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公開番号2025015740
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024200859,2023065674
出願日2024-11-18,2018-01-15
発明の名称流体の閉鎖式移送のためのシステム用コネクタ
出願人ベクトン ディキンソン アンド カンパニー リミテッド
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類A61J 1/20 20060101AFI20250123BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】第1の容器から第2の容器への流体移送中に漏れ止めシール作用を提供する。
【解決手段】流体の閉鎖式移送のためのシステムは、シリンジアダプタであって、第1の端部および第2の端部を有し、第2の端部はハウジング内に位置決めされるカニューレと、ハウジング内に位置決めされ、ハウジング内で移動可能であり、膜を含むシール配置とを含む、シリンジアダプタを含む。システムは、複数の突出部を有する係合部材および膜を含む第2の構成要素を含む。第2の構成要素は、シール配置の膜が第2の構成要素の膜と係合するようにシリンジアダプタによって受け入れられるように構成される。複数の突出部は、第2の構成要素がシリンジアダプタによって受け入れられたとき、シリンジアダプタのハウジングの一部分と係合して第2の構成要素をシリンジアダプタに固定するように構成される。
【選択図】図23
特許請求の範囲【請求項1】
流体の閉鎖式移送のためのシステムであって、
シリンジアダプタであって、
第1の端部および第2の端部を有するハウジングであって、前記ハウジングの前記第1の端部は第1の容器に固定されるように構成される、ハウジングと、
第1の端部および第2の端部を有するカニューレであって、前記カニューレの前記第2の端部は前記ハウジング内に位置決めされる、カニューレと、
前記ハウジング内に位置決めされ、前記ハウジング内で移動可能であるシール配置であって、膜を備える、シール配置と
を備える、シリンジアダプタと、
複数の突出部を有する係合部材および膜を備える第2の構成要素であって、前記第2の構成要素は、前記シール配置の前記膜が前記第2の構成要素の前記膜と係合するように前記シリンジアダプタによって受け入れられるように構成され、前記係合部材の前記複数の突出部は、前記第2の構成要素が前記シリンジアダプタによって受け入れられたとき、前記シリンジアダプタの前記ハウジングの一部分と係合して前記第2の構成要素を前記シリンジアダプタに固定するように構成される、第2の構成要素と
を備えるシステム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記複数の突出部は、前記第2の構成要素から径方向外側に延びる請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記シール配置は、第1の端部および第2の端部を有するコレットを備え、前記コレットの少なくとも一部分は前記ハウジング内に受け入れられ、前記コレットは、本体と、前記本体に連結されたロッキング部材とを備え、前記本体は、前記シール配置の前記膜を受け入れる通路を画定し、前記コレットは、前記ロッキング部材が開いて対合コネクタを受け入れる第1の位置から、前記ロッキング部材の径方向外側への移動が制限される第2の位置に移動可能である請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記複数の突出部は、前記第2の構成要素から径方向外側に延びる請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記第2の構成要素は、前記コレットの前記ロッキング部材を受け入れ、前記ロッキング部材と係合するように構成されたコレットインターフェース表面を備える請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記第2の構成要素は、第1の端部および第2の端部を有する患者コネクタを備え、前記患者コネクタは、通路を画定する本体を有し、前記患者コネクタの前記第2の端部は、患者IVラインに固定されるように構成される請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
流体の閉鎖式移送のためのシステムであって、
シリンジアダプタであって、
第1の端部および第2の端部を有するハウジングであって、前記ハウジングの前記第1の端部は第1の容器に固定されるように構成される、ハウジングと、
第1の端部および第2の端部を有するカニューレであって、前記カニューレの前記第2の端部は前記ハウジング内に位置決めされる、カニューレと、
前記ハウジング内に位置決めされ、前記ハウジング内で移動可能であるシール配置であって、膜を備える、シール配置と
を備える、シリンジアダプタと、
膜および連結部材を備える第2の構成要素であって、前記第2の構成要素は、前記シール配置の前記膜が前記第2の構成要素の前記膜と係合するように前記シリンジアダプタによって受け入れられるように構成され、前記連結部材は、前記第2の構成要素が前記シリンジアダプタによって受け入れられたとき、前記シリンジアダプタの前記ハウジングの一部分と係合して前記第2の構成要素を前記シリンジアダプタに固定するように構成され、前記連結部材は、前記第2の構成要素から径方向外側に延びる突出部を備え、前記突出部は、前記第2の構成要素が前記シリンジアダプタによって受け入れられたとき、スナップ嵌め機構を介して前記シリンジアダプタの前記ハウジングの凹状部分によって受け入れられて前記第2の構成要素を前記シリンジアダプタに固定し、前記突出部は、複数の突出部を備える、第2の構成要素と
