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公開番号2025013683
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2024198106,2022520573
出願日2024-11-13,2020-10-01
発明の名称トーリック面を有する調節式眼内レンズ
出願人アルコン インコーポレイティド
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61F 2/16 20060101AFI20250117BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】トーリック調節式眼内レンズの提供。
【解決手段】ある実施形態では、トーリック調節式眼内レンズは前方要素及び後方要素を有する。前方要素は前方光学面を備えることができる。後方要素は後方光学面を備えることができる。前方要素と後方要素の間に流体で満たされた光学流体室を画定することができる。トーリック調節式眼内レンズを用いて角膜乱視、球面収差、又はその組み合わせの補正が行える。
【選択図】図2A
特許請求の範囲【請求項1】
前方光学面を有する前方要素と、後方光学面を有する後方要素と、それらの間に画定される流体で満たされた光学流体室と、を有する光学部を備え、
前記前方光学面と前記後方光学面のうち少なくとも1つは、前記前方光学面と前記後方光学面のうちの少なくとも1つの曲率半径が、異なる光学表面子午線に沿って異なったものであり、
前記光学部のベース度数は前記流体で満たされた光学流体室内の圧力に基づいて変化し、
前記光学部の円柱度数は前記光学部のベース度数が前記流体で満たされた光学流体室の前記圧力の変化に応じて前記変化を行う間に概ね不変である、
トーリック調節式眼内レンズ。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記後方光学面は、前記後方光学面の前記曲率半径が前記後方光学面の異なる光学表面子午線に沿って異なるように形成されている、請求項1に記載のトーリック調節式眼内レンズ。
【請求項3】
前記後方光学面の前記曲率半径は前記後方光学面の周囲で周期的に変化する、請求項2に記載のトーリック調節式眼内レンズ。
【請求項4】
前記後方要素は回転対称である後方内面を更に備える、請求項2に記載のトーリック調節式眼内レンズ。
【請求項5】
前記後方要素は、前記後方光学面から前記後方内面へ計測した後方要素厚さを有し、前記後方要素厚さは前記後方要素の周囲で周期的に変化する、請求項4に記載のトーリック調節式眼内レンズ。
【請求項6】
前記前方光学面は非球面である、請求項2に記載のトーリック調節式眼内レンズ。
【請求項7】
前記前方光学面は、前記前方光学面の前記曲率半径が前記前方光学面の異なる光学表面子午線に沿って異なるように形成されている、請求項1に記載のトーリック調節式眼内レンズ。
【請求項8】
前記前方光学面の前記曲率半径は前記前方光学面の周囲で周期的に変化する、請求項7に記載のトーリック調節式眼内レンズ。
【請求項9】
前記前方要素は回転対称である前方内面を更に備える、請求項8に記載のトーリック調節式眼内レンズ。
【請求項10】
前記前方要素は、前記前方光学面から前記前方内面へ計測した前方要素厚さを有し、前記前方要素厚さは前記前方要素の周囲で周期的に変化する、請求項9に記載のトーリック調節式眼内レンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年10月4日に出願されその内容が参照により本明細書に援用される米国特許仮出願第62/911020号明細書の利益を主張する。
続きを表示(約 1,800 文字)【0002】
本開示は概して眼内レンズの分野に関し、より具体的には、トーリックレンズ面を有する調節式眼内レンズに関する。
【背景技術】
【0003】
白内障は、患者の眼内の、正常であれば透明な水晶体が曇る病気である。白内障は、加齢、遺伝、外傷、炎症、代謝異常、又は放射線被曝などの原因により発生する。加齢に関係する白内障が最も一般的な種類の白内障である。白内障の治療として、外科医は患者の水晶体基盤を水晶体被膜から取り外し、眼内レンズ(IOL)と置換する。従来のIOLは、患者が遠見視力を得られるよう、1つ以上の選択された焦点距離を提供する。しかし患者の眼は、物体の鮮明な画像を維持したり、物体への距離は様々である故に物体へ焦点を合わせたりする目的で物体へ焦点を合わせること(又は光学的な度数を変更すること)がもはやできないので、従来のIOLを装着した患者は、多くの場合、白内障手術後、特定の活動のために眼鏡又は補正用アイウエアを必要とする。
【0004】
調節式IOLのようなより新しいIOLにより、眼はいくらかの焦点を合わせる能力を取り戻すことができる。調節式IOL(AIOL)は眼内の力を使用して光学システムのある部分を変化させることにより、遠くの、又は近くの対象に焦点を合わせる。これは動的デフォーカス、及び低次の収差と考えられる。AIOLの例は、その内容が参照により本明細書に援用される、以下の米国特許出願公開第2018/0256315号明細書、米国特許出願公開第2018/0153682号明細書、及び米国特許出願公開第2017/0049561号明細書、並びに以下の米国特許明細書米国特許第10299913号明細書、米国特許第10195020号明細書及び米国特許第8968396号明細書にて議論される。
【0005】
低次の乱視に加えて、高次の乱視もまた視覚の妨害を起こし、人工レンズにより補正するのが一般的である。これらの乱視には円柱状の非点収差及び球面収差が含まれ得る。円柱状の非点収差は一般的に角膜に自然に発生し、白内障の既往の患者の多くはある程度の乱視を有する。トーリックIOLは白内障の手術時に乱視を補正するために使用されてきた一方、従来のIOLは視力調節ができないため、このようなトーリックIOLは従来のIOLと同様な欠点を有する。
【0006】
更に、全てのトーリックレンズ製造者が直面する困難として、レンズは子午線ごとに異なる度数を有するため、移植後にレンズの円柱軸配向を維持することが極めて重要であるということがある。このような困難は視力調節と同時に乱視の補正が試みられる場合、又は視力調節と同時に球面収差の補正が試みられる場合に更に難しくなる。
【0007】
従って、従来のIOL及びトーリックIOLの上述の欠点及び不利益に対処する解決策が必要である。そのような解決策は過度に複雑でなく、コスト効率良く製造できるものであるべきである。
【発明の概要】
【0008】
角膜乱視を補正する調節式眼内レンズ及び角膜無非点収差と球面収差を補正する調節式眼内レンズが開示される。ある実施形態では、前方要素と後方要素を備える光学部を備えるトーリック調節式眼内レンズが開示される。前方要素は前方光学面を備えていてもよい。後方要素は後方光学面を備えていてもよい。前方要素と後方要素の間に流体で満たされた光学流体室を画定してもよい。前方光学面と後方光学面のうち少なくとも1つは、前方光学面と後方光学面のうち少なくとも1つの曲率半径が、異なる光学表面子午線に沿って異なったものでるよう形成されていてもよい。
【0009】
幾つかの実施形態では、後方光学面の曲率半径は後方光学面の周囲にて周期的に変化してもよい。特定の実施形態において、曲率半径は後方光学面の周囲にて周期的に(例えば正弦曲線として)変化する。
【0010】
後方要素は更に後方内面を備えていてもよい。後方内面は光学流体室に面した後方要素の面であってもよい。後方内面は回転対称、又は概ね回転対称であってもよい。後方内面の曲率半径が全ての表面子午線に沿って同じ又は概ね同じ場合に、後方内面は回転対称であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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