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公開番号
2025015574
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2024196696,2020555841
出願日
2024-11-11,2019-04-17
発明の名称
虚血および心筋症の処置のための組成物および方法
出願人
スンマ ヘルス
,
SUMMA HEALTH
,
ノースイースト オハイオ メディカル ユニバーシティー
,
NORTHEAST OHIO MEDICAL UNIVERSITY
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
31/7088 20060101AFI20250123BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】虚血および心筋症の処置のための組成物および方法の提供。
【解決手段】組織治癒を促進するか、組織傷害を処置するか、または組織傷害に関連する状態を処置する方法であって、有効量の以下:CAMKK1ポリペプチドまたはその等価物;またはCXCR4ポリペプチド発現の存在下でのSDF-1ポリペプチドまたはその等価物の一方または両方を必要とする被験体に投与する工程を含み、ここで、前記有効量が、被験体におけるエキソソームの産生、分泌、および/または機能を誘導する量である、方法を本明細書中に提供する。CAMKK1タンパク質もしくはポリペプチドおよび/またはSDF-1タンパク質もしくはポリペプチドの一方または両方を過剰発現する組換え幹細胞も提供する。幹細胞および幹細胞から産生された産物は、虚血状態または炎症状態の処置および組織治癒の促進に有用である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
炎症状態、虚血状態、または心筋症を処置するための組成物であって、前記組成物は、SDF-1ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを含む有効量のベクターを含み、
前記有効量は、対象におけるエキソソームの産生、分泌および/または機能を誘導する量であり、
前記組成物は、傷害を受けた組織に局所投与されるものである、組成物。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記傷害を受けた組織がCXCR4を発現する、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
CXCR4ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドをさらに含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記ベクターが、前記SDF-1ポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、および前記CXCR4ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを含む、請求項3に記載の組成物。
【請求項5】
前記SDF-1ポリペプチドが、配列番号4またはその等価物を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項6】
前記SDF-1ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドが、配列番号3を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項7】
CXRC4ポリペプチドが、配列番号5またはその等価物を含む、請求項2~6のいずれか1項に記載の組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、米国特許法第119条(e)項の下、2018年4月18日提出の米国仮出願第62/659,667号(その内容全体が本明細書中で参考として援用される)に基づく優先権を主張する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
背景
虚血は、身体の一部に血流が完全に閉塞するか著しく減少する状態であり、無酸素症、基質供給の減少、および代謝産物の蓄積を生じる。虚血が長期化すると、罹患組織において萎縮、変性、アポトーシス、および壊死が起こる。
【0003】
炎症は、傷害の初発の原因および傷害に起因する壊死細胞/組織を取り除くことを意図する防御反応である。しかし、関節炎などのいくつかの疾患では、傷害がなくとも炎症が起こる。炎症が長期化すると、組織破壊、線維症、および/または壊死が生じ得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
要旨
組織治癒を促進するか、組織傷害を処置するか、または組織傷害に関連する状態を処置する方法であって、有効量の以下:
a.CAMKK1ポリペプチドまたはその等価物;または
b.CXCR4ポリペプチド発現の存在下でのSDF-1ポリペプチドまたはその等価物
