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公開番号
2025013507
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2024193965,2021539126
出願日
2024-11-05,2020-01-07
発明の名称
がんの処置方法
出願人
カリヴィル イムノセラピューティクス, インコーポレイテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
35/768 20150101AFI20250117BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】がんの処置方法の提供。
【解決手段】腫瘍崩壊性微生物によってコードされない腫瘍タンパク質への免疫応答を増強するかまたは導き出す腫瘍崩壊性微生物の異種プライム-ブーストレジメンを投与することによってがんを処置する方法が本明細書に開示される。本明細書で提供される方法には、被験体においてin vivoで免疫応答を誘導または増強する方法が含まれる。本明細書に記載される方法は、とりわけ、腫瘍崩壊性微生物によってコードされない腫瘍タンパク質への免疫応答を増強するかまたは導き出す腫瘍崩壊性微生物の異種プライム-ブーストレジメンを投与することによってがんを処置する方法を特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
被験体において腫瘍を処置することにおいて使用するための医薬組成物であって:
第1の
腫瘍崩壊性ウイルス
であって、
前記第1の腫瘍崩壊性ウイルスは腫瘍細胞の中で複製するが、非腫瘍細胞で複製しないかまたは非腫瘍細胞で減弱した複製を示す、
第1の
腫瘍崩壊性ウイルス
と、
第2の
腫瘍崩壊性ウイルス
であって、前記第2の
腫瘍崩壊性ウイルス
は腫瘍細胞の中で複製するが、非腫瘍細胞で複製しないかまたは非腫瘍細胞で減弱した複製を示す
、第
2の
腫瘍崩壊性ウイルス
と、を含み
、
前記第1の腫瘍崩壊性ウイルス及び
前記第2の
腫瘍崩壊性ウイルス
の使
用が
、前記第1の
腫瘍崩壊性ウイルス及び前記第2の腫瘍崩壊性ウイルスによってコードも発現もされない腫瘍関連細胞によって発現されるタンパク質への免疫応答を増強するかまたは導き出す
、医薬組成物。
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【請求項2】
前記免疫応答が、前記被験体における前記腫瘍の体積の減少、前記被験体または前記被験体からの試料における1つまたは複数の腫瘍タンパク質の発現レベルの低下、前記被験体における腫瘍部位の数の減少、前記被験体または前記被験体からの前記試料におけるウイルス負荷の変化、前記被験体または前記被験体からの前記試料における免疫細胞集団の変化、前記被験体または前記被験体からの前記試料における免疫細胞マーカーの発現レベルの変化、前記被験体または前記被験体からの前記試料におけるB細胞増殖の増強、前記被験体または前記被験体からの前記試料におけるCD4+T細胞増殖の増強、前記被験体または前記被験体からの前記試料におけるCD8+T細胞増殖の増強、前記被験体または前記被験体からの前記試料におけるサイトカイン生成の増強、前記被験体または前記被験体からの前記試料における抗原提示細胞増殖の増強、またはその任意の組合せのうちの1つまたは複数によって実証される、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項3】
前記免疫応答が、前記被験体または前記被験体からの前記試料における、1つまたは複数の腫瘍タンパク質の発現レベルの前記低下、免疫細胞集団の前記変化、免疫細胞マーカーの発現レベルの前記変化、B細胞増殖の前記増強、CD4+T細胞増殖の前記増強、CD8+T細胞増殖の前記増強、サイトカイン生成の前記増強、抗原提示細胞増殖の前記増強、またはその任意の組合せによって実証され、前記被験体からの前記試料が血液、組織、尿または唾液試料である、請求項2に記載の医薬組成物。
【請求項4】
前記免疫応答が前記第1の腫瘍崩壊性ウイルスまたは前記第2の腫瘍崩壊性ウイルスの投与時またはその後の時点に検出することができる、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項5】
前記第1の腫瘍崩壊性ウイルスが前記非腫瘍細胞で複製しない、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項6】
