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公開番号2025013344
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2024173357,2022516442
出願日2024-10-02,2020-09-15
発明の名称IL-17Aモジュレーターおよびその使用
出願人ダイス・アルファ・インコーポレイテッド,DICE ALPHA,INC.
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C07D 213/64 20060101AFI20250117BHJP(有機化学)
要約【解決手段】本開示は、乾癬などの炎症性疾病の処置に役立つIL-17Aの調節のための化合物および医薬組成物を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
式Iの構造によって表される化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩であって、
JPEG
2025013344000239.jpg
51
81
式中、
JPEG
2025013344000240.jpg
20
24
は、任意選択で置換されたC
3-12
炭素環、および任意選択で置換された3員~12員の複素環から選択され、環A上の1つ以上の置換基は独立して、各出現時に、
ハロゲン、-OR
11
、-SR
11
、-N(R
11


、-C(O)R
11
、-C(O)N(R
11


、-N(R
11
)C(O)R
11
、-N(R
11
)S(O)


11
、C(O)OR
11
、-OC(O)R
11
、-S(O)R
11
、-S(O)


11
、-NO

、=O、=S、=N(R
11
)、-CN、ならびに、

1-10
アルキル、C
2-10
アルケニル、C
2-10
アルキニル(ここで、C
1-10
アルキル、C
2-10
アルケニル、C
2-10
アルキニルはそれぞれ、ハロゲン、-OR
11
、-SR
11
、-N(R
11


、-C(O)R
11
、-C(O)N(R
11


、-N(R
11
)C(O)R
11
、-C(O)OR
11
、-OC(O)R
11
、-S(O)R
11
、-S(O)


11
、-NO

、=O、=S、=N(R
11
)、-CN、C
3-10
炭素環、および3員~10員の複素環から独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択で置換され、ここで、C
3-10
炭素環と3員~10員の複素環はそれぞれ、ハロゲン、-OR
11
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
環Aは、任意選択で置換されたC

-C

炭素環、任意選択で置換された5員~6員の単環式の複素環、および任意選択で置換された8員~9員の二環式の複素環から選択される、請求項1に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項3】
環Aは、任意選択で置換されたシクロプロピル、任意選択で置換されたシクロヘキシル、任意選択で置換されたフェニル、任意選択で置換された5員~6員のヘテロアリール、および任意選択で置換された8員~9員の二環式の複素環から選択される、請求項2に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項4】
環Aはシクロプロピル、シクロヘキシル、フェニル、ピリジン、ピリミジン、ピラゾール、チアゾール、チオフェン、インダゾール、テトラゾール、オキサジアゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、イミダゾール、ピロール、フラン、ベンゾチオフェン、ベンゾフラン、チエノ[2,3-c]ピリジン、チエノ[2,3-b]ピリジン、フロ[3,2-c]ピリジン、4,6-ジヒドロフロ[3,4-b]フラン、およびベンゾジオキソールから選択され、これらのいずれか1つは任意選択で置換されている、請求項3に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項5】
環A上の置換基は、
ハロゲン、-OR
11
、-N(R
11


、-N(R
11
)C(O)R
11
、-N(R
11
)S(O)


11
、-NO

、=O、および-CN、ハロゲン、-OR
11
、-N(R
11


、-N(R
11
)C(O)R
11
、-NO

、=O、-CN、C
3-6
炭素環、ならびに、3員~6員の複素環から独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択で置換されたC
1-6
アルキル(ここで、C
3-6
炭素環と3員~6員の複素環はそれぞれ、ハロゲン、-OR
11
、-N(R
11


