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公開番号
2025013911
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-28
出願番号
2024185692,2021538982
出願日
2024-10-22,2020-01-06
発明の名称
修飾IL-2ポリペプチドを含むポリペプチド及びその使用
出願人
インヒブルクス バイオサイエンシズ インコーポレイテッド
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
C07K
14/55 20060101AFI20250121BHJP(有機化学)
要約
【課題】改善されたT細胞調節療法薬を提供する。
【解決手段】修飾IL-2を含むポリペプチドであって、修飾IL-2は、野生型IL-2と比べてIL-2受容体に対する親和性が低下している、ポリペプチドが提供される。幾つかの実施形態では、活性化T細胞に結合して作動する、修飾IL-2を含むポリペプチドが提供される。修飾IL-2を含むポリペプチドの使用も提供される。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
修飾IL-2を含むポリペプチドであって、前記修飾IL-2は、P65、D84、E95、M23、及びH16から選択される少なくとも1つのアミノ酸位置に少なくとも1つの置換を含む、ポリペプチド。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記修飾IL-2は、修飾ヒトIL-2である、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項3】
前記アミノ酸位置は、配列番号1中のアミノ酸位置に対応する、請求項1又は2に記載のポリペプチド。
【請求項4】
前記修飾IL-2は、アミノ酸位置P65に置換を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のポリペプチド。
【請求項5】
前記置換は、P65R、P65E、P65K、P65H、P65Y、P65Q、P65D、及びP65Nから選択される、請求項4に記載のポリペプチド。
【請求項6】
前記修飾IL-2は、アミノ酸位置H16に置換を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載のポリペプチド。
【請求項7】
前記置換は、H16A、H16G、H16S、H16T、H16V、及びH16Pから選択される、請求項6に記載のポリペプチド。
【請求項8】
前記修飾IL-2は、アミノ酸位置D84に置換を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載のポリペプチド。
【請求項9】
前記置換は、D84S、D84G、D84A、D84T、D84V、及びD84Pから選択される、請求項8に記載のポリペプチド。
【請求項10】
前記修飾IL-2は、アミノ酸位置P65、H16、及びD84に置換を含む、請求項1~9のいずれか一項に記載のポリペプチド。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2019年1月7日付で出願された米国仮出願第62/789,075号の優先権の利益を主張し、その全体があらゆる目的で引用することにより本明細書の一部をなす。
続きを表示(約 1,600 文字)
【0002】
本発明は、CD25及びCD122に対する親和性が低下した修飾IL-2、並びに標的化部分に融合された、かかる修飾IL-2に関する。本発明は、限定されるものではないが、癌を治療する方法を含む、修飾IL-2及び修飾IL-2を含むポリペプチドを使用する方法にも関する。
【背景技術】
【0003】
IL-2は、CD25、CD122及びCD132から構成されるヘテロ三量体IL-2受容体(IL-2R)、又はCD122及びCD132のみから構成されるヘテロ二量体IL-2受容体のいずれかを介してT細胞及びNK細胞の増殖を刺激する強力なサイトカインである。どちらの形態のIL-2RもT細胞の生存、増殖、及び全体的な活性化状態の強力なメディエーターである。IL-2は概して、T細胞及びNK細胞によって活性化後に産生され、局所微小環境におけるシス及びトランスのシグナル伝達を媒介する。IL-2Rシグナル伝達は、エフェクターT細胞及び記憶T細胞へのナイーブT細胞の分化を誘導することができ、抑制性制御性T細胞を刺激することもできる。三量体形態のIL-2Rは、IL-2に対して二量体形態よりも高い親和性を有するが、どちらも適度に高い親和性であり、急速な受容体媒介性の内在化及び分解を引き起こし、極めて短い半減期をもたらす。組換えヒトIL-2(rhIL-2、プロロイキン)が腎細胞癌及び悪性黒色腫の治療に臨床的に使用されているが、強い毒性を伴う。高親和性IL-2Rを発現する内皮細胞に対するIL-2シグナル伝達の影響により、血管漏出症候群がプロロイキンで治療された癌患者にとって主な毒性の問題となっている。
【0004】
T細胞は、TCR複合体のクラスター形成及びNFATを介したシグナル伝達を引き起こす、それらのTCRと相補性ペプチドが結合したMHCを提示する隣接細胞とのライゲーションによって活性化される。CD28を介したT細胞の共刺激がCD80及びCD86によって引き起こされ、これによりT細胞活性化が増強される。初期活性化後に、T細胞はサイトカイン受容体、並びにT細胞応答を調節する働きをする多くの共刺激受容体及びチェックポイント受容体を含む様々なタンパク質を上方調節する。
【0005】
持続的な抗腫瘍臨床応答が近年、CTLA-4、PD-1、及びPD-L1等のチェックポイント受容体に対するアンタゴニスト抗体について報告されている。しかしながら、最も応答性が高い適応症であっても、奏効率は患者の約30%に限られる。したがって、改善されたT細胞調節療法薬が必要とされている。
【発明の概要】
【0006】
本明細書では、少なくとも1つのアミノ酸位置に少なくとも1つの置換を含む修飾IL-2を含むポリペプチドが提供される。幾つかの実施の形態では、修飾IL-2は、野生型IL-2と比べてCD25、CD122、及び/又はIL-2Rに対する結合親和性が低下している。幾つかの実施の形態では、修飾IL-2は、野生型IL-2と比べて休止T細胞又は活性化T細胞に対する活性が低下している。
【0007】
実施形態1.
修飾IL-2を含むポリペプチドであって、前記修飾IL-2は、P65、D84、E95、M23、及びH16から選択される少なくとも1つのアミノ酸位置に少なくとも1つの置換を含む、ポリペプチド。
【0008】
実施形態2.
前記修飾IL-2は、修飾ヒトIL-2である、実施形態1のポリペプチド。
【0009】
実施形態3.
前記アミノ酸位置は、配列番号1中のアミノ酸位置に対応する、実施形態1又は2のポリペプチド。
【0010】
実施形態4.
前記修飾IL-2は、アミノ酸位置P65に置換を含む、上記の実施形態のいずれか1つのポリペプチド。
(【0011】以降は省略されています)
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