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公開番号2025013099
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023185094
出願日2023-10-27
発明の名称駆動力調節装置及び調節方法
出願人現代自動車株式会社,HYUNDAI MOTOR COMPANY,起亞株式会社,KIA CORPORATION
代理人弁理士法人共生国際特許事務所
主分類B60L 15/20 20060101AFI20250117BHJP(車両一般)
要約【課題】使用者が選択した駆動力の配分比による乗車感を最大限維持しながらも車両の走行安定性を確保することができる駆動力調節装置及び調節方法を提供する。
【解決手段】本発明の駆動力の調節装置は、使用者が選択した前輪及び後輪の駆動力の発生比率である選択配分比が入力される入力部、車両の走行情報を受信する受信部、前輪及び後輪の駆動力の発生比率である駆動力の配分比を決定し、上記駆動力の配分比を用いて前輪及び後輪の駆動力を決定する駆動力の決定部、及び上記駆動力の決定部によって決定された駆動力に基づいて車両に駆動力を発生させる駆動部を制御する駆動制御部を含み、上記駆動力の決定部は、上記走行情報及び上記選択配分比に基づいて上記駆動力の配分比を調節することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
使用者が選択した前輪及び後輪の駆動力の発生比率である選択配分比が入力される入力部、
車両の走行情報を受信する受信部、
前輪及び後輪の駆動力の発生比率である駆動力の配分比を決定し、前記駆動力の配分比を用いて前輪及び後輪の駆動力を決定する駆動力の決定部、及び
前記駆動力の決定部によって決定された駆動力に基づいて車両に駆動力を発生させる駆動部を制御する駆動制御部、
を含み、
前記駆動力の決定部は、
前記走行情報及び前記選択配分比に基づいて前記駆動力の配分比を調節することを特徴とする駆動力の調節装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記駆動力の配分比は、第1駆動力の配分比を含み、
前記駆動力の決定部は、
前記選択配分比を予め設定された初期設定範囲内に再設定した第1勾配分比を前記駆動力の配分比として決定することを特徴とする請求項1に記載の駆動力の調節装置。
【請求項3】
前記初期設定範囲は、
前記選択配分比が前輪のみで駆動するように入力された場合においても、予め設定された余裕範囲だけ前輪駆動できる範囲をさらに含むか、
前記選択配分比が後輪のみで駆動するように入力された場合においても、予め設定された余裕範囲だけ後輪駆動できる範囲をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の駆動力の調節装置。
【請求項4】
前記駆動部は、
少なくとも車両の前輪または後輪のうち一つに駆動力を発生させる第1駆動部と、車両の前輪または後輪のうちもう一つに駆動力を発生させる第2駆動部を含むことを特徴とする請求項1に記載の駆動力の調節装置。
【請求項5】
前記駆動力の配分比は、第2駆動力の配分比を含み、
前記駆動力の決定部は、
車両が走行中の路面の摩擦係数及び前記選択配分比を考慮して第1追加配分比を決定し、前記駆動力の配分比に前記第1追加配分比をさらに適用することを特徴とする請求項1に記載の駆動力の調節装置。
【請求項6】
前記駆動力の配分比は、第3駆動力の配分比をさらに含み、
前記第3駆動力の配分比は、前記駆動力の配分比に車両のアンダーステア(under steer)またはオーバーステア(over steer)発生に応じた第2追加配分比をさらに適用して決定されることを特徴とする請求項1に記載の駆動力の調節装置。
【請求項7】
車両のアンダーステア(under steer)が発生した場合において、
前記第2追加配分比は、
予め設定された限界追加配分比内で、アンダーステア(under steer)が発生した程度を示すアンダーステア指数(US Index)によって決定されることを特徴とする請求項6に記載の駆動力の調節装置。
【請求項8】
車両のオーバーステア(over steer)が発生した場合において、
前記第2追加配分比は、
オーバーステア(over steer)が発生した程度を示すオーバーステア指数(OS Index)、車両が走行中の路面の摩擦係数、及び前記選択配分比の少なくとも1つを考慮して決定される加重値で決定されることを特徴とする請求項6に記載の駆動力の調節装置。
