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公開番号2025015549
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024184376,2021569474
出願日2024-10-18,2020-05-26
発明の名称新生児CPAP装置において臨床的および経済的に実現可能な吸入用量を送達するためのエアロゾルシステムおよびインターフェースの設計
出願人スタムフォード・ディバイセズ・リミテッド
代理人個人,個人
主分類A61M 15/00 20060101AFI20250123BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】新生児CPAP装置において臨床的および経済的に実現可能な吸入用量を送達するためのエアロゾルシステムを提供する。
【解決手段】エアロゾル化された薬剤を乳児に送達する方法は、エアロゾル化装置を乳児の気道に接続することと、エアロゾル化装置を用いて、ある分量の界面活性剤を、空気動力学的中央粒子径(MMAD)が約3μm未満の粒子に少なくとも0.1ml/分の流量でエアロゾル化することとからなる。界面活性剤は、患者インターフェースから約1~8cm以内でエアロゾル化される。エアロゾルは、最大約80%または各吸気で生成される。この方法には、エアロゾル化された界面活性剤を乳児の気道に送達することも含まれる。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
エアロゾル化システムであって、
吸気リムおよび呼気リムを有する呼吸システムと、
エアロゾル化装置であって、
第1の端部および第2の端部を有するエアロゾルチャンバと、
前記エアロゾルチャンバの第1の端部に配置されたエアロゾル生成器であって、
前記エアロゾル生成器が、エアロゾル生成器によってエアロゾル化される、ある分量の液体薬剤を受容するように構成された収容部を有し、
前記エアロゾル生成器が、前記分量の薬剤を、空気動力学的中央粒子径(MMAD)が約3μm未満の粒子に少なくとも0.1ml/分の流量でエアロゾル化するように構成されているエアロゾル生成器と、
前記エアロゾルチャンバの第2の端部の近傍に配置された患者インターフェースと、
前記エアロゾル化システムを前記呼吸システムに連結するように構成された呼吸アダプタと、を有するエアロゾル化装置と、
患者の吸気を検出するように構成された少なくとも1つの呼吸センサと、
検出された吸気と同期して前記分量の薬剤をエアロゾル化するように前記エアロゾル生成器を作動させるように構成された制御装置と、を備えたエアロゾル化システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記患者インターフェースが、前記エアロゾル生成器から約1~8cm以内に配置されている、請求項1に記載のエアロゾル化システム。
【請求項3】
前記呼吸アダプタが、気流の一部を前記呼吸システムから前記エアロゾルチャンバに少なくとも1つの通気路を介して分流させるように構成された分流機構を備えており、
前記エアロゾルチャンバが、前記気流の一部と、前記エアロゾル生成器から供給されるエアロゾル化された薬剤とを混合するように構成されている、請求項1に記載のエアロゾル化システム。
【請求項4】
前記気流の一部が呼吸流であり、前記呼吸システムの呼気リムに進み続ける空気の量よりも少ない、請求項3に記載のエアロゾル化システム。
【請求項5】
前記分流機構が、前記少なくとも1つの通気路を画定している少なくとも1つの障壁を有し、
前記少なくとも1つの障壁が、前記気流の一部を前記エアロゾルチャンバに前記少なくとも1つの通気路を介して分流させるとともに、前記吸気リムからの気流の別の部分を前記呼気リムに向かって分流させるように構成されている、請求項3に記載のエアロゾル化システム。
【請求項6】
前記少なくとも1つの障壁が、第1の通気路を画定している第1の障壁と、第2の通気路を画定している第2の障壁とを含んでいる、請求項5に記載のエアロゾル化システム。
【請求項7】
前記第1の通気路が、前記第1の障壁の横方向端部に設けられており、
前記第2の通気路が、前記第2の障壁の先端側縁部を越えた位置に設けられており、
前記呼吸流が複数の方向に移動して前記第1の障壁および第2の障壁を通り過ぎるように、前記横方向端部および前記先端側縁部が互いに異なる方向に延びている、請求項6に記載のエアロゾル化システム。
【請求項8】
前記エアロゾル化装置が、前記分量の液体薬剤を前記収容部から前記エアロゾル生成器に送達するように構成された導管をさらに有している、請求項1に記載のエアロゾル化システム。