前記第1の腫瘍崩壊性ウイルスが前記非腫瘍細胞で減弱した複製を示す、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項7】
前記第2の
腫瘍崩壊性ウイルス
が前記非腫瘍細胞で複製しない、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項8】
前記第2の
腫瘍崩壊性ウイルス
が前記非腫瘍細胞で減弱した複製を示す、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項9】
前記第1の腫瘍崩壊性ウイルスがポックスウイルス、ピコルナウイルス、アデノウイルス、パルボウイルス、ヘルペスウイルス、レオウイルス、パラミクソウイルス、ラブドウイルス、オルソミクソウイルスまたはコクサッキーウイルスを含む、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項10】
前記第2の腫瘍崩壊性ウイルスがポックスウイルス、ピコルナウイルス、アデノウイルス、パルボウイルス、ヘルペスウイルス、レオウイルス、パラミクソウイルス、ラブドウイルス、オルソミクソウイルスまたはコクサッキーウイルスである、請求項1に記載の医薬組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
相互参照
本出願は、参照により、その全体が本明細書に組み込まれる、2019年1月7日に出願の米国特許仮出願第62/789,164号の利益を主張する。
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【背景技術】
【0002】
いくつかのがんの処置のための、様々な免疫療法アプローチが評価されている。しかし、がん細胞に特異的に向けられる頑強な免疫応答を生成することが可能な免疫療法およびレジメンの必要性が依然として存在する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本明細書に記載される方法は、とりわけ、腫瘍崩壊性微生物によってコードされない腫瘍タンパク質への免疫応答を増強するかまたは導き出す腫瘍崩壊性微生物の異種プライム-ブーストレジメンを投与することによってがんを処置する方法を特徴とする。
【0004】
一実施形態は被験体において腫瘍を処置する方法であって:被験体に第1の組換え微生物を投与するステップであって、第1の組換え微生物は腫瘍細胞の中で複製するが、非腫瘍細胞で複製しないかまたは非腫瘍細胞で減弱した複製を示す、ステップと、被験体に第2の組換え微生物を投与するステップであって、第2の組換え微生物は腫瘍細胞の中で複製するが、非腫瘍細胞で複製しないかまたは非腫瘍細胞で減弱した複製を示す、ステップとを含み、第1の組換え微生物および第2の組換え微生物は、異なり、かつ:a)第1および第2の微生物によってコードも発現もされない腫瘍タンパク質への免疫応答を増強するかまたは導き出す、b)第1および第2の組換え微生物によってコードも発現もされない腫瘍関連細胞によって発現されるタンパク質への免疫応答を増強するかまたは導き出す、のうちの少なくとも1つである方法を提供する。一部の実施形態では、免疫応答は、被験体における腫瘍の体積の減少、被験体または被験体からの試料における1つまたは複数の腫瘍タンパク質の発現レベルの低下、被験体における腫瘍部位の数の減少、被験体または被験体からの試料におけるウイルス負荷の変化、被験体または被験体からの試料における免疫細胞集団の変化、被験体または被験体からの試料における免疫細胞マーカーの発現レベルの変化、被験体または被験体からの試料におけるB細胞増殖の増強、被験体または被験体からの試料におけるCD4+T細胞増殖の増強、被験体または被験体からの試料におけるCD8+T細胞増殖の増強、被験体または被験体からの試料におけるサイトカイン生成の増強、被験体または被験体からの試料における抗原提示細胞増殖の増強、またはその任意の組合せのうちの1つまたは複数によって実証される。一部の実施形態では、免疫応答は、被験体または被験体からの試料における1つまたは複数の腫瘍タンパク質の発現レベルの低下、免疫細胞集団の変化、免疫細胞マーカーの発現レベルの変化、B細胞増殖の増強、CD4+T細胞増殖の増強、CD8+T細胞増殖の増強、サイトカイン生成の増強、抗原提示細胞増殖の増強、またはその任意の組合せによって実証され、被験体からの試料は、血液、組織、尿または唾液試料である。
【0005】
