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公開番号2025015617
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024198220,2023198120
出願日2024-11-13,2019-02-25
発明の名称機能実行装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類H04N 1/00 20060101AFI20250123BHJP(電気通信技術)
要約【課題】特定の機能を、ユーザが直接操作することに加えて外部との無線通信を介することによっても実行させることが可能に構成された機能実行装置において、その特定の機能の実行を適切に制限できるようにする。
【解決手段】 機能実行装置10は、通信可能エリア内の無線通信装置7と無線通信可能である。機能実行装置10には、タブ形式の画面が表示され、各タブには、機能が対応付けられた機能オブジェクトが表示される。各タブは共有属性又はパーソナル属性に設定される。機能実行装置10は、無線通信装置7から無線通信にて装置IDを取得すると、その装置IDと特定の対応関係にあるオブジェクトIDが登録された機能を実行する。ただし、その機能がパーソナル属性のタブに登録されている場合はその機能を実行しない。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
表示部と、
入力部と、
通信部と、
制御部と、
を備えた機能実行装置であって、
前記通信部は、通信可能エリア内に特定の装置IDを有する無線通信装置が配置されることに応じて、前記無線通信装置と無線通信を実行可能に構成され、
前記制御部は、
各々が共有属性又はパーソナル属性に設定された複数のタブのうち、前記共有属性に設定されたタブである共有タブを含み、前記パーソナル属性に設定されたタブであるパーソナルタブを含まない一般モード待機画面を、前記表示部に表示させる一般モード表示処理、
を実行し、
前記複数のタブの各々は、実行すべき機能が対応付けられた画像である機能オブジェクトが登録され得るように構成され、
前記機能オブジェクトは、特定のオブジェクトIDが登録され得るように構成され、
前記一般モード待機画面は、1つの前記共有タブが選択状態にされ、その選択状態にされた前記共有タブに登録されている前記機能オブジェクトを含み、
前記制御部は、さらに、
前記表示部に表示されている前記機能オブジェクトが前記入力部を介して選択されることに応じて、その選択された機能オブジェクトに対応付けられている機能を実行する第1の機能実行処理と、
前記無線通信装置から、前記通信部による前記無線通信を通じて前記装置IDを取得する装置ID取得処理と、
前記装置ID取得処理により前記装置IDが取得されることに応じて実行する第2の機能実行処理であって、取得した前記装置IDと特定の対応関係にある前記オブジェクトIDが登録された前記機能オブジェクトであるID対応オブジェクトが前記共有タブに登録されている場合はそのID対応オブジェクトに対応付けられている機能を実行し、前記ID対応オブジェクトが前記パーソナルタブに登録されている場合はそのID対応オブジェクトに対応付けられている機能を実行しない、前記第2の機能実行処理と、
を実行する、機能実行装置。
続きを表示(約 3,800 文字)【請求項2】
請求項1に記載の機能実行装置であって、
前記制御部は、さらに、
予め登録された登録ユーザのログインを受け付けるログイン受付処理と、
前記登録ユーザ毎に個別に、前記複数のタブのうちのいずれか1つを個人ホームタブに設定する個人ホームタブ設定処理と、
前記ログイン受付処理により前記登録ユーザのログインが受け付けられた場合、前記表示部に、少なくとも当該登録ユーザに設定された前記個人ホームタブを含む個人モード待機画面であってその個人ホームタブ以外の前記パーソナルタブを含まない前記個人モード待機画面を表示させる個人モード表示処理と、
を実行し、
前記制御部は、いずれの前記登録ユーザも前記ログインが受け付けられていない場合に前記一般モード表示処理を実行し、
前記制御部は、前記第2の機能実行処理において、前記ID対応オブジェクトが前記パーソナルタブに登録されていても、前記登録ユーザのログインが受け付けられている場合であってそのパーソナルタブがその登録ユーザの前記個人ホームタブに設定されている場合は、そのID対応オブジェクトに対応付けられている機能を実行する、
機能実行装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の機能実行装置であって、
前記制御部は、前記第2の機能実行処理において、前記ID対応オブジェクトが前記パーソナルタブに登録されていても、当該ID対応オブジェクトが特定の実行可能条件を満たしている場合は、そのID対応オブジェクトに対応付けられている機能を実行する、
機能実行装置。
【請求項4】
請求項3に記載の機能実行装置であって、
前記実行可能条件は、前記ID対応オブジェクトに対応付けられている機能が、前記機能実行装置とは別の装置へ情報を送信する処理を含まないことである、
