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公開番号
2024175660
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-18
出願番号
2024084498
出願日
2024-05-24
発明の名称
化合物及びそれを含む組成物
出願人
住友化学株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
C07D
331/02 20060101AFI20241211BHJP(有機化学)
要約
【課題】高い屈折率を示す硬化物を与えることができ、成膜性及び硬化性にも優れる新たな化合物を提供する。
【解決手段】式(I)で表される化合物。式中、R
1
は水素原子又は1価の置換基を表す。Lは単結合又は2価の基を表し、複数あるLは同一であっても異なっていてもよい。Aは酸素原子又は硫黄原子を表し、複数あるAは同一であっても異なっていてもよい。nは0~4のいずれかの整数を表す。Rは1価の置換基を表し、Rが複数ある場合、複数のRは同一であっても異なっていてもよい。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
式(I)で表される化合物。
TIFF
2024175660000037.tif
34
114
[式(I)中、
R
1
は水素原子又は1価の置換基を表す。
Lは単結合又は2価の基を表し、複数あるLは同一であっても異なっていてもよい。
Aは酸素原子又は硫黄原子を表し、複数あるAは同一であっても異なっていてもよい。
nは0~4のいずれかの整数を表す。
Rは1価の置換基を表し、Rが複数ある場合、複数のRは同一であっても異なっていてもよい。]
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
式(I)中の下記式で表される基
TIFF
2024175660000038.tif
16
114
は、Lの結合位置に対してパラ位に結合する請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Aが酸素原子である請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
請求項1に記載の化合物を含む組成物。
【請求項5】
重合開始剤をさらに含む請求項4に記載の組成物。
【請求項6】
溶剤をさらに含む請求項4に記載の組成物。
【請求項7】
請求項1に記載の化合物又は請求項4~6のいずれか1項に記載の組成物の硬化物。
【請求項8】
請求項7に記載の硬化物を含む表示装置。
【請求項9】
請求項7に記載の硬化物を含む固体撮像素子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は化合物に関する。また、本発明は、該化合物を含む組成物、該化合物又は該組成物の硬化物、該硬化物を含む表示装置、及び該硬化物を含む固体撮像素子にも関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
光学機器の分野において高屈折材料が要望されている。高屈折材料によりレンズを得ることができ、レンズにより光学機器内の光路を制御することができる。固体撮像素子において各光電変換素子への集光効率を向上させる目的でレンズが用いられ、また表示装置において画素からの光の取り出し効率を向上させる目的でレンズが用いられている。従来、種々の高屈折材料の開発がなされている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2011/102258号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の1つの目的は、高い屈折率を示す硬化物を与えることができ、成膜性及び硬化性にも優れる新たな化合物を提供することにある。本発明の他の目的は、該化合物を含む組成物、該化合物又は該組成物の硬化物、該硬化物を含む表示装置、及び該硬化物を含む固体撮像素子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、以下を含む。
〔1〕 式(I)で表される化合物。
TIFF
2024175660000001.tif
34
114
[式(I)中、
R
1
は水素原子又は1価の置換基を表す。
Lは単結合又は2価の基を表し、複数あるLは同一であっても異なっていてもよい。
Aは酸素原子又は硫黄原子を表し、複数あるAは同一であっても異なっていてもよい。
nは0~4のいずれかの整数を表す。
Rは1価の置換基を表し、Rが複数ある場合、複数のRは同一であっても異なっていてもよい。]
〔2〕 式(I)中の下記式で表される基
TIFF
2024175660000002.tif
16
114
は、Lの結合位置に対してパラ位に結合する〔1〕に記載の化合物。
〔3〕 Aが酸素原子である〔1〕又は〔2〕に記載の化合物。
〔4〕 〔1〕~〔3〕のいずれかに記載の化合物を含む組成物。
〔5〕 重合開始剤をさらに含む〔4〕に記載の組成物。
〔6〕 溶剤をさらに含む〔4〕又は〔5〕に記載の組成物。
〔7〕 〔1〕~〔3〕のいずれかに記載の化合物又は〔4〕~〔6〕のいずれかに記載の組成物の硬化物。
〔8〕 〔7〕に記載の硬化物を含む表示装置。
〔9〕 〔7〕に記載の硬化物を含む固体撮像素子。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、高い屈折率を示す硬化物を与えることができ、成膜性及び硬化性にも優れる新たな化合物を提供することができる。また、該化合物を含む組成物、該化合物又は該組成物の硬化物、該硬化物を含む表示装置、及び該硬化物を含む固体撮像素子を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
<化合物>
本発明に係る化合物は、式(I)で表される化合物(以下、「化合物(I)」ともいう)である。化合物(I)は、高い屈折率を示す硬化物を与えることができ、また、優れた成膜性及び硬化性を示すことができる。また、化合物(I)は、優れたパターニング性を示し得る。
TIFF
2024175660000003.tif
34
114
[式(I)中、
R
1
は水素原子又は1価の置換基を表す。
Lは単結合又は2価の基を表し、複数あるLは同一であっても異なっていてもよい。
Aは酸素原子又は硫黄原子を表し、複数あるAは同一であっても異なっていてもよい。
nは0~4のいずれかの整数を表す。
Rは1価の置換基を表し、Rが複数ある場合、複数のRは同一であっても異なっていてもよい。]
【0008】
式(I)は、下記式で表される基
TIFF
2024175660000004.tif
16
114
が、ベンゼン環の、Lが結合している位置を除く任意の位置に結合していてもよいことを表す。また、式(I)における3つの下記式で表される基
TIFF
2024175660000005.tif
16
114
は、各ベンゼン環の同じ位置に結合しなくてもよく、例えば、2つがLの結合位置に対してパラ位に結合し、残りの1つがメタ位に結合してもよい。
式(I)は、nが1~3のいずれかの整数を表す場合、各々のRが、Lが結合している位置及び下記式
TIFF
2024175660000006.tif
16
114
で表される基が結合している位置を除くベンゼン環の任意の位置に結合していてもよいことを表す。
3つの下記式
TIFF
2024175660000007.tif
16
114
で表される基のうち少なくとも1つの基は、Lの結合位置に対してパラ位に結合していることが好ましく、すべての基がLの結合位置に対してパラ位に結合していることがより好ましい。
【0009】
式(I)において、R
1
は水素原子又は1価の置換基を表す。1価の置換基としては、1価の炭化水素基やその他の置換基が挙げられる。1価の炭化水素基を表すR
1
としては、例えば、置換基を有していてもよい1価の脂肪族鎖状炭化水素基、置換基を有していてもよい1価の脂環式炭化水素基、置換基を有していてもよい1価の芳香族炭化水素基、及びこれらの2以上の組み合わせからなる1価の基(アラルキル基等)等の1価の炭化水素基が挙げられる。
【0010】
1価の炭化水素基に含まれる1以上の-CH
2
-は、-O-、-S-、-NR
1A
-(R
1A
は水素原子又は炭素数1~6のアルキル基を表す)、-CO-、又は-SO
2
-で置換されていてもよい。なお、1価の炭化水素基に含まれる-CH
2
-が、-O-で置換された基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基、ヘプチルオキシ基、オクチルオキシ基等の炭素数1~12のアルコキシ基;メトキシメチル基、エトキシメチル基、メトキシエチル基等のアルコキシアルキル基等が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
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