいて、前記非晶性樹脂粒子に加えて凝集剤を前記コア粒子分散液に添加する、請求項6~請求項9のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、結着樹脂及び離型剤を含有するコアと、前記コアの表面を部分的に覆う多層構造シェル層とを備えるトナー粒子を、複数含む静電潜像現像用トナーであって、前記多層構造シェル層は、オキサゾリン基を有する繰返し単位を含む第1ポリマーを含有する第1シェル層と、カルボキシル基を有する繰返し単位を含む第2ポリマーを含有する第2シェル層と、オキサゾリン基を有する繰返し単位を含む第3ポリマーを含有する第3シェル層と、を備え、前記第1シェル層、前記第2シェル層、及び前記第3シェル層は、前記コア側から、前記第1シェル層、前記第2シェル層、前記第3シェル層の順の積層構造を有し、前記第2シェル層は、前記コアの表面領域のうち前記第1シェル層で覆われていない領域に接触している、静電潜像現像用トナーが開示されている。
【0003】
特許文献2には、コア粒子表面に中間層が形成され、この中間層上にシェル層が積層されてなる多層構造のトナー粒子よりなる静電荷像現像用トナーであって、前記コア粒子が、ビニル系重合体Aよりなるマトリクス相中に、結晶性ポリエステル樹脂がドメイン相として分散されてなるものであり、当該ドメイン相の平均径が300nm以下であり、前記中間層がビニル系重合体Bを含有するものであり、前記シェル層が、ビニル系重合セグメントとポリエステル重合セグメントとが化学的に結合してなる非晶性樹脂を含有するものであることを特徴とする静電荷像現像用トナーが開示されている。
【0004】
特許文献3には、少なくとも樹脂と着色剤を含有するコア粒子をシェル層にて被覆してなるコア・シェル構造を有する静電潜像現像用トナーにおいて、該シェル層がワックスを含有せず、該コア粒子とシェル層の溶解度パラメーター値(SP値)の差(ΔSP)が0.2~0.7であることを特徴とする静電潜像現像用トナーが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-097052号公報
特開2014-206610号公報
特開2009-163026号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、クーポン券、割引券、証明書等における「特殊色」を用いた印刷、肉眼では判読できない微細なマイクロ文字を並べて罫線、イラスト等を表現する偽造防止技術などの要求が高まっている。
しかしながら、鱗片状顔料、大径発光粒子等の大径粒子を特殊色の色材として含むトナーを用いると、良好な電気特性および粉体流動性が得られにくく、細線再現性が得られにくいことがある。
【0007】
本発明は、個数平均粒径1μm以上の大径粒子を有するコア粒子とシェル層とを有するトナー粒子を含むトナーであって、シェル層が樹脂層1層のみからなる場合又はシェル層が2層以上の樹脂層からなり最外層が離型剤を含む場合に比べ、細線再現性の高い静電荷像現像用トナーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するための具体的手段には、下記の態様が含まれる。
【0009】
<1>
個数平均粒径1μm以上の大径粒子を有するコア粒子と、
非晶性樹脂を含有する2以上の樹脂層からなり前記コア粒子の表面を被覆するシェル層であって、前記2以上の樹脂層のうち最外層が前記非晶性樹脂からなる樹脂層である、シェル層と、
を有するトナー粒子を含む、静電荷像現像用トナー。
<2>
前記シェル層は、非晶性樹脂を含有する3以上の樹脂層からなり、
前記3以上の樹脂層のうち最内層が前記非晶性樹脂からなる樹脂層であり、
前記3以上の樹脂層のうち最外層及び最内層以外の層である中間層として、前記非晶性樹脂と、離型剤、結晶性樹脂、及び着色剤からなる群より選択される少なくとも1種と、を含有する樹脂層を含む、<1>に記載の静電荷像現像用トナー。
【0010】
<3>
前記大径粒子は、鱗片状粒子を含む、<1>又は<2>に記載の静電荷像現像用トナー。
<4>
前記大径粒子は、発光粒子を含む、<1>又は<2>に記載の静電荷像現像用トナー。
<5>
1個の前記コア粒子は、1個の前記大径粒子からなる、<1>~<4>のいずれか1つに記載の静電荷像現像用トナー。
<6>
1個の前記コア粒子は、2個以上の前記大径粒子と非晶性樹脂とを含有する、<1>~<4>のいずれか1つに記載の静電荷像現像用トナー。
<7>
前記コア粒子全体に対する前記大径粒子の含有量は、50質量%以上である、<6>に記載の静電荷像現像用トナー。
<8>
非晶性樹脂を含有し前記大径粒子を含有しない樹脂単独粒子を含まないか、又は、前記樹脂単独粒子の含有量が静電荷像現像用トナー全体の80個数%以下である、<1>~<7>のいずれか1つに記載の静電荷像現像用トナー。
(【0011】以降は省略されています)
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