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公開番号
2025014187
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116512
出願日
2023-07-18
発明の名称
大判プリンター、及び中継回路基板
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250123BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】オーバーシュート電圧に起因した弊害を低減できる大判プリンターを提供すること。
【解決手段】制御ユニットが出力する駆動信号が供給されることで液体を吐出するプリントヘッドと、制御ユニットが出力する駆動信号をプリントヘッドに伝搬する中継回路基板と、を有し、中継回路基板は、駆動信号が入力される入力コネクター、駆動信号を出力する出力コネクター、第1ダイオード及び第1コンデンサーを含み第1駆動信号の電圧値を制限する第1制限回路、第2ダイオード及び第2コンデンサーを含み第2駆動信号の電圧値を制限する第2制限回路、及び配線基板を有し、入力コネクター、第1制限回路、及び第2制限回路は、第1面に設けられ、出力コネクターは、第2面に設けられ、第1ダイオードと第1コンデンサーとは隣り合って位置し、第2ダイオードと第2コンデンサーとは隣り合って位置している、大判プリンター。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
駆動信号が供給されることで液体を吐出するヘッドユニットと、
前記駆動信号として、第1駆動信号及び第2駆動信号を出力する制御ユニットと、
を備え、
前記ヘッドユニットは、
前記駆動信号が供給されることで液体を吐出するプリントヘッドと、
前記制御ユニットが出力する前記駆動信号を前記プリントヘッドに伝搬する中継回路基板と、
を有し、
前記中継回路基板は、
前記制御ユニットと電気的に接続され、前記駆動信号が入力される入力コネクターと、
前記プリントヘッドと電気的に接続され、前記駆動信号を出力する出力コネクターと、
第1ダイオード及び第1コンデンサーを含み、前記第1駆動信号の電圧値を制限する第1制限回路と、
第2ダイオード及び第2コンデンサーを含み、前記第2駆動信号の電圧値を制限する第2制限回路と、
前記入力コネクター、前記出力コネクター、前記第1制限回路、及び前記第2制限回路が設けられた配線基板と、
を有し、
前記配線基板は、第1辺及び前記第1辺と向かい合う第2辺と、第1面及び前記第1面と異なる第2面と、を含み、
前記入力コネクター、前記第1制限回路、及び前記第2制限回路は、前記第1面に設けられ、
前記出力コネクターは、前記第2面に設けられ、
前記第1ダイオードと前記第1コンデンサーとは隣り合って位置し、
前記第2ダイオードと前記第2コンデンサーとは隣り合って位置している、
ことを特徴とする大判プリンター。
続きを表示(約 3,000 文字)
【請求項2】
前記中継回路基板は、前記入力コネクターとして、前記第1駆動信号が入力される第1入力コネクターと、前記第2駆動信号が入力される第2入力コネクターと、を有し、
前記第1制限回路、前記第2制限回路、前記第1入力コネクター、及び前記第2入力コネクターは、前記第1辺から前記第2辺に向かう第1方向において、前記第1制限回路、前記第1入力コネクター、前記第2入力コネクター、前記第2制限回路の順に並んで位置している、
ことを特徴とする請求項1に記載の大判プリンター。
【請求項3】
前記配線基板は、第3辺及び前記第3辺と向かい合う第4辺を含み、
前記第3辺は、前記第1辺及び前記第2辺と交差し、
前記第4辺は、前記第1辺及び前記第2辺と交差し、
前記第1入力コネクターは、前記第1駆動信号が入力される第1駆動信号入力端子を含む複数の第1端子を有し、
前記第2入力コネクターは、前記第2駆動信号が入力される第2駆動信号入力端子を含む複数の第2端子を有し、
前記複数の第1端子は、前記第3辺から前記第4辺に向かう第2方向に沿って並設され、
前記複数の第2端子は、前記第2方向に沿って並設され、
前記第1ダイオードと前記第1コンデンサーとは、前記第2方向に沿って隣り合って位置し、
前記第2ダイオードと前記第2コンデンサーとは、前記第2方向に沿って隣り合って位置している、
ことを特徴とする請求項2に記載の大判プリンター。
【請求項4】
前記制御ユニットは、前記駆動信号として第3駆動信号をさらに出力し、
前記中継回路基板は、第3ダイオード及び第3コンデンサーを含み、前記第3駆動信号の電圧値を制限する第3制限回路を有し、
前記第3制限回路は、前記第1面に設けられ、
前記第3ダイオードと前記第3コンデンサーとは隣り合って位置し、
前記第3ダイオードと前記第1コンデンサーとは隣り合って位置している、
ことを特徴とする請求項3に記載の大判プリンター。
【請求項5】
前記第1入力コネクターは、前記複数の第1端子として、前記第3駆動信号が入力される第3駆動信号入力端子を含み、
前記第1駆動信号入力端子と前記第3駆動信号入力端子とは、前記第2方向に沿って、前記第1駆動信号入力端子、前記第3駆動信号入力端子の順に位置し、
