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公開番号
2025013512
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2024194075,2022103427
出願日
2024-11-06,2014-10-22
発明の名称
mRNAのCNS送達及びその使用方法
出願人
トランスレイト バイオ, インコーポレイテッド
代理人
個人
,
個人
主分類
A61K
48/00 20060101AFI20250117BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】メッセンジャーRNA(mRNA)を中枢神経系(CNS)へ効率的に送達するための方法及び組成物を提供すること。
【解決手段】特に、本発明は、組成物の投与が、脳内及び/または脊髄中のニューロンにおいて、mRNAの細胞内送達をもたらすように、リポソーム内に封入されたタンパク質をコードしたmRNAを含む組成物を送達する必要のある検体への髄腔内投与の方法及び組成物を提供する。本発明は、脊髄性筋萎縮症などのCNS系疾患、障害、または異常の治療に特に有用である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
本明細書に記載のメッセンジャーRNA(mRNA)を中枢神経系(CNS)へ効率的に送達するための方法及び組成物など。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
(関連出願)
本願は、US62/020,161(2014年7月2日出願)及びUS61/894,246(2013年10月22日出願)に対する優先権を主張し、これらの開示は、参照することにより組み込まれる。
配列表
続きを表示(約 2,800 文字)
【0002】
本明細書は、配列表(2014年10月22日に「2006685-0690_SL.txt」という名前の.txtファイルで、電子的に提出。)を参照する。この.txtファイルは、2014年10月22日に生成され、19,590バイトの大きさを有する。この配列表の全ての内容は、参照することにより組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
有効な治療が、神経細胞内のタンパク質における欠損、異常な発現または調節異常の結果として、直接的にまたは間接的に生じた疾患などのCNS疾患に対する治療のためにさらに必要とされている。CNS疾患のための有効な治療法を実行する上で、主に、不透過性である血液脳関門(BBB)により、CNSの生物組織の分離及び隔離が原因である、多くの障害が存在する。
【0004】
例えば、脊髄性筋萎縮症は、タンパク質欠乏に起因したCNS疾患である。概して、健常者は、生存運動ニューロン(SMN)遺伝子、(SMN-1及びSMN-2)のそれぞれの機能のコピーを有し、この遺伝子は、ほぼ同一の配列である。脊髄性筋萎縮症と診断された患者は、概して、SMN-1タンパク質の全長を発現させることができず、SMN-2の全長の低い発現量に頼っているのみであり、この発現量は、脳内での運動ニューロンの死滅を防ぐためには、十分ではない。
近年、メッセンジャーRNA(mRNA)療法が、種々の疾患の治療、特に一種または複数種のタンパク質欠乏に関する疾患の治療において、ますます重要な選択肢になりつつある。非神経系性疾患に有望である一方、当業者は、リポソームがBBBを通過することができないこと、及び神経細胞の中へmRNAを送達するための特有の課題を課された、神経細胞の特有かつ複雑な膜の組成のために、CNS疾患を治療する方法などの実行を思いとどまった(Svennerhol et.al.,Biochimica et Biophysica Acta,1992,1128:1-7、及びKarthigasan et.al.,Journal of Neurochemistry,1994,62:1203-1213)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
Svennerhol et.al.,Biochimica et Biophysica Acta,1992,1128:1-7
Karthigasan et.al.,Journal of Neurochemistry,1994,62:1203-1213
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、特に、治療用タンパク質をコードしたmRNAをCNSのニューロン及び他の細胞型へ効率的に送達するために改善された方法及び組成物を提供する。本発明は、一部分において、mRNAがロードされた脂質またはポリマー系ナノ粒子が、直接CNSの空
隙へ投与され(例えば、脊髄内投与によって)、そして神経細胞膜を有効に通過し、脳内及び/または脊髄中のニューロンにおいて、mRNAの細胞内送達をもたらすことが可能であるという驚くべき発見に基づいている。本発明以前に、神経細胞膜が非神経細胞のものとは異なる、特有かつ複雑な脂質組成物によって特徴づけられると報告された。(Svennerhol et.al.,Biochimica et Biophysica
Acta,1992,1128:1-7、及びKarthigasan et.al.,Journal of Neurochemistry,1994,62:1203-1213)それゆえ、神経細胞膜は、通過するのが難しいと考えられた。核酸を非神経細胞に送達するのに有効なリポソームでさえ、神経細胞膜を通過するために効果的であるとは期待されなかった。脳と脊柱の中央部の深部に位置していて運動ニューロンに作用し難くても、本明細書に記載されている、脂質または高分子系のナノ粒子が効果的にmRNAをニューロンへ送達することが可能であることは、本当に驚きであった。従って、本発明は、改善されかつ有効なmRNAのCNS送達のための方法を提供し、そして種々のCNS疾患を治療する有効なmRNA療法が期待できる。
【0007】
よって、1つの態様において、本発明はmRNAを中枢神経(CNS)へ送達する方法を提供する。いくつかの実施形態において、本発明による本方法は、組成物の投与が、脳内及び/または脊髄中のニューロンにおいて、mRNAの細胞内送達をもたらすような、リポソーム内に封入されたタンパク質をコードしたmRNAを含む組成物を送達する必要のある検体への髄腔内投与を含み、そこにおいて、当該リポソームは陽イオン性または非陽イオン性脂質、コレステロール系脂質、及びPEG-修飾脂質を含む。
【0008】
いくつかの実施形態において、mRNAは脳内に位置しているニューロンへ送達される。いくつかの実施形態において、mRNAは脊髄内に位置しているニューロンへ送達される。いくつかの実施形態において、mRNAは、運動ニューロンへ送達される。いくつかの実施形態において、mRNAは、上位運動ニューロン及び/または下位運動ニューロンへ送達される。いくつかの実施形態において、運動ニューロンは、脊髄の前角及び/または背根神経節の中に位置している。
【0009】
いくつかの実施形態において、好適なリポソームは、一種または複数種の陽イオン性脂質、一種または複数種の中性脂質、一種または複数種のコレステロール系脂質、及び一種または複数種のPEG-修飾脂質を含む。
【0010】
いくつかの実施形態において、好適な陽イオン性脂質は、C12-200、MC3、DLinDMA、DLinkC2DMA、cKK-E12、ICE(イミダゾール系)、HGT5000、HGT5001、DODAC、DDAB、DMRIE、DOSPA、DOGS、DODAP、DODMA、及びDMDMA、DODAC、DLenDMA、DMRIE、CLinDMA、CpLinDMA、DMOBA、DOcarbDAP、DLinDAP、DLincarbDAP、DLinCDAP、KLin-K-DMA、DLin-K-XTC2-DMA、HGT4003から成る群から選択される。いくつかの特定の実施形態において、一種または複数種の陽イオン性脂質はC12-200を含む。いくつかの特定の実施形態において、陽イオン性脂質は、DLinK22DMAを含む。
(【0011】以降は省略されています)
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