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公開番号
2025013364
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2024186548,2023075906
出願日
2024-10-23,2019-12-31
発明の名称
ビデオエンコーダ、ビデオデコーダ及び対応する方法
出願人
華為技術有限公司
,
HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
H04N
19/70 20140101AFI20250117BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】ビデオコーディングメカニズムが開示される。
【解決手段】メカニズムは、第1スライスを含む複数のスライスにパーティション化されたピクチャのサブピクチャと、ピクチャ及びサブピクチャに関連したパラメータセットと、第1スライスに関連したスライスヘッダとを含むサブビットストリームを受信することを含む。パラメータセットは、第1スライスの識別子及びスライスアドレスの長さを得るようパースされる。第1スライスのスライスアドレスは、識別子及びスライスアドレスの長さに基づいてスライスヘッダから決定される。サブビットストリームは、第1スライスを含むサブピクチャのビデオシーケンスを生成するようデコーディングされる。サブピクチャのビデオシーケンスは、表示のために転送される。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
デコーダで実施される方法であって、
複数のスライスにパーティション化されたピクチャのサブピクチャと、前記複数のスライスの中の第1スライスに関連したスライスヘッダと、シーケンスパラメータセット(SPS)とを含み、前記SPSが前記サブピクチャのサブピクチャ識別子(ID)を含むビットストリームを受信することと、
前記第1スライスのスライスアドレスの長さを導出するためのパラメータを取得するよう前記ビットストリームをパースすることであり、前記パラメータの有無に応じて、前記スライスアドレスの長さはCeil(Log2(NumTilesInPic))に等しいと推測され、NumTilesInPicは前記ピクチャ内のタイルの数を含む、ことと、
前記スライスアドレスの前記長さに基づいて前記スライスヘッダから前記第1スライスの前記スライスアドレスを決定することと、
前記スライスアドレス及び前記サブピクチャIDに基づいて前記第1スライスを含む前記サブピクチャをデコーディングすることと
を有する方法。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記スライスアドレスの前記長さは、前記スライスアドレスに含まれているビットの数を示す、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1スライスの前記スライスアドレスを決定することは、
前記スライスヘッダから前記スライスアドレスを解釈するためのビット境界を決定するために前記長さを用いることと、
ピクチャに基づいた位置からサブピクチャに基づいた位置へ前記スライスアドレスをマッピングするために前記サブピクチャID及び前記スライスアドレスを用いることと
を有する、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記ピクチャに基づいた位置と前記サブピクチャに基づいた位置との間の前記マッピングは、前記スライスヘッダが書き直される必要なしに、前記スライスヘッダを前記サブピクチャにアライメントする、
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
エンコーダで実施される方法であって、
ピクチャをビットストリームの中にエンコーディングすることであり、前記ピクチャは、複数のスライスにパーティション化されたサブピクチャを有する、ことと、
前記ビットストリームの中に、前記複数のスライスの中の第1スライスのスライスアドレスの長さを導出するためのパラメータをエンコーディングすることであり、前記スライスアドレスの長さはCeil(Log2(NumTilesInPic))に等しいと推測され、NumTilesInPicは前記ピクチャ内のタイルの数を含む、ことと、
前記ビットストリームのスライスヘッダの中に、前記スライスアドレスの前記長さに基づいて前記第1スライスの前記スライスアドレスをエンコーディングすることであり、前記スライスヘッダは前記第1スライスに関連付けられる、ことと、
前記サブピクチャのサブピクチャIDを前記ビットストリームのシーケンスパラメータセット(SPS)の中にエンコーディングすることと
を有する方法。
【請求項6】
前記スライスアドレスの前記長さは、前記スライスアドレスに含まれているビットの数を示す、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記スライスアドレスは、定義された値を有し、インデックスを有さない、
請求項5又は6に記載の方法。
【請求項8】
前記ピクチャのサブピクチャを抽出することを更に有し、
前記サブピクチャは、前記第1スライスを含み、
前記ビットストリームは、前記サブピクチャと、前記スライスアドレスを含む前記スライスヘッダと、前記パラメータを含むパラメータセットとを有する、
請求項5乃至6のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
プロセッサと、
メモリと、
前記プロセッサへ結合されている受信器と、
前記プロセッサへ結合されている送信器と
を有し、
