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公開番号
2025013503
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2024193813,2023009425
出願日
2024-11-05,2020-03-20
発明の名称
有橋三環式カルバモイルピリドン化合物およびその薬学的使用
出願人
ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド
代理人
個人
,
個人
主分類
C07D
471/18 20060101AFI20250117BHJP(有機化学)
要約
【課題】 疾患を処置する方法を提供すること
【解決手段】 ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症の処置または予防において使用するための化合物が開示される。これらの化合物は、下記の式(I):
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025013503000385.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">33</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">41</com:WidthMeasure> </com:Image> を有し、その立体異性体および薬学的に受容可能な塩が含まれ、式(I)において、R
1
、R
2
、L、W
1
、W
2
、X、Y、およびZは、本明細書中で定義されるとおりである。このような化合物の調製および使用に関連する方法、ならびにこのような化合物を含有する薬学的組成物もまた、開示される。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症
。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
援用
本願は、米国仮出願第62/822,703号(2019年3月22日出願)、および米国仮出願第62/948,697号(2019年12月16日出願)に対する優先権を主張する。これらの米国仮出願の両方は、その全体が全ての目的で本明細書中に参考として援用される。
続きを表示(約 3,300 文字)
【0002】
背景
分野
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症を処置または予防するために使用され得る化合物、組成物、および方法が、開示される。特に、新規有橋三環式カルバモイルピリドン化合物およびそれらの調製方法、ならびに治療剤または予防剤としての使用が、開示される。
【背景技術】
【0003】
関連技術の説明
ヒト免疫不全ウイルス感染症および関連する疾患は、世界中で主要な公共の健康の問題である。ヒト免疫不全ウイルスは、ウイルス複製のために必要とされる3つの酵素、すなわち、逆転写酵素、プロテアーゼ、およびインテグラーゼをコードする。逆転写酵素およびプロテアーゼを標的とする薬物は、広範に使用されており、組み合わせて使用される場合には特に、有効性が示されているが、毒性および抵抗性株の発生が、これらの有用性を制限し得る(Palella,et al.N.Engl.J Med.(1998)338:853-860;Richman,D.D.Nature(2001)410:995-1001)。従って、HIVの複製を阻害する新規薬剤が必要とされている。
【0004】
抗レトロウイルス治療の目的は、HIVに感染した患者のウイルス抑制を達成することである。アメリカ合衆国保健福祉省により刊行されている現在の処置指針は、ウイルス抑制の達成が、併用療法の使用、すなわち、少なくとも2つまたはそれより多くの薬物のクラスからの数個の薬物を必要とすることを提供している(Panel on Antiretroviral Guidelines for Adults and Adolescents.Guidelines for the Use of Antiretroviral Agents in Adults and Adolescents Living with HIV.Department of Health and Human Services.Available at http://www.aidsinfo.nih.gov/ContentFiles/AdultandAdolescentGL.pdf.2019年2月12日にアクセス)。さらに、HIVに感染した患者の処置に関する決定は、この患者が他の医学的状態の処置を必要とする場合に、複雑になる(同書、F-8)。介護の基準は、HIVを抑制するため、および患者が経験しているかもしれない他の状態を処置するために、複数の異なる薬物の使用を必要とするので、薬物相互作用の可能性は、薬物レジメンの選択のための基準である。従って、薬物相互作用の可能性が低下した抗レトロウイルス治療が必要とされている。
【0005】
さらに、HIVウイルスは、感染した被験体内で変異することが公知である(Tang,et al.Drugs(2012)72(9)e1-e25)。HIVウイルスが変異する傾向に起因して、抗HIV薬物が、ある種類の公知のHIVバリアントに対して有効であることが必要とされている(Hurt,et al.HIV/AIDS CID(2014)58,423-431)。
例えばヘルスケアが困難であるかまたはアクセスが制限されている、特定の患者については、毎日の経口での処置または予防のレジメンの固守が困難であり得る。好ましい薬学的特性(例えば、改善された効力、長期に作用する薬物速度論、低い溶解度、低いクリアランス、および/または他の特性)を与える薬物は、頻度が低い投与が可能であり、そしてより良い患者コンプライアンスを与える。このような改善は、次に、薬物曝露を最適にし得、そして薬物抵抗性の出現を制限し得る。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
Palella,et al.N.Engl.J Med.(1998)338:853-860
Richman,D.D.Nature(2001)410:995-1001
Tang,et al.Drugs(2012)72(9)e1-e25
Hurt,et al.HIV/AIDS CID(2014)58,423-431
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
要旨
本開示は、抗ウイルス活性を有する新規化合物およびその薬学的に受容可能な塩に関する。いくつかの実施形態において、これらの化合物は、HIV感染症を処置するため、HIVインテグラーゼの活性を阻害するため、および/またはHIV複製を減少させるために使用され得る。いくつかの実施形態において、本明細書中で開示される化合物は、ある種類の公知の薬物抵抗性HIV変異体に対して有効であり得る。いくつかの実施形態において、本明細書中で開示される化合物は、他の薬物と共投与される場合に、薬物-薬物相互作用を引き起こす、低下した傾向を有し得る。いくつかの実施形態において、本明細書中で開示される化合物は、1日1回よりも低い頻度で、例えば、1週間に1回、1ヶ月に1回、またはより長い間隔で、投与され得る。
【0008】
1つの実施形態において、下記の式(I)またはその薬学的に受容可能な塩を有する化合物が提供され:
TIFF
2025013503000001.tif
43
54
式(I)において、
R
1
は、HまたはC
6~10
アリールであり、ここでC
6~10
アリールは、1個~4個のR
A1
で必要に応じて置換されており、ここで各R
A1
は独立して、ハロ、C
1~6
アルキル、C
1~4
ハロアルキル、シアノ、-O-C
1~4
アルキル、またはC
1~4
アルキル-O-C
1~4
アルキルであり;
R
2
は、H、C
1~6
アルキル、またはC
1~4
ハロアルキルであり;
Lは、-CR
3a
R
3b
-、-C(O)-、-SO
2
-、-CH
2
-CH
2
-、または
-N(R
a
)-であり;
W
1
は、結合または-CR
4a
R
4b
-であり;
W
2
は、-CR
5a
R
5b
-、-CR
5a
R
5b
CR
5c
R
5d
-、-CR
6a
=CR
6b
-、-N(R
7
)-、-O-、-S(O)
n
-、-C(O)-、-C(O)O-、-C(O)NH-、-CR
5a
R
5b
-N(R
7
)-、-CR
5a
R
5b
-O-、-CR
5a
R
5b
-S(O)
n
-、-CR
5a
R
【0009】
1つの局面において、治療有効量の式Iの化合物またはその薬学的に受容可能な塩、および薬学的に受容可能な賦形剤を含有する薬学的組成物が提供される。
【0010】
別の実施形態において、式Iの化合物またはその薬学的に受容可能な塩、および使用説明書を備えるキットまたは製造品が提供される。
(【0011】以降は省略されています)
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