TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025013961
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-28
出願番号
2024187335,2020505806
出願日
2024-10-24,2018-07-31
発明の名称
疾患または外傷性損傷を原因とする視覚喪失を回復させるまたは予防するための組成物および方法
出願人
リネージ セル セラピューティクス インコーポレイテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
35/30 20150101AFI20250121BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】網膜破損の治療、網膜破損の進行の緩慢化、網膜破損の予防、網膜組織の置換、および破損網膜組織の回復のうち1つまたは複数のための方法、ならびに網膜組織グラフトを提供する。
【解決手段】幹細胞由来組織および/または細胞を含むバイオ補綴網膜グラフト(またはデバイス)を、対象の、網膜変性疾患の進行の緩慢化、外傷性損傷後の網膜変性疾患の進行の緩慢化、加齢黄斑変性(AMD)の進行の緩慢化、網膜変性疾患の予防、外傷性損傷後の網膜変性疾患の予防、AMDの予防、疾患、損傷、もしくは遺伝子異常により喪失された網膜色素上皮(RPE)、光受容体細胞(PRC)、および網膜神経節細胞(RGC)の回復、または他の目的に用いることができる。バイオ補綴網膜グラフトは、バイオ補綴網膜パッチを形成するために、対象の眼の眼内スペースへの植え込みに適したバイオ補綴担体および足場を含み得る。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
網膜破損の治療、網膜破損の進行の緩慢化、網膜破損の予防、網膜組織の置換、および破損網膜組織の回復のうち1つまたは複数のための方法であって、hESC由来網膜組織グラフトを対象に適用することを含む、方法。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
網膜変性疾患の進行の緩慢化、外傷性損傷後の網膜変性疾患の進行の緩慢化、加齢黄斑変性(AMD)の進行の緩慢化、遺伝性網膜疾患の進行の緩慢化、網膜疾患の安定化、網膜変性疾患の予防、外傷性損傷後の網膜変性疾患の予防、視覚もしくは視知覚の改善、AMDの予防、疾患、損傷、もしくは遺伝子異常により喪失された網膜色素上皮(RPE)、光受容体細胞(PRC)、および網膜神経節細胞(RGC)の回復、RPE、PRC、およびRCGの増加、またはRPE、PRC、およびRCG欠損の治療のうち1つまたは複数のための方法であって、hESC由来網膜組織グラフトを対象に適用することを含む、方法。
【請求項3】
網膜破損が、爆風曝露、遺伝子障害、網膜疾患、および網膜損傷のうち1つまたは複数を原因とする、請求項1記載の方法。
【請求項4】
網膜疾患が、網膜変性疾患を含む、請求項3記載の方法。
【請求項5】
網膜破損が、加齢黄斑変性(AMD)、網膜色素変性(RP)、およびレーバー先天黒内障(LCA)のうち1つまたは複数を原因とする、請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記hESC由来網膜組織が、網膜色素上皮(RPE)細胞、網膜神経節細胞(RGC)、および光受容体(PR)細胞を含む、請求項1または2記載の方法。
【請求項7】
網膜色素上皮(RPE)細胞の中心層があり、かつ該RPE細胞層から半径方向外側に向かうように、網膜神経節細胞(RGC)層、二次網膜ニューロン層(成熟網膜の内顆粒層に相当)、光受容体(PR)細胞層、およびRPE細胞の外層が存在するように、前記RPE細胞、前記RGC細胞、および前記PR細胞が構成される、請求項6記載の方法。
【請求項8】
前記層のそれぞれが、相当するヒト網膜組織層内の細胞の特徴である分化細胞を含む、請求項7記載の方法。
【請求項9】
前記層のそれぞれが前駆細胞を含み、適用後、前記前駆細胞の一部または全部が、相当するヒト網膜組織層の成熟細胞へと分化する、請求項7記載の方法。
【請求項10】
前記層が、実質的に完全に分化した細胞を含む、請求項7記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2017年7月31に提出された米国特許仮出願第62/539,542号、2017年10月25日に提出された米国特許仮出願第62/577,154号、2017年11月30日に提出された米国特許仮出願第62/593,228号、2018年3月21日に提出された米国特許仮出願第62/646,354号、および2018年3月1日に提出された米国特許仮出願第62/665,483号の優先権および利益を主張するものであり、これらの文書はそれぞれ、参照により全体が本明細書に組み入れられる。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
背景
網膜変性(RD)疾患は、最終的に光受容体(PR)の変性をもたらし、世界第3位の失明原因に数えられる。遺伝的条件、年齢、および外傷(軍人および民間人)が、網膜変性関連の視覚喪失の主な原因である。光受容体が変性してしまうと、現在の技術では網膜を回復させて視覚を取り戻すことはできない。
【0003】