前記プロセッサ、前記メモリ、前記受信器、及び前記送信器は、請求項1乃至8のうちいずれか一項に記載の方法を実行するよう構成される、
ビデオコーディングデバイス。
【請求項10】
ビデオコーディングデバイスによって使用されるコンピュータプログラムであって、
プロセッサによって実行される場合に、前記ビデオコーディングデバイスに、請求項1乃至8のうちいずれか一項に記載の方法を実行させるように、コンピュータ実行可能命令を有する、
コンピュータプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ビデオコーディングに概して関係があり、具体的には、ビデオコーディングにおいてピクチャからサブピクチャを抽出するときのアドレス管理に関係がある。
続きを表示(約 4,700 文字)
【背景技術】
【0002】
比較的に短いビデオでさえ表現するために必要なビデオデータの量は相当である可能性があり、これは、バンド幅容量が限られている通信ネットワークにわたってデータがストリーミング又は別なふうに通信されるべきである場合に、困難を引き起こすことがある。よって、ビデオデータは、一般的には、今日的な電気通信ネットワークにわたって通信される前に、圧縮される。メモリ資源は限られていることがあるので、ビデオが記憶デバイスで記憶される場合に、ビデオのサイズも問題であり得る。ビデオ圧縮デバイスは、伝送又は記憶の前にビデオデータをコーディングするために発信元でソフトウェア及び/又はハードウェアをしばしば使用し、それによって、デジタルビデオ画像を表現するために必要なデータの量を低減する。圧縮されたデータは、次いで、ビデオデータをデコーディングするビデオ圧縮解除デバイスによって送り先で受信される。限られたネットワーク資源と、より高いビデオ品質の更に高まる需要とにより、ピクチャ品質を全く又はほとんど犠牲にせずに圧縮比を改善する改善された圧縮及び圧縮解除技術が望ましい。
【発明の概要】
【0003】
実施形態において、本開示は、デコーダで実施される方法であって、デコーダの受信器によって、第1スライスを含む複数のスライスにパーティション化されたピクチャのサブピクチャと、ピクチャ及びサブピクチャに関連したパラメータセットと、第1スライスに関連したスライスヘッダとを含むサブビットストリームを受信することと、デコーダのプロセッサによって、第1スライスの識別子及びスライスアドレスの長さを得るようパラメータセットをパースすることと、プロセッサによって、識別子及びスライスアドレスの長さに基づいてスライスヘッダから第1スライスのスライスアドレスを決定することと、プロセッサによって、第1スライスを含むサブピクチャのビデオシーケンスを生成するようサブビットストリームをデコーディングすることと、プロセッサによって、表示のためにサブピクチャのビデオシーケンスを転送することとを有する方法を含む。いくつかのビデオコーディングシステムで、スライス(タイルグループとしても知られる)は、インデックスの組に基づいてアドレッシングされ得る。そのようなインデックスは、ピクチャの左上隅でインデックスゼロから始まり、ピクチャの右下隅でインデックスNで終わるラスタスキャン順序において増えてよく、ここで、Nは、1を引いたインデックスの数である。そのようなシステムは、ほとんどのアプリケーションに対して上手く働く。しかし、仮想現実(VR)などの特定のアプリケーションは、ピクチャのサブピクチャしかレンダリングしない。サブビットストリームが、レンダリングされるべきサブピクチャを含む場合に、いくつかのシステムは、ビットストリームのサブビットストリームしかデコーダへ伝送しないことによって、VRコンテンツをストリーミングするときのコーディング効率を向上させ得る。そのような場合に、インデックスに基づいたアドレッシングスキームは、デコーダによって受信されるサブピクチャの左上隅が一般的にゼロ以外の何らかのインデックスであるために、正確に動作しなくなる可能性がある。そのような懸念に対処するために、エンコーダ(又は関連したスライサ)は、左上のインデックスがゼロから始まり、残りのサブピクチャスライスがそれに応じて調整されるように、サブピクチャのインデックスを変更するよう各スライスヘッダを書き直すことを求められることがある。スライスヘッダを(例えば、ユーザ要求ごとに)動的に書き直すことは、プロセッサ負荷が非常に大きいことがある。開示されているシステムは、スライスヘッダが書き直される必要なしに、サブピクチャを含むサブビットストリームを抽出することを可能にするアドレッシングスキームを採用する。各スライスは、インデックス以外の識別子(ID)(例えば、サブピクチャID)に基づいてアドレッシングされる。このようにして、デコーダは、どのサブピクチャが受信されるかにかかわらず、かつ、完全なピクチャの左上隅に対する受信されたサブピクチャの位置にかかわらず、全ての関係アドレスを一貫して決定することができる。IDが適宜定義される(例えば、エンコーダによって選択される)ということで、IDは、可変長フィールドの中にエンコーディングされる。従って、スライスアドレスの長さもシグナリングされる。サブピクチャに関連したIDもシグナリングされる。長さは、スライスアドレスを解釈するために用いられ、サブピクチャIDは、ピクチャに基づいた位置からサブピクチャに基づいた位置へスライスアドレスをマッピングするために用いられる。これらのメカニズムを採用することによって、エンコーダ、デコーダ、及び/又は関連するスライスは、改善され得る。例えば、サブビットストリームが、ビットストリーム全体の代わりに抽出され伝送されてよく、これは、ネットワーク資源、メモリ資源、及び/又はプロセッシング資源の利用を減らす。更に、そのようなサブビットストリームの抽出は、ユーザ要求ごとに各スライスヘッダを書き直さずに実行可能であり、これは、ネットワーク資源、メモリ資源、及び/又はプロセッシング資源の利用を更に減らす。
