TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025013721
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2024199268,2023108743
出願日2024-11-14,2023-06-30
発明の名称骨伝導イヤホン
出願人ラディウス株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類H04R 1/00 20060101AFI20250117BHJP(電気通信技術)
要約【課題】オープンイヤー型の骨伝導イヤホンにおいて、挟み込む力に起因する痛みや圧迫感などを低減すること。
【解決手段】骨伝導イヤホン(1R)は、振動子(23)と、耳甲介腔(E3)にセットされる振動伝達部(15)であって、耳甲介腔(E3)にセットされた場合に耳甲介腔(E3)の外部と内部とを連通する貫通孔(151)が設けられている振動伝達部(15)と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
音声信号を振動に変換する振動子と、
前記振動子を収容する第1の筐体と、
前記筐体に結合され且つユーザの耳介の耳甲介腔にセットされる振動伝達部であって、前記耳甲介腔にセットされた場合に当該耳甲介腔の外部と内部とを連通する貫通孔が設けられた振動伝達部と、
電池と、
前記電池を収容する第2の筐体と、
前記第1の筐体が一方の端部に固定され、且つ、前記第2の筐体が他方の端部に固定されたつると、を備え、
前記振動伝達部が前記耳甲介腔にセットされた場合に、前記つるは、(1)前記第1の筐体の少なくとも一部が前記耳介の表側の領域に位置し、(2)前記第2の筐体が前記耳介の裏側の領域に位置し、(3)耳輪の前側領域において前記表側から前記裏側へ回り込み、前記耳介の付け根に沿うように、設けられている、
ことを特徴とする骨伝導イヤホン。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記振動伝達部と前記筐体とは、一体成形された単一の部材により構成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の骨伝導イヤホン。
【請求項3】
前記振動伝達部は、互いに対向する一対の主面同士を貫通する前記貫通孔が設けられた板状部材であって、前記耳甲介腔にセットされた場合に、外耳道が延伸されている方向に前記一対の主面が交わるように設けられた板状部材である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の骨伝導イヤホン。
【請求項4】
前記つるは、柔軟性を有する樹脂部材と、当該樹脂部材の内部に埋設された金属製の棒状部材と、を備えている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の骨伝導イヤホン。
【請求項5】
外部から供給される音声信号を取得する無線通信インターフェースを更に備えている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の骨伝導イヤホン。
【請求項6】
前記振動子は、右耳用及び左耳用の振動子からなり、
前記筐体は、右耳用及び左耳用の筐体からなり、
前記無線通信インターフェースは、右耳用及び左耳用の無線通信インターフェースからなり、
前記右耳用の筐体は、前記右耳用の振動子及び前記右耳用の無線通信インターフェースを収容し、
前記左耳用の筐体は、前記左耳用の振動子及び前記左耳用の無線通信インターフェースを収容する、
ことを特徴とする請求項5に記載の骨伝導イヤホン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、骨伝導イヤホンに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
骨伝導イヤホンが特許文献1及び非特許文献1,2に記載されている。骨伝導イヤホンは、音声信号に応じて振動する振動子を備えており、その振動子を耳介の周辺の骨あるいは軟骨に密着させるように構成されている。振動子は、音声信号を振動に変換し、その振動は、骨あるいは軟骨を介して蝸牛に伝達される。したがって、骨伝導イヤホンを利用するユーザは、鼓膜を介することなく音声信号が表す音を聞くことができる。
【0003】
特許文献1の骨伝導イヤホンは、振動子(特許文献1においては圧電振動装置)を外耳道の開口部となる耳甲介腔に密着させるために、弾性を有するイヤーチップ(特許文献1においては遮音部)を用いたカナル型の骨伝導イヤホンである。このようなカナル型の骨伝導イヤホンは、耳甲介腔に挿入されたイヤーチップが復元しようとする力を用いて、振動子を耳甲介腔に固定する。したがって、カナル型の骨伝導イヤホンは、耳甲介腔に振動子を押しつける。
