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公開番号2025014200
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023116533
出願日2023-07-18
発明の名称トナー容器および画像形成装置
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G03G 15/08 20060101AFI20250123BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】画像形成装置への着脱時のトナーの漏出の低減が図られたトナー容器を提供する。
【解決手段】トナー装置100は、第1収容室V1を規定する第1収容部110、第2収容室V2を規定しかつ画像形成装置にトナーを補給する補給口122が設けられた第2収容部120、固定機構、連通機構、開閉機構および連動機構を備える。固定機構は、トナー容器100が画像形成装置に固定された固定状態と固定されない解除状態とに、連通機構は、第1収容室V1と第2収容室V2とが連通した連通状態と連通しない遮断状態とに切り換え可能に構成される。開閉機構は、補給口122を開状態と閉状態とに切り換える。連動機構は、固定状態から解除状態への固定機構の切り換えに連動して連通機構を連通状態から遮断状態へ切り換える。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置に対して着脱可能なトナー容器であって、
トナーを収容する第1収容室を規定する第1収容部と、
前記第1収容室から供給されたトナーを収容する第2収容室を規定し、画像形成装置に対してトナーを補給するための補給口が設けられた第2収容部と、
前記トナー容器が画像形成装置に対して固定された固定状態と、前記トナー容器が画像形成装置に対して固定されていない解除状態とに切り換え可能に構成された固定機構と、
前記第1収容室および前記第2収容室が連通した連通状態と、前記第1収容室および前記第2収容室が連通していない遮断状態とに切り換え可能に構成された連通機構と、
前記補給口を開状態と閉状態とに切り換える開閉機構と、
前記固定状態から前記解除状態への前記固定機構の切り換えに連動して、前記連通機構を前記連通状態から前記遮断状態へ切り換える連動機構とを備えた、トナー容器。
続きを表示(約 3,800 文字)【請求項2】
前記第1収容室および前記第2収容室を互いに隔てる隔壁と、
第1連通孔が設けられた略円筒状の筒状部および当該筒状部から突設された被係止部を有し、前記筒状部の軸線を回転中心として回転方向における第1位置と第2位置との間で回転可能に構成された回転体とを備え、
前記第2収容部は、略円筒状の周壁を有し、
前記隔壁は、前記周壁の一部を規定し、
前記隔壁には、開口が設けられ、
前記筒状部は、前記第2収容部に対して略同軸上に内挿され、
前記回転体が、前記固定機構、前記連通機構および前記連動機構を構成し、前記第1位置に前記回転体が配置された状態において、前記被係止部が画像形成装置に設けられた係止部にて係止されることで前記固定状態が実現されるとともに、前記第1連通孔が前記開口に面することで前記連通状態が実現され、かつ、前記第2位置に前記回転体が配置された状態において、前記被係止部が画像形成装置に設けられた係止部にて係止されないことで前記解除状態が実現されるとともに、前記筒状部が前記開口に面することで前記遮断状態が実現される、請求項1に記載のトナー容器。
【請求項3】
画像形成装置に対して着脱可能なトナー容器であって、
トナーを収容する第1収容室を規定する第1収容部と、
前記第1収容室から供給されたトナーを収容する第2収容室を規定し、画像形成装置に対してトナーを補給するための補給口が設けられた第2収容部と、
前記トナー容器が画像形成装置に対して固定された固定状態と、前記トナー容器が画像形成装置に対して固定されていない解除状態とに切り換え可能に構成された固定機構と、
前記第1収容室および前記第2収容室が連通した連通状態と、前記第1収容室および前記第2収容室が連通していない遮断状態とに切り換え可能に構成された連通機構と、
前記補給口を開状態と閉状態とに切り換える開閉機構と、
前記固定状態から前記解除状態への前記固定機構の切り換えに連動して、前記開閉機構による前記開状態から前記閉状態への切り換えを実行する連動機構とを備えた、トナー容器。
【請求項4】
前記第1収容室および前記第2収容室を互いに隔てる隔壁と、
第2連通孔が設けられた略円筒状の筒状部および当該筒状部から突設された被係止部を有し、前記筒状部の軸線を回転中心として回転方向における第1位置と第2位置との間で回転可能に構成された回転体とを備え、
前記第2収容部は、略円筒状の周壁を有し、
前記隔壁は、前記周壁の一部を規定し、
前記補給口は、前記周壁に設けられ、
前記筒状部は、前記第2収容部に対して略同軸上に内挿され、
前記回転体が、前記固定機構、前記開閉機構および前記連動機構を構成し、前記第1位置に前記回転体が配置された状態において、前記被係止部が画像形成装置に設けられた係止部にて係止されることで前記固定状態が実現されるとともに、前記第2連通孔が前記補給口に面することで前記開状態が実現され、かつ、前記第2位置に前記回転体が配置された状態において、前記被係止部が画像形成装置に設けられた係止部にて係止されないことで前記解除状態が実現されるとともに、前記筒状部が前記補給口に面することで前記閉状態が実現される、請求項3に記載のトナー容器。