を備えるシステム。
【請求項8】
前記複数の突出部は、半球状である請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記複数の突出部は、半球状の離間された突出部である請求項7に記載のシステム。
【請求項10】
前記シール配置は、第1の端部および第2の端部を有するコレットを備え、前記コレットの少なくとも一部分は、前記ハウジング内に受け入れられ、前記コレットは、本体と、前記本体に連結されたロッキング部材と備え、前記本体は、前記シール配置の前記膜を受け入れる通路を画定し、前記コレットは、前記ロッキング部材が開いて対合コネクタを受け入れる第1の位置から、前記ロッキング部材の径方向外側への移動が制限される第2の位置に移動可能である請求項7に記載のシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、流体の閉鎖式移送のためのシステムに関する。より詳細には、本開示は、第1の容器から第2の容器への流体移送中に漏れ止めシール作用を提供するシステムに関する。
続きを表示(約 4,300 文字)【背景技術】
【0002】
関連出願の相互参照
本出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれている、2017年1月17日出願の米国特許仮出願第62/447,046号の優先権を主張するものである。
【0003】
がん治療薬剤などの危険な薬物を再構成し、輸送し、投与する医療提供者は、これらの薬剤への露出というリスクにさらされ、医療環境において重大な危険を有する可能性がある。たとえば、がん患者を治療する看護師は、化学療法薬およびその有毒作用にさらされるリスクを有する。意図せず化学療法薬にさらされると、神経系に影響が及び、生殖器系を損ない、将来的に血液がんを発症するリスクの増大をもたらす可能性がある。有毒薬物にさらされる医療提供者のリスクを低減するために、これらの薬物の閉鎖式移送が重要になってきている。
【0004】
いくつかの薬物は、これらが投与される前に溶解または希釈されなければならず、これは、針を用いて、1つの容器から、粉末または液体の形の薬物を含むシールされたバイアルに溶剤を移送することを伴う。薬物は、バイアルからの針の引き出し中、およびバイアルの内部と周囲の大気との間に圧力差が存在する場合に針がバイアルの内側にある間、ガスの形でまたはエアロゾル化によって気付かないうちに大気に放出されることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許出願公開第2015/0297454号明細書
【発明の概要】
【0006】
1つの態様では、流体の閉鎖式移送のためのシステムは、シリンジアダプタであって、第1の端部および第2の端部を有し、第1の端部は第1の容器に固定されるように構成される、ハウジングと、第1の端部および第2の端部を有し、第2の端部はハウジング内に位置決めされる、カニューレと、ハウジング内に位置決めされ、ハウジング内で移動可能であり、膜を含む、シール配置とを含む、シリンジアダプタを含む。システムは、膜およびロッキング機構を含む第2の構成要素を含む。第2の構成要素は、シール配置の膜が第2の構成要素の膜と係合するようにシリンジアダプタによって受け入れられるように構成される。ロッキング機構は、付勢部材と、付勢部材上に位置決めされた係合部材とを含み、係合部材は、第2の構成要素がシリンジアダプタによって受け入れられたとき、シリンジアダプタのハウジングの一部分と係合して第2の構成要素をシリンジアダプタに固定するように構成される。
【0007】
ロッキング機構の付勢部材は、カンチレバーアームであってよく、係合部材は、第2の構成要素から径方向外側に延びる突出部であってよく、突出部は、シリンジアダプタへの第2の構成要素の挿入中、ハウジングの一部分と係合してカンチレバーアームによって径方向内側に付勢されるように構成される。突出部は、第2の構成要素がシリンジアダプタに完全に挿入されて第2の構成要素をシリンジアダプタに固定したときに非付勢位置に戻るように構成される。シール配置は、第1の端部および第2の端部を有するコレットを含むことができ、コレットの少なくとも一部分は、ハウジング内に受け入れられる。コレットは、本体と、本体に連結されたロッキング部材とを含むことができ、本体は、シール配置の膜を受け入れる通路を画定する。コレットは、ロッキング部材が開いて対合コネクタを受け入れる第1の位置から、ロッキング部材の径方向外側への移動が制限される第2の位置に移動可能になり得る。第2の構成要素は、コレットのロッキング部材を受け入れ、係合するように構成されたコレットインターフェース表面を含むことができる。ロッキング部材は、弓形状にされ、弾性であってよく、ロッキング部材は、複数のアームによって本体に連結される。第2の構成要素は、第1の端部および第2の端部を有する患者コネクタであってよく、患者コネクタは、通路を画定する本体を有し、患者コネクタの第2の端部は、患者IVラインに固定されるように構成される。
【0008】
