TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025013187
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2024093342
出願日2024-06-07
発明の名称室内空気汚染防止システム
出願人研能科技股ふん有限公司,Microjet Technology Co.,Ltd.
代理人SK弁理士法人,個人,個人
主分類F24F 7/007 20060101AFI20250117BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】特に室内の様々なエリアでの実施に適した室内空気汚染防止システムに関するものである。
【解決手段】室内エリアユニットは、ガス検知器、フィルター、および導流装置を含む。ガス検知器は、空気汚染の性質、濃度、および位置を検知し、空気汚染情報を出力する。導流装置は、空気汚染を含む空気をフィルターに通過させるようにガイドする。室外エリアユニットには、ガス検知器が配置されている。クラウドコンピューティングサービス装置は、室内エリアユニットおよび室外エリアユニットによって空気汚染データのデータベースに保存された空気汚染情報を受信し、人工知能により空気汚染の位置を特定し、制御コマンドを発行し導流装置に送信して、空気汚染の位置に最も近い導流装置の動作を開始させ、その後、他の導流装置の動作を開始させて、指向性気流を生成し、空気汚染を快速にフィルターにガイドしてろ過する。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つの室内エリアユニットと、室外エリアユニットと、クラウドコンピューティングサービス装置とを含む室内空気汚染防止システムであって、
前記室内エリアユニットは、複数の仕切り部材によって囲まれ隔離された空間であり、前記室内エリアユニットの内部に、複数のガス検知器、少なくとも1つのフィルター、および少なくとも1つの導流装置が設置され、複数の前記ガス検知器は、空気汚染の性質、濃度、および位置を検知し、空気汚染情報を出力・形成し、前記フィルターは、通過する空気における前記空気汚染をろ過し、前記導流装置は、前記空気汚染を前記フィルターでろ過・除去するようにガイドし、
前記室外エリアユニットには、少なくとも1つの前記ガス検知器が配置され、
前記クラウドコンピューティングサービス装置は、前記室内エリアユニットおよび前記室外エリアユニットの前記空気汚染情報を受信し、空気汚染データのデータベースに保存し、人工知能演算を実行して前記空気汚染の位置を特定し、制御コマンドを発行し前記導流装置に送信して、前記空気汚染の位置に最も近い導流装置の起動動作を制御し、その後、他の導流装置の起動動作を制御して、指向性気流を生成し、前記空気汚染を含む空気を前記フィルターに快速にガイドして、ゼロ化にする空気状態までろ過・除去する、
室内空気汚染防止システム。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記空気汚染は、浮遊微粒子、一酸化炭素、二酸化炭素、オゾン、二酸化硫黄、二酸化窒素、鉛、総揮発性有機化合物、ホルムアルデヒド、細菌、真菌、ウイルスのいずれかまたはそれらの組み合わせを含む、請求項1に記載の室内空気汚染防止システム。
【請求項3】
前記クラウドコンピューティングサービス装置は、無線ネットワーククラウドコンピューティングサービスモジュール、クラウド制御サービスユニット、装置管理ユニット、およびアプリケーションユニットを含む、請求項1に記載の室内空気汚染防止システム。
【請求項4】
前記室内エリアユニットは、リビングルーム、ベッドルーム、ファミリールーム、オフィス、会議室、ティールーム、脱衣所、体育館、コンサートホール、劇場、展示空間、病院空間、空港空間、駅空間のいずれかのエリアユニットであり、
前記クラウドコンピューティングサービス装置は、検知された室内の前記空気汚染情報および室外の前記空気汚染情報を受信して比較した後、前記室内の前記空気汚染情報が前記室外の前記空気汚染情報よりも高い場合、前記クラウドコンピューティングサービス装置は前記制御コマンドを発行し、前記導流装置の起動動作を制御することで、前記室外の空気は前記フィルターでろ過され、室内に入るようにガイドされ、前記室内の前記空気汚染は前記フィルターでろ過され、前記室外に排出されるようにガイドされることで、前記室内エリアユニットの空気が交換され、清潔で呼吸できる空気状態を形成する、
