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公開番号
2025013225
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2024106710
出願日
2024-07-02
発明の名称
リチウム二次電池
出願人
三星エスディアイ株式会社
,
SAMSUNG SDI Co., LTD.
代理人
弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類
H01M
10/0567 20100101AFI20250117BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】高温保存時、充放電特性および常温と高温での寿命特性を改善しながらも、高温でのガス発生量を低減させることができるリチウム二次電池を提供する。
【解決手段】リチウム二次電池は、正極活物質を含む正極、負極活物質を含む負極、ならびに非水性有機溶媒、リチウム塩、および添加剤を含むリチウム二次電池用電解液を含む。添加剤は、トリアリルイソシアヌレート、トリメチルイソシアヌレート、トリメタリルイソシアヌレート等の第1化合物、および2-フルオロ-1,3,2-ジオキサホスホラン、2-フルオロ-4-メチル-1,3,2-ジオキサホスホラン等の第2化合物を含む。正極活物質は、リチウムニッケル複合酸化物を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
正極活物質を含む正極、
負極活物質を含む負極、ならびに
非水性有機溶媒、リチウム塩、および添加剤を含むリチウム二次電池用電解液を含み、
前記添加剤は、下記化学式1で表される第1化合物および下記化学式2で表される第2化合物を含み、
前記正極活物質は、下記化学式3で表されるリチウムニッケル複合酸化物を含み、
TIFF
2025013225000014.tif
71
165
前記化学式1で、
R
1
~R
3
は、それぞれ独立して、水素、シアノ基、ハロゲン、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20ヘテロシクロアルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルケニル基、置換もしくは非置換のC6~C20アリール基、または置換もしくは非置換のC2~C20ヘテロアリール基であり、
TIFF
2025013225000015.tif
71
165
前記化学式2で、
X
1
は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素であり、
R
4
~R
9
は、それぞれ独立して、水素、シアノ基、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC1~C20アルコキシ基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC6~C20アリール基または置換もしくは非置換のC2~C20ヘテロアリール基であり、
nは0または1の整数であり、
[化学式3]
Li
w
Ni
x
Mn
y
M
1
1-x-y
O
2
前記化学式3で、
0.5≦w≦1.8、0.05≦x<1、0<y≦0.7であり、
M
1
は、Al、Fe、B、Ce、Cr、F、Mg、Mn、Mo、Nb、P、S、Si、Sr、Ti、V、W、Zr、またはこれらの組み合わせである、リチウム二次電池。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記化学式1で、R
1
~R
3
は、それぞれ独立して、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、または置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基である、請求項1に記載のリチウム二次電池。
【請求項3】
前記化学式1で表される化合物は、下記グループ1に列挙された化合物の中から選択されるいずれか一つ以上である、請求項1に記載のリチウム二次電池。
TIFF
2025013225000016.tif
237
167
【請求項4】
前記化学式2で表される化合物は、下記化学式2Aまたは化学式2Bで表される化合物を含み、
TIFF
2025013225000017.tif
144
166
前記化学式2Aおよび前記化学式2Bで、
X
1
は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素であり、
R
6
~R
9
は、それぞれ独立して、水素、置換もしくは非置換のC1~C10アルキル基、置換もしくは非置換のC1~C10アルコキシ基、置換もしくは非置換のC2~C10アルケニル基または置換もしくは非置換のC2~C10アルキニル基である、請求項1に記載のリチウム二次電池。
【請求項5】
前記化学式2AのR
6
とR
7
は、いずれも水素であり、
R
8
およびR
9
のうちの少なくとも一つは、置換もしくは非置換のC1~C10アルキル基、置換もしくは非置換のC1~C10アルコキシ基、置換もしくは非置換のC2~C10アルケニル基、または置換もしくは非置換のC2~C10アルキニル基である、請求項4に記載のリチウム二次電池。
【請求項6】
前記化学式2で表される前記第2化合物は、下記グループ2に列挙された化合物の中から選択されるいずれか一つ以上である、請求項1に記載のリチウム二次電池。
TIFF
2025013225000018.tif
101
167
【請求項7】
前記第1化合物は、前記電解液全体に対して0.05重量%~3重量%で含まれる、請求項1に記載のリチウム二次電池。
【請求項8】
前記第2化合物は、前記電解液全体に対して0.05重量%~3重量%で含まれる、請求項1に記載のリチウム二次電池。
【請求項9】
前記添加剤は、ビニレンカーボネート、フルオロエチレンカーボネート、ジフルオロエチレンカーボネート、クロロエチレンカーボネート、ジクロロエチレンカーボネート、ブロモエチレンカーボネート、ジブロモエチレンカーボネート、ニトロエチレンカーボネート、シアノエチレンカーボネート、ビニルエチレンカーボネート、アジポニトリル、スクシノニトリル、1,3,6-ヘキサントリシアニド、プロペンスルトン、プロパンスルトン、リチウムテトラフルオロボレート、リチウムジフルオロホスフェート、2-フルオロビフェニル、またはこれらの組み合わせをさらに含む、請求項1に記載のリチウム二次電池。
【請求項10】
前記化学式3で、0.9≦w≦1.1、0.6≦x<1、0<y≦0.4である、請求項1に記載のリチウム二次電池。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態の一つは、リチウム二次電池に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話、ノートパソコン、電気自動車など、電池を使用する電子機器の急速な普及に伴い、エネルギー密度が高く、高容量である二次電池の需要が急速に増大している。そのために、リチウム二次電池の性能向上のための研究開発が活発に行われている。
【0003】
リチウム二次電池は、リチウムイオンの挿入(intercalation)および脱離(deintercalation)が可能な活物質を含む正極と負極、および電解液を含む電池であって、リチウムイオンが正極および負極で挿入/脱離される時の酸化および還元反応により電気エネルギーを生産する。
【0004】
特に、リチウム二次電池は、正極および電解液、負極および電解液などの複合的な反応により電池の特性が現れるため、適切な電解液の使用がリチウム二次電池の性能を向上させる重要な要素の一つである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一実施形態の目的は、高温保存時、充放電特性および常温と高温での寿命特性を改善しながらも、高温でのガス発生量を低減させることができるリチウム二次電池を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態によるリチウム二次電池は、正極活物質を含む正極、負極活物質を含む負極、非水性有機溶媒、リチウム塩、および添加剤を含むリチウム二次電池用電解液を含み、添加剤は、下記化学式1で表される第1化合物と下記化学式2で表される化合物である第2化合物を含み、正極活物質は、下記化学式3で表されるリチウムニッケル複合酸化物を含む。
【0007】
TIFF
2025013225000002.tif
71
163
【0008】
化学式1で、
R
1
~R
3
は、それぞれ独立して、水素、シアノ基、ハロゲン基、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20ヘテロシクロアルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルケニル基、置換もしくは非置換のC6~C20アリール基、または置換もしくは非置換のC2~C20ヘテロアリール基である。
【0009】
TIFF
2025013225000003.tif
71
163
【0010】
化学式2で、
X
1
は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素であり、
R
4
~R
9
は、それぞれ独立して、水素、シアノ基、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC1~C20アルコキシ基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC6~C20アリール基または置換もしくは非置換のC2~C20ヘテロアリール基であり、
nは0または1の整数である。
(【0011】以降は省略されています)
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