【請求項9】
前記導管の先端が直径を有しており、
前記導管の先端が、メッシュから、前記直径以下の距離をなす位置に配置されている、請求項8に記載のエアロゾル化システム。
【請求項10】
前記分量の薬剤のエアロゾル化の同期が、連続する複数の吸気のそれぞれの最後の20%の少なくとも一部分では追い出し空気が供給されるように、前記連続する複数の吸気のそれぞれの最初の50~80%の少なくとも一部分において前記分量の薬剤の一部をエアロゾル化することを含んでいる、請求項1に記載のエアロゾル化システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、新生児CPAP装置において臨床的および経済的に実現可能な吸入用量を送達するためのエアロゾルシステムおよびインターフェースの設計に関する。
続きを表示(約 3,600 文字)【背景技術】
【0002】
乳児、特に早産児に対する界面活性剤の送達は、侵襲的であり、急性副作用を引き起こす場合も多い。このため、界面活性剤を非侵襲的に送達できることが望ましい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の非侵襲的方法によって界面活性剤を効果的かつ効率的に送達することは困難である。例えば、従来の方法では、エアロゾル化された薬剤を連続的に送達する場合が多い。つまり、患者の呼吸と呼吸の間にも薬剤がエアロゾル化されるため、非常に効率が悪い。さらに、従来の方法では、肺への送達に望ましい大きさよりも、エアロゾルの粒径が大きくなる場合が多いが(通常、空気動力学的中央粒子径(MMAD)が約4~7μm)、これは、エアロゾル化された小径の界面活性剤粒子を、肺送達を実現可能とする十分に高い出力流量で生成することが困難であるためである。本発明の実施形態によって、これらおよび他の問題が解決される。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施形態は、乳児、特に早産児に薬剤を送達するエアロゾル化システムおよび方法を提供する。いくつかの実施形態においては、乳児の鼻孔に薬剤を効果的かつ効率的に送達するための方法が提供される。いくつかの実施形態においては、肺に浸透できる微細な薬剤のエアロゾル液滴が提供される。いくつかの実施形態においては、従来の非侵襲的方法よりも著しく高い薬剤送達効率が達成される。
【0005】
一実施形態では、エアロゾル化された薬剤を乳児に送達する方法が提供される。この方法は、エアロゾル化装置を乳児の気道に接続することと、エアロゾル化装置を用いて、ある分量の薬剤を、空気動力学的中央粒子径(MMAD)が約3μm未満の粒子に少なくとも0.1ml/分の流量でエアロゾル化することと、からなる。薬剤は、患者インターフェースから約2~8cm以内でエアロゾル化されてもよい。この方法は、エアロゾル化された薬剤を乳児の気道に送達することを含んでいてもよい。
【0006】
別の実施形態では、エアロゾル化システムが提供される。このエアロゾル化システムは、エアロゾルチャンバの第1の端部に配置されたエアロゾル生成器を有するエアロゾル化装置を備えている。エアロゾル生成器は、エアロゾル生成器によってエアロゾル化される、ある分量の液体界面活性剤を受容するように構成された収容部を有している。エアロゾル生成器は、上記分量の液体薬剤を、空気動力学的中央粒子径(MMAD)が約3μm未満の粒子に少なくとも0.1ml/分の流量でエアロゾル化するように構成されている。エアロゾル化装置は、エアロゾル生成器から約2cmおよび8cm以内に配置された患者インターフェースと、エアロゾル化システムを、吸気リムおよび呼気リムを有する呼吸システムに連結するように構成された呼吸アダプタとを備えている。呼吸アダプタは、エアロゾルチャンバと連通している少なくとも1つの通気路を画定している少なくとも1つの障壁を有している。少なくとも1つの障壁は、気流の第1の部分を吸気リムから呼気リムに分流させるとともに、気流の第2の部分をエアロゾルチャンバに少なくとも1つの通気路を介して分流させるように構成されている。気流の第2の部分は呼吸流であり、第1の部分よりも小さい。エアロゾルチャンバは、呼吸流と、エアロゾル化装置からのエアロゾル化された薬剤とを混合するように構成してもよい。いくつかの実施形態では、エアロゾル化システムは、乳児の吸気を検出するように構成された少なくとも1つの呼吸センサと、上記分量の界面活性剤のエアロゾル化を、検出された吸気と同期させるように構成された制御装置とを有している。
【0007】