請求項1に記載の室内空気汚染防止システム。
【請求項5】
前記フィルターは、前記導流装置に設置されて、前記空気汚染をろ過し、前記導流装置は、換気装置、清浄機、循環ファン清浄機、ファン、レンジフード、排気機、またはそれらの任意の組み合わせである、請求項1に記載の室内空気汚染防止システム。
【請求項6】
前記室内エリアユニットは、リビングルーム、ベッドルーム、ファミリールーム、オフィス、会議室、ティールーム、脱衣所、体育館、コンサートホール、劇場、展示空間、病院空間、空港空間、駅空間のいずれかのエリアユニットであり、
前記クラウドコンピューティングサービス装置は、前記室内エリアユニットにおける複数の前記ガス検知器によって検知された少なくとも2つ以上の前記空気汚染情報を受信して比較し、知能演算を実行して前記室内エリアユニットにおける前記空気汚染の位置を判断・特定し、前記制御コマンドを知能的かつ選択的に発行し前記導流装置に送信して、前記空気汚染の位置に最も近い導流装置の起動動作を制御し、その後、他の導流装置の起動動作を制御して、前記指向性気流を生成し、前記空気汚染を快速に前記フィルターにガイドしてろ過・除去することで、前記室内エリアユニットの前記空気汚染を快速にゼロ化にする空気状態を形成する、
請求項1に記載の室内空気汚染防止システム。
【請求項7】
前記室内エリアユニットは、キッチンのエリアユニットであり、
前記クラウドコンピューティングサービス装置は、前記室内エリアユニットの前記ガス検知器によって検知された前記空気汚染情報を受信して比較し、前記空気汚染情報のデータが安全検知値を超えた場合、前記制御コマンドを知能的かつ選択的に発行し、前記導流装置に送信して動作を開始させ、前記空気汚染を前記フィルターに快速にガイドしてろ過・除去し、前記室外に排出して、前記室内エリアユニットの前記空気汚染を快速にゼロ化にする空気状態を形成する、
請求項1に記載の室内空気汚染防止システム。
【請求項8】
前記ガス検知器は前記導流装置に設置されている、請求項1に記載の室内空気汚染防止システム。
【請求項9】
前記室内エリアユニットは、トイレのエリアユニットであり、
前記クラウドコンピューティングサービス装置は、前記室内エリアユニットの前記ガス検知器によって検知された前記空気汚染情報を受信して比較し、前記空気汚染情報のデータが安全検知値を超えた場合、前記制御コマンドを知能的かつ選択的に発行し、前記導流装置に送信して動作を開始させ、前記空気汚染を前記フィルターに快速にガイドしてろ過・除去し、前記室外に排出して、前記室内エリアユニットの前記空気汚染を快速にゼロ化にする空気状態、空気温湿度を形成する、
請求項1に記載の室内空気汚染防止システム。
【請求項10】
前記ガス検知器は、制御回路基板、ガス検知本体、マイクロプロセッサ、および通信器を含み、前記ガス検知本体、前記マイクロプロセッサ、および前記通信器は、前記制御回路基板にパッケージ化されて一体的に形成されかつ電気的に接続され、前記マイクロプロセッサは、前記ガス検知本体の検知動作を制御し、前記ガス検知本体は、前記空気汚染を検知して前記空気汚染情報を出力し、前記マイクロプロセッサにより演算処理出力し、前記通信器に提供して外部に通信・送信する、請求項1に記載の室内空気汚染防止システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、室内空気汚染防止システムに関し、特に室内の様々なエリアでの実施に適した室内空気汚染防止システムに関するものである。
続きを表示(約 3,700 文字)【背景技術】
【0002】
浮遊微粒子とは、ガス中に含まれる固体粒子または液滴を指す。その粒子径が非常に小さいため、鼻腔内の鼻毛を通って人体の肺に容易に侵入し、肺の炎症、喘息、心血管疾患などを引き起こし、浮遊微粒子に他の汚染物質が付着すると、呼吸器系への害がさらに大きくなる。近年、大気汚染の問題はますます深刻化しており、特に微細浮遊粒子(例えば、PM2.5)の濃度データは高すぎる場合が多く、ガス中の浮遊微粒子の濃度監視が注目されている。しかし、ガスの流れは風向や風量によって不安定であり、現在浮遊微粒子を検出するガス監視所の多くは定点式であるため、周りの浮遊微粒子濃度をすぐに確認することができない。
【0003】