の一方または両方を必要とする被験体に投与する工程を含むか、あるいはこの工程から本質的になるか、なおさらにはこの工程からなり、
ここで、前述の有効量が、被験体におけるエキソソームの産生、分泌、および/または機能を誘導する量である、方法を本明細書中に提供する。
【0005】
1つの態様では、CAMKK1ポリペプチドは、配列番号1もしくは2またはその各々の等価物を含むことができるか、あるいはこれらから本質的になることができるか、なおさらにはこれらからなることができる。別の態様では、SDF-1ポリペプチドは、配列番号3もしくは4またはその各々の等価物を含み得るか、あるいはこれらから本質的になり得るか、なおさらにはこれらからなり得る。さらなる態様では、CXRC4ポリペプチドは、配列番号5またはその等価物を含むことができるか、あるいはこれらから本質的になることができるか、なおさらにはこれらからなることができる。
【0006】
上記方法は、投与前に患者から単離した試料中の循環エキソソームレベルを決定する工程をさらに含み得るか、あるいはこれらの工程から本質的になり得るか、なおさらにはこれらの工程からなり得る。別の態様では、方法は、投与後に患者から単離した試料中の循環エキソソームレベルを決定する工程をさらに含み得るか、あるいはこれらの工程から本質的になり得るか、なおさらにはこれらの工程からなり得る。有効量を、担当医、医療従事者、または担当獣医師によって、試料中の循環エキソソームレベルからか、過去の臨床情報およびデータに基づいて決定することができる。
【0007】
a.CAMKK1ポリペプチドまたはその等価物;または
b.CXCR4ポリペプチド発現の存在下でのSDF-1ポリペプチドまたはその等価物
の一方または両方を過剰発現する組換え幹細胞を本明細書中にさらに開示する。
1つの態様では、過剰発現は、配列番号1もしくは2またはその各々の等価物を含むか、あるいはこれらから本質的になるか、なおさらにはこれらからなるCAMKK1ポリペプチドの発現によるか、配列番号3もしくは4またはその各々の等価物を含むか、あるいはこれらから本質的になるか、なおさらにはこれらからなるSDF-1ポリペプチド、および配列番号5またはその等価物を含むか、あるいはからこれらから本質的になるか、なおさらにはこれらからなるCXCR4ポリペプチドの発現による。
【0008】
本開示は、さらに、CAMKK1ポリペプチドもしくはタンパク質および/もしくはSDF-1ポリペプチドもしくはタンパク質またはその各々の等価物の一方または両方を過剰発現する組換え幹細胞を提供する。1つの態様では、CAMKK1および/またはSDF-1の過剰発現は、Aktの発現または必要に応じた過剰発現の存在下にある。別の態様では、SDF-1の過剰発現は、CXCR4の発現または必要に応じた過剰発現の存在下にある。CXCR4ポリペプチド発現は、内因性であり得るか、CXCR4ポリヌクレオチドの外因性発現によって誘導され得る。幹細胞は、胚性幹細胞、誘導多能性幹細胞(iPSC)、または体性幹細胞(成体幹細胞)であり得、任意の特定の型(例えば、脂肪型、間葉型、または神経型が含まれる)の幹細胞であり得る。別の態様では、幹細胞は、間葉系幹細胞(ヒト間葉系幹細胞など)である。
【0009】
別の態様では、幹細胞は、任意の型または任意の種の幹細胞、例えば、ヒト幹細胞などの哺乳動物幹細胞、1つの態様では、間葉系幹細胞またはCD34+発現幹細胞である。ポリペプチドおよびタンパク質の一方または両方を過剰発現する組換え幹細胞由来の分化細胞を、本明細書中にさらに提供する。幹細胞は、本明細書中に開示の治療および方法で有用である。
【0010】
CAMKK1ポリペプチドまたはタンパク質をコードするポリヌクレオチドの非限定的な例は、配列番号1もしくは2またはその等価物をコードするポリペプチドを含むか、あるいはこれらから本質的になるか、なおさらにはこれらからなる。この配列をコードするポリヌクレオチドも、ncbi.nlm.nih.gov/nuccore/NM_032294(最終アクセス日:2018年4月13日)に開示されている。SDF-1ポリペプチドまたはタンパク質をコードするポリヌクレオチドの非限定的な例は、配列番号4またはその等価物(例えば、配列番号3またはその等価物)のポリペプチドをコードする配列を含むか、あるいはこれらから本質的になるか、なおさらにはこれらからなる。幹細胞中に挿入されるべきこれらのポリヌクレオチドは、幹細胞内にある場合、ポリヌクレオチドまたはその等価物に作動可能に連結されたプロモーター配列および/またはエンハンサー配列をさらに含み得るか、あるいはこれらから本質的になり得るか、なおさらにはこれらからなり得る。これらのポリヌクレオチドを、ベクター(例えば、プラスミドまたはウイルスベクターなどの原核生物ベクターまたは真核生物ベクター)内に含めることができる。細胞がポリペプチドまたはタンパク質を適切なレベルで発現するかどうかを判定する方法は、当該分野で公知であり、例えば、PCRテクノロジーおよびハイブリッド形成技術(ノーザン技術およびサザン技術)が含まれる。
(【0011】以降は省略されています)
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