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公開番号2025094757
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023210500
出願日2023-12-13
発明の名称電気化学素子用セパレータ、電気化学素子用部材および電気化学素子
出願人住友化学株式会社
代理人個人,個人
主分類H01M 50/489 20210101AFI20250618BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電解液への濡れ性に優れる電気化学素子用セパレータを提供する。
【解決手段】本開示に係る電気化学素子用セパレータは、中央を通り厚み方向に平行な断面を、厚み方向に垂直な直線を用いて6等分することによって得られる6つの分割領域において、最大の平均細孔面積/最小の平均細孔面積が1.80以上、または、最大の平均細孔径/最小の平均細孔径が1.25以上である多孔質層を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
多孔質層を備え、
前記多孔質層の中央を通り厚み方向に平行な断面を、厚み方向に垂直な直線を用いて6等分することによって得られる6つの分割領域のそれぞれにおける平均細孔面積のうちの、最小の平均細孔面積に対する最大の平均細孔面積の比が1.80以上である、電気化学素子用セパレータ。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
多孔質層を備え、
前記多孔質層の中央を通り厚み方向に平行な断面を、厚み方向に垂直な直線を用いて6等分することによって得られる6つの分割領域のそれぞれにおける平均細孔径のうちの、最小の平均細孔径に対する最大の平均細孔径の比が1.25以上である、電気化学素子用セパレータ。
【請求項3】
前記多孔質層の膜厚が0.15~5μmである、請求項1または2に記載の電気化学素子用セパレータ。
【請求項4】
前記多孔質層の重量目付が0.15~10g/m

である、請求項1または2に記載の電気化学素子用セパレータ。
【請求項5】
前記断面における、1μm

当たりの細孔の数が30個以上である、請求項1または2に記載の電気化学素子用セパレータ。
【請求項6】
前記6つの分割領域のうちの平均細孔面積が最小である分割領域が、前記多孔質層の最表面に位置する、請求項1または2に記載の電気化学素子用セパレータ。
【請求項7】
前記多孔質層の透気度が150sec/100cc以下である、請求項1または2に記載の電気化学素子用セパレータ。
【請求項8】
前記多孔質層がアラミド樹脂を含む、請求項1または2に記載の電気化学素子用セパレータ。
【請求項9】
ポリオレフィン多孔質基材を備え、
前記多孔質層がポリオレフィン多孔質基材上に積層されている、請求項1または2に記載の電気化学素子用セパレータ。
【請求項10】
前記ポリオレフィン多孔質基材および前記多孔質層とは別に、接着層をさらに備える、請求項9に記載の電気化学素子用セパレータ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は電気化学素子用セパレータ、電気化学素子用部材および電気化学素子に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
電気化学素子、例えば非水電解液二次電池、特にリチウムイオン二次電池は、エネルギー密度が高いため、パーソナルコンピュータ、携帯電話、携帯情報端末、車載用などに用いる電池として広く使用されている。
【0003】
その非水電解液二次電池の部材として、耐熱性に優れたセパレータの開発が進められている。例えば、特許文献1のように、多孔質基材上に、アラミド樹脂および無機物粒子を含む耐熱層を積層させたセパレータが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2019/176421号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述のような従来のセパレータは、電解液への濡れ性の観点から改善の余地があった。本発明の一態様は、電解液への濡れ性に優れる電気化学素子用セパレータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述の課題を解決するために、本発明者らが鋭意研究を重ねた結果、多孔質層において細孔面積または細孔径を厚み方向に対してある程度不均一に分布させることにより、電解液への濡れ性に優れる電気化学素子用セパレータを実現できることが見出された。
【0007】
本発明の一態様に係る電気化学素子用セパレータは、多孔質層を備え、前記多孔質層の中央を通り厚み方向に平行な断面を、厚み方向に垂直な直線を用いて6等分することによって得られる6つの分割領域のそれぞれにおける平均細孔面積のうちの、最小の平均細孔面積に対する最大の平均細孔面積の比が1.80以上である多孔質層を備える。また、本発明の別の一態様に係る電気化学素子用セパレータは、多孔質層を備え、前記多孔質層の中央を通り厚み方向に平行な断面を、厚み方向に垂直な直線を用いて6等分することによって得られる6つの分割領域のそれぞれにおける平均細孔径のうちの、最小の平均細孔径に対する最大の平均細孔径の比が1.25以上である多孔質層を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、電解液への濡れ性に優れる電気化学素子用セパレータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態における多孔質層中の6つの分割領域の一例を表す模式図である。
実施例に記載の濡れ性の評価にて、取得された写真の一例を表す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施形態に関して以下に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、本明細書において特記しない限り、数値範囲を表す「A~B」は、「A以上、B以下」を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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