また、現代人は生活の周りの空気の品質をますます重視しており、例えば、一酸化炭素、二酸化炭素、揮発性有機化合物(Volatile Organic Compound、VOC)、PM2.5、一酸化窒素、一酸化硫黄などのガス、さらにはガスに含まれる微粒子は、いずれも環境中に暴露され、人体の健康に影響を与え、深刻な場合は生命に危害を及ぼすこともある。そこで、環境ガスの品質は各国の関心を集めており、どのようにガスの品質を検知してガスの品質の悪い地域を回避したり、ガスの品質の悪い地域から遠ざけたりするかが、現在注目されている課題となっている。
【0004】
ガスの品質を確認する方法として、ガスセンサーを使用して周囲の環境ガスを検知することが可能である。検知情報をリアルタイムで提供して、環境にいる人々に警告して、環境中のガス危害による人体の健康への影響や傷害をリアルタイムで防止または回避できるようにすることができれば、ガスセンサーを使用して周囲の環境を検知することは非常に良い応用といえる。
【0005】
また、室内空気質は把握しにくく、室外空気質に加えて、室内における空調状況、汚染源は、いずれも室内空気質に影響を与える主な要因である。如何に室内の様々なエリアで室内空気汚染源を知能的かつ快速に検知し、室内空気汚染を効果的に除去して、清潔で安全に呼吸できるガス状態を形成することができ、いつでもどこでも室内空気質をリアルタイムで監視することができ、室内空気質が悪い場合、室内空気を快速に浄化し、室内空間でガス対流を知能的に生成し、室内空気汚染のエリア位置を快速に検知して特定し、複数のろ過装置を効果的に制御してガス対流を知能的に実施し、空気汚染の指向を加速し、室内空気汚染源をろ過・除去することで、室内空気汚染を空気汚染位置特定-空気汚染ガイド-空気汚染完全除去の形にして、清潔で安全に呼吸できる空気状態まで到達させるのが、本発明の研究開発の主要な課題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、室内空気汚染防止システムである。室内の空気汚染が随時発生し随時移動するため、本発明では、主に、複数のガス検知器、少なくとも1つのフィルター、および少なくとも1つの導流装置を室内の様々なエリアに配置することにより、ガス検知器によって前記空気汚染の性質、濃度、及び位置を特定し、空気汚染情報を出力・形成し、クラウドコンピューティングサービス装置を介して前記空気汚染情報を受信し、空気汚染データのデータベースに保存し、人工知能演算を実行して前記空気汚染の位置を特定し、制御コマンドを発行し、前記導流装置に送信して起動動作を制御することで、指向性気流を生成し、前記空気汚染を前記フィルターに快速にガイドしてろ過・除去し、室内空気汚染を空気汚染位置特定-空気汚染ガイド-空気汚染完全除去の形にして、清潔で安全に呼吸できる空気状態を達成する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、室内空気汚染防止システムを提供する。前記室内空気汚染防止システムは、少なくとも1つの室内エリアユニットと、室外エリアユニットと、クラウドコンピューティングサービス装置とを含む。前記室内エリアユニットは、複数の仕切り部材によって囲まれ隔離された空間であり、前記室内エリアユニットの内部に、複数のガス検知器、少なくとも1つのフィルター、および少なくとも1つの導流装置が設置され、複数の前記ガス検知器は、気汚染の性質、濃度、および位置を決定・検知し、空気汚染情報を出力・形成し、前記フィルターは、通過する空気における前記空気汚染をろ過し、前記導流装置は、前記空気汚染を前記フィルターでろ過・除去するようにガイドする。前記室外エリアユニットには、少なくとも1つの前記ガス検知器が配置されている。前記クラウドコンピューティングサービス装置は、前記室内エリアユニットおよび前記室外エリアユニットの前記空気汚染情報を受信し、空気汚染データのデータベースに保存し、人工知能演算を実行して空気汚染の位置を特定し、制御コマンドを発行し前記導流装置に送信して、前記空気汚染の位置に最も近い導流装置の起動動作を制御し、その後、他の導流装置の起動動作を制御して、指向性気流を生成し、前記空気汚染を含む空気を前記フィルターに快速にガイドして、ゼロ化にする空気状態までろ過・除去する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の室内空気汚染防止システムの室内エリアユニットでの使用状態の好ましい実施形態を示す図である。
複数の室内エリアユニットに実装される本発明の室内空気汚染防止システムの好ましい実施形態を示す図である。
室内エリアユニットに使用されている状態の、本発明の室内空気汚染防止システムの空気汚染除去・ゼロ化曲線を示す模式図である。
本発明の室内空気汚染防止システムの導流装置およびフィルターの組立模式図である。