一部の実施形態では、免疫応答は、第1または第2の組換え微生物の投与時またはその後の時点に検出することができる。一部の実施形態では、第1の組換え微生物は、非腫瘍細胞では複製しない。一部の実施形態では、第1の組換え微生物は、非腫瘍細胞で減弱した複製を示す。一部の実施形態では、第1の組換え微生物の感染性は、腫瘍細胞と比較して非腫瘍細胞で少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%または99%低い。一部の実施形態では、第1の組換え微生物の複製効率は、腫瘍細胞と比較して非腫瘍細胞で少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%または99%低い。一部の実施形態では、第2の組換え微生物は、非腫瘍細胞では複製しない。一部の実施形態では、第2の組換え微生物は、非腫瘍細胞で減弱した複製を示す。一部の実施形態では、第2の組換え微生物の感染性は、腫瘍細胞と比較して非腫瘍細胞で少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%または99%低い。一部の実施形態では、第2の組換え微生物の複製効率は、腫瘍細胞と比較して非腫瘍細胞で少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%または99%低い。一部の実施形態では、第1の組換え微生物は、細菌、ウイルスまたは寄生生物である。一部の実施形態では、第2の組換え微生物は、細菌、ウイルスまたは寄生生物である。一部の実施形態では、第1の組換え微生物は細菌である。一部の実施形態では、第1の組換え微生物は、腸内細菌、リステリア科(listeriaceae)の細菌または連鎖球菌科の細菌である。一部の実施形態では、細菌は腸内細菌である。一部の実施形態では、腸内細菌はサルモネラ菌である。一部の実施形態では、サルモネラ菌はS.bongoriまたはS.entericaである。一部の実施形態では、細菌はリステリア科の細菌である。一部の実施形態では、リステリア科の細菌は、リステリア菌である。一部の実施形態では、リステリア菌は、L.monocytogenesである。一部の実施形態では、細菌は連鎖球菌科の細菌である。一部の実施形態では、連鎖球菌科の細菌は、ラクトコッカス属(lactococcus)の細菌である。一部の実施形態では、ラクトコッカス属の細菌は、L.chungangensis、L.formosensis、L.fujiensis、L.garvieae、L.hircilactis、L.lactis、L.laudensis、L.nasutitermitis、L.piscium、L.plantarum、L.raffinolactisまたはL.taiwanensisである。一部の実施形態では、第1の組換え微生物は寄生生物である。一部の実施形態では、寄生生物は肉胞子虫科(sarcocystidae)の寄生生物またはトリパノソーマ科(trypanosomatida)の寄生生物である。一部の実施形態では、寄生生物は肉胞子虫科の寄生生物である。一部の実施形態では、肉胞子虫科の寄生生物は、トキソプラズマ寄生生物である。一部の実施形態では、トキソプラズマ寄生生物は、Toxoplasma gondiiである。一部の実施形態では、寄生生物はトリパノソーマ科の寄生生物である。一部の実施形態では、トリパノソーマ科の寄生生物は、リーシュマニア寄生生物である。一部の実施形態では、リーシュマニア寄生生物は、L.aethiopica、L.amazonensis、L.Arabica、L.aristedesi、L.braziliensis、L.chagasi、L.colombiensis、L.deanei、L.donovani、L.enriettii、L.forattinii、L.garnhami、L.guyanensis、L.herreri、L.hertigi、L.infantum、L.killicki、L.lainsoni、L.major、L.mexicana、L.naiffi、L.panamensis、L.peruviana、L.pifanoi、L.shawi、L.tarentolae、L.tropica、L.turanicaまたはL.venezuelensisである。一部の実施形態では、第1の組換え微生物はウイルスである。一部の実施形態では、第1の組換え微生物はウイルス科のものである。一部の実施形態では、第1の組換え微生物はDNAウイルスである。一部の実施形態では、第1の組換え微生物はRNAウイルスである。一部の実施形態では、第1の組換え微生物は、ポックスウイルス、ピコルナウイルス、アデノウイルス、パルボウイルス、ヘルペスウイルス、レオウイルス、パラミクソウイルス、ラブドウイルス、オルソミクソウイルスまたはコクサッキーウイルスを含む。一部の実施形態では、第1の組換え微生物はポックスウイルスである。