TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025015558
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2024195114,2021549375
出願日
2024-11-07,2020-02-21
発明の名称
インライン混合中の懸濁液の通気の最小化
出願人
キャタレント・ユーケー・スウィンドン・ザイディス・リミテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
47/36 20060101AFI20250123BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】産生プロセス中の薬学的懸濁液の通気を最小限に抑えることができる薬学的組成物、及び薬学的組成物を製造するための方法を提供する。
【解決手段】薬学的組成物は、複数のAPI粒子、複数のAPI粒子の各API粒子をカプセル化するコーティング材料、ならびにマトリックス形成剤、構造形成剤、及び抗通気剤を含むマトリックス溶液/懸濁液を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
薬学的組成物を製造する方法であって、
マトリックス形成剤、構造形成剤、抗通気剤、及び溶媒を含むマトリックス溶液/懸濁液を提供することと、
複数の疎水性粒子を前記マトリックス溶液/懸濁液中に混合して、薬学的懸濁液を形成することと、
前記薬学的懸濁液を予め形成されたブリスターパックに投与することと、を含み、前記投与された薬学的懸濁液の投与重量が、目標投与重量の10%以内である、
前記方法。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記投与された薬学的懸濁液の前記投与重量が、目標投与重量の5%以内である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記投与された薬学的懸濁液の前記投与重量が、目標投与重量の2.5%以内である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記複数の疎水性粒子が、コーティングされた活性薬学的成分(API)を含む、請求項1~3のいずれかに記載の方法。
【請求項5】
前記コーティングされたAPIが、抗炎症剤、鎮痛剤、抗精神薬、制吐薬、緩下剤、抗下痢剤、抗ヒスタミン剤、または抗うつ剤のうちの1つ以上を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記機能的にコーティングされたAPIの組成物が、30~90%w/wのAPIを含む、請求項4または5に記載の方法。
【請求項7】
前記マトリックス溶液/懸濁液が、粘度調整剤を含む、請求項1~6のいずれかに記載の方法。
【請求項8】
前記粘度調整剤が、キサンタンガムを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記マトリックス溶液/懸濁液中に複数の疎水性粒子を混合することが、摂氏15~20℃でのインライン混合を含む、請求項1~8のいずれかに記載の方法。
【請求項10】
前記抗通気剤が、テルペンまたはテルピノールのうちの1つ以上を含む、請求項1~9のいずれかに記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年2月22日に出願された米国仮出願第62/809,293号の利益を主張し、この全内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 3,000 文字)
【0002】
これは、疎水性粒子の薬学的懸濁液の通気を最小限に抑えることができる組成物及び組成物を調製するための方法に関し、より具体的には、API粒子上の機能的コーティングの完全性を維持しながら、改善された用量重量精度のために、コーティングされた活性薬学的成分(API)の薬学的懸濁液の通気を最小限に抑えることができる組成物及び組成物を調製するための方法に関する。
【背景技術】
【0003】
薬学的組成物は、典型的には、活性薬学的成分ならびに1つ以上の不活性成分の両方を含む。活性薬学的成分(API)は、生物学的に活性であり、患者の症状、疾患、障害、及び/または病気に直接影響を及ぼすように設計されている。一方、薬学的組成物の不活性成分(複数可)は、薬学的に不活性であり、長期安定化の改善、固体製剤の充填もしくは希釈、薬物吸収の促進、液体製剤の粘度の調整、溶解性の向上、及び/または薬学的組成物の製造の支援を含むが、これらに限定されない、様々な目的に使用され得る。
【0004】
1つのタイプの薬学的組成物は、経口崩壊錠剤(ODT)である。ODTは、小児患者、老人患者、動物患者、及び/または嚥下困難を有し得る他のタイプの患者を標的とする薬学的組成物である。これらのタイプの経口投与薬学的組成物の場合、不活性成分を使用して、APIの味をマスクすることができる。
【0005】
コーティングは、APIを含有する錠剤をコーティングすることによって、またはAPI粒子自体を直接コーティングすることによって、薬学的組成物の味をマスクするために使用され得る。不活性成分を使用して、APIを湿潤コーティングまたは乾燥コーティングすることによってAPIの味をマスクし、API粒子を囲む機能的コーティングを産生して、それが口腔内におけるAPIの放出を防止するようにしてもよい。湿潤粒子コーティングでは、不活性成分(ポリマー及び添加剤)を溶媒または水に溶解または分散させて、懸濁液または溶液を形成する。この懸濁液または溶液をAPI粒子の表面上に噴霧し、溶媒または水の蒸発によってコーティングフィルムを形成することができる。湿潤粒子コーティングのための技術の例としては、マイクロカプセル化、流体床コーティング、溶媒蒸発、噴霧乾燥、パンコーティング等が挙げられる。乾燥粒子コーティング(無溶媒コーティングとも呼ばれる)において、API粒子は、不活性成分(ポリマー及び添加剤)の微粒子で機械的にコーティングされて、粒子複合材を形成する。乾燥粒子コーティングの例としては、ホットメルトコーティング、超臨界コーティング、インパクションコーティング、静電コーティング等が挙げられる。味マスキング不活性成分でコーティングされたAPI粒子は、嚥下困難を有するか、またはそうでなければ否定的な患者経験及び低コンプライアンスをもたらすであろう味に対する感受性を有する患者に、特に口腔内で溶解または分解する薬学的組成物に、より快適な経験を提供することができる。しかしながら、APIをコーティングするために使用される材料の多くは、疎水性である。したがって、コーティングされたAPI粒子は、疎水性である。
