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公開番号2025014104
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-29
出願番号2024045450
出願日2024-03-21
発明の名称オボアルブミン抗炎症ペプチド及びその使用
出願人杭州佰倍優生物科技有限公司,Hangzhou BIBAU Biotechnology Co., Ltd.,北京林業大学,Beijing Forestry University
代理人SK弁理士法人,個人,個人
主分類C07K 5/107 20060101AFI20250122BHJP(有機化学)
要約【課題】オボアルブミン抗炎症活性ペプチド及びそのメイラード反応生成物の製造と使用を提供する。
【解決手段】抗炎症ペプチドはFGPH(Phe-Gly-Pro-His)である。FGPHのメイラード反応生成物FGPH-MRPsの製造方法は、FGPHを秤量して水溶液に調製し、1.5:1割合のペプチド糖質量比にしたがってデキストランを加えて、十分に混合し、80℃、pH9.0下で10h反応させ、反応が終了した後、室温まで冷却して、FGPHのメイラード生成物FGPH-MRPsを得る。該FGPHのメイラード反応生成物FGPH-MRPsの抗炎症反応における使用も提供する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
アミノ酸配列がPhe-Gly-Pro-HisであるFGPHであることを特徴とする抗炎症活性ペプチド。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
請求項1に記載のFGPHの抗炎症反応における使用。
【請求項3】
抗炎症薬物、食品又は他の製品の製造におけるFGPHの使用であることを特徴とする請求項2に記載の使用。
【請求項4】
FGPHのメイラード反応生成物FGPH-MRPs。
【請求項5】
請求項4に記載のFGPHのメイラード反応生成物FGPH-MRPsの製造方法であって、FGPHを秤量して水溶液に調製し、1.5:1割合のペプチド糖質量比にしたがってデキストランを加えて、十分に混合し、80℃、pH9.0下で10h反応させ、反応が終了した後、室温まで冷却すると、FGPHのメイラード生成物FGPH-MRPsを得るステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項4に記載のFGPHのメイラード反応生成物FGPH-MRPsの抗炎症反応における使用。
【請求項7】
抗炎症薬物、食品又は他の製品の製造における使用であることを特徴とする請求項6に記載の使用

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、活性ペプチドの技術分野に属し、特に、オボアルブミン抗炎症活性ペプチド及びそのメイラード反応生成物の製造と使用に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
生物活性ペプチドは、タンパク質に由来し、そのうち生物活性を持つ断片であり、基本的な栄養要求を超える独特な生物活性を持っており、ヒトの健康への貢献から、ますます注目が高まっている。ペプチドは親タンパク質の中に隠れている複雑な構造であるため、その生物活性の効果的な発揮が難しくなる。外部プロテアーゼの酵素分解、発酵等の生物化学反応又は胃腸管の消化を経た後、複数種類の生理機能を生成することができ、ヒトの健康に肯定的な影響を与える。
【0003】
近年、多くの研究が新型卵白タンパクペプチドの同定に取り組み、鶏のゲノムの公開により、複雑なサンプルからタンパク質とポリペプチドを同定する能力を大幅に向上させた。研究から、卵白タンパクを特定のプロテアーゼで酵素分解した後に同定して、異なる種類の生物活性ペプチドを得ることが分かった。
【0004】
メイラード反応とは、タンパク質、ポリペプチド及びアミノ酸に代表されるアミノ化合物と、還元糖、アルデヒド及びケトンに代表されるカルボニル化合物との間に発生する化学反応をいい、制御されるメイラード反応は、発展して色、風味を含む望ましい感覚属性を形成することができ、生物活性に影響を与えることもできる。
【0005】
現在、生物活性ペプチドは、すでに予防と治療に使用されており、中国は鶏卵産業の大国として、卵の生産量と消費量が世界最大であり、卵白は豊富なタンパク質を含有し、そして大量の生物活性物質を含有しているため、疾患の予防と治療、免疫調節等の生理機能を有している。今のところ、卵白の深層開発と利用が少ないことにより、良質タンパク資源が大量に浪費され、卵白タンパクの抗炎症活性ペプチドの深層加工と利用が欠けている。そのため、卵白タンパクを原料として高品質の卵白ポリペプチド製品を研究開発することは、良い展望と意義がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
鶏卵の卵白は、豊富なタンパク質を含有し、生物活性ペプチドを製造する重要な供給源である。タンパク質/ペプチドがメイラード反応を経た後、活性がさらに向上し、かつ風味が改善される。そのため、本発明は、ポリペプチドが卵白タンパクの酵素分解により製造され、メイラード反応を経た後の活性及び風味の変化を調査する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明にて提供される技術的解決手段1は、卵白抗炎症活性ペプチドであって、前記抗炎症活性ペプチドのアミノ酸配列はPhe-Gly-Pro-Hisであり、以下はFGPHと略称し、
前記抗炎症ペプチドFGPHは、卵白に対して酵素分解・スクリーニングを行うことによって取得することができ、人工合成の方式によっても取得できる。
【0008】
本発明にて提供される技術的解決手段2は、上記活性ペプチドFGPHの抗炎症反応における使用であり、特に抗炎症薬物、食品又は他の製品の製造における使用である。
【0009】
本発明にて提供される技術的解決手段3は、FGPHのメイラード反応生成物FGPH-MRPsである。
【0010】
さらに、前記FGPH-MRPsの製造方法は、次のとおりである。FGPHを秤量して水溶液に調製し、1.5:1割合のペプチド糖質量比にしたがってデキストランを加え、十分に混合し、80℃、pH9.0下で10h反応させ、反応が終了した後、室温まで冷却すると、FGPHのメイラード生成物FGPH-MRPsを得る。
(【0011】以降は省略されています)

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