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公開番号2025015666
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024199273,2021564896
出願日2024-11-14,2020-05-02
発明の名称歯科用器具及び関連する製造方法
出願人ブリウス テクノロジーズ インコーポレイテッド
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類A61C 7/00 20060101AFI20250123BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】改善された歯科矯正器具及び製造方法を開示する。
【解決手段】器具を製造することは、患者の歯の元の歯の配置(OTA)に対応する位置データを取得すること、患者の歯の望ましい最終的な歯の配置(FTA)に対応するデータを取得すること、及び、OTAデータとFTAデータの間の変位を決定することを含む。決定された変位に基づいて、歯科矯正器具の構成が決定される。器具は、患者の歯に隣接して配置されるように構成されたアンカと、それぞれがアンカから離れて延在し、アンカに結合された複数のアームと、患者の歯に固定されるように構成されたアームとを含む。器具が設置されると、アームは個々の歯をOTAからFTAに向けて付勢する。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
歯科矯正器具の製造方法であって、
患者の歯の元の歯の配置(OTA)に対応するデータを取得することと、
前記患者の歯の望ましい最終的な歯の配置(FTA)に対応するデータを取得することと、
前記OTAに対応するデータと前記FTAに対応するデータとの間の変位を決定することと、
前記患者の歯に隣接して配置されるように構成されたアンカ、及び、それぞれが前記アンカから離れて延在し、前記アンカに結合されて前記患者の歯に固定されるように構成された複数のアームを含む歯科矯正器具であって、設置されることで前記アームが前記患者の歯の個々の歯を前記OTAから前記FTAに向けて付勢する歯科矯正器具の構成を前記決定された変位に基づいて決定することと、を含み、
前記歯科矯正器具の前記構成を決定することは、コンピュータ支援アルゴリズムを入力データに適用して、前記歯科矯正器具の前記構成に対応する出力データを生成することを含み、
前記入力データは、(i)前記OTAに対応するデータと前記FTAに対応するデータとの間の前記変位、及び(ii)少なくとも1つの患者固有のパラメータを含む、
ことを特徴とする方法。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記少なくとも1つの患者固有のパラメータは、1本以上の歯の歯根膜の表面形状又は歯根の範囲を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つの患者固有のパラメータは、前記患者の骨密度を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記少なくとも1つの患者固有のパラメータは、前記患者の唾液、歯肉液、血液、尿、又は粘膜から得られる1つ以上の生物学的決定因子を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記少なくとも1つの患者固有のパラメータは、動かされる前記歯に隣接する組織及び骨の機械的特性を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記少なくとも1つの患者固有のパラメータは、前記患者の性別、前記患者の年齢、前記患者の民族性、前記器具が設置される顎、又は前記器具が設置される歯の数、の少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記出力データは、前記複数のアームのうちの1つ以上の設計及び前記アンカの設計を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記出力データは、前記器具の1つ以上のセクションにおける材料の変態温度を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記変位を決定することは、6つの自由度に沿った変位を決定することを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記変位を決定することは、前記患者の歯の各歯の並進を決定することを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年5月2日に出願された米国仮出願第62/842,391号に優先権を主張するものであり、これは参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,500 文字)【0002】
