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公開番号
2025015447
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2024106247
出願日
2024-07-01
発明の名称
磁性部材
出願人
乾坤科技股ふん有限公司
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
H01F
30/10 20060101AFI20250123BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】コアの熱応力を低減することができる磁性部材を提供する。
【解決手段】磁性部材であって、内側脚部および少なくとも2つの外側脚部を有するコアと、少なくとも1つのスペーサと、少なくとも2つのコイルであって、該少なくとも2つのコイルおよび前記少なくとも1つのスペーサは、相互に積層され、前記内側脚部に直接スリーブ固定される、少なくとも2つのコイルと、を有し、前記少なくとも2つのコイルの各々は、少なくとも3つのずらして配置された絶縁テープの層で被覆されたワイヤを巻き付けることにより形成される、磁性部材。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
磁性部材であって、
内側脚部および少なくとも2つの外側脚部を有するコアと、
少なくとも1つのスペーサと、
少なくとも2つのコイルであって、該少なくとも2つのコイルおよび前記少なくとも1つのスペーサは、相互に積層され、前記内側脚部に直接スリーブ固定(sleeved)される、少なくとも2つのコイルと、
を有し、
前記少なくとも2つのコイルの各々は、少なくとも3つのずらして配置された絶縁テープの層で被覆されたワイヤを巻き付けることにより形成される、磁性部材。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記絶縁テープは、第1の層から少なくとも第2の層または第3の層まで、ずらして積層され、ずれの重なりの割合W2/W1は、67%よりも大きく、ここでW1は、前記絶縁テープの幅を表し、W2は、重なり合う幅を表す、請求項1に記載の磁性部材。
【請求項3】
さらに熱伝導性フィラーを有し、
該熱伝導性フィラーは、前記コアの一部を被覆し、前記少なくとも2つのコイルの2つの対向する積層表面の間の空隙に充填される、請求項1に記載の磁性部材。
【請求項4】
前記熱伝導性フィラーは、前記内側脚部と前記少なくとも2つのコイルの間の対向表面に充填される、請求項3に記載の磁性部材。
【請求項5】
前記熱伝導性フィラーは、前記少なくとも2つのコイルの外側表面および前記少なくとも1つのスペーサを被覆する、請求項3に記載の磁性部材。
【請求項6】
前記少なくとも2つのコイルの各々の巻線構造は、上側層の外側および下側層の外側から導出される、請求項1に記載の磁性部材。
【請求項7】
さらに、前記内側脚部に直接スリーブ固定され、前記少なくとも1つのスペーサおよび前記少なくとも2つのコイルの上に積層された、コイルカバーを有し、
前記少なくとも1つのスペーサは、さらに、前記コイルカバーのガイド溝に対応するガイド溝を有し、
前記コイルの端部は、前記コイルカバーのガイド溝および前記スペーサのガイド溝を介して、前記コアから導出される、請求項1に記載の磁性部材。
【請求項8】
前記コイルカバーの構造は、前記少なくとも2つのコイルの間に延在し、前記少なくとも1つのスペーサと前記少なくとも2つのコイルの間の距離を最小限に固定する、請求項7に記載の磁性部材。
【請求項9】
前記少なくとも1つのスペーサの材料は、電気絶縁性であり、磁気透過性である、請求項1に記載の磁性部材。
【請求項10】
当該磁性部材は、前記内側脚部を被覆するボビンを有しない、請求項1に記載の磁性部材。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は磁性部材に関し、特に、コアの熱応力を低減することができる磁性部材に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
電気自動車の急速充電の要求に呼応して、動作電力はますます上昇しており、電子部材から生じる熱も徐々に高くなっている。変圧器のような車載充電器(OBC)の磁性部材は、運転中のロスにより熱を生じ、不均一な熱は、変圧器のコアに追加の熱応力を生じさせる。熱応力は、トランスのコアのロスを増加させ、熱は、連続サイクル下で収束せず、過度に高い温度および損失をもたらす。その結果、極端な場合、コアに不可逆的な損傷が生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
