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公開番号
2025015184
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023118413
出願日
2023-07-20
発明の名称
可撓止水継手の接合構造および補修方法
出願人
東海旅客鉄道株式会社
,
ジェイアール東海コンサルタンツ株式会社
,
西武ポリマ化成株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E03F
3/04 20060101AFI20250123BHJP(上水;下水)
要約
【課題】接合部を短時間に簡単に接合でき、損傷部を簡単に交換して補修することができる可撓止水継手の接合構造および補修方法を提供する。
【解決手段】可撓止水継手の接合構造100は、伸縮部11と、伸縮部11の両端縁部に固定用凸条部13とを備え、構造物1の目地部2を跨いで固定用凸条部13が固定部材20で押圧固定される可撓止水継手10の接合構造であって、可撓止水継手10は、固定用凸条部13に構造物1側に突き出し外側端部13aに位置し押圧されて止水する止水線条部14を備え、互いに突き合わされる可撓止水継手10の接合部Aは、接合部Aを跨いで可撓止水継手10の表側表面10aおよび固定用凸条部13の外側面13bまでを覆う止水シート部材30を有し、止水シート部材30で構造物1の表面1aに押圧された止水線条部14の外側面13bを構造物1の表面1aまで覆って接合部Aの間を止水する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
伸縮部と、前記伸縮部の両端縁部に固定用凸条部とを備え、構造物の目地部を跨いで前記固定用凸条部が固定部材で押圧固定される可撓止水継手の接合構造であって、
前記可撓止水継手は、前記固定用凸条部に前記構造物側に突き出し外側端部に位置し押圧されて止水する止水線条部を備え、
互いに突き合わされる前記可撓止水継手の接合部は、前記接合部を跨いで前記可撓止水継手の表側表面および前記固定用凸条部の外側面までを覆う止水シート部材を有し、前記止水シート部材で前記構造物の表面に押圧された前記止水線条部の外側面を前記構造物の表面まで覆って前記接合部の間を止水する、
ことを特徴とする可撓止水継手の接合構造。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
伸縮部と、前記伸縮部の両端縁部に固定用凸条部とを備え、構造物の目地部を跨いで前記固定用凸条部が固定部材で押圧固定される可撓止水継手の接合構造であって、
前記可撓止水継手は、前記目地部に沿って複数に分割された止水継手部材と、前記止水継手部材の前記固定用凸条部に前記構造物側に突き出し外側端部に位置し押圧されて止水する止水線条部と、を備え、
互いに突き合わされる前記止水継手部材の接合部は、前記接合部を跨いで前記止水継手部材の表側表面および前記固定用凸条部の外側面までを覆う止水シート部材を有し、前記止水シート部材で前記構造物の表面に押圧された前記止水線条部の外側面を前記構造物の表面まで覆って前記接合部の間を止水する、
ことを特徴とする可撓止水継手の接合構造。
【請求項3】
前記止水シート部材は、前記可撓止水継手の表面と接して加硫接着される自然加硫シート材を備える、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の可撓止水継手の接合構造。
【請求項4】
前記固定部材は、前記構造物に締め付けられる締結部と、前記締結部の一端に延設され前記固定用凸条部に装着される凹溝部と、を備え、
前記凹溝部は、前記固定用凸条部の外側面を覆う前記止水シート部材に当てて押える押え部が前記固定部材と一体または別体に形成される、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の可撓止水継手の接合構造。
【請求項5】
前記固定部材は、前記構造物に締め付けられる締結部と、前記締結部の一端に延設され前記固定用凸条部に装着される凹溝部と、を備え、
前記固定用凸条部は、前記凹溝部の溝幅より小さい幅に形成される、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の可撓止水継手の接合構造。
【請求項6】
前記固定用凸条部は、凹溝部の溝幅より小さい幅とした体積分だけ高さを高く形成される、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の可撓止水継手の接合構造。
【請求項7】
前記接合部における前記固定用凸条部は、前記止水シート部材の厚さの2倍分だけ凹溝部の溝幅より小さい幅に形成される、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の可撓止水継手の接合構造。
【請求項8】
前記接合部における前記固定用凸条部は、前記止水線条部と干渉させずに前記止水シート部材の厚さの2倍分だけ凹溝部の溝幅より小さい幅に形成される、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の可撓止水継手の接合構造。