【請求項5】
画像形成装置に対して着脱可能なトナー容器であって、
トナーを収容する第1収容室を規定する第1収容部と、
前記第1収容室から供給されたトナーを収容する第2収容室を規定し、画像形成装置に対してトナーを補給するための補給口が設けられた第2収容部と、
前記トナー容器が画像形成装置に対して固定された固定状態と、前記トナー容器が画像形成装置に対して固定されていない解除状態とに切り換え可能に構成された固定機構と、
前記第1収容室および前記第2収容室が連通した連通状態と、前記第1収容室および前記第2収容室が連通していない遮断状態とに切り換え可能に構成された連通機構と、
前記補給口を開状態と閉状態とに切り換える開閉機構と、
前記固定状態から前記解除状態への前記固定機構の切り換えに連動して、前記連通状態から前記遮断状態への前記連通機構の切り換え、および、前記開状態から前記閉状態への前記開閉機構による切り換えを実行する連動機構とを備えた、トナー容器。
【請求項6】
前記第1収容室および前記第2収容室を互いに隔てる隔壁と、
第1連通孔が設けられた略円筒状の筒状部および当該筒状部から突設された被係止部を有し、前記筒状部の軸線を回転中心として回転方向における第1位置と第2位置との間で回転可能に構成された回転体とを備え、
前記第2収容部は、略円筒状の周壁を有し、
前記隔壁は、前記周壁の一部を規定し、
前記隔壁には、開口が設けられ、
前記筒状部は、前記第2収容部に対して略同軸上に内挿され、
前記回転体が、前記固定機構、前記連通機構および前記連動機構を構成し、前記第1位置に前記回転体が配置された状態において、前記被係止部が画像形成装置に設けられた係止部にて係止されることで前記固定状態が実現されるとともに、前記第1連通孔が前記開口に面することで前記連通状態が実現され、かつ、前記第2位置に前記回転体が配置された状態において、前記被係止部が画像形成装置に設けられた係止部にて係止されないことで前記解除状態が実現されるとともに、前記筒状部が前記開口に面することで前記遮断状態が実現される、請求項5に記載のトナー容器。
【請求項7】
前記第1収容室および前記第2収容室を互いに隔てる隔壁と、
第2連通孔が設けられた略円筒状の筒状部および当該筒状部から突設された被係止部を有し、前記筒状部の軸線を回転中心として回転方向における第1位置と第2位置との間で回転可能に構成された回転体とを備え、
前記第2収容部は、略円筒状の周壁を有し、
前記隔壁は、前記周壁の一部を規定し、
前記補給口は、前記周壁に設けられ、
前記筒状部は、前記第2収容部に対して略同軸上に内挿され、
前記回転体が、前記固定機構、前記開閉機構および前記連動機構を構成し、前記第1位置に前記回転体が配置された状態において、前記被係止部が画像形成装置に設けられた係止部にて係止されることで前記固定状態が実現されるとともに、前記第2連通孔が前記補給口に面することで前記開状態が実現され、かつ、前記第2位置に前記回転体が配置された状態において、前記被係止部が画像形成装置に設けられた係止部にて係止されないことで前記解除状態が実現されるとともに、前記筒状部が前記補給口に面することで前記閉状態が実現される、請求項5に記載のトナー容器。
【請求項8】
前記第1収容室および前記第2収容室を互いに隔てる隔壁と、
第1連通孔および第2連通孔が設けられた略円筒状の筒状部および当該筒状部から突設された被係止部を有し、前記筒状部の軸線を回転中心として回転方向における第1位置と第2位置との間で回転可能に構成された回転体とを備え、
前記第2収容部は、略円筒状の周壁を有し、
前記隔壁は、前記周壁の一部を規定し、
前記隔壁には、開口が設けられ、
前記補給口は、前記周壁に設けられ、
前記筒状部は、前記第2収容部に対して略同軸上に内挿され、
前記回転体が、前記固定機構、前記連通機構、前記開閉機構および前記連動機構を構成し、前記第1位置に前記回転体が配置された状態において、前記被係止部が画像形成装置に設けられた係止部にて係止されることで前記固定状態が実現されるとともに、前記第1連通孔が前記開口に面することで前記連通状態が実現され、かつ、前記第2連通孔が前記補給口に面することで前記開状態が実現され、さらに、前記第2位置に前記回転体が配置された状態において、前記被係止部が画像形成装置に設けられた係止部にて係止されないことで前記解除状態が実現されるとともに、前記筒状部が前記開口および前記補給口の双方に面することで前記遮断状態および前記閉状態が実現される、請求項5に記載のトナー容器。
【請求項9】
前記固定状態および前記解除状態の切り換えを操作する操作機構をさらに備え、
前記回転体が、前記筒状部から突設されたレバー部をさらに有し、
前記レバー部が、前記操作機構を構成している、請求項2、4、6、7および8のいずれかに記載のトナー容器。
【請求項10】
前記第2収容室の内部に、前記第1収容室から前記第2収容室に供給されたトナーを前記補給口に向けて搬送するトナー搬送装置をさらに備えた、請求項1、3および5のいずれかに記載のトナー容器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トナー容器、および、当該トナー容器を備えてなる画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、この画像形成装置に対して着脱可能に構成されたトナー容器から供給されるトナーを利用して、記録媒体に画像形成が行なわれる。トナー容器内のトナーが使い尽くされた場合には、当該トナー容器が画像形成装置から脱着されて新たなトナー容器と交換される。