前記第1制限回路と前記第3制限回路とは、前記第2方向に沿って、前記第1制限回路、前記第3制限回路の順に位置している、
ことを特徴とする請求項4に記載の大判プリンター。
【請求項6】
前記第1コンデンサーの一端と前記第3コンデンサーの一端とは電気的に接続され、
前記第1コンデンサーの他端と前記第3コンデンサーの他端とは電気的に接続されている、
ことを特徴とする請求項5に記載の大判プリンター。
【請求項7】
前記配線基板は、前記第1駆動信号が伝搬する第1駆動信号伝搬配線と、前記第2駆動信号が伝搬する第2駆動信号伝搬配線と、一定電圧の信号が伝搬する第1定電圧配線、及び第2定電圧配線と、を含み、
前記第1ダイオードのアノード端子は、前記第1駆動信号伝搬配線と電気的に接続し、
前記第1ダイオードのカソード端子は、前記第1定電圧配線と電気的に接続し、
前記第2ダイオードのアノード端子は、前記第2駆動信号伝搬配線と電気的に接続し、
前記第2ダイオードのカソード端子は、前記第2定電圧配線と電気的に接続し、
前記第1定電圧配線は、前記入力コネクターよりも前記第1辺側において、前記第1辺に沿って位置し、
前記第2定電圧配線は、前記入力コネクターよりも前記第2辺側において、前記第2辺に沿って位置している、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の大判プリンター。
【請求項8】
駆動信号が供給されることで液体を吐出するプリントヘッドと、
前記駆動信号として、第1駆動信号及び第2駆動信号を出力する制御ユニットと、
を備えた大判プリンターにおいて、
前記制御ユニットが出力する前記駆動信号を前記プリントヘッドに伝搬する中継回路基板であって、
前記制御ユニットと電気的に接続され、前記駆動信号が入力される入力コネクターと、
前記プリントヘッドと電気的に接続され、前記駆動信号を出力する出力コネクターと、
第1ダイオード及び第1コンデンサーを含み、前記第1駆動信号の電圧値を制限する第1制限回路と、
第2ダイオード及び第2コンデンサーを含み、前記第2駆動信号の電圧値を制限する第2制限回路と、
前記入力コネクター、前記出力コネクター、前記第1制限回路、及び前記第2制限回路が設けられた配線基板と、
を備え、
前記配線基板は、第1辺及び前記第1辺と向かい合う第2辺と、第1面及び前記第1面と異なる第2面と、を含み、
前記入力コネクター、前記第1制限回路、及び前記第2制限回路は、前記第1面に設けられ、
前記出力コネクターは、前記第2面に設けられ、
前記第1ダイオードと前記第1コンデンサーとは隣り合って位置し、
前記第2ダイオードと前記第2コンデンサーとは隣り合って位置している、
ことを特徴とする中継回路基板。
【請求項9】
前記入力コネクターとして、前記第1駆動信号が入力される第1入力コネクターと、前記第2駆動信号が入力される第2入力コネクターと、を有し、
前記第1制限回路、前記第2制限回路、前記第1入力コネクター、及び前記第2入力コネクターは、前記第1辺から前記第2辺に向かう第1方向において、前記第1制限回路、前記第1入力コネクター、前記第2入力コネクター、前記第2制限回路の順に並んで位置している、
ことを特徴とする請求項8に記載の中継回路基板。
【請求項10】
前記配線基板は、第3辺及び前記第3辺と向かい合う第4辺を含み、
前記第3辺は、前記第1辺及び前記第2辺の双方と交差し、
前記第4辺は、前記第1辺及び前記第2辺の双方と交差し、
前記第1入力コネクターは、前記第1駆動信号が入力される第1駆動信号入力端子を含む複数の第1端子を有し、
前記第2入力コネクターは、前記第2駆動信号が入力される第2駆動信号入力端子を含む複数の第2端子を有し、
前記複数の第1端子は、前記第3辺から前記第4辺に向かう第2方向に沿って並設され、
前記複数の第2端子は、前記第2方向に沿って並設され、
前記第1ダイオードと前記第1コンデンサーとは、前記第2方向に沿って隣り合って位置し、
前記第2ダイオードと前記第2コンデンサーとは、前記第2方向に沿って隣り合って位置している、
ことを特徴とする請求項9に記載の中継回路基板。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、大判プリンター、及び中継回路基板に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
インクを吐出することで、A3短辺幅以上の媒体に画像や文書を印刷する大判プリンターには、圧電素子を用いたものが知られている。圧電素子は、インクを吐出するプリントヘッドにおいて複数のノズルのそれぞれに対応して設けられている。プリントヘッドは、このような複数の圧電素子のそれぞれが、駆動信号にしたがって駆動されることで、ノズルから所定のタイミングで所定量のインクを吐出する。これにより、大判プリンターは、媒体に所望の画像や文書を印刷する。
【0003】