【請求項9】
前記駆動部は、少なくとも車両の前輪または後輪のうち一つに駆動力を発生させる第1駆動部と、車両の前輪または後輪のうちもう一つに駆動力を発生させる第2駆動部を含み、
前記駆動力の決定部は、
前記駆動力の配分比に基づいて配分された前記第1駆動部の駆動力と前記第2駆動部の駆動力を調節して、前記第1駆動部と前記第2駆動部に再分配する駆動力の再分配部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の駆動力の調節装置。
【請求項10】
前記第1駆動部及び前記第2駆動部のうち一つの駆動部に許容ホイールスリップを超過するホイールスリップが発生する場合において、
前記駆動力の再分配部は、
許容ホイールスリップを超過するホイールスリップが発生した前記第1駆動部及び前記第2駆動部のうち一つの駆動部に分配された駆動力を減少させ、減少された駆動力を前記第1駆動部及び前記第2駆動部のうちもう一つの駆動部に再分配することを特徴とする請求項9に記載の駆動力の調節装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動力調節装置及び調節方法に係り、より詳しくは、使用者が選択した駆動力の配分比による乗車感を最大限維持しながらも車両の走行安定性を確保することができる駆動力調節装置及び調節方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来の全輪駆動システム(all wheel drive system)は、1つの動力源(例えば、内燃機関)で発生する駆動源をクラッチ制御を介して前輪と後輪に分配した。従来の全輪駆動システム(all wheel drive system)は、クラッチを完全に付けて前輪と後輪に50:50まで駆動力の配分が可能であるが、動力源が直接連結されない駆動輪には50%以上の駆動力を印加することができなかった。
【0003】
これに対し、最近の全輪駆動システムは、2つ以上のモータを用いるか、またはハイブリッド機関を用いて、前輪と後輪の駆動力を前輪100%から後輪100%まで自由に配分が可能である。
【0004】
これにより、使用者は前輪と後輪の駆動力の配分比を調節して、同一の車両を用いて前輪駆動と後輪駆動による乗車感を経験して選択することができる。
【0005】
しかし、車両が旋回走行などをする場合、使用者が選択した駆動力の配分比を維持する場合には、オーバーステア、アンダーステア、または過度のホイールスリップが発生して走行安定性を損なうことがある。
【0006】
一方、走行安定性のために、前輪と後輪の駆動力を調節する場合には、使用者が選択した乗車感が得られないという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、使用者が選択した駆動力の配分比による乗車感を最大限維持しながらも車両の走行安定性を確保することができる駆動力調節装置及び調節方法を提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための本発明の駆動力調節装置は、使用者が選択した前輪及び後輪の駆動力の発生比率である選択配分比が入力される入力部、車両の走行情報を受信する受信部、前輪及び後輪の駆動力の発生比率である駆動力の配分比を決定し、上記駆動力の配分比を用いて前輪及び後輪の駆動力を決定する駆動力の決定部、及び上記駆動力の決定部によって決定された駆動力に基づいて車両に駆動力を発生させる駆動部を制御する駆動制御部を含み、上記駆動力の決定部は、上記走行情報及び上記選択配分比に基づいて上記駆動力の配分比を調節する。
【0009】
上記駆動力の配分比は、第1駆動力の配分比を含み、上記駆動力の決定部は、
上記選択配分比を予め設定された初期設定範囲内に再設定した第1勾配分比を上記駆動力の配分比で決定する。
【0010】
上記初期設定範囲は、上記選択配分比が前輪のみで駆動するように入力された場合においても、予め設定された余裕範囲だけ前輪駆動することができる範囲をさらに含むか、上記選択配分比が後輪のみで駆動するように入力された場合においても、予め設定された余裕範囲だけ後輪駆動することができる範囲をさらに含む。
(【0011】以降は省略されています)

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