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公開番号
2025015122
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023118284
出願日
2023-07-20
発明の名称
真空断熱材及びHIPEフォーム
出願人
株式会社ジェイエスピー
代理人
弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類
C08J
9/04 20060101AFI20250123BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】製造性に優れ、軽量であるとともに良好な断熱性を有する真空断熱材及びこの真空断熱材の芯材に適したHIPEフォームを提供する。
【解決手段】真空断熱材1は、外包材11と、外包材11内に封入された芯材12と、を有している。芯材12はHIPEフォーム2から構成されている。HIPEフォーム2がスチレン系単量体の架橋重合体から構成されている。HIPEフォーム2の見掛け密度が25kg/m
3
以上90kg/m
3
以下である。HIPEフォーム2の平均ストラット幅が2μm以上10μm以下である。HIPEフォーム2の5%ひずみ時圧縮応力が105kPa以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
外包材と、前記外包材内に封入された芯材と、を有する真空断熱材であって、
前記芯材がHIPEフォームから構成されており、
前記HIPEフォームがスチレン系単量体の架橋重合体から構成されており、
前記HIPEフォームの見掛け密度が25kg/m
3
以上90kg/m
3
以下であり、
前記HIPEフォームの平均ストラット幅が2μm以上10μm以下であり、
前記HIPEフォームの5%ひずみ時圧縮応力が105kPa以上である、真空断熱材。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記真空断熱材の熱伝導率が7.5mW/(m・K)未満である、請求項1に記載の真空断熱材。
【請求項3】
前記HIPEフォームの厚みが2mm以上30mm以下である、請求項1または2に記載の真空断熱材。
【請求項4】
前記HIPEフォームのガラス転移温度が70℃以上150℃以下である、請求項1または2に記載の真空断熱材。
【請求項5】
前記HIPEフォームの架橋点間分子量が8×10
3
以上2×10
5
以下である、請求項1または2に記載の真空断熱材。
【請求項6】
外包材と、前記外包材内に封入された芯材とを有する真空断熱材における前記芯材として用いられるHIPEフォームであって、
前記HIPEフォームがスチレン系単量体の架橋重合体から構成されており、
前記HIPEフォームの見掛け密度が25kg/m
3
以上90kg/m
3
以下であり、
前記HIPEフォームの平均ストラット幅が2μm以上10μm以下であり、
前記HIPEフォームの5%ひずみ時圧縮応力が105kPa以上である、HIPEフォーム。
【請求項7】
前記HIPEフォームの厚みが2mm以上30mm以下である、請求項6に記載のHIPEフォーム。
【請求項8】
前記HIPEフォームのガラス転移温度が70℃以上150℃以下である、請求項6または7に記載のHIPEフォーム。
【請求項9】
前記HIPEフォームの架橋点間分子量が8×10
3
以上2×10
5
以下である、請求項6または7に記載のHIPEフォーム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、真空断熱材及びHIPEフォームに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、地球温暖化防止のため温室効果ガスの削減が推進されている。かかる観点から、電気製品や車両、設備機器ならびに建物等におけるエネルギー消費量の低減を目的として真空断熱材の採用が進められている。真空断熱材は、外包材と、外包材内に封入された芯材とを有している。真空断熱材の内部空間は減圧されており、対流による熱伝達等を抑制することにより、高い断熱性を実現している。
【0003】
真空断熱材に用いられる芯材としては、従来、グラスウールなどの熱伝導率が低い無機繊維が使用されている。しかし、無機繊維を芯材として用いる場合、内部空間を減圧する際の収縮を考慮し、外包材内に比較的多量の無機繊維を封入する必要がある。そのため、無機繊維からなる芯材を有する真空断熱材は、質量が大きくなりやすいという問題があった。
【0004】
かかる問題に対し、真空断熱材の芯材として、無機繊維に比べて軽量な樹脂発泡体を用いることが検討されている。例えば特許文献1には、連続気泡の微小気泡アルケニル芳香族ポリマー発泡体を真空断熱材の芯材として用いることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表平11-504362号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1において、発泡体を真空断熱材の芯材として用いる場合にさらに真空断熱材の断熱性を高めるための改善の余地があった。また、特許文献1の発泡体を真空断熱材の芯材として用いる場合、真空断熱材の内部空間の減圧に比較的長い時間を要するため、生産性が低いという問題があった。
【0007】
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、製造性に優れ、軽量であるとともに良好な断熱性を有する真空断熱材及びこの真空断熱材の芯材に適したHIPEフォームを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、以下の〔1〕~〔5〕に係る真空断熱材にある。
【0009】
〔1〕外包材と、前記外包材内に封入された芯材と、を有する真空断熱材であって、
前記芯材がHIPEフォームから構成されており、
前記HIPEフォームがスチレン系単量体の架橋重合体から構成されており、
前記HIPEフォームの見掛け密度が25kg/m
3
以上90kg/m
3
以下であり、
前記HIPEフォームの平均ストラット幅が2μm以上10μm以下であり、
前記HIPEフォームの5%ひずみ時圧縮応力が105kPa以上である、真空断熱材。
【0010】
〔2〕前記真空断熱材の熱伝導率が7.5mW/(m・K)未満である、〔1〕に記載の真空断熱材。
〔3〕前記HIPEフォームの厚みが2mm以上30mm以下である、〔1〕または〔2〕に記載の真空断熱材。
〔4〕前記HIPEフォームのガラス転移温度が70℃以上150℃以下である、〔1〕~〔3〕のいずれか1つに記載の真空断熱材。
〔5〕前記HIPEフォームの架橋点間分子量が8×10
3
以上2×10
5
以下である、〔1〕~〔4〕のいずれか1つに記載の真空断熱材。
(【0011】以降は省略されています)
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