例えば、特許文献1には、駆動信号を伝達するフレキシブルフラットケーブルに起因して生じる駆動信号のオーバーシュート電圧に対して、インクを吐出するヘッド(プリントヘッド)にクランプ回路を搭載する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-170768号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、大判プリンターにおけるオーバーシュート電圧に起因した弊害を低減するとの観点において十分ではなく、さらなる改善の余地があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る大判プリンターの一態様は、
駆動信号が供給されることで液体を吐出するヘッドユニットと、
前記駆動信号として、第1駆動信号及び第2駆動信号を出力する制御ユニットと、
を備え、
前記ヘッドユニットは、
前記駆動信号が供給されることで液体を吐出するプリントヘッドと、
前記制御ユニットが出力する前記駆動信号を前記プリントヘッドに伝搬する中継回路基板と、
を有し、
前記中継回路基板は、
前記制御ユニットと電気的に接続され、前記駆動信号が入力される入力コネクターと、
前記プリントヘッドと電気的に接続され、前記駆動信号を出力する出力コネクターと、
第1ダイオード及び第1コンデンサーを含み、前記第1駆動信号の電圧値を制限する第1制限回路と、
第2ダイオード及び第2コンデンサーを含み、前記第2駆動信号の電圧値を制限する第2制限回路と、
前記入力コネクター、前記出力コネクター、前記第1制限回路、及び前記第2制限回路が設けられた配線基板と、
を有し、
前記配線基板は、第1辺及び前記第1辺と向かい合う第2辺と、第1面及び前記第1面と異なる第2面と、を含み、
前記入力コネクター、前記第1制限回路、及び前記第2制限回路は、前記第1面に設けられ、
前記出力コネクターは、前記第2面に設けられ、
前記第1ダイオードと前記第1コンデンサーとは隣り合って位置し、
前記第2ダイオードと前記第2コンデンサーとは隣り合って位置している。
【0007】
本発明に係る中継回路基板の一態様は、
駆動信号が供給されることで液体を吐出するプリントヘッドと、
前記駆動信号として、第1駆動信号及び第2駆動信号を出力する制御ユニットと、
を備えた大判プリンターにおいて、
前記制御ユニットが出力する前記駆動信号を前記プリントヘッドに伝搬する中継回路基板であって、
前記制御ユニットと電気的に接続され、前記駆動信号が入力される入力コネクターと、
前記プリントヘッドと電気的に接続され、前記駆動信号を出力する出力コネクターと、
第1ダイオード及び第1コンデンサーを含み、前記第1駆動信号の電圧値を制限する第1制限回路と、
第2ダイオード及び第2コンデンサーを含み、前記第2駆動信号の電圧値を制限する第2制限回路と、
前記入力コネクター、前記出力コネクター、前記第1制限回路、及び前記第2制限回路が設けられた配線基板と、
を備え、
前記配線基板は、第1辺及び前記第1辺と向かい合う第2辺と、第1面及び前記第1面と異なる第2面と、を含み、
前記入力コネクター、前記第1制限回路、及び前記第2制限回路は、前記第1面に設けられ、
前記出力コネクターは、前記第2面に設けられ、
前記第1ダイオードと前記第1コンデンサーとは隣り合って位置し、
前記第2ダイオードと前記第2コンデンサーとは隣り合って位置している。
【図面の簡単な説明】
【0008】
大判プリンターの概略構成を示す図である。
大判プリンターの機能構成の一例を示す図である。
吐出部の構造の一例を示す図である。
駆動信号COMA,COMB、及び駆動信号VOUTの信号波形の一例を示す図である。
ヘッドユニットの構造の一例を示す図である。
インク吐出面の構成の一例を示す図である。
ヘッド基板の構造の一例を示す図である。
クランプ回路の構成の一例を示す図である。
FFCを伝搬する前の駆動信号COMの信号波形の一例を示す図である。
FFC15を伝搬した後、プリントヘッド23に入力される駆動信号COMの信号波形の一例を示す図である。
配線基板を表面側から見た場合の中継回路基板の構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて説明する。用いる図面は説明の便宜上のものである。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
【0010】
1.大判プリンターの概要
図1は、大判プリンター1の概略構成を示す図である。本実施形態の大判プリンター1は、液体の一例としてのインクを吐出するヘッドユニット20を搭載したキャリッジ21が往復移動し、搬送される媒体Pに対してヘッドユニット20がインクを吐出することで、媒体Pに所望の画像を形成するシリアル印刷方式のインクジェットプリンターである。ここで、大判プリンター1とは、A3短辺幅以上の印刷紙やロール紙等の媒体Pに印刷を行う印刷装置であって、ラージフォーマットプリンター(LFP:Large Format Printer)と称される場合もある。なお、大判プリンター1で使用される媒体Pは、印刷用紙やロール紙に限るものではなく、樹脂フィルムや布帛等であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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