【請求項9】
請求項1または2に記載の可撓止水継手の接合構造の少なくとも損傷部を備える止水継手部材を、固定部材を外して接合部間で取り除く工程と、
前記損傷部を備えた前記止水継手部材が取り除かれた目地部に、補修用の止水継手部材を設置する工程と、
既設の前記止水継手部材と補修用の前記止水継手部材との前記接合部を跨いで、止水シート部材で前記止水継手部材の表側表面および前記固定用凸条部の外側面までを覆う工程と、
前記止水シート部材で覆われた前記固定用凸条部を前記固定部材で締め付けるとともに、止水線条部を押圧して前記止水線条部の外側面を前記止水シート部材で前記構造物の表面まで覆って固定する工程と、を備えて前記接合部間を補修用の前記止水継手部材で補修する、
ことを特徴とする可撓止水継手の補修方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、可撓止水継手の接合構造および補修方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
コンクリート製構造物やシールド管路などの構造物の目地部には、内外を止水するとともに、その両側の構造物の不等沈下や地震時変位並びに温度変化等に起因する壁部分の伸縮等を許容する必要があり、目地部を跨ぐ構造物間にゴムや合成樹脂などの可撓止水継手が設けられる。
【0003】
可撓止水継手は、目地部の周囲の長さに応じた長さに形成され、施工現場に搬送した後、端部同士を加硫接合して環状とされる。可撓止水継手の目地部への固定は、例えば、可撓止水継手にボルト穴を形成せずに両端縁部に固定用凸条部を形成しておき、押え板だけをアンカーボルトに締め付け、押え板の凹溝部に固定用凸条部を装着して締め付けることで、可撓止水継手を固定できるようにしたものが開示されている(特許文献1参照)。
可撓止水継手の一部分に損傷が生じた場合にこれを補修しようとすると、損傷部を含む両側で切断し、切断部に対応した長さの新たな補修用可撓止水継手を用意し、その両端部をそれぞれ切断部の既設の可撓止水継手と接合しなければならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-179718号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、可撓止水継手の接合は加硫接合が行われ、現地にて接合用金型を用いて2箇所の接合が必要となり、切断部の端部処理、接合用金型の加熱などのため、長時間を要し、簡単に補修することができない。
そこで、接合部を短時間に簡単に接合でき、損傷部を簡単に交換して補修することができる技術の開発が望まれている。
【0006】
本発明は、かかる従来技術に鑑みてなされたものであって、接合部を短時間に簡単に接合でき、損傷部を簡単に交換して補修することができる可撓止水継手の接合構造および補修方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかる可撓止水継手の接合構造は、
伸縮部と、前記伸縮部の両端縁部に固定用凸条部とを備え、構造物の目地部を跨いで前記固定用凸条部が固定部材で押圧固定される可撓止水継手の接合構造であって、
前記可撓止水継手は、前記固定用凸条部に前記構造物側に突き出し外側端部に位置し押圧されて止水する止水線条部を備え、
互いに突き合わされる前記可撓止水継手の接合部は、前記接合部を跨いで前記可撓止水継手の表側表面および前記固定用凸条部の外側面までを覆う止水シート部材を有し、前記止水シート部材で前記構造物の表面に押圧された前記止水線条部の外側面を前記構造物の表面まで覆って前記接合部の間を止水する、
ことを特徴とする。
【0008】
本発明の第2の観点にかかる可撓止水継手の接合構造は、
伸縮部と、前記伸縮部の両端縁部に固定用凸条部とを備え、構造物の目地部を跨いで前記固定用凸条部が固定部材で押圧固定される可撓止水継手の接合構造であって、
前記可撓止水継手は、前記目地部に沿って複数に分割された止水継手部材と、前記止水継手部材の前記固定用凸条部に前記構造物側に突き出し外側端部に位置し押圧されて止水する止水線条部と、を備え、
互いに突き合わされる前記止水継手部材の接合部は、前記接合部を跨いで前記止水継手部材の表側表面および前記固定用凸条部の外側面までを覆う止水シート部材を有し、前記止水シート部材で前記構造物の表面に押圧された前記止水線条部の外側面を前記構造物の表面まで覆って前記接合部の間を止水する、
ことを特徴とする。
【0009】
前記止水シート部材は、前記可撓止水継手の表面と接して加硫接着される自然加硫シート材を備える、ことが好ましい。
【0010】
前記固定部材は、前記構造物に締め付けられる締結部と、前記締結部の一端に延設され前記固定用凸条部に装着される凹溝部と、を備え、
前記凹溝部は、前記固定用凸条部の外側面を覆う前記止水シート部材に当てて押える押え部が前記固定部材と一体または別体に形成される、ことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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