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公開番号2025013527
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2024194311,2023017662
出願日2024-11-06,2018-06-29
発明の名称封止用樹脂組成物、再配置ウエハ、半導体パッケージ及び半導体パッケージの製造方法
出願人株式会社レゾナック
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類C08L 101/00 20060101AFI20250117BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】封止後の支持体の反りが抑制される封止用樹脂組成物、これを用いて得られる再配置ウエハ及び半導体パッケージ、並びに封止後の支持体の反りが抑制される半導体パッケージの製造方法を提供する。
【解決手段】下記(1)~(4)の少なくともいずれかである、封止用樹脂組成物。(1)硬化性樹脂成分、エラストマ成分及び充填材を含み、硬化物としたときの260℃での弾性率が1.0GPa以下である(2)硬化性樹脂成分、エラストマ成分及び充填材を含み、エラストマ成分の含有率が全体の1.0質量%~8.0質量%である(3)硬化性樹脂成分、シロキサン結合を有する化合物及び充填材を含み、硬化性樹脂成分とシロキサン結合を有する化合物の合計に占めるシロキサン結合を有する化合物の割合が20質量%以上である(4)硬化性樹脂成分、シロキサン結合を有する化合物及び充填材とを含み、ウエハレベルパッケージに用いられる
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
硬化性樹脂成分と、エラストマ成分と、充填材とを含み、硬化物としたときの260℃での弾性率が1.0GPa以下である、封止用樹脂組成物。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
硬化性樹脂成分と、エラストマ成分と、充填材とを含み、前記エラストマ成分の含有率が全体の1.0質量%~8.0質量%である、封止用樹脂組成物。
【請求項3】
前記エラストマ成分がシロキサン結合を有する化合物を含む、請求項1又は請求項2に記載の封止用樹脂組成物。
【請求項4】
硬化性樹脂成分と、シロキサン結合を有する化合物と、充填材とを含み、前記硬化性樹脂成分と前記シロキサン結合を有する化合物の合計に占める前記シロキサン結合を有する化合物の割合が20質量%以上である、封止用樹脂組成物。
【請求項5】
硬化性樹脂成分と、シロキサン結合を有する化合物と、充填材とを含み、ウエハレベルパッケージに用いられる、封止用樹脂組成物。
【請求項6】
前記シロキサン結合を有する化合物が、下記式(1)で表される構造単位を有する化合物を含む、請求項3~請求項5のいずれか1項に記載の封止用樹脂組成物。
JPEG
2025013527000009.jpg
36
84
[式(1)においてR

及びR

はそれぞれ独立に炭素数1~10のアルキル基、炭素数6~10のアリール基、炭素数1~10のアルコキシ基、エポキシ基を有する1価の有機基、カルボキシ基を有する1価の有機基、及び炭素数3~500のポリアルキレンエーテル基からなる群から選ばれる。]
【請求項7】
前記式(1)で表される構造単位を有する化合物が、下記式(2)で表される構造単位をさらに有する、請求項6に記載の封止用樹脂組成物。
JPEG
2025013527000010.jpg
39
91
[式(2)においてR

は炭素数1~10のアルキレン基である。]
【請求項8】
前記式(1)で表される構造単位を有する化合物が、下記式(3)で表される構造を有する化合物である、請求項6又は請求項7に記載の封止用樹脂組成物。
JPEG
2025013527000011.jpg
25
157
[式(3)においてnは1~200の整数であり、m

及びm

はそれぞれ独立に1~200の整数であり、R

及びR

はそれぞれ独立に炭素数1~10のアルキル基、炭素数6~10のアリール基、炭素数1~10のアルコキシ基、エポキシ基を有する1価の有機基、カルボキシ基を有する1価の有機基、及び炭素数3~500のポリアルキレンエーテル基からなる群から選ばれ、R