、-NO

、=O、-CNから選択される1つ以上の置換基で任意選択で置換される)、ならびに、

3-6
炭素環と3員~6員の複素環(C
3-6
炭素環と3員~6員の複素環はそれぞれ、ハロゲン、-OR
11
、-NO

、-CN、C
1-6
アルキル、およびC
1-6
ハロアルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択で置換される)、
から独立して選択される、請求項1-4のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項6】
nは0である、請求項1-5のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項7】
nは1である、請求項1-5のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項8】
環Aは、任意選択で置換された5員の単環式の複素環と任意選択で置換された8員~9員の二環式の複素環から選択される、請求項6に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項9】
環Aは、任意選択で置換された5員の単環式のヘテロアリールと任意選択で置換された8員~9員の二環式の複素環から選択される、請求項8に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項10】
任意選択で置換された5員の単環式のヘテロアリールと任意選択で置換された8員~9員の二環式の複素環は、窒素、酸素、および硫黄から選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む、請求項9に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
相互参照
本出願は、2019年9月16日に出願された米国仮特許出願第62/901,249号、2020年8月5日に出願された米国仮特許出願第63/061,719号、2020年2月6日に出願された米国非仮特許出願第16/783,268号、および、2020年2月6日に出願されたPCT出願第PCT/US2020/016925号の利益を主張するものであり、上記文献それぞれの全内容は引用によって本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 3,800 文字)【背景技術】
【0002】
インターロイキン-17A(「IL-17A」)は、炎症促進性サイトカインであり、多種多様な細胞において他の様々なサイトカインの分泌を促進させる糖タンパク質(Spriggs et al.,J Clin Immunol,17:366-369(1997))である。例えば、IL-17Aは、IL-6、IL-8、G-CSF、TNF-α、IL-1β、PGE2、およびIFN-γ、さらに多数のケモカインや他のエフェクターを誘導する(Gaffen,Arthritis Research & Therapy 6:240-247(2004))。IL-17Aは、炎症と自己免疫の病態に関与するTh17細胞、および、CD8+T細胞、γδ細胞、NK細胞、NKT細胞、マクロファージ、ならびに樹状細胞によって発現される。IL-17AとTh17は、炎症と自己免疫疾患に関与しているにもかかわらず、様々な微生物に対する防御にも必要である。
【0003】
IL-17AはファミリーメンバーであるIL-17Fとホモダイマーあるいはヘテロダイマーを形成することができる。IL-17Aは、IL-17 RAとIL-17 RCの両方に結合して、シグナル伝達を媒介する。IL-17Aは、その受容体を介してシグナル伝達を行い、NF-κB転写因子や様々なMAPKを活性化する(Gaffen,S L,Nature Rev Immunol,9:556-567(2009))。IL-17Aは、TNF-α、IFN-γ、およびIL-1βなどの他の炎症性サイトカインと協働して作用することで、炎症促進作用を媒介することができる(Gaffen,Arthritis Research & Therapy 6:240-247(2004))。IL-17Aのレベルの増加は、限定されないが、関節リウマチ(RA)、骨びらん、腹腔内膿瘍、炎症性腸疾患、同種移植片拒絶、乾癬、血管新生、アテローム性動脈硬化、喘息、および多発性硬化症を含む多くの疾患に関与している。IL-17AおよびIL-17A産生Th17細胞は近年、特定の癌に関連付けられている(Ji and Zhang,Cancer Immunol Immunother 59:979-987(2010))。例えば、IL-17発現Th17細胞は、多発性骨髄腫に関与し(Prabhala et al.,Blood,online DOI 10.1182/blood-2009-10-246660,Apr.15(2010))、かつ、肝細胞癌(HCC)患者における予後不良と相関することが示された(Zhang et al.,J Hepatology 50:980-89(2009))。
【0004】
IL-17Aを調節することは、明らかに治療上重要な意味がある。しかしながら、その治療上の重要性にもかかわらず、IL-17Aの低分子モジュレーターの例は比較的少ししか知られていない。したがって、疾患の治療に使用するためのIL-17Aの低分子モジュレーターの開発が必要とされている。
【発明の概要】
【0005】
特定の態様では、本開示は、式I
【0006】
JPEG
2025013344000001.jpg
52
75
の構造によって表される化合物、あるいは、その薬学的に許容可能な塩を提供し、
式中、
【0007】
JPEG
2025013344000002.jpg
20
27
は、任意選択で置換されたC
3-12
炭素環、および任意選択で置換された3員~12員の複素環から選択され、環A上の1つ以上の置換基は独立して、各出現時に、
ハロゲン、-OR
11
、-SR
11
、-N(R
11


、-C(O)R
11
、-C(O)N(R
11


、-N(R
11
)C(O)R
11
、-N(R
11
)S(O)


11
、C(O)OR
11
、-OC(O)R
11
、-S(O)R
11
、-S(O)


11
、-NO

、=O、=S、=N(R
11
)、-CN、ならびに、

1-10
アルキル、C
2-10
アルケニル、C
2-10
アルキニル(ここで、C
1-10
アルキル、C
2-10
アルケニル、C
2-10
アルキニルはそれぞれ、ハロゲン、-OR
11
、-SR
11
、-N(R
11


、-C(O)R
11
、-C(O)N(R
11


、-N(R
11
)C(O)R
11
、-C(O)OR
11
、-OC(O)R
11
、-S(O)R
11
、-S(O)


11
、-NO

、=O、=S、=N(R
11
)、-CN、C
3-10
炭素環、および3員~10員の複素環から独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択で置換され、ここで、C
3-10
炭素環と3員~10員の複素環はそれぞれ、ハロゲン、-OR
11
、-N(R
11


、-C(O)R
【0008】
JPEG
2025013344000003.jpg
20
27
は、任意選択で置換されたC
3-10
炭素環、および任意選択で置換された3員~12員の複素環から選択され、環B上の1つ以上の置換基は独立して、各出現時に、
ハロゲン、-OR
12
、-SR
12
、-N(R
12


、-C(O)R
12
、-C(O)N(R
12


、-N(R
12
)C(O)R
12
、-C(O)OR
12
、-OC(O)R
12
、-S(O)R
12
、-S(O)


12
、-NO

、=O、=S、=N(R
12
)、-CN、ならびに、

1-10
アルキル、C
2-10
アルケニル、C
2-10
アルキニル(ここで、C
1-10
アルキル、C
2-10
アルケニル、C
2-10
アルキニルはそれぞれ、ハロゲン、-OR
12
、-SR
12
、-N(R
12


、-C(O)R
12
、-C(O)N(R
12


、N(R
12
)C(O)R
12
、-C(O)OR
12
、-OC(O)R
12
、-S(O)R
12
、-S(O)


12
、-NO

、=O、=S、=N(R
12
)、-CN、C
3-10
炭素環、および3員~10員の複素環から独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択で置換され、ここで、C
3-10
炭素環と3員~10員の複素環はそれぞれ、ハロゲン、-OR
12
、-N(R
12


、-C(O)R
12
、-C(O)N(R
12


、-N(R
【0009】
JPEG
2025013344000004.jpg
25
35
から選択され、ここで、
【0010】
JPEG
2025013344000005.jpg
20
32
は、任意選択で置換された4~9員の複素環であり、ここで、
(【0011】以降は省略されています)

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