【0004】
非特許文献1の骨伝導イヤホンは、振動子を耳介の前方に位置する領域(例えばこめかみ近傍)に密着させるために、可撓性を有するバンドを用いたバンド型の骨伝導イヤホンである。このようなバンド型の骨伝導イヤホンは、バンドの両端が頭部を挟み込む力を用いて、耳介の前方に位置する領域に位置する骨に振動子を押しつける。
【0005】
非特許文献2のイヤホンは、振動子を耳甲介腔の後側壁面に密着させるために、可撓性を有するクリップを用いたクリップ型のイヤホンである。このようなクリップ式のイヤホンは、振動子とクリップとが耳介を挟み込む力を用いて、耳甲介腔の近傍に位置する軟骨に振動子を押しつける。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許6240821号公報(2017年11月29日発行)
【非特許文献】
【0007】
"OpenRun Pro Sport Headphones - Engineered for Sound | Shokz Official"、[online]、[令和5年6月27日検索]、インターネット<https://shokz.com/products/openrunpro>
"完全ワイヤレス骨伝導イヤホン PEACE SS-1(BK/WH)|earsopen-耳をふさがずに音を楽しむ骨伝導式イヤホン"、[online]、[令和5年6月27日検索]、インターネット<https://boco.co.jp/eo/products/detail/56>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1及び非特許文献1,2に記載の骨伝導イヤホンには、以下のような課題がある。
【0009】
特許文献1のカナル型の骨伝導イヤホンは、振動子及びイヤーチップが外耳道を塞ぐため、ユーザは、音声信号に起因する音を聞くことができるものの、ユーザの周囲の環境音を直接聞くことができない。なお、環境音は、外音とも呼ばれる。
【0010】
これに対して、非特許文献1及び2のバンド型の骨伝導イヤホン及びクリップ型の骨伝導イヤホンは、振動子が外耳道を塞がないオープンイヤー型の骨伝導イヤホンである。したがって、ユーザは、音声信号に起因する音に加えて環境音を聞くことができる。ただし、オープンイヤー型の骨伝導イヤホンでは、上述したようにバンドの両端が頭部を挟み込む力、又は、振動子とクリップとが耳介を挟み込む力を用いて、振動子を骨あるいは軟骨に密着させる。そのため、ユーザは、頭部あるいは耳介に痛みや圧迫感などを覚えやすい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

ラディウス株式会社
骨伝導イヤホン
17日前
ラディウス株式会社
骨伝導イヤホン
10日前
ラディウス株式会社
骨伝導イヤホン
10日前
個人
環境音制御方法
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
日本無線株式会社
秘匿通信
2か月前
個人
押しボタン式側圧調整器
2か月前
個人
ヘッドホンカバー
25日前
BoCo株式会社
聴音装置
1か月前
BoCo株式会社
聴音装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用の撮像装置
18日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
2か月前
キヤノン電子株式会社
シート搬送装置
2か月前
株式会社ベアリッジ
携帯無線機
1か月前
株式会社クボタ
作業車両
2か月前
個人
テレビ画面の立体画像の表示方法
2か月前
キヤノン株式会社
映像表示装置
26日前
リオン株式会社
聴取装置
17日前
日本放送協会
無線伝送システム
4日前
シャープ株式会社
表示装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
17日前
株式会社小糸製作所
画像照射装置
4日前
株式会社アーク
情報処理システム
26日前
日本セラミック株式会社
超音波送受信器
2か月前
株式会社Move
イヤホン
10日前
株式会社JVCケンウッド
撮像装置
26日前
株式会社日立国際電気
試験システム
27日前
リオン株式会社
マイクロホン
2か月前
個人
テレビ画面の注視する画像の表示方法
20日前
スズキ株式会社
車両用撮影システム
2か月前
株式会社国際電気
無線通信システム
17日前
株式会社ミチヒロ
SoTモジュール
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成システム
1か月前
シャープ株式会社
転倒防止器具
2か月前
続きを見る