この出願はまた、以下の出願に関連しており、これらのそれぞれは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれ、2020年1月1日に出願された米国仮特許出願第62/956,290号、2020年5月2日に出願された「DENTAL APPLIANCES,SYSTEMS AND METHODS」と題された米国特許出願第16/865,323号、2020年5月2日に出願された「DENTAL APPLIANCES,SYSTEMS AND METHODS」と題された国際特許出願PCT/US20/31211号、2020年5月2日に出願された「DENTAL APPLIANCES AND ASSOCIATED SYSTEMS AND METHODS OF USE」と題された米国特許出願第15/929,443号、2020年5月2日に出願された「DENTAL APPLIANCES AND ASSOCIATED SYSTEMS AND METHODS OF USE」と題された米国特許出願第15/929,444号、及び2020年5月2日に出願された「DENTAL APPLIANCES AND ASSOCIATED SYSTEMS AND METHODS OF USE」と題された国際出願PCT/US20/70017号である。
【0003】
本技術は、歯科矯正の分野に関連し、特に、歯科矯正器具を設計及び製造するためのデバイス、システム、及び方法に関連する。
【背景技術】
【0004】
歯科矯正における共通の目的は、患者の歯を、歯が最適かつ審美的に機能する位置に移動させることである。歯を動かすために、歯科矯正医は、患者の歯の複数の走査及び/又は印象を取得することによって開始し、歯の初期位置と所望の終了位置との間の一連の矯正経路を決定する。次に、歯科矯正医は、患者を2つの主要な器具タイプ、ブレース(歯列矯正器)又はアライナ(矯正装置)のいずれかに適合させる。
【0005】
従来のブレースは、ブラケットと、歯の前側を横切って配置されたアーチワイヤと、アーチワイヤをブラケットに固定するための弾性タイ又は結紮線とからなる。場合によっては、セルフライゲーションブラケットがタイ又はワイヤの代わりに使用され得る。アーチワイヤの形状及び剛性と、アーチワイヤとブラケットの相互作用によって、歯に加わる力が決まり、歯の動きの方向と程度が決定される。歯に望ましい力を加えるために、歯科矯正医はしばしば手動でアーチワイヤを曲げる。歯科矯正医は定期的な予約を通じて患者の進行状況を監視し、その間、歯科矯正医は治療の進行状況を視覚的に評価し、アーチワイヤを手動で調整し(新しい屈曲など)及び/又はブラケットを交換又は再配置する。調整プロセスは、患者にとって時間の浪費であって面倒であり、多くの場合、予約後数日間は患者に不快感を与える。更に、ブレースは審美的に好ましくなく、ブラッシング、デンタルフロス、及びその他の歯科衛生手順を困難にする。
【0006】
アライナは、透明で取り外し可能なポリマシェルを含み、それは歯を受け入れて再配置し、最終的な歯の配置を生成するように成形された空洞を有する。「見えないブレース」と呼ばれるアライナは、患者に、ブレースよりも大幅に改善された審美性を提供する。アライナは、歯科矯正医がワイヤを曲げ、又はブラケットを再配置する必要がなく、一般的にブレースよりも快適である。しかし、ブレースとは異なり、アライナは全ての不正咬合を効果的に治療できるわけではない。歯の再配置ステップ、例えば、エクストルージョン、並進、及び特定の回転は、アライナでは達成が困難又は不可能な場合がある。更に、アライナは取り外し可能であるため、治療の成功は患者のコンプライアンスに大きく依存し、予測不可能で一貫性がない場合がある。
【0007】
リンガルブレースは、アライナ及び従来の(頬側)ブレースに代わるものであり、近年人気が高まっている。既存のリンガルブレースの2つの例は、Incognito(商標)Appliance System(3M United States)とINBRACE(登録商標)(Swift Health Systems、アーバイン、カリフォルニア州、USA)であり、それぞれは歯の舌側又は舌の側面に配置されたブラケットとアーチワイヤで構成される。従来のブレースとは対照的に、リンガルブレースは実質的に見えず、アライナとは異なり、リンガルブレースは患者の歯に固定され、コンプライアンスを強制する。しかし、これらの既存の舌側技術には、いくつかの欠点もある。最も注目すべきことに、従来の舌側器具は依然として歯を動かすためにブラケットアーチワイヤシステムに依存し、そのため複数回の来院と痛みを伴う調整を要する。例えば、舌側技術はブラケット間の距離が比較的短く、一般的にアーチワイヤのコンプライアンスが強化される。その結果、舌側器具全体がアーチワイヤの調整に対してより敏感になり、患者により多くの痛みを引き起こす。更に、器具の舌側表面は舌を刺激し、発話に影響を与え、器具の洗浄を困難にする場合がある。
【0008】
したがって、改善された歯科矯正器具の必要性が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
米国特許出願公開第2017/156823号
国際公開第2016/149008号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0010】
対象の技術は、例えば、図1A~図18を参照することを含めて、以下に説明される様々な態様に従って示される。対象の技術の様々な態様の例は、便宜上、番号付きの条項(1、2、3など)として説明される。これらは例として提供されており、対象の技術を制限するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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