一部の実施形態では、ポックスウイルスは、オルソポックスウイルス、パラポックスウイルス、ヤタポックスウイルス、レポリポックスウイルス、ムルシポックスウイルス(mulluscipoxvirus)、ベータエントモポックスウイルス、セルビドポックスウイルス(cervidpoxvirus)、ガンマエントモポックスウイルス、スイポックスウイルス、クロコダイリドポックスウイルス(crocodylidpoxvirus)、アルファエントモポックスウイルス、カプリポックスウイルスまたはトリポックスウイルスである。一部の実施形態では、ポックスウイルスはオルソポックスウイルスである。一部の実施形態では、オルソポックスウイルスはワクシニアウイルスである。一部の実施形態では、ポックスウイルスはレポリポックスウイルスである。一部の実施形態では、レポリポックスウイルスは粘液腫ウイルスである。一部の実施形態では、ポックスウイルスはピコルナウイルスである。一部の実施形態では、ピコルナウイルスはアフトウイルス、アクアマウイルス(aquamavirus)、アビヘパトウイルス(avihepatovirus)、アビシウイルス(avisivirus)、カルジオウイルス、コサウイルス(cosavirus)、ジシピウイルス(dicipivirus)、エンテロウイルス、エルボウイルス、ガリウイルス(gallivirus)、ヘパトウイルス、フンニウイルス(hunnivirus)、コブウイルス、クンサギウイルス(kunsagivirus)、メグリウイルス(megrivirus)、ミスキウイルス(mischivirus)、モサウイルス(mosavirus)、オシウイルス(oscivirus)、パレコウイルス、パシウイルス(pasivirus)、パッセリウイルス(passerivirus)、ロサウイルス(rosavirus)、サコブウイルス(sakobuvirus)、サリウイルス(salivirus)、サペロウイルス(sapelovirus)、セネカウイルス(senecavirus)、シシニウイルス(sicinivirus)、テッショウウイルスまたはトレモウイルス(tremovirus)である。一部の実施形態では、ピコルナウイルスはエンテロウイルスである。一部の実施形態では、エンテロウイルスはポリオウイルスまたはコクサッキーウイルスである。一部の実施形態では、ピコルナウイルスはカルジオウイルスである。一部の実施形態では、カルジオウイルスはメンゴウイルスである。一部の実施形態では、第1の組換え微生物はアデノウイルスである。一部の実施形態では、アデノウイルスはアタデノウイルス、トリアデノウイルス、イクトアデノウイルス(ichtadenovirus)、マストアデノウイルスまたはシアデノウイルスである。一部の実施形態では、第1の組換え微生物はパルボウイルスである。一部の実施形態では、パルボウイルスはアムドパルボウイルス(amdoparvovirus)、アベパルボウイルス(aveparvovirus)、ボカパルボウイルス(bocaparvovirus)、チャプパルボウイルス(chapparvovirus)、コピパルボウイルス(copiparvovirus)、デペンドパルボウイルス(dependoparvovirus)、エリスロパルボウイルス(erythroparvovirus)、プロトパルボウイルス(protoparvovirus)またはテトラパルボウイルス(tetraparvovirus)である。一部の実施形態では、パルボウイルスはデペンドパルボウイルスである。一部の実施形態では、デペンドパルボウイルスはアデノ随伴ウイルスである。一部の実施形態では、第1の組換え微生物はヘルペスウイルスである。一部の実施形態では、ヘルペスウイルスはアルファヘルペスウイルス、ベータヘルペスウイルスまたはガンマヘルペスウイルスである。一部の実施形態では、ヘルペスウイルスはアルファヘルペスウイルスである。一部の実施形態では、アルファヘルペスウイルスはイルトウイルス、マルディウイルス、シンプレックスウイルスまたはバリセロウイルスである。一部の実施形態では、ヘルペスウイルスはベータヘルペスウイルスである。一部の実施形態では、ベータヘルペスウイルスはサイトメガロウイルス、ムロメガロウイルス、プロボシウイルス(proboscivirus)またはポゼオロウイルス(poseolovirus)である。一部の実施形態では、ヘルペスウイルスはガンマヘルペスウイルスである。一部の実施形態では、ガンマヘルペスウイルスはリンホクリプトウイルス、マカウイルス(macavirus)、ペルカウイルス(percavirus)またはラジノウイルスである。一部の実施形態では、第1の組換え微生物はラブドウイルスである。