【0006】
薬学的組成物を小さな投与可能な形態に正確に分配するために、疎水性コーティングされたAPI粒子をマトリックス溶液/懸濁液中に配置して、薬学的懸濁液を形成することができる。APIを混合して薬学的懸濁液を形成することにより、投与精度の向上を可能にする。多くの場合、疎水性コーティングされたAPI粒子を含むこの薬学的懸濁液を成形型に投与し、乾燥させ、次いで成形品を、例えばボトルに移すことができる。しかしながら、このような薬学的組成物の取り扱いは、損傷及び汚染などのリスクを増加させる可能性がある。
【0007】
したがって、今日の多くのAPI懸濁液は、代わりに、予め形成されたブリスターパックに投与される。予め形成されたブリスターパックは、上記のハンドリングステップのうちの1つを排除する。成形型に投与し、次いで成形品をパッケージングのためにボトルに移す代わりに、製造業者が薬学的懸濁液を、乾燥させ、次いで密封し、パッケージングすることができる予め形成されたブリスターパックに投与することができる。したがって、予め形成されたブリスターパックは、薬学的組成物を保管することができる成形型及びパッケージの両方として機能する。
【0008】
薬学的懸濁液中の疎水性API粒子の通気を最小限に抑えことができる組成物、及び組成物を調製するための方法が提供される。例えば、疎水性コーティングされたAPI粒子をマトリックス溶液/懸濁液中に混合して、薬学的懸濁液を形成して、患者に投与するための固体薬学的組成物(すなわち、物品、錠剤等)を形成するために、成形型中に正確に投与することができる。しかしながら、コーティングされたAPI粒子の疎水性により、コーティングされたAPI粒子は、マトリックス溶液/懸濁液中への分散に抵抗する。したがって、これは、通気としても知られる薬学的懸濁液とともに空気が巻き込まれる原因となり得る。閉じ込められた空気、または薬学的懸濁液の通気は、薬学的懸濁液中のコーティングされたAPI粒子の相分離を引き起こし、非均質な薬学的懸濁液をもたらすことがある。通気及び非均質な薬学的懸濁液は、予め形成されたブリスターパックに投与された疎水性API粒子を含む薬学的懸濁液の低い用量重量精度及び完成品(すなわち、薬学的組成物)における低い含有量均一性をもたらし得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
従来の通気防止及び/または通気を最小限に抑える機械的手段は、薬学的懸濁液の高粘度のために成功していると見出されていない。例えば、通気を最小限に抑えることは、薬学的懸濁液に真空を適用することによって達成され得るが、組成物及びさらなる処理要件に応じて、このアプローチは適切ではない場合がある。特に、粘性懸濁液が捕捉された空気を「保持する」ため、薬学的懸濁液に真空を適用すると、懸濁液が上昇する可能性がある。揮発性製剤構成要素もまた、真空処理中に失われ得る。さらに、エタノールまたはシメチコンエマルジョンなどの従来の抗通気剤は、同様に、懸濁液の通気を防止することにおいて効果的でない。
【課題を解決するための手段】
【0010】
したがって、本明細書に提供される組成物及び方法は、疎水性コーティングされたAPI粒子を含む薬学的懸濁液の通気を最小限に抑え、薬学的懸濁液の均質性を改善し、用量重量精度を増加させる。具体的には、提供される実施形態としては、テルペン及び/またはテルピノールを含む化学化合物を含むマトリックス溶液/懸濁液を挙げることができる。いくつかの実施形態では、マトリックス溶液/懸濁液は、テルペンリモネンを含み得る。リモネンなどのテルペンを含む化学化合物を導入することにより、疎水性コーティングされたAPI粒子は、マトリックス溶液/懸濁液中により容易に組み込まれ、薬学的懸濁液の全体的な通気を最小限に抑え得る。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
健康器具
7日前
個人
錠剤撒き器
5か月前
個人
男性用下着
7か月前
個人
歯茎みが品
1か月前
個人
鼾防止用具
3日前
個人
歯の掃除具
3か月前
個人
マッサージ機
18日前
個人
乗馬テラピー
4か月前
個人
脈波測定方法
10日前
個人
身体牽引装置
3か月前
個人
塗り薬塗り具
2か月前
個人
脈波測定方法
3日前
個人
導電香
24日前
個人
片足歩行支援具
1か月前
個人
染毛方法
3か月前
個人
発熱器具
3か月前
個人
健康器具
2か月前
個人
収納容器
2か月前
個人
クリップ
1か月前
個人
挟圧手工爪矯正具
5か月前
株式会社コロナ
脱臭機
5か月前
個人
眼科診療車
1か月前
個人
動体視力強化装置
4か月前
個人
鼻腔拡張具
6か月前
個人
口内洗浄具
10日前
個人
磁器治療器
4か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
3か月前
個人
避難困難者救出台車
1か月前
株式会社コーセー
美爪料
1か月前
個人
口腔ケア用歯ブラシ
6か月前
個人
除菌システム
1か月前
株式会社 MTG
浴用剤
25日前
個人
血管硬化度算出方法
4か月前
東レ株式会社
下肢着用具
4か月前
株式会社ナカニシ
生検針
4か月前
株式会社コーセー
化粧料
1か月前
続きを見る
他の特許を見る