さらなる態様では、流体の閉鎖式移送のためのシステムは、シリンジアダプタであって、第1の端部および第2の端部を有し、第1の端部は第1の容器に固定されるように構成される、ハウジングと、第1の端部および第2の端部を有し、第2の端部はハウジング内に位置決めされる、カニューレと、ハウジング内に位置決めされ、ハウジング内で移動可能であり、膜を含む、シール配置とを含む、シリンジアダプタを含む。システムは、膜および連結部材を有する第2の構成要素を含み、第2の構成要素は、シール配置の膜が第2の構成要素の膜と係合するようにシリンジアダプタによって受け入れられるように構成される。連結部材は、第2の構成要素がシリンジアダプタによって受け入れられたとき、シリンジアダプタのハウジングの一部分と係合して第2の構成要素をシリンジアダプタに固定するように構成される。
【0009】
連結部材は、第2の構成要素から径方向外側に延びる突出部であってよく、突出部は、第2の構成要素がシリンジアダプタによって受け入れられたとき、シリンジアダプタのハウジングの凹状部分によって受け入れられて第2の構成要素をシリンジアダプタに固定する。突出部は、半球状であってよい。突出部は、半球状の離間された複数の突出部であってよい。シール配置は、第1の端部および第2の端部を有するコレットであってよく、コレットの少なくとも一部分は、ハウジング内に受け入れられ、コレットは、本体と、本体に連結されたロッキング部材とを含む。コレットの本体は、シール配置の膜を受け入れる通路を画定する。コレットは、ロッキング部材が開いて対合コネクタを受け入れる第1の位置から、ロッキング部材の径方向外側への移動が制限される第2の位置に移動可能になり得る。第2の構成要素は、コレットのロッキング部材を受け入れ、これと係合するように構成されたコレットインターフェース表面であってよい。ロッキング部材は、弓形状にされ、弾性であってよく、ロッキング部材は、複数のアームによって本体に連結される。第2の構成要素は、第1の端部および第2の端部を有する患者コネクタであってよく、患者コネクタは、通路を画定する本体を有し、患者コネクタの第2の端部は、患者IVラインに固定されるように構成される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の上記で述べた他の特徴および利点、ならびにこれらを達成する方法は、添付の図を併用して本開示の態様の以下の説明を参照することにより、より明らかになり、開示自体もより良好に理解されるであろう。
本発明の1つの態様によるシリンジアダプタの断面図である。
本発明の1つの態様によるシリンジアダプタの断面図である。
本発明の1つの態様によるコレットの斜視図である。
図3のコレットの断面図である。
本発明の1つの態様による流体の閉鎖式移送のためのシステムの正面図である。
図5のシステムの断面図である。
本発明の1つの態様による第1の膜の正面図である。
図7Aの第1の膜の断面図である。
本発明の1つの態様による第1の膜の正面図である。
図8Aの第1の膜の断面図である。
本発明の1つの態様による第1の膜の正面図である。
図9Aの第1の膜の断面図である。
本発明の1つの態様による第1の膜の正面図である。
図10Aの第1の膜の断面図である。
本発明の1つの態様による第1の膜の正面図である。
図11Aの第1の膜の断面図である。
本発明の1つの態様による第1の膜の正面図である。
図12Aの第1の膜の断面図である。
本発明の1つの態様による第1の膜の正面図である。
図13Aの第1の膜の断面図である。
本発明の1つの態様による第2の膜の正面図である。
図14Aの第2の膜の断面図である。
本発明の1つの態様による第2の膜の正面図である。
図15Aの第2の膜の断面図である。
本発明の1つの態様による第2の膜の正面図である。
図16Aの第2の膜の断面図である。
本発明の1つの態様による第2の膜の正面図である。
図17Aの第2の膜の断面図である。
本発明の1つの態様による第2の膜の正面図である。
図18Aの第2の膜の断面図である。
本発明の1つの態様による第2の膜の正面図である。
図19Aの第2の膜の断面図である。
本発明の1つの態様による流体の閉鎖式移送のためのシステムの正面図である。
図20に示すシステムの断面図である。
本発明の1つの態様によるシリンジアダプタの断面図である。
本発明の1つの態様によるシリンジアダプタの断面図である。
本発明の1つの態様によるシリンジアダプタの正面図である。
本発明の1つの態様による流体の閉鎖式移送のためのシステムの正面図である。
図25のシステムの断面図である。
シリンジアダプタに固定された患者コネクタを示す、図25のシステムの断面図である。
本発明の1つの態様による図25の患者コネクタの上面図である。
シリンジアダプタに固定された患者コネクタを示す、図25のシステムの拡大断面図である。
本発明の1つの態様による流体の閉鎖式移送のためのシステムの斜視図である。
図30のシステムの断面図である。
ロック機構がロック解除位置にある状態でシリンジアダプタに固定された患者コネクタを示す、図30のシステムの断面図である。
ロック機構がロック位置にある状態でシリンジアダプタに固定された患者コネクタを示す、図30のシステムの斜視図である。
ロック機構がロック位置にある状態でシリンジアダプタに固定された患者コネクタを示す、図30のシステムの断面図である。
本発明の1つの態様による図30のシステムの分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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