一実施形態では、エアロゾル化システムが提供される。このシステムは、吸気リムおよび呼気リムを有する呼吸システムを備えている。このシステムは、第1の端部および第2の端部を有するエアロゾルチャンバと、エアロゾルチャンバの第1の端部に配置されたエアロゾル生成器とを有するエアロゾル化装置も備えている。エアロゾル生成器は、エアロゾル生成器によってエアロゾル化される、ある分量の液体薬剤を受容するように構成された収容部を有している。エアロゾル生成器は、上記分量の薬剤を、空気動力学的中央粒子径(MMAD)が約3μm未満の粒子に少なくとも0.1ml/分の流量でエアロゾル化するように構成されている。エアロゾル化装置は、エアロゾルチャンバの第2の端部の近傍に配置される患者インターフェースと、エアロゾル化システムを呼吸システムと連結させるように構成された呼吸アダプタとを有していてもよい。システムはまた、患者の吸気を検出するように構成された少なくとも1つの呼吸センサと、検出された吸気と同期して上記分量の薬剤をエアロゾル化するようにエアロゾル生成器を作動させるように構成された制御装置とを有している。
【0008】
いくつかの実施形態においては、患者インターフェースが、エアロゾル生成器から約1~8cm以内に配置されている。いくつかの実施形態では、呼吸アダプタが、気流の一部を呼吸システムからエアロゾルチャンバに少なくとも1つの通気路を介して分流させるように構成された分流機構を備えている。エアロゾルチャンバは、気流の一部と、エアロゾル生成器から供給されるエアロゾル化された薬剤とを混合するように構成されていてもよい。いくつかの実施形態においては、気流の一部が呼吸流であり、呼吸システムの呼気リムに進み続ける空気の量よりも少ない。いくつかの実施形態においては、分流機構が、少なくとも1つの通気路を画定している少なくとも1つの障壁を有している。少なくとも1つの障壁が、気流の一部をエアロゾルチャンバに少なくとも1つの通気路を介して分流させるとともに、吸気リムからの気流の別の部分を呼気リムに向かって分流させるように構成されていてもよい。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの障壁が、第1の通気路を画定している第1の障壁と、第2の通気路を画定している第2の障壁とを含んでいる。いくつかの実施形態においては、第1の通気路が、第1の障壁の横方向端部に設けられており、第2の通気路が、第2の障壁の先端側縁部を越えた位置に設けられており、呼吸流が複数の方向に移動して第1の障壁および第2の障壁を通り過ぎるように、横方向端部および先端側縁部が互いに異なる方向に延びている。
【0009】
いくつかの実施形態においては、システムは、上記分量の液体薬剤を収容部からエアロゾル生成器に送達するように構成された導管をさらに有している。いくつかの実施形態においては、導管の先端が直径を有し、導管の先端は、メッシュから、直径以下の距離をなす位置に配置されている。いくつかの実施形態においては、上記分量の薬剤のエアロゾル化の同期が、連続する複数の吸気のそれぞれの最後の20%の少なくとも一部分では追い出し空気が供給されるように、連続する複数の吸気のそれぞれの最初の50~80%の少なくとも一部分において上記分量の薬剤の一部をエアロゾル化することを含んでいる。いくつかの実施形態では、少なくとも呼吸センサが、患者の腹部に接続された呼吸センサカプセルを有している。いくつかの実施形態では、制御装置はエアロゾル化装置から取り外し可能である。いくつかの実施形態においては、エアロゾル化装置が、患者インターフェースが下向き位置、横向き位置および上向き位置のそれぞれに配向されているときに、エアロゾル化を行って薬剤のエアロゾル化した粒子を送達するように構成されている。いくつかの実施形態においては、システムは、供給源から収容部に上記分量の薬剤を供給するように構成された供給ラインをさらに備えている。いくつかの実施形態では、患者インターフェースは、鼻プロングまたは鼻マスクを含む。いくつかの実施形態においては、薬剤が界面活性剤を含む。
【0010】
別の実施形態では、エアロゾル化された薬剤を乳児に送達する方法が提供される。この方法は、1つまたは複数の呼吸センサを使用して乳児の吸気を検出することと、検出された吸気に基づいて、エアロゾル化装置を用いて、ある分量の薬剤を空気動力学的中央粒子径(MMAD)が約3μm未満の粒子に少なくとも0.1ml/分の流量でエアロゾル化することと、からなる。薬剤は、患者インターフェースから約1~8cm以内でエアロゾル化される。
(【0011】以降は省略されています)

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