【0004】
任意に、上記の態様のいずれかにおいて、態様の他の実施は、識別子がサブピクチャと関連付けられる、ことを提供する。
【0005】
任意に、上記の態様のいずれかにおいて、態様の他の実施は、スライスアドレスの長さが、スライスアドレスに含まれているビットの数を示す、ことを提供する。
【0006】
任意に、上記の態様のいずれかにおいて、態様の他の実施は、第1スライスのスライスアドレスを決定することが、プロセッサによって、スライスヘッダからスライスアドレスを解釈するためのビット境界を決定するようパラメータセットから長さを用いることと、プロセッサによって、ピクチャに基づいた位置からサブピクチャに基づいた位置へスライスアドレスをマッピングするよう識別子及びスライスアドレスを用いることとを有する、ことを提供する。
【0007】
任意に、上記の態様のいずれかにおいて、態様の他の実施は、プロセッサによって、識別子(ID)フラグを得るようパラメータセットをパースすることを更に有し、IDフラグが、ピクチャに基づいた位置からサブピクチャに基づいた位置へスライスアドレスをマッピングするためにマッピングが利用可能であることを示す、ことを提供する。
【0008】
任意に、上記の態様のいずれかにおいて、態様の他の実施は、ピクチャに基づいた位置とサブピクチャに基づいた位置との間のマッピングが、スライスヘッダが書き直される必要なしに、スライスヘッダをサブピクチャにアライメントする、ことを提供する。
【0009】
任意に、上記の態様のいずれかにおいて、態様の他の実施は、スライスアドレスが、定義された値を有し、インデックスを有さない、ことを提供する。
【0010】
実施形態において、本開示は、エンコーダで実施される方法であって、エンコーダのプロセッサによって、ピクチャをビットストリームの中にエンコーディングすることであり、ピクチャは、第1スライスを含む複数のスライスを有する、ことと、プロセッサによって、ビットストリームの中に、第1スライスのスライスアドレスを含むスライスヘッダをエンコーディングすることと、プロセッサによって、ビットストリームの中に、第1スライスの識別子及びスライスアドレスの長さを含むパラメータセットをエンコーディングすることと、プロセッサによって、スライスヘッダを書き直さずに、第1スライスのスライスアドレスと、スライスアドレスの長さと、識別子とに基づいて第1スライスを抽出することによって、ビットストリームのサブビットストリームを抽出することと、エンコーダのメモリに、デコーダへの通信のためにサブビットストリームを記憶することとを有する方法を含む。いくつかのビデオコーディングシステムで、スライス(タイルグループとしても知られる)は、インデックスの組に基づいてアドレッシングされ得る。そのようなインデックスは、ピクチャの左上隅でインデックスゼロから始まり、ピクチャの右下隅でインデックスNで終わるラスタスキャン順序において増えてよく、ここで、Nは、1を引いたインデックスの数である。そのようなシステムは、ほとんどのアプリケーションに対して上手く働く。しかし、仮想現実(VR)などの特定のアプリケーションは、ピクチャのサブピクチャしかレンダリングしない。サブビットストリームが、レンダリングされるべきサブピクチャを含む場合に、いくつかのシステムは、ビットストリームのサブビットストリームしかデコーダへ伝送しないことによって、VRコンテンツをストリーミングするときのコーディング効率を向上させ得る。そのような場合に、インデックスに基づいたアドレッシングスキームは、デコーダによって受信されるサブピクチャの左上隅が一般的にゼロ以外の何らかのインデックスであるために、正確に動作しなくなる可能性がある。そのような懸念に対処するために、エンコーダ(又は関連したスライサ)は、左上のインデックスがゼロから始まり、残りのサブピクチャスライスがそれに応じて調整されるように、サブピクチャのインデックスを変更するよう各スライスヘッダを書き直すことを求められることがある。スライスヘッダを(例えば、ユーザ要求ごとに)動的に書き直すことは、プロセッサ負荷が非常に大きいことがある。開示されているシステムは、スライスヘッダが書き直される必要なしに、サブピクチャを含むサブビットストリームを抽出することを可能にするアドレッシングスキームを採用する。各スライスは、インデックス以外の識別子(ID)(例えば、サブピクチャID)に基づいてアドレッシングされる。このようにして、デコーダは、どのサブピクチャが受信されるかにかかわらず、かつ、完全なピクチャの左上隅に対する受信されたサブピクチャの位置にかかわらず、全ての関係アドレスを一貫して決定することができる。IDが適宜定義される(例えば、エンコーダによって選択される)ということで、IDは、可変長フィールドの中にエンコーディングされる。従って、スライスアドレスの長さもシグナリングされる。サブピクチャに関連したIDもシグナリングされる。長さは、スライスアドレスを解釈するために用いられ、サブピクチャIDは、ピクチャに基づいた位置からサブピクチャに基づいた位置へスライスアドレスをマッピングするために用いられる。これらのメカニズムを採用することによって、エンコーダ、デコーダ、及び/又は関連するスライスは、改善され得る。例えば、サブビットストリームが、ビットストリーム全体の代わりに抽出され伝送されてよく、これは、ネットワーク資源、メモリ資源、及び/又はプロセッシング資源の利用を減らす。更に、そのようなサブビットストリームの抽出は、ユーザ要求ごとに各スライスヘッダを書き直さずに実行可能であり、これは、ネットワーク資源、メモリ資源、及び/又はプロセッシング資源の利用を更に減らす。
(【0011】以降は省略されています)
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