機能実行装置。
【請求項5】
請求項3又は請求項4に記載の機能実行装置であって、
各前記機能オブジェクトは、前記第1の機能実行処理において、対応する機能が実行される際にユーザによる入力操作が要求される第1種オブジェクト、又は、前記第1の機能実行処理において、ユーザによる入力操作が要求されることなく対応する機能が実行される第2種オブジェクトのどちらか一方に設定されており、
前記実行可能条件は、前記ID対応オブジェクトが前記第2種オブジェクトに設定されていることである、
機能実行装置。
【請求項6】
請求項3~請求項5のいずれか1項に記載の機能実行装置であって、
前記制御部は、前記第2の機能実行処理において、前記ID対応オブジェクトが前記パーソナルタブに登録されていても、当該ID対応オブジェクトが特定の実行可能条件を満たしている場合は、前記ID対応オブジェクトに対応付けられている機能を実行するか否かを問うための実行確認画面を前記表示部に表示させ、前記確認画面の表示後、実行することを示す特定の実行指示が前記入力部を介して入力された場合に、前記ID対応オブジェクトに対応付けられている機能を実行する、
機能実行装置。
【請求項7】
請求項1~請求項6のいずれか1項に記載の機能実行装置であって、
前記制御部は、さらに、前記装置ID取得処理により取得された前記装置IDに対応した前記ID対応オブジェクトが前記パーソナルタブに登録されている場合、前記ID対応オブジェクトに対応付けられている機能を実行できないことを示す情報を報知する報知処理を実行する、
機能実行装置。
【請求項8】
請求項1~請求項7のいずれか1項に記載の機能実行装置であって、
前記制御部は、さらに、
前記タブ毎に、前記タブを前記共有属性又は前記パーソナル属性に設定する属性設定処理と、
前記属性設定処理によって前記タブが前記共有属性から前記パーソナル属性に設定された場合に、そのパーソナル属性に設定された前記タブに、前記オブジェクトIDが登録された前記機能オブジェクトが含まれている場合、前記タブを前記共有属性に設定するか否かを問うための設定確認画面を前記表示部に表示させる設定確認表示処理と、
前記設定確認画面が表示されている状態において、前記タブを前記共有属性に設定することを要求する共有変更要求を前記入力部を介して受け付ける共有変更受付処理と、
前記共有変更受付処理によって前記共有変更要求が受け付けられた場合、前記タブを前記共有属性に設定する属性変更処理と、
を実行する機能実行装置。
【請求項9】
機能を実行可能な機能実行装置で用いられる機能実行方法であって、
前記機能実行装置は、通信可能エリア内に特定の装置IDを有する無線通信装置が配置されることに応じて、前記無線通信装置と無線通信を実行可能に構成されており、
前記機能実行方法は、
各々が共有属性又はパーソナル属性に設定された複数のタブのうち、前記共有属性に設定されたタブである共有タブを含み、前記パーソナル属性に設定されたタブであるパーソナルタブを含まない一般モード待機画面を表示させる一般モード表示ステップ、
を有し、
前記複数のタブの各々は、実行すべき機能が対応付けられた画像である機能オブジェクトが登録され得るように構成され、
前記機能オブジェクトは、特定のオブジェクトIDが登録され得るように構成され、
前記一般モード待機画面は、1つの前記共有タブが選択状態にされ、その選択状態にされた前記共有タブに登録されている前記機能オブジェクトを含み、
前記機能実行方法は、さらに、
表示されている前記機能オブジェクトが選択されることに応じて、その選択された機能オブジェクトに対応付けられている機能を実行する第1の機能実行ステップと、
前記無線通信装置から、前記無線通信を通じて前記装置IDを取得する装置ID取得ステップと、
前記装置ID取得ステップにより前記装置IDが取得されることに応じて実行する第2の機能実行ステップであって、取得した前記装置IDと特定の対応関係にある前記オブジェクトIDが登録された前記機能オブジェクトであるID対応オブジェクトが前記共有タブに登録されている場合はそのID対応オブジェクトに対応付けられている機能を実行し、前記ID対応オブジェクトが前記パーソナルタブに登録されている場合はそのID対応オブジェクトに対応付けられている機能を実行しない、前記第2の機能実行ステップと、
を有する、機能実行方法。
【請求項10】
表示部と、
入力部と、
通信部と、
プログラムに従った処理を実行可能な制御部と、
を備えた機能実行装置において、前記制御部が実行可能な機能実行プログラムであって、
前記通信部は、通信可能エリア内に特定の装置IDを有する無線通信装置が配置されることに応じて、前記無線通信装置と無線通信を実行可能に構成され、
前記機能実行プログラムは、前記制御部に、
各々が共有属性又はパーソナル属性に設定された複数のタブのうち、前記共有属性に設定されたタブである共有タブを含み、前記パーソナル属性に設定されたタブであるパーソナルタブを含まない一般モード待機画面を、前記表示部に表示させる一般モード表示処理、
を実行させ、