一部の実施形態では、ラブドウイルスはクリオウイルス(curiovirus)、サイトラブドウイルス(cytorhabdovirus)、ジコラウイルス(dichorhavirus)、エフェメロウイルス、ハパウイルス(hapavirus)、レダンテウイルス(ledantevirus)、リッサウイルス、ノビラブドウイルス、ヌクレオラブドウイルス(nucleorhabdovirus)、ペラブドウイルス(perhabdovirus)、シグマウイルス(sigmavirus)、スプリビウイルス(sprivivirus)、スリプウイルス(sripuvirus,)、チブロウイルス(tibrovirus)、ツパウイルス(tupavirus)、バリコサウイルス(varicosavirus)またはベシクロウイルスである。一部の実施形態では、ラブドウイルスはベシクロウイルスである。一部の実施形態では、ベシクロウイルスは水疱性口内炎ウイルスまたはマルバウイルス(marba virus)である。一部の実施形態では、第1の組換え微生物はレオウイルスである。一部の実施形態では、レオウイルスはセドレオウイルス(sedoreovirus)またはスピナレオウイルス(spinareovirus)である。一部の実施形態では、レオウイルスはセドレオウイルスである。
【0006】
一部の実施形態では、セドレオウイルスはカルドレオウイルス(cardoreovirus)、ミモレオウイルス(mimoreovirus)、オルビウイルス、フィトレオウイルス(phytoreovirus)、ロタウイルスまたはセアドルナウイルス(seadornavirus)である。一部の実施形態では、レオウイルスはスピナレオウイルスである。一部の実施形態では、スピナレオウイルスはアクアレオウイルス、コルチウイルス、サイポウイルス、フィージーウイルス(fijivirus)、オルトレオウイルス、イドノレオウイルス(idnoreovirus)、ジノベルナウイルス(dinovernavirus)、オリザウイルス(oryzavirus)またはマイコレオウイルス(mycoreovirus)である。一部の実施形態では、第1の組換え微生物は、パラミクソウイルスである。一部の実施形態では、パラミクソウイルスはアクアパラミクソウイルス(aquaparamyxovirus)、アブラウイルス、フェルラウイルス(ferlavirus)、ヘニパウイルス、モルビリウイルス、レスピロウイルスまたはルブラウイルスである。一部の実施形態では、パラミクソウイルスはモルビリウイルスである。一部の実施形態では、モルビリウイルスは麻疹ウイルスである。一部の実施形態では、第1の組換え微生物はオルソミクソウイルスである。一部の実施形態では、オルソミクソウイルスはインフルエンザウイルスである。一部の実施形態では、第2の組換え微生物は細菌である。一部の実施形態では、第2の組換え微生物は、腸内細菌、リステリア科の細菌または連鎖球菌科の細菌である。一部の実施形態では、細菌は腸内細菌である。一部の実施形態では、腸内細菌はサルモネラ菌である。一部の実施形態では、サルモネラ菌はS.bongoriまたはS.entericaである。一部の実施形態では、細菌はリステリア科の細菌である。一部の実施形態では、リステリア科の細菌は、リステリア菌である。一部の実施形態では、リステリア菌はL.monocytogenesである。一部の実施形態では、細菌は連鎖球菌科の細菌である。一部の実施形態では、連鎖球菌科の細菌は、ラクトコッカス属の細菌である。一部の実施形態では、ラクトコッカス属の細菌は、L.chungangensis、L.formosensis、L.fujiensis、L.garvieae、L.hircilactis、L.lactis、L.laudensis、L.nasutitermitis、L.piscium、L.plantarum、L.raffinolactisまたはL.taiwanensisである。一部の実施形態では、第2の組換え微生物は寄生生物である。一部の実施形態では、寄生生物は肉胞子虫科の寄生生物またはトリパノソーマ科の寄生生物である。一部の実施形態では、寄生生物は肉胞子虫科の寄生生物である。一部の実施形態では、肉胞子虫科の寄生生物は、トキソプラズマ寄生生物である。一部の実施形態では、トキソプラズマ寄生生物は、Toxoplasma gondiiである。一部の実施形態では、寄生生物はトリパノソーマ科の寄生生物である。一部の実施形態では、トリパノソーマ科の寄生生物は、リーシュマニア寄生生物である。