台湾特許出願公開201917745A号
台湾特許出願公開202303640A号
台湾特許出願公開200509154A号
米国特許出願公開第2021/0407728A1号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記課題を解決するためなされたものであり、コアの熱応力を低減することができる磁性部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一実施形態では、磁性部材は、コアと、少なくとも1つのコイルと、熱伝導性フィラーとを有する。コアは、内側脚部、少なくとも2つの外側脚部、および少なくとも1つの非接合領域を有する。少なくとも1つのコイルは、内側脚部または少なくとも2つの外側脚部の周囲に巻き回される。熱伝導性フィラーは、コアの一部を被覆する。少なくとも1つの非接合領域の少なくとも一部は、熱伝導性フィラーに被覆されていない。
【0006】
本発明の別の実施形態では、磁性部材は、コアと、少なくとも1つのコイルと、熱伝導性フィラーとを有する。コアは、内側脚部、少なくとも2つの外側脚部、および少なくとも1つの非接合領域を有する。少なくとも1つの非接合領域は、少なくとも2つの外側脚部に配置される。少なくとも1つのコイルは、内側脚部または少なくとも2つの外側脚部の周囲に巻き回される。熱伝導性フィラーは、コアの一部と、少なくとも2つの外側脚部に配置された少なくとも1つの非接合領域とを被覆する。
【0007】
発明の別の実施形態では、磁性部材は、コアと、ボビンと、少なくとも1つのコイルと、熱伝導性フィラーとを有する。コアは、内側脚部と、少なくとも2つの外側脚部と、複数の非接合領域とを有する。複数の非接合領域は、内側脚部および少なくとも2つの外側脚部に配置される。ボビンは、内側脚部にスリーブ固定(sleeved)される。ボビンの上部表面は、コアの内側プレート表面に接合される。少なくとも1つのコイルは、ボビン上に配置される。熱伝導性フィラーは、コアの一部を覆い、複数の非接合領域を被覆しない。
【0008】
本発明の別の実施形態では、磁性部材は、コアと、少なくとも1つのスペーサと、少なくとも2つのコイルとを有する。コアは、内側脚部と少なくとも2つの外側脚部とを有する。少なくとも2つのコイルおよび少なくとも1つのスペーサは、相互に積層積され、内側脚部に直接スリーブ固定される。少なくとも2つのコイルの各々は、少なくとも3つのずらして配置された(misaligned)絶縁紙テープの層で被覆されたワイヤを巻き付けることにより、形成される。
【0009】
前述のように、一実施形態では、少なくとも1つの非接合領域は、内側脚部または少なくとも2つの外側脚部に配置されてもよく、少なくとも1つの非接合領域の少なくとも一部は、熱伝導性フィラーに被覆されなくてもよい。これにより、コアの温度差(または最高温度)が上昇しても、非接合領域を有する内側脚部または少なくとも2つの外側脚部を自由に変形させることができ、コアの熱応力が低減され、コアのロスの上昇を抑制することができる。さらに、別の実施形態では、少なくとも1つの非接合領域は、少なくとも2つの外側脚部に配置されてもよく、熱伝導性フィラーは、少なくとも1つの非接合領域を被覆してもよい。同様に、非接合領域を有する少なくとも2つの外側脚部は、コアの温度差(または最高温度)が上昇しても、自由に変形することができ、コアの熱応力が低減され、コアの損失の上昇を抑制することができる。他の実施形態では、コイルおよびスペーサは、相互に積層され、コアの内側脚部に直接スリーブ固定されてもよく、この場合、1次コイルと2次コイルの間、およびコイルとコアとの間の、絶縁および放熱の効果を改善するため、コイルをボビンに巻き付ける必要がなくなる。従って、磁性部材は、ボビンのサイズおよび間隔に制限される必要がなくなり、スペーサは、コイルと緊密に密着されてもよく、コイルカバーの構造は、2つのコイルの間に延在し、スペーサとコイルの間の距離および間隔が最小限に固定され、磁性部材のサイズが最小化されてもよい。
【0010】
当業者には、各種図面に示されている好ましい実施形態の以下の詳細な説明を読むことにより、本発明のこれらおよび他の目的が明らかになることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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