前記複数のタブの各々は、実行すべき機能が対応付けられた画像である機能オブジェクトが登録され得るように構成され、
前記機能オブジェクトは、特定のオブジェクトIDが登録され得るように構成され、
前記一般モード待機画面は、1つの前記共有タブが選択状態にされ、その選択状態にされた前記共有タブに登録されている前記機能オブジェクトを含み、
前記機能実行プログラムは、さらに、前記制御部に、
前記表示部に表示されている前記機能オブジェクトが前記入力部を介して選択されることに応じて、その選択された機能オブジェクトに対応付けられている機能を実行する第1
の機能実行処理と、
前記無線通信装置から、前記通信部による前記無線通信を通じて前記装置IDを取得する装置ID取得処理と、
前記装置ID取得処理により前記装置IDが取得されることに応じて実行する第2の機能実行処理であって、取得した前記装置IDと特定の対応関係にある前記オブジェクトIDが登録された前記機能オブジェクトであるID対応オブジェクトが前記共有タブに登録されている場合はそのID対応オブジェクトに対応付けられている機能を実行し、前記ID対応オブジェクトが前記パーソナルタブに登録されている場合はそのID対応オブジェクトに対応付けられている機能を実行しない、前記第2の機能実行処理と、
を実行させる、機能実行プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、登録されている機能をユーザの操作に応じて実行する技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
下記の特許文献1には、ショートカットボタンに関連付けられた所定の処理(例えばスキャン処理)を、そのショートカットボタンの操作を行うことなく、カードをカードリーダに読み取らせるだけで実行させることが可能に構成された画像処理装置が開示されている。
【0003】
特許文献1に開示されている画像処理装置は、複数のユーザによって共用される場合、例えば次のように構成されていると便利である。
即ち、複数のショートカットボタンの各々をタブ形式の複数のタブ画面のいずれかに配置する。表示部には、複数のタブ画面のうちの1つを選択的に表示する。複数のタブの各々は、共有属性又はパーソナル属性に設定される。そして、特定のユーザがログインしていないときはパーソナル属性のタブは表示せずに共有属性のタブのみ表示する。パーソナル属性のタブは、当該タブに対応した特定のユーザがログインしているときのみ表示する。
【0004】
画像処理装置をこのように構成することで、例えば、ある特定の処理が関連付けられたショートカットボタンの操作を特定のユーザにのみ許容することが可能となる。具体的には、特定のユーザにのみ操作を許容したいショートカットボタン(以下、「ユーザ限定ボタン」と称する)を、その特定のユーザに対応したパーソナル属性のタブに配置すること、あるいは、そのユーザ限定ボタンが配置されているタブをその特定のユーザに対応したパーソナル属性のタブに設定することによって、可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-010059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、ユーザ限定ボタンに関連付けられた特定の処理が、前述のカードをカードリーダに読み取らせることによっても実行させることが可能にされている場合、次のような問題が生じる。
【0007】
即ち、例えば、カードによって実行させることが可能な特定の処理が関連付けられた1つのショートカットボタンをユーザ限定ボタンにするために、そのショートカットボタンが配置されているタブの属性を、その特定のユーザに対応したパーソナル属性に設定変更したことを想定する。この場合、そのユーザ限定ボタンは、その特定のユーザがログインしないと表示されなくなったため、その特定のユーザ以外の不特定のユーザにそのユーザ限定ボタンを操作されることを抑制できる。
【0008】
しかし、そのユーザ限定ボタンが表示されずに操作ができなくなっても、カードがあれば、不特定のユーザであってもそのカードを使ってそのユーザ限定ボタンに関連付けられた特定の処理を実行させることができてしまう。
【0009】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、特定の機能を、ユーザが直接操作するこ
とに加えて外部との無線通信を介することによっても実行させることが可能に構成された機能実行装置において、その特定の機能の実行を適切に制限できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の機能実行装置は、表示部と、入力部と、通信部と、制御部とを備える。通信部は、通信可能エリア内に、特定の装置IDを有する無線通信装置が配置されることに応じて、無線通信装置と無線通信を実行可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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