一部の実施形態では、リーシュマニア寄生生物は、L.aethiopica、L.amazonensis、L.Arabica、L.aristedesi、L.braziliensis、L.chagasi、L.colombiensis、L.deanei、L.donovani、L.enriettii、L.forattinii、L.garnhami、L.guyanensis、L.herreri、L.hertigi、L.infantum、L.killicki、L.lainsoni、L.major、L.Mexicana、L.naiffi、L.panamensis、L.peruviana、L.pifanoi、L.shawi、L.tarentolae、L.tropica、L.turanicaまたはL.venezuelensisである。一部の実施形態では、第2の組換え微生物はウイルスである。一部の実施形態では、第2の組換え微生物はウイルス科のものである。一部の実施形態では、第2の組換え微生物はDNAウイルスである。一部の実施形態では、第2の組換え微生物はRNAウイルスである。一部の実施形態では、第2の組換え微生物は、ポックスウイルス、ピコルナウイルス、アデノウイルス、パルボウイルス、ヘルペスウイルス、レオウイルス、パラミクソウイルス、ラブドウイルス、オルソミクソウイルスまたはコクサッキーウイルスである。一部の実施形態では、第2の組換え微生物はポックスウイルスである。一部の実施形態では、ポックスウイルスは、オルソポックスウイルス、パラポックスウイルス、ヤタポックスウイルス、レポリポックスウイルス、ムルシポックスウイルス、ベータエントモポックスウイルス、セルビドポックスウイルス、ガンマエントモポックスウイルス、スイポックスウイルス、クロコダイリドポックスウイルス、アルファエントモポックスウイルス、カプリポックスウイルスまたはトリポックスウイルスである。一部の実施形態では、ポックスウイルスはオルソポックスウイルスである。一部の実施形態では、オルソポックスウイルスはワクシニアウイルスである。一部の実施形態では、ポックスウイルスはレポリポックスウイルスである。一部の実施形態では、レポリポックスウイルスは粘液腫ウイルスである。一部の実施形態では、ポックスウイルスはピコルナウイルスである。一部の実施形態では、ピコルナウイルスは、アフトウイルス、アクアマウイルス、アビヘパトウイルス、アビシウイルス、カルジオウイルス、コサウイルス、ジシピウイルス、エンテロウイルス、エルボウイルス、ガリウイルス、ヘパトウイルス、フンニウイルス、コブウイルス、クンサギウイルス、メグリウイルス、ミスキウイルス、モサウイルス、オシウイルス、パレコウイルス、パシウイルス、パッセリウイルス、ロサウイルス、サコブウイルス、サリウイルス、サペロウイルス、セネカウイルス、シシニウイルス、テッショウウイルスまたはトレモウイルスである。一部の実施形態では、ピコルナウイルスはエンテロウイルスである。一部の実施形態では、エンテロウイルスはポリオウイルスまたはコクサッキーウイルスである。一部の実施形態では、ピコルナウイルスはカルジオウイルスである。
【0007】
一部の実施形態では、カルジオウイルスはメンゴウイルスである。一部の実施形態では、第2の組換え微生物はアデノウイルスである。一部の実施形態では、アデノウイルスはアタデノウイルス、トリアデノウイルス、イクトアデノウイルス、マストアデノウイルスまたはシアデノウイルスである。一部の実施形態では、第2の組換え微生物はパルボウイルスである。一部の実施形態では、パルボウイルスは、アムドパルボウイルス、アベパルボウイルス、ボカパルボウイルス、チャプパルボウイルス、コピパルボウイルス、デペンドパルボウイルス、エリスロパルボウイルス、プロトパルボウイルスまたはテトラパルボウイルスである。一部の実施形態では、パルボウイルスはデペンドパルボウイルスである。一部の実施形態では、デペンドパルボウイルスはアデノ随伴ウイルスである。一部の実施形態では、第2の組換え微生物はヘルペスウイルスである。一部の実施形態では、ヘルペスウイルスはアルファヘルペスウイルス、ベータヘルペスウイルスまたはガンマヘルペスウイルスである。一部の実施形態では、ヘルペスウイルスはアルファヘルペスウイルスである。一部の実施形態では、アルファヘルペスウイルスはイルトウイルス、マルディウイルス、シンプレックスウイルスまたはバリセロウイルスである。一部の実施形態では、ヘルペスウイルスはベータヘルペスウイルスである。一部の実施形態では、ベータヘルペスウイルスはサイトメガロウイルス、ムロメガロウイルス、プロボシウイルスまたはポゼオロウイルスである。一部の実施形態では、ヘルペスウイルスはガンマヘルペスウイルスである。一部の実施形態では、ガンマヘルペスウイルスはリンホクリプトウイルス、マカウイルス、ペルカウイルスまたはラジノウイルスである。一部の実施形態では、第2の組換え微生物はラブドウイルスである。