先進国では、加齢黄斑変性(AMD)が、55歳以上の人のRDの主な原因である。米国では現在約1500万人がAMDに罹患しており、米国およびカナダにおける全視覚喪失の約50%を占めている。網膜色素変性(RP)は、遺伝性視覚障害の最多原因であって、罹患率は1:4000であり、患者数は米国では5万~10万人、全世界ではおよそ1500万人と推定される。重度の視覚喪失をもたらすその他の網膜疾患としては、レーバー先天黒内障(LCA)が挙げられ、これは多くの場合生まれつきの網膜機能不全が視覚喪失の原因となる希少な遺伝障害である。視覚喪失の度合いは患者によって異なるが、かなり重篤になり得る(光知覚がほぼ無しから皆無まで)。
【0004】
戦闘時に頭部および胴体部を守る身体防護具の性能が高まる一方で、防護が手薄な顔や眼などの身体部位に損傷を負った兵士が増えている。爆風曝露による眼球損傷は、軍の戦闘で最も被りやすい損傷の第4位に数えられる。眼球損傷は失明につながることが多く、生活の質も独立性も大きく損なわれることになる。穿通性の損傷は重篤な組織損傷または組織損失をもたらすことが多いが、非穿通性または閉鎖性の眼球損傷も同様に、眼の高次組織構成の破壊をもたらすことがあり、網膜剥離、光受容体細胞死、および視神経破損の原因となり、不可逆的な視覚喪失をもたらす。眼球の閉鎖性損傷がしばしば示す損傷パターンは、眼の構造は概ね無傷のままであるが、悲惨な視覚喪失をもたらす網膜および視神経の変性を予防するために介入を要する、というものである。
【0005】
RD患者の視覚回復のために最近開発された戦略は、電子的神経補綴チップの植え込みであり、これは光を捉えるセンサーを網膜下スペースに導入して、患者の網膜の残存ニューロンに視覚信号を電気的に送信させる、というものである。この取り組みに関する一つの問題は、進行中の網膜変性、網膜の再構築および菲薄化、ならびにグリオーシスにより電子部品と生体部位とが徐々に離れ、電気信号の変換に重要なチップと網膜との相互作用が減っていくことである。生体組織内ではチップに使われている金属および配線が生体の体液により酸化し、生体組織における電子デバイスの安定性が制限されることで、さらなる問題が生じる。
【0006】
ヒト胎児網膜を使った網膜組織移植も、盲目動物の視知覚を回復させること、および網膜変性患者の視覚も改善することが実証されている。この取り組みは有望で、患者の網膜下スペースに健康なヒト網膜の新たな層が生成するが、治療の選択肢として胎児組織を使用することは、倫理的な問題により、また胎児組織の供給が不十分かつ予測不可能であるため、妨げられる。また、この視覚回復手順の成功は、特定の発生年齢(8~17週)のヒト胎児網膜を選択すること、そしてそれを患者の網膜下スペースに精密に配置することにかかっている。成人自体の網膜は移植後すぐに死滅するため、この用途には一般に適していない。
【0007】
網膜幹細胞療法は、あらゆる幹細胞置換治療法のなかでも最も喫緊の未解決課題の一つとして突出している。眼は、免疫特権をもつ、包まれた小さな器官である。移植のために眼内スペースにアクセスすることが可能であり、非侵襲的な方法により網膜を可視化できる。しかし、機能細胞の置換により神経網膜を修復することは、複雑なタスクである。最良の結果を得るためには、新細胞が網膜層の特定の場所まで遊走し、かつホストとの特異的なシナプス結合性を再建する必要がある。RDが進行した状態での神経回路のシナプス再構築は、このタスクをさらに複雑化させる。
【0008】
したがって、重篤な網膜破損となり得る、または網膜の大部分に影響を及ぼし得る、または時間の経過とともに進行性の変性をもたらし得る網膜の損傷または疾患後の、構造および機能の回復および保護を対象とした、視覚回復テクノロジーの頑健かつ実現可能な治療法の需要がある。
【0009】
本開示は、再生医療および細胞療法の分野における上記のおよびその他の短所に対処するものである。
【発明の概要】
【0010】
概要
一局面では、網膜破損の治療、網膜破損の進行の緩慢化、網膜破損の予防、網膜組織の置換、および破損網膜組織の回復のうち1つまたは複数のための方法であって、hESC由来網膜組織グラフトを対象に適用することを含む方法が、提供される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
歯の掃除具
3か月前
個人
男性用下着
7か月前
個人
錠剤撒き器
5か月前
個人
歯茎みが品
17日前
個人
マッサージ機
4日前
個人
導電香
10日前
個人
乗馬テラピー
3か月前
個人
塗り薬塗り具
2か月前
個人
身体牽引装置
3か月前
個人
発熱器具
3か月前
個人
クリップ
24日前
個人
収納容器
1か月前
個人
染毛方法
2か月前
個人
健康器具
2か月前
個人
片足歩行支援具
25日前
個人
動体視力強化装置
3か月前
個人
磁器治療器
3か月前
個人
鼻腔拡張具
5か月前
個人
挟圧手工爪矯正具
5か月前
株式会社コロナ
脱臭機
5か月前
個人
眼科診療車
1か月前
株式会社コーセー
化粧料
25日前
個人
除菌システム
25日前
株式会社ナカニシ
生検針
3か月前
株式会社コーセー
美爪料
25日前
個人
避難困難者救出台車
1か月前
株式会社 MTG
浴用剤
11日前
個人
血管硬化度算出方法
4か月前
個人
口腔ケア用歯ブラシ
5か月前
東レ株式会社
下肢着用具
3か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
2か月前
個人
尿バッグカバー
11日前
株式会社ニデック
眼科装置
17日前
株式会社ニデック
眼科装置
4か月前
株式会社ニデック
眼科装置
3か月前
株式会社ニデック
眼科装置
3か月前
続きを見る
他の特許を見る