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公開番号2025015478
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024114108
出願日2024-07-17
発明の名称ソフトコンタクトレンズ用眼科組成物
出願人ロート製薬株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61K 31/352 20060101AFI20250123BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】クロモグリク酸及びその塩からなる群より選択される少なくとも1種を含有しながら、ソフトコンタクトレンズの直径の変化を抑制することのできる眼科組成物を提供すること。
【解決手段】(A)クロモグリク酸及びその塩からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)クロルフェニラミン及びその塩、無機抗酸化剤、並びに水溶性高分子化合物からなる群より選択される少なくとも1種とを含有する、ソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)クロモグリク酸及びその塩からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)クロルフェニラミン及びその塩、無機抗酸化剤、並びに水溶性高分子化合物からなる群より選択される少なくとも1種とを含有する、ソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
(A)成分の含有量が、眼科組成物の総量を基準として1~2w/v%である、請求項1に記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
【請求項3】
無機抗酸化剤が、亜硫酸及びその塩、ピロ亜硫酸及びその塩、亜硫酸水素及びその塩、チオ硫酸及びその塩、並びにヨウ化アルカリ金属塩からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1に記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
【請求項4】
水溶性高分子化合物が、ビニル系高分子化合物、セルロース系高分子化合物、及びムコ多糖からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1に記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
【請求項5】
キレート剤を更に含有する、請求項1に記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
【請求項6】
緩衝剤を更に含有する、請求項1に記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
【請求項7】
pHが5~9である、請求項1に記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
【請求項8】
浸透圧比が0.5~2である、請求項1に記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
【請求項9】
ソフトコンタクトレンズを浸漬させた際のレンズの直径の変化量が0.2mm以下である、請求項1に記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
【請求項10】
非イオン性ソフトコンタクトレンズ用眼科組成物である、請求項1に記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ソフトコンタクトレンズ用眼科組成物に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
クロモグリク酸ナトリウムは、抗アレルギー作用を発揮させることを目的として眼科組成物に配合されることがある(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-187407号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ソフトコンタクトレンズは、眼科組成物に接触した際に、眼科組成物の組成によってはその形状や物性が変化する場合があり、ソフトコンタクトレンズの直径の変化が大きくなるような眼科組成物を用いると、ソフトコンタクトレンズ装用時及び/又は装着時にゴロゴロ感やゴワゴワ感、装用感の悪さ等による不快感が生じるという問題がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、クロモグリク酸及びその塩からなる群より選択される少なくとも1種を含有しながら、ソフトコンタクトレンズの直径の変化を抑制することのできる眼科組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、クロモグリク酸及びその塩からなる群より選択される少なくとも1種を含有する眼科組成物に、クロルフェニラミン及びその塩、水溶性抗酸化剤、並びに水溶性高分子化合物からなる群より選択される少なくとも1種を配合することで、意外にもソフトコンタクトレンズの直径の変化を抑制することを見出した。本発明は、これらの知見に基づくものであり、以下の各発明を提供するものである。
【0007】
[1]
(A)クロモグリク酸及びその塩からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)クロルフェニラミン及びその塩、無機抗酸化剤、並びに水溶性高分子化合物からなる群より選択される少なくとも1種とを含有する、ソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
[2]
(A)成分の含有量が、眼科組成物の総量を基準として1~2w/v%である、[1]に記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
[3]
無機抗酸化剤が、亜硫酸及びその塩、ピロ亜硫酸及びその塩、亜硫酸水素及びその塩、チオ硫酸及びその塩、並びにヨウ化アルカリ金属塩からなる群より選択される少なくとも1種である、[1]又は[2]に記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
[4]
水溶性高分子化合物が、ビニル系高分子化合物、セルロース系高分子化合物、及びムコ多糖からなる群より選択される少なくとも1種である、[1]~[3]のいずれかに記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
[5]
キレート剤を更に含有する、[1]~[4]のいずれかに記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
[6]
緩衝剤を更に含有する、[1]~[5]のいずれかに記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
[7]
pHが5~9である、[1]~[6]のいずれかに記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
[8]
浸透圧比が0.5~2である、[1]~[7]のいずれかに記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
[9]
ソフトコンタクトレンズを浸漬させた際のレンズの直径の変化量が0.2mm以下である、[1]~[8]のいずれかに記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
[11]
非イオン性ソフトコンタクトレンズ用眼科組成物である、[1]~[9]のいずれかに記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
[12]
薬生薬審発0330第6号厚生労働省医薬・生活衛生局医薬品審査管理課長通知,薬生機審発0330第4号厚生労働省医薬・生活衛生局医療機器審査管理課長通知「ソフトコンタクトレンズ及びソフトコンタクトレンズ用消毒剤の製造(輸入)承認申請に際し添付すべき資料の取り扱い等について」(令和3年3月30日)においてグループ2に分類されるソフトコンタクトレンズ用眼科組成物である、[1]~[9]のいずれかに記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
[13]
薬生薬審発0330第6号厚生労働省医薬・生活衛生局医薬品審査管理課長通知,薬生機審発0330第4号厚生労働省医薬・生活衛生局医療機器審査管理課長通知「ソフトコンタクトレンズ及びソフトコンタクトレンズ用消毒剤の製造(輸入)承認申請に際し添付すべき資料の取り扱い等について」(令和3年3月30日)においてグループ2に分類されるシリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用眼科組成物である、[1]~[9]のいずれかに記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
[14]
ジブチルヒドロキシアニソール及びジブチルヒドロキシトルエンの総含有量が、眼科組成物の総量を基準として0.005w/v%未満である、[1]~[13]のいずれかに記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
[15]
ベンザルコニウム又はその塩を含有しない、[1]~[14]のいずれかに記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
[16]
ソルビン酸又はその塩を含有しない、[1]~[15]のいずれかに記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
[17]
クロルヘキシジン、アレキシジン、ポリヘキサメチレンビグアニド、及びポリアミノプロピルビグアニド、並びにそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種を含有しない、[1]~[16]のいずれかに記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
[18]
カルシウム塩及び/又は亜鉛塩を含有しない、[1]~[17]のいずれかに記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
[19]
プラノプロフェンを含有しない、[1]~[18]のいずれかに記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
[20]
テトラヒドロゾリン又はその塩を含有しない、[1]~[19]のいずれかに記載のソフトコンタクトレンズ用眼科組成物。
[21]
(A)クロモグリク酸及びその塩からなる群より選択される少なくとも1種を含有するソフトコンタクトレンズ用眼科組成物に、(B)クロルフェニラミン及びその塩、水溶性抗酸化剤、並びに水溶性高分子化合物からなる群より選択される少なくとも1種を含有することを特徴とする、前記ソフトコンタクトレンズ用眼科組成物にソフトコンタクトレンズを浸漬させた際のソフトコンタクトレンズの直径の変化を抑制する方法。
[22]
(B)クロルフェニラミン及びその塩、無機抗酸化剤、並びに水溶性高分子化合物からなる群より選択される少なくとも1種を含有する眼科組成物であって、(A)クロモグリク酸及びその塩からなる群より選択される少なくとも1種を含有する組成物に浸漬した際のソフトコンタクトレンズの直径の変化を抑制する眼科組成物。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ソフトコンタクトレンズの直径の変化を抑制することのできる眼科組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
【0010】
本明細書において、特に記載のない限り、含有量の単位「%」は「w/v%」を意味し、「g/100mL」と同義である。
(【0011】以降は省略されています)

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