はそれぞれ独立に炭素数1~10のアルキレン基であり、R

はそれぞれ独立に炭素数1~10の2価の炭化水素基である。]
【請求項9】
前記硬化性樹脂成分がエポキシ樹脂と硬化剤とを含む、請求項1~請求項8のいずれか1項に記載の封止用樹脂組成物。
【請求項10】
前記硬化剤がフェノール硬化剤を含む、請求項9に記載の封止用樹脂組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、封止用樹脂組成物、再配置ウエハ、半導体パッケージ及び半導体パッケージの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、樹脂封止材を用いた半導体実装技術として、ウエハレベルパッケージ(Wafer Level Package、WLP)と呼ばれる手法が検討されている。この手法では、半導体チップと配線基板を接続した状態でパッケージ化が行われるフリップチップ型の手法と異なり配線基板を必要としないため、パッケージの薄型化が可能となる。また、支持体上に複数の半導体チップを配置して一括して封止した後にパッケージごとに個片化するため、生産性に優れる実装技術として注目されている。
【0003】
WLPでは比較的大面積の支持体の片面を封止材で封止するため、封止材と支持体の熱膨張率、弾性率、収縮率等の違いに起因する反りが生じやすい。封止後の支持体の反りを抑制する手段としては、充填材の充填量を増やすことが検討されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-10940号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
封止材中の充填材の量を増やすと封止材の熱膨張率が低下して支持体の熱膨張率との差が小さくなり、支持体の反りが抑制されるが、支持体が大面積化すると反りの抑制効果が充分得られない場合があった。
【0006】
近年、従来の8インチサイズに代わって12インチサイズのウエハが採用されるなど、WLPにおける支持体の大面積化が進んでいる。従って、支持体が大面積であっても封止後の支持体の反りが抑制される封止用樹脂組成物及びこれを用いて得られる再配置ウエハ及び半導体パッケージ、並びに封止後の支持体の反りが抑制される半導体パッケージの製造方法の提供が待たれている。
【0007】
本発明は上記事情に鑑み、封止後の支持体の反りが抑制される封止用樹脂組成物、これを用いて得られる再配置ウエハ及び半導体パッケージ、並びに封止後の支持体の反りが抑制される半導体パッケージの製造方法の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
<1>硬化性樹脂成分と、エラストマ成分と、充填材とを含み、硬化物としたときの260℃での弾性率が1.0GPa以下である、封止用樹脂組成物。
<2>硬化性樹脂成分と、エラストマ成分と、充填材とを含み、前記エラストマ成分の含有率が全体の1.0質量%~8.0質量%である、封止用樹脂組成物。
<3>前記エラストマ成分がシロキサン結合を有する化合物を含む、<1>又は<2>に記載の封止用樹脂組成物。
<4>硬化性樹脂成分と、シロキサン結合を有する化合物と、充填材とを含み、前記硬化性樹脂成分と前記シロキサン結合を有する化合物の合計に占める前記シロキサン結合を有する化合物の割合が20質量%以上である、封止用樹脂組成物。
<5>硬化性樹脂成分と、シロキサン結合を有する化合物と、充填材とを含み、ウエハレベルパッケージに用いられる、封止用樹脂組成物。
<6>前記シロキサン結合を有する化合物が、下記式(1)で表される構造単位を有する化合物を含む、<3>~<5>のいずれか1項に記載の封止用樹脂組成物。
【0009】
JPEG
2025013527000001.jpg
36
84
【0010】
[式(1)においてR

及びR

はそれぞれ独立に炭素数1~10のアルキル基、炭素数6~10のアリール基、炭素数1~10のアルコキシ基、エポキシ基を有する1価の有機基、カルボキシ基を有する1価の有機基、及び炭素数3~500のポリアルキレンエーテル基からなる群から選ばれる。]
<7>前記式(1)で表される構造単位を有する化合物が、下記式(2)で表される構造単位をさらに有する、<6>に記載の封止用樹脂組成物。
(【0011】以降は省略されています)

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