一部の実施形態では、ラブドウイルスは、クリオウイルス、サイトラブドウイルス、ジコラウイルス、エフェメロウイルス、ハパウイルス、レダンテウイルス、リッサウイルス、ノビラブドウイルス、ヌクレオラブドウイルス、ペラブドウイルス、シグマウイルス、スプリビウイルス、スリプウイルス、チブロウイルス、ツパウイルス、バリコサウイルスまたはベシクロウイルスである。一部の実施形態では、ラブドウイルスはベシクロウイルスである。一部の実施形態では、ベシクロウイルスは水疱性口内炎ウイルスまたはマルバウイルスである。一部の実施形態では、第2の組換え微生物はレオウイルスである。一部の実施形態では、レオウイルスはセドレオウイルスまたはスピナレオウイルスである。一部の実施形態では、レオウイルスはセドレオウイルスである。一部の実施形態では、セドレオウイルスはカルドレオウイルス、ミモレオウイルス、オルビウイルス、フィトレオウイルス、ロタウイルスまたはセアドルナウイルスである。
【0008】
一部の実施形態では、レオウイルスはスピナレオウイルスである。一部の実施形態では、スピナレオウイルスはアクアレオウイルス、コルチウイルス、サイポウイルス、フィージーウイルス、オルトレオウイルス、イドノレオウイルス、ジノベルナウイルス、オリザウイルスまたはマイコレオウイルスである。一部の実施形態では、第2の組換え微生物はパラミクソウイルスである。一部の実施形態では、パラミクソウイルスはアクアパラミクソウイルス、アブラウイルス、フェルラウイルス、ヘニパウイルス、モルビリウイルス、レスピロウイルスまたはルブラウイルスである。一部の実施形態では、パラミクソウイルスはモルビリウイルスである。一部の実施形態では、モルビリウイルスは麻疹ウイルスである。一部の実施形態では、第2の組換え微生物はオルソミクソウイルスである。一部の実施形態では、オルソミクソウイルスはインフルエンザウイルスである。一部の実施形態では、第1の組換え微生物は、1つまたは複数のヒトタンパク質をコードする外因性核酸を含み、第2の組換え微生物は、この1つまたは複数のヒトタンパク質をコードする外因性核酸を含まない。一部の実施形態では、ヒトタンパク質は、ケモカインまたはサイトカインである。一部の実施形態では、第2の組換え微生物は、1つまたは複数のヒトタンパク質をコードする外因性核酸を含み、第2の組換え微生物は、この1つまたは複数のヒトタンパク質をコードする外因性核酸を含まない。一部の実施形態では、ヒトタンパク質は、ケモカインまたはサイトカインである。一部の実施形態では、被験体はヒトである。一部の実施形態では、腫瘍は固形腫瘍または血液学的腫瘍である。一部の実施形態では、腫瘍は、前立腺腫瘍、肺腫瘍、腎臓腫瘍、胃腫瘍、結腸腫瘍、卵巣腫瘍、膀胱腫瘍、乳房腫瘍、頚部腫瘍(cervical tumor)、食道腫瘍、精巣腫瘍、肝臓腫瘍、膵臓腫瘍、直腸腫瘍、甲状腺腫瘍、子宮腫瘍、皮膚腫瘍、筋肉腫瘍、軟骨腫瘍、骨腫瘍、内皮腫瘍、上皮腫瘍、白血病、リンパ腫、骨髄腫、真皮の腫瘍、基底腫瘍(basal tumor)、網膜腫瘍、皮膚腫瘍または脳腫瘍を含む。一部の実施形態では、第1の組換え微生物および第2の組換え微生物は、同時に被験体に投与される。一部の実施形態では、第1の組換え微生物は、遅延放出組成物、持続的放出組成物、即時放出組成物、ステルス放出組成物またはその任意の組合せで製剤化される。一部の実施形態では、第2の組換え微生物は、遅延放出組成物で製剤化される。一部の実施形態では、第2の組換え微生物は、第1の組換え微生物が被験体に投与された後に被験体に投与される。一部の実施形態では、第2の組換え微生物は、第1の組換え微生物の投与から約1~60日後、1~45日後、1~30日後、1~15日後、1~10日後または1~7日後に投与される。
【0009】
一部の実施形態では、第2の組換え微生物は、第1の組換え微生物の投与から約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、14、21、28、35、56または60日後に投与される。一部の実施形態では、第2の組換え微生物は、被験体に1、2、3、4、5回またはそれより多く投与される。一部の実施形態では、第2の組換え微生物は、被験体に2、3、4、5回またはそれより多く投与され、各投与の間は約1~60日、1~45日、1~30日、1~15日、1~10日、1~7、1~5日または1~3日である。一部の実施形態では、第1の組換え微生物は、第2の組換え微生物が被験体に投与された後に被験体に投与される。
【0010】
一部の実施形態では、第1の組換え微生物は、第2の組換え微生物の投与から約1~60日後、1~45日後、1~30日後、1~15日後、1~10日後または1~7日後に投与される。
(【0011】以降は省略されています)
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