本発明のフィルターの組立およびろ過模式図である。
本発明のガス検知器の立体外観模式図である。
本発明のガス検知器の別の視点からの立体外観模式図である。
本発明のガス検知器の内部に設置されるガス検知モジュールの外観模式図である。
本発明のガス検知本体の立体組立模式図(一)である。
本発明のガス検知本体の立体組立模式図(二)である。
本発明のガス検知器の立体分解模式図である。
本発明の基座の立体模式図(一)である。
本発明の基座の立体模式図(二)である。
本発明の基座の立体模式図(三)である。
本発明の分解された圧電アクチュエータと基座の立体模式図である。
本発明の組み立てられた圧電アクチュエータと基座の立体模式図である。
本発明の圧電アクチュエータの立体分解模式図(一)である。
本発明の圧電アクチュエータの立体分解模式図(二)である。
本発明の圧電アクチュエータの動作を示す断面模式図(一)である。
本発明の圧電アクチュエータの動作を示す断面模式図(二)である。
本発明の圧電アクチュエータの動作を示す断面模式図(三)である。
ガス検知本体の組立断面図(一)である。
ガス検知本体の組立断面図(二)である。
ガス検知本体の組立断面図(三)である。
本発明のガス検知器の伝送を示す模式図である。
本発明のクラウドコンピューティングサービス装置の構成模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の特徴と利点を示す実施形態について、後述の説明において詳細に記述する。本発明は異なる態様において様々な変化を有することができ、いずれも本発明の範囲から逸脱することなく、かつその説明及び図面は本質的に例示するために用いられものであり、本発明を限定する意図はないことを理解されたい。
【0010】
図1Aおよび図1Bを参照する。本発明は、少なくとも1つの室内エリアユニットA、室外エリアユニットC、およびクラウドコンピューティングサービス装置Bを含む室内空気汚染防止システムである。なお、上記室内エリアユニットAは、複数の仕切り部材によって囲まれ隔離された空間である。本実施形態では、室内エリアユニットAは、リビングルームA1、ベッドルームA2、ファミリールームA3、オフィスA4、会議室A5、ティールームA6、脱衣所A7、キッチンA8、トイレA9などを含む、一般住宅の建物内に形成される室内空間とすることができる(図1Bに示すように)。本発明の室内空気汚染防止システムの室内エリアユニットAは、すべての室内エリアで区切られた空間を含むことができ、いくつかの実施形態では、室内エリアユニットAは、体育館、コンサートホール、劇場、展示空間、病院空間、空港空間、駅空間などを含む、公共建築物内に形成される室内空間であってもよいが、これに限定されない。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
即湯器
24日前
個人
保温器
2か月前
株式会社コロナ
加湿器
1か月前
株式会社コロナ
空調装置
10日前
株式会社コロナ
給湯装置
4日前
株式会社コロナ
暖房装置
1か月前
株式会社コロナ
空調装置
2か月前
株式会社コロナ
加湿装置
4日前
株式会社コロナ
給湯装置
25日前
株式会社コロナ
加湿装置
1か月前
株式会社コロナ
暖房装置
1か月前
株式会社コロナ
空気調和機
1か月前
株式会社パロマ
給湯器
2か月前
株式会社パロマ
給湯器
2か月前
株式会社コロナ
風呂給湯装置
4日前
株式会社パロマ
給湯器
4日前
株式会社パロマ
給湯器
4日前
個人
ソーラークッカー
4日前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
17日前
ダイダン株式会社
ブース
14日前
株式会社ヒューテック
屋内装置
14日前
ダイニチ工業株式会社
空調装置
4日前
株式会社コロナ
温水暖房システム
2か月前
株式会社ノーリツ
給湯装置
17日前
株式会社パロマ
給湯器
2か月前
株式会社ノーリツ
風呂給湯装置
2か月前
個人
電子レンジ用フードカバー
25日前
株式会社ノーリツ
風呂給湯装置
25日前
株式会社ノーリツ
風呂給湯装置
2か月前
株式会社ノーリツ
風呂給湯装置
17日前
三菱電機株式会社
自動制御装置
1か月前
株式会社スノーピーク
燃焼装置
17日前
トヨタ自動車株式会社
製造装置
2か月前
株式会社山善
オーブントースタ
4日前
株式会社ノーリツ
風呂給湯装置
25日前
有限会社アシコー
蓄熱式温水床暖房装置
14日前
続きを見る