【0003】
このようなトナー容器の一例として、特開2019-74719号公報(特許文献1)および特開2019-74720号公報(特許文献2)には、トナーを収容する第1収容室を規定する第1収容部と、第1収容室から供給されたトナーを収容する第2収容室を規定し、画像形成装置に対してトナーを補給するための補給口が設けられた第2収容部と、第1収容室および第2収容室を連通状態と遮断状態とに切り換え可能に構成された第1の遮断部材と、補給口を開状態と閉状態とに切り換える第2の遮断部材とを備えたトナー容器が開示されている。
【0004】
このトナー容器においては、トナー容器を画像形成装置に対して装着あるいは脱着するために行なわれるトナー容器の画像形成装置に対する移動に連動して、第1の遮断部材と第2の遮断部材とが移動し、これによって第1収容室および第2収容室の連通状態の切り換えと、補給口の開閉状態の切り換えとが実行される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-74719号公報
特開2019-74720号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、上記特許文献1および2に開示のトナー容器にあっては、当該トナー容器の画像形成装置に対する着脱動作において、第1収容室と第2収容室とが連通しかつ補給口が開状態となっている状態でトナー容器が画像形成装置に対して移動する過程があり、その際にトナーが補給口から外部に漏出することで周辺を汚してしまうという問題がある。
【0007】
したがって、本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、画像形成装置への着脱時におけるトナーの漏出の低減が図られたトナー容器、および、これを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の局面に基づくトナー装置は、画像形成装置に対して着脱可能なものであって、第1収容部と、第2収容部と、固定機構と、連通機構と、開閉機構と、連動機構とを備えている。上記第1収容部は、トナーを収容する第1収容室を規定するものである。上記第2収容部は、上記第1収容室から供給されたトナーを収容する第2収容室を規定し、画像形成装置に対してトナーを補給するための補給口が設けられたものである。上記固定機構は、上記トナー容器が画像形成装置に対して固定された固定状態と、上記トナー容器が画像形成装置に対して固定されていない解除状態とに切り換え可能に構成されたものである。上記連通機構は、上記第1収容室および上記第2収容室が連通した連通状態と、上記第1収容室および上記第2収容室が連通していない遮断状態とに切り換え可能に構成されたものである。上記開閉機構は、上記補給口を開状態と閉状態とに切り換えるものである。上記連動機構は、上記固定状態から上記解除状態への上記固定機構の切り換えに連動して、上記連通機構を上記連通状態から上記遮断状態へ切り換えるものである。
【0009】
本発明の第2の局面に基づくトナー装置は、画像形成装置に対して着脱可能なものであって、第1収容部と、第2収容部と、固定機構と、連通機構と、開閉機構と、連動機構とを備えている。上記第1収容部は、トナーを収容する第1収容室を規定するものである。上記第2収容部は、上記第1収容室から供給されたトナーを収容する第2収容室を規定し、画像形成装置に対してトナーを補給するための補給口が設けられたものである。上記固定機構は、上記トナー容器が画像形成装置に対して固定された固定状態と、上記トナー容器が画像形成装置に対して固定されていない解除状態とに切り換え可能に構成されたものである。上記連通機構は、上記第1収容室および上記第2収容室が連通した連通状態と、上記第1収容室および上記第2収容室が連通していない遮断状態とに切り換え可能に構成されたものである。上記開閉機構は、上記補給口を開状態と閉状態とに切り換えるものである。上記連動機構は、上記固定状態から上記解除状態への上記固定機構の切り換えに連動して、上記開閉機構による上記開状態から上記閉状態への切り換えを実行するものである。
【0010】
本発明の第3の局面に基づくトナー装置は、画像形成装置に対して着脱可能なものであって、第1収容部と、第2収容部と、固定機構と、連通機構と、開閉機構と、連動機構とを備えている。上記第1収容部は、トナーを収容する第1収容室を規定するものである。上記第2収容部は、上記第1収容室から供給されたトナーを収容する第2収容室を規定し、画像形成装置に対してトナーを補給するための補給口が設けられたものである。上記固定機構は、上記トナー容器が画像形成装置に対して固定された固定状態と、上記トナー容器が画像形成装置に対して固定されていない解除状態とに切り換え可能に構成されたものである。上記連通機構は、上記第1収容室および上記第2収容室が連通した連通状態と、上記第1収容室および上記第2収容室が連通していない遮断状態とに切り換え可能に構成されたものである。上記開閉機構は、上記補給口を開状態と閉状態とに切り換えるものである。上記連動機構は、上記固定状態から上記解除状態への上記固定機構の切り換えに連動して、上記連通状態から上記遮断状態への上記連通機構の切り換え、および、上記開状態から上記閉状態